( ^ω^)雨は知っているようです
- 74: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:18:27.38 ID:wmLQbrpF0
- ――――第十話 三月六日 夜 フサギコ
取調室から怒声が聞こえる。
(,,#゚Д゚)「だから俺はやってねーっつってるんだろーが!!!!!」
( ><)「しらばくれてもダメなんです!!ネタはあがってるんです!!!」
(,,#゚Д゚)「なんだネタって!?食えるのか!?」
( ><)「今カツ丼食ったばっかなのにまだ食べる気なんですか!?」
フサギコはその光景を遠くから見ていた。
ミ,,゚Д゚彡「こりゃーモララーに嫌われるのもわかるわ・・・・」
そんなフサギコの元にプギャーが駆けつける。
- 75: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:21:35.98 ID:wmLQbrpF0
- ( ^Д^)「どうしたんです?」
ミ,,゚Д゚彡「ん?いやこっちの話」
( ^Д^)「それはそうと・・・また出ました・・・」
ミ,,゚Д゚彡「なにがだ・・・・?」
( ^Д^)「死体が・・・・それも二人・・・」
ミ,,゚Д゚彡「誰だ・・・・?」
( ^Д^)「モララーとクーです」
ミ,,゚Д゚彡「・・・・・」
その会話を聞いたのか、ギコがまた騒ぐ。
- 76: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:25:23.79 ID:wmLQbrpF0
- (,,#゚Д゚)「ほらみろ!!!俺じゃねーじゃないか!!!バーカ!!!ってモララーとクー!?」
ギコは騒ぐのを止め、プギャーのもとへ行く。
( ^Д^)「それでモララーの親御さんから聞いたのですがモララー、クー、ホライゾンで散歩に行き、そのときに死んだようなんです」
ミ,,゚Д゚彡「ホライゾンは?」
( ^Д^)「駅で電車に乗って帰ったのをみたって言う住民がいます」
モララー、クー、ホライゾンで散歩に行った。
その散歩からモララーとクーは帰ってこなかった。(死んでいた)
しかし、ホライゾンは何事もなく家に帰っている。
この場合2つの要素が考えられる。
一つ、ホライゾンが二人を殺した。
二つ、ホライゾンと別れた後に二人は殺された。
- 79: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:29:22.19 ID:wmLQbrpF0
- ミ,,゚Д゚彡「・・・とりあえずホライゾンの家に行く必要があるな・・・。プギャー、車の用意を」
( ^Д^)「わかりました!!」
(,,;゚Д゚)「ちょ・・・・待て!!!ブーンが犯人だって言うのか!?」
ミ,,゚Д゚彡「まだそうと決まったわけではないさ。わかんない、ギコ君を家に送れ」
(;><)「・・・・え?」
(,,゚Д゚)「なにやってるんだよ早く送れ」
(#><)「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・・」
フサギコは二人が車に乗るのを見届け、プギャーのいる車に乗る。
ミ,,゚Д゚彡「・・・急ぐぞ」
( ^Д^)「了解っす!!」
時計をみる。
もう7時30分をまわっていた。
- 81: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:33:18.10 ID:wmLQbrpF0
- ミ,,゚Д゚彡(まさかこんなに早くアクションを起こすとはな・・・)
( ^Д^)「まさか・・・ホライゾンが犯人とは思いませんでしたよ」
ミ,,゚Д゚彡「まだ、決まったわけじゃない」
時刻が8時になった頃、内藤家に着く。
ミ,,゚Д゚彡「よし、行くか」
プギャーが静かに頷く。
そして、ゆっくりとチャイムを押す。
J( 'ー`)し「どちらさまでしょうか?」
ミ,,゚Д゚彡「警察です。ホライゾン君に話があります」
J( 'ー`)し「・・・・もしかして、ホライゾンが犯人とでも・・・・?」
ミ,,゚Д゚彡「・・・まだ決まったわけじゃないです。とりあえず話が聞きたいんです!!!」
つい声を荒げてしまう。
すると居間から父親が出てきた。
- 82: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:37:07.47 ID:wmLQbrpF0
- ( ゚д゚ )「やはり・・・ホライゾンだったのか・・・」
J( 'ー`)し「お父さん、知ってたの?」
( ゚д゚ )「・・・今日、物置に行ったら、キャンプ道具の中からナイフがなくなっていたんだ。まさかとは思ったけど・・・・」
母親は顔を覆い、泣く。
J( ;ー;)し「そん・・・なぁ・・・・・・」
( ゚д゚ )「母さん、ホライゾンをここに連れてきなさい。あの子には罪を償わせなければいけない」
母親はトボトボと階段を上がる。が、次に発した言葉に我々は驚いた。
J( 'ー`)し「いない・・・わ!!!ホライゾンが・・・・!!!」
( ゚д゚ )「・・・そういえば、ここにおいてあるスクーターの鍵もない!!!もしかして・・・・!!」
ホライゾンの部屋がもぬけの殻になっているのを確認した後、パトカーに戻り本部に連絡をする。
ミ,,゚Д゚彡「あー、あー、聞こえますか?ドクオ殺しの犯人を特定しました。犯人の名前は内藤ホライゾンです。
今、内藤家にいるんですが自宅から逃亡した模様です。おそらくスクーターです。今から後を追うので応援をお願いします。
私たちはこれからVIP町クオリティ方面に向かい、後を追うつもりです。繰り返します・・・」
- 83: 番組の途中ですが名無しです(岩手県) :2007/03/17(土) 10:38:57.66 ID:wmLQbrpF0
- 雨が、降っていた。
ポツリ、ポツリと。静かに雫がおりている。
ミ,,゚Д゚彡「嫌な予感がするな・・・」
上を見上げ、パトカーの中に入る。
雨の中、真夜中の鬼ごっこが始まった。
戻る/第十一話