( ^ω^)とξ゚听)ξが下校中のようです

  
522:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 16:04:39.10 ID:LIgFLfwq0
  




…うーん

ξ゚听)ξ「これは…ぅーん デザインがなぁ…」
ξ゚听)ξ「これは…いいんだけど、ちょっと長さが足りないかなぁ…」
ξ゚听)ξ「この手袋は、もこもこしすぎかな…」
ξ゚听)ξ「ぁ、ニットキャップも買おうかしら アイツに似合いそうだし…」
ξ゚听)ξ「すみませーん これの黒系の色ありませんかー?」
ξ゚听)ξ「ぁ、コレのもうちょっと長いのも あと、この手袋の…」
ξ゚听)ξ「これの黒と白の逆バージョンってないですか?」







店員(注文UZEEEEEEEEEEEEEE!!)



  
525:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 16:20:14.90 ID:LIgFLfwq0
  

ツンは、今 高級ブランド店「LOUIS VIPTTON」 いわゆる「ヴィプトン」に来ていた。
シンプルな色 黒や白を基調としたそのデザインは、あらゆる世代に受け入れられている

ツンは、「金持ち」の振る舞いをするのはあまり好きではない

だが、人へのプレゼントならまた別だ
確かに、ブーンには宝石とか、派手なモノは似合わないが、マフラーや手袋なら気軽に身につけられるだろう
それに変な安物を買うより、ある程度高いモノの方が耐久力もあるだろうし、長く使えるだろうと思ったのだ


ξ゚听)ξ「ぅーん…どっちにしようかな…」
ξ゚听)ξ「うん こっちの方が似合うかな?」

ツンは、手に持っていた2つのマフラーのうち、一つを棚に戻す
ツンの手には、マフラー、手袋、ニットキャップが抱えられていた

ξ゚听)ξ「…さて、こんなモンかな?お会計しなきゃ」



  
527:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 16:33:44.09 ID:LIgFLfwq0
  

ツンは、持っているモノの値段を見ずに、カウンターへ商品を持っていく

ξ゚听)ξ「お会計 お願いします」
そう言いながら、とさっ とカウンターに商品を置く

店員「はい 只今お会計いたします」


店員(………値段解ってるのかな…この子…)



そう思いながら、店員は会計を進める






店員「ぇー…マフラー…手袋…キャップ…」
店員「合計で、10万7700円になります」

ξ゚听)ξ「あ、じゃあ現金で」
ツンは、サイフから11万をとりだし、カウンターに置く

ξ゚听)ξ「ぁ、お釣り いいです」


店員(EEEEEEEEEEEEEeeeeeeeeee!!!!????)



  
529:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 16:37:46.66 ID:LIgFLfwq0
  

ツンは、買い物を終えると店から出て、セバスチャンのいる車へ乗り込む

ξ゚听)ξ「ふぅ…」
セバスチャン「お望みの物は買えましたか?お嬢様」
ξ゚听)ξ「えぇ、久々にいい買い物をしたわ」

そう言うと、ヴィプトンの袋を胸に抱えるように持つ






ξ゚听)ξ「…さて、帰りましょうか」



  
533:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 16:56:41.70 ID:LIgFLfwq0
  


(´・ω・`)「…ふぅん 初めて聞いたよ。そんな事があったんだね」
( ^ω^)「ぉ」

ショボンの店で、2人はイスに座って雑談をしていた。

(´・ω・`)「あぁ、もしかして、その時にツンから貰ったのがコレ なのかい?」
( ^ω^)「正確には、アレに似てたのが、コレ だお」

そう言いながら、リボンで結ばれた小さい包みをポケットから取り出す
先ほど、ショボンから買った物だ。

(´・ω・`)「実はね それって、元々地球にない物質も含まれてるんだよ」
( ^ω^)「ぉ?そうなのかお?」

(´・ω・`)「僕が昔、アメリカから取り寄せたんだけどね… 結構高かったんだよ?」
(;^ω^)「お!?それにしては、結構安くなかったお?」

それに対し、ショボンは少し微笑み
(´・ω・`)「まぁ、サービスだよ 遠慮しないでくれ」
(;^ω^)「ぅ…ごめんだお 恩に着るお…」
  
534 :白滝(むらさき) :2006/12/24(日) 16:59:51.10 ID:RgKZF7mQ0
  

ショボンSUGEEEEEEEEEE!!
  
535 :黒豆(八粒) : 2006/12/24(日) 17:02:16.80 ID:Dri5MexU0
  

ショボンハァハァ
  
536 :おみくじ(既知) :2006/12/24(日) 17:03:15.59 ID:f1thl3Kx0
  

ショボンwwwwwwwwwwwこやつ只者じゃねええwwww



  
538:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 17:04:54.13 ID:LIgFLfwq0
  

(´・ω・`)「『パラサイト』って言うんだけどね、ソレ」
(´・ω・`)「落ちてきた隕石とかから、希に発見されるんだよ」
( ^ω^)「そうなのかお…? そういえば、何か不思議な色だった…気もするお」

(´・ω・`)「ふふ… 宇宙から…空から降ってきた星 だからね。なんか、ロマンチックだろう?」
(;^ω^)「ぉ… そう考えれば、何かもの凄く貴重なものなんじゃないかお?」
(´・ω・`)「サービスだよ 本当に遠慮はしないでくれ。」





(;^ω^)(…なんでショボンはこういう物持ってるんだお………?)



  
541:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 17:26:20.05 ID:LIgFLfwq0
  

(´・ω・`)「おや? 今日は午後からバイトじゃないのかい?」
( ^ω^)「お?」

壁に掛けてある時計をみると、既に12時をまわっている

(;^ω^)「ぉ、帰る時間考えるとヤバイかも… だお」
(´・ω・`)「ん、じゃあ、もう帰らなきゃ だね」

そう言うと、ブーンはイスから腰を上げる

( ^ω^)「ありがとうだお ショボン」
(´・ω・`)「いや、こっちこそ いい話を聞かせてもらった」
( ^ω^)「それじゃ、また何かあったら来るお じゃぁ だお!」

そう言うと、ブーンは店から出て、駆け足で帰っていった。












(´・ω・`)「…うまくいくことを願ってるよ ブーン   それと…ツン」



  
543:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 17:33:47.97 ID:LIgFLfwq0
  

━━━━━━━━午後11時━━━━━━━━

ξ゚听)ξ「…よしっ これでいいかな」

ツンは自分の部屋で、プレゼントを袋に包んでいた
あまりかさばらないように、3つともまとめて一つの袋に入れる
赤と緑、そして金の模様が綺麗に袋を彩っている

そう━━━━━━━━もう少しで、クリスマス


ξ゚听)ξ「…イブだけど…ね」


ブーンは、喜んでくれるだろうか
大きな期待と、僅かの不安が心に響く

ツンは、その袋の入り口を金色のヒモで キュッ と軽く結ぶ



  
545:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 17:37:36.07 ID:LIgFLfwq0
  

ξ゚听)ξ「…ちょっと早いけど、寝ようかな…」

何かある日ほど、ソワソワして落ち着かなくなってしまう。

ツンは、ベットの中に潜り込んで 電気を消す









はぁ…











明日もいい日で…ありますように



  
550:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 17:47:30.48 ID:LIgFLfwq0
  

━━━━━━━━午後11時40分━━━━━━━━

( ^ω^)「ぉ?」

ブーンは、自分の部屋にいた
ブーンがバイトから帰ったあと、例の物をポケットから取り出そうとした時に、何かが滑り落ちる

その手紙は、畳の上にぱさりと落ちる。紙を4つ折りにした形をしていた

( ^ω^)「なんだお?いつこんなの…?」


その紙を広げてみる

ショボンから、ブーンヘ

手紙の左上にそう書いてある



  
552:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 17:53:20.40 ID:LIgFLfwq0
  

そこには、達筆な字で ブーン宛にこう書いてあった

『ショボンから ブーンへ


今日はお買い上げありがとう 電話を貰った瞬間は何かと思ったよ

キミからの電話はほとんどない、いや、初めてだったからね

いきなり、僕の店に来ていいか?なんて人は、余りいないしね


キミの買っていく物は何かな? と思って、手紙を書く前に考えてみたんだ

そう言えば、キミは中学の頃 一度来たと思ってね その時の事を思い出したんだ

キミは、あの時 一つの物に目を奪われていた そう思い出したんだよ』



  
556:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 18:03:17.07 ID:LIgFLfwq0
  

『今、キミが何を考えているか解らないけど

それを渡す人と キミが、幸せになれるように願っているよ

では、少し早いけど メリークリスマス


ps ツンによろしく』





( ^ω^)「…」

(;^ω^)(何でツンと会うって解ってたんだお…?)





( ^ω^)(まさか…  エスパー ktkr!!)



  
558:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 18:07:16.92 ID:LIgFLfwq0
  



ブーンは、明日の用意をして、寝る準備をする。

( ^ω^)「ふぅ… そろそろ寝るかお」
ブーンは、布団を畳の上に広げる

布団を敷き、枕を置く




( ^ω^)「…ツンは…喜んでくれるかお?」












そう呟き、ブーンは眠りについた



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