川゚−゚)クーが錬金術師を追うようです
- 53: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:45:39.79 ID:Vw66/uZZO
- 4話
始末
- 54: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:46:22.46 ID:Vw66/uZZO
- サイトのIPを手掛かりに住所を特定した。
犯人ということはないだろうが、なにかしらの情報は手に入るかもしれない。
川;゚−゚)「えっ!?また…」
超高層マンション。
都市の中枢に位置し、駅からも近く交通の便もいいだろう。
正直私が住みたいくらいだ。
そう、少年の件で訪ねたマンション。こんな偶然もあるものか。
チーン―――
川;゚−゚)「今度は2階か…」
なんというギャップ…
エレベーターを出て目的の部屋を探す。
- 55: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:47:06.75 ID:Vw66/uZZO
- 『202』号室。
あった。
扉が開いている。不用心だな。
隙間から室内を覗く。
シンプルながらも高級感を醸し出す内装。いつ強盗が入ってもおかしくないな。
「―――だ」
誰かいる。
扉の隙間を拡げて首を突っ込む。これでは私が強盗みたいじゃないか。
三人。
髪の長い男を、悲しげな顔をした男と貧相な顔をした男が問い詰めている様だ。
- 56: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:47:38.56 ID:Vw66/uZZO
- 从#゚∀从「うっせーな!俺は好きな様にするんだよ!」
(#'A`)「うっせーのはお前だ!この裏切り者!」
从#゚∀从「俺は王になるんだよ」
(´・ω・`)「困った厨二病だね…そんなに死にたいの?
かつての同僚がこんなのかと思うと情けなくなるね」
从#゚∀从「死ぬのはてめーらだカス!てめーらもこの前殺した警察みたいに頭吹っ飛ばしてやんよ!」
- 57: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:48:22.49 ID:Vw66/uZZO
- この前殺した警察。
頭吹っ飛ばした。
体が勝手に動いていた。
ドアを完全に開き、土足で部屋に駆け上がる。
唖然としている二人を尻目に長髪の男の頭に触れ、一瞬の思考。
川#゚−゚)「死ね!!」
頭が吹っ飛んだ。
- 58: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:48:50.43 ID:Vw66/uZZO
- (;´・ω・`)「あ…」
(;'A`)「うわっ…」
やらかしたという様な顔して私を見る二人。
川#゚−゚)「お前らもこいつの仲間か?」
答えによっては―――
('A`)「まぁいいか。すでに使えるみたいだし」
(´・ω・`)「そうだね…」
- 59: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:49:18.36 ID:Vw66/uZZO
- 川#゚−゚)「質問に答えろ」
('A`)「安心しろ俺達も警察だ。俺はドクオ。あんたクーだろ?」
川゚−゚)「警察だと…なぜ私の名を?」
(´・ω・`)「うん…モナーから聞いているよ。本当に優秀だね。
こんな短時間に錬金術を取得するなんて。
ちなみに僕はショボン。よろしくね」
川;゚−゚)「モナー本部長から?どういうことだ?それに錬金術のことな―――」
(´・ω・`)「まぁ詳しいことはモナーに聞いてくれ。
いったん署に戻るといい。ここの後始末は僕達がしておくから」
- 60: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:49:45.38 ID:Vw66/uZZO
- ('A`)「あーあ、マンドクセ」
川;゚−゚)「よくわからないがそうさしてもらうよ…聞きたいことがたくさんある」
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