(,,゚Д゚)が悪夢の街から目覚めるために頑張るようです

  
16: ◆ArrRj1N9S6 :11/24(金) 17:20 cChuvUcZO
  

  〜4章 ゲーム〜




時計台の天辺に、黒ずんだ激しい光を放つ球体が降り立つ

そしてあのときのしぃのように、黒い光は猫の形になり、天辺に足をつけた

その姿は普通の猫と同じ姿だった。しかし、みんなはわかっていた、知らされていた、奴のその姿の奥に潜む邪悪な悪魔に・・・

その後ろに二つの黒い光が降り立ち、二匹の猫が現われた


( ・∀・)「さて、ゲームの始まりだな」

( ゚∀゚)「すでに自殺しやがったチキン野郎もいるみたいですが」

( ・∀・)「かまわん。残りの奴等で楽しめば何の問題もないだろう」

(´∀`)「…承知したモナ」

未だ光に包まれた三匹の猫は各地に分散するように消えた

ついに、ゲームは始まった


(;゚Д゚)「おい!どうするんだ?」

(((;゚‐゚)))「・・・・・」

しぃは、あのときのトラウマが甦ったのか、見てわかる程に震えていた

(;´・ω・`)「なんて威圧感なんだ…」

ミ ゚Д゚彡「取り乱すな!あのビルでしばらく隠れるぞ!」

ギコ達はかなりの高層ビルに隠れた。みんな、所詮無駄だという気持ちになっている
これもあの王の仕業なのだろう。ギコは自分の情けなさに、壁に拳を打ち続ける


(;´・ω・`)「どうすれば…」


ギコは途中で出会った仲間達を思い出す


(,,゚Д゚)そ「そうだ!携帯電話!」

(´・ω・`)「携帯電話?なんで」

そう。あの仲間とはぐれる時、ギコはみんなの番号を交換していた。遠くにいるときの、たった一つの会話手段だ

ギコは自分の電話を取出し、仲間に電話をかけ始める



  
18: ◆ArrRj1N9S6 :11/24(金) 22:50 cChuvUcZO
  






(;ーДー)D(頼む、みんな生きていてくれ・・・)









(;'A`)「ん?」

(;ー_ー)「ドクオ…、電話…」

( 'A`)「あぁ。わかってる」

( 'A`)D「誰、だ・・・」

(,,゚Д゚)D「ドクオ!生きてるか?」

(;'A`)D「うるさいな…ちゃんと生きてるよ」

(,,ーДー)D「よかった・・・」

(,,゚Д゚)D「おまえ達はどうするんだ?」

( ー_ー)D「僕達はしばらく隠れとくよ」

(,,゚Д゚)D「そうか、わかった」

( 'A`)D「ギコ…、死ぬなよ」

(,,゚Д゚)D「おまえ達もな」

そして電話は切れた……



  
19: ◆ArrRj1N9S6 :11/25(土) 00:10 5ZpZ9NZtO
  

  〜ドクオ・ヒッキー編〜




( 'A`)「さて、どこに隠れるかね」

( ー_ー)「まわりが見渡せる場所がいいよね」

( 'A`)「となると廃ビルだな」

( ー_ー)「そうだね。急ごう」


二人は走りだす。この二人はもし、ギコに会わなければどうなっていたのだろうか。具体的な目的も無く、ただただ王から逃げることしかできなかったのだろうか、それとも諦め、自殺をしていたのだろうか
でも、今の彼らには希望がある。ギコ、しぃという猫に出会って目的を知った

これは逃げるのではなく、戦っているんだ

( 'A`)「ん?あそこがいいかもな」

( ー_ー)「そうだね…、あそこにしよう…」

ドクオ達は5階建ての壊れたビルに隠れた

( 'A`)「埃っぽいな…」

( ー_ー)「なにか、武器はないかな…」

ヒッキーは近くにあるパイプの破片を手に取る、先端が尖っていて使えそうだ

ドクオも、それと同じような形のパイプを見つける

( 'A`)「武器に使えそうだな」

( ー_ー)「そうだ!」

ヒッキーは壊れかけのガラスを持っていた鉄パイプで全て壊し窓一つない部屋にした

(;'A`)「なにしてんだ!狂ったのか?」

( ー_ー)「違うよ。これでまわりがよく見渡せる」

( 'A`)「あ、そうか…」

( ー_ー)「とりあえず隠れ場所が決まってよかったよ」 

( 'A`)「そうだな…」

( ー_ー)「ギコ達は大丈夫かな……」

( 'A`)「ギコ達、か…」

( 'A`)「なんでだろうな。この場所で初めて会った奴なのに。今ではこんなにあいつのことを心配してるんだもんな」

( ー_ー)「なにか違う気がするんだよね。僕達とはちょっと違ったような…」

( 'A`)「あいつとは違う場所で会ったことがあるような気がするんだよな」









  〜ドクオ・ヒッキー編〜
  fin



  
21: ◆ArrRj1N9S6 :11/25(土) 02:54 5ZpZ9NZtO
  




(,,゚Д゚)D「次は兄者達だな」






(;´_ゝ`)D「ギコか!」

(;゚Д゚)D「どうした?」

(;´_ゝ`)D「追い掛けられてる…、アヒャとか名乗ってるが…」

(;゚Д゚)D「な・・・」

(;´_ゝ`)D「とにかく!今はヤバい、切るぞ!」

(;゚Д゚)D「わかった!絶対死ぬなよ!」














(;´_ゝ`)「絶対死ぬなだとよ」

(´<_`;)「当然だっての」

l从・∀・;ノ!リ「あにじゃ早く逃げるのじゃ!あいつ速いのじゃ!」

(;´_ゝ`)「わかってるよ!さっきからエンジン全開だって」

(´<_`;)「なんであいつはあんなに速いんだ?」

兄者達は現在、アヒャの目につかれ、バイクで逃げている真っ最中であった

運転を兄者、真ん中に妹者、後ろに弟者という、かなり不規則な形で乗っている

しかし、これしか逃げる方法はないのである


( ゚∀゚)「まったく、わかってねぇなぁ。ここは悪夢だぜ?」

( ∀ )「おまえ等に生きるすべはないんだよ…。よっと!」

アヒャは飛び上がり、兄者達のバイクの真上に近づく

( ∀ )「楽しませてくれよ?ナイトメア・ウェポン発動!」

アヒャがそう叫んだ時、両方の手から赤黒く光る双つの剣が現われた

( ゚∀゚)「パーティの始まりだぜぇ!ナイトメア・クロス!」

Σl从・∀・;ノ!リ「あにじゃ!危ないのじゃ!」

アヒャはバイクの頭上から切り掛かる

(;´_ゝ`)「ちっ!」

兄者は急いでハンドルを横にきり、アヒャの攻撃を避ける

( ゚∀゚)「無駄だとまだわかんないのか?」

( ゚∀゚)「まぁいいさ。後でじっくりといじめてやる…」

アヒャはその場から消え、何処かへ移動した



  
22: ◆ArrRj1N9S6 :11/25(土) 03:10 5ZpZ9NZtO
  






(;´_ゝ`)「どうやら逃げ切れたみたいだな」

(´<_`;)「助かったぁ…」

(´_ゝ`)「とりあえず何処か、隠れておこう」

(´<_`)「あぁ。」


















(,,゚Д゚)「兄者達が心配だ…、俺は行くぞ」

ミ ゚Д゚彡「待て!貴様が行ったところで勝てる奴等じゃないんだぞ!」

(#゚Д゚)「うるせぇ!同じ仲間を助けないわけにはいかないだろゴルァ!」

(*゚‐゚)「私も行く…」

ミ#゚Д゚彡「ちっ!勝手に死にに行けばいい!」

(,,゚Д゚)「…しぃ、行くぞ」

(*゚‐゚)「う、うん」






(´・ω・`)(僕、なにすればいいんだろ?)

ミ ーДー彡フゥッ・・・

ミ ゚Д゚彡(やはり似てるな…、あいつに…)

(´・ω・`)(・・・・・)






  〜4章 ゲーム〜
     fin



戻る次のページ