( ^ω^)ブーンが幸せの意味を知るようです
- 194: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 18:09:57.72 ID:HUiNH5xP0
- --第4話--
−−・・・痛い・・・いたいよぉ・・・たすけて・・・おねーちゃ・・・
視界が真っ赤に染まる。あぁ、またこの夢だ。
誰よりも大好きだった私の妹。誰よりも私を慕ってくれた妹。
・・・どうしてあの子が死ななきゃならなかったの?
私の可愛い妹、
ξ゚听)ξ「つー・・・」
- 195: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 18:12:13.58 ID:HUiNH5xP0
- --------
その日の夜。
4人は、ツンとの面会の後、ジョルジュの家にいた。
(´・ω・`)「いやぁ、ツンも元気そうでなによりだよ」
_
( ゚∀゚)「なぁショボン、あいつが元気じゃないのを想像できるか?」
(´・ω・`)「うん、すまない。僕には出来ないよ」
_
( ゚∀゚)「だろ?まぁ、明日また行って、今度はちゃんと洗礼してもらおうぜ」
(´・ω・`)「そうだね。じゃあ、ここからツンの所までは時間がかかるから、日の出と共に出発するよ。」
( ^ω^)「・・・」
('A`)「なぁブーン、元気だせって」
( ^ω^)「・・・ブーンはいつも元気だお」
('A`;)「重症だな・・・そんなにツンにツンツンされたのがショックだったか」
- 196: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 18:13:19.95 ID:HUiNH5xP0
- (´・ω・`)「ブーン君、君は顔に出やすいからバレバレだよ。
そうだね、元気を出すために僕と
や ら な い か?」
( A ;)「!!!!!!?」
( ^ω^)「うほっ・・・は結構だお。純潔は守りたいお」
( A ;)「あ・・・あぁ・・・」
(TAT)「いやぁぁぁぁー!!不潔!不潔よぉぉー!!」
玄関から飛び出すドクオ。
_
( ゚∀゚)「おい、どっか行っちゃったぞ」
(;^ω^)「今度はドクオが重症だお・・・」
(´・ω・`)「放置プレイ・・・なんちゃって♪」
(;^ω^)「・・・(もうおうちに帰りたいお)」
- 197: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 18:13:43.86 ID:HUiNH5xP0
- ( ^ω^)「そういえばジョルジュさんの家って他にご家族いないんですかお?」
_
( ゚∀゚)「普段はじーちゃんが店やってるんだ。今は福引で当てた温泉旅行に行ってる。
親父とお袋は・・随分前に
(;^ω^)「あわわわ。すいませんお。」
_
( ゚∀゚)「ん?勘違いすんな。夫婦でぶらり放浪の旅に出たまま帰ってこないだけだ。
毎日観光地の写真撮って送ってくるぐらいだから元気に生きてるさ。」
( ^ω^)「まぎらわしいお・・・」
- 198: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 18:14:12.84 ID:HUiNH5xP0
- その頃のドクオは。
('A`)「夜は冷えるな・・・へぶっしょ!」
ジョルジュの家の近くの公園のブランコに乗っていた。
ブランコを揺らすとキィキィと軋んだ音がする。
('A`)「はぁ・・・ショボンさん、僕の事どう思ってるのかしら・・・」
キィ・・・キィ・・・
('A`)「本当に寒いのは体?冷たく冷え切ったのは俺の心?
嗚呼、分からない。ショボンさんは俺の全てを掻き回す・・・」
('A`*)「悩んだりして辛いけど、これが、恋なのかな・・・」
キィ・・・キィ・・・
ただただ独り言を繰り返すドクオ。ポツリと零した言葉は。
('A`)「幸せ・・・ってなんなんだろうな」
少し、ドクオは考える。
- 199: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 18:14:33.29 ID:HUiNH5xP0
- (*'A`*)「俺はショボンさんと一緒にいれればそれだけでwwwうはwwwおkwwwwブーンとか関係ナスww」
(*'A`*)「俺ってば超謙虚!!よし、ショボンさんの所に帰るZEEEEEEE!!!!1」
ドクオは、いつの間にかポジティブ野郎になっていた。
軽快にステップを踏みながら帰っていく。
( ^ω^)「キメェwww」
( ^ω^)「心配して探したけど、意味なかったお」
( ^ω^)「恋と、幸せ・・・かお・・・・」
恋愛に縁が無かった少年ブーンも、そろそろ思春期のようだ。
しかし若い彼は、若さゆえに青く、答えも出ないまま夜は更ける。
--第4話 終--
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