( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです

  
12:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:21:03.40 ID:+W80BKbE0
  

( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです




第2話A-PART「女の涙は雨より冷たく嵐より激しく」



  
15:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:22:07.95 ID:+W80BKbE0
  
ブーンはしいのキスの感触を忘れられないまま帰宅した。

ちなみに、ブーンの家としいの家は一つ階が違うだけなのである。


( ^ω^)「たぁだいまlふぁkmgじゃ;」

J( 'ー`)し「あらあら日本語でおk。」
J( 'ー`)し「先にお風呂はいってなさい。それから話、きかせなさいw」
カーチャンはほくそ笑んでいる。


( ^ω^)「はいだおー。」
―それにしても、なんで僕に彼女なんてできたんだろうか。女の子に好かれたことなんていままで一度もなかった。

僕が好きになった子はいた。

でも、告白なんてたいそれた事、できるわけない、って頭ごなしに否定していた。



  
16:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:23:05.27 ID:+W80BKbE0
  

――しい。


しいはどこか違っていた。
しいは、僕の心にまではいってきてた。
心を全て見られている気がした。

でも、どこか心地いい。


( ^ω^)「……。」
お風呂に入るとついつい色々考えてしまう。


( ^ω^)「お風呂にはいると、やっぱりムラムラしてく(ry


( ^ω^)はムラムラしているようです



  
17:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:23:27.86 ID:+W80BKbE0
  
お風呂からあがると、晩御飯のしたくがされていた。

J( 'ー`)し「ブーン、もうご飯できてるわよー。」
( ,_ノ`)「今日もうまそうだ。」


今日の晩御飯は水ギョーザと固焼きそば。


( ^ω^)「・・・ゴクリ。」



  
18:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:23:59.02 ID:+W80BKbE0
  
私はいま、目の前においてあるこの食物、この栄養源を食べようとしている。

この食物をいかにおいしく、そして堪能するか、我が頭脳をすべて使い最善策を見出すのだ!!
我が胃の虚空を満た(ry・・・



( ^ω^)「いただきますお!!!!!!!!!!!」


( ^ω^)「ハムッ、ハフハフッ!」
J( 'ー`)し( ,_ノ`)「きめぇwwwwwwwww」

ブーンは少し多目に作られた晩御飯をすぐに平らげてしまった。

後にこのことをある人が語っている。
「いやぁ、あれはもうすごかったっすよ。なんていうか、嵐?嵐が通った跡には何も通らないっていうじゃないすか、それっすよそれ。
もうすさまじいのなんのって。」



  
19:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:24:53.72 ID:+W80BKbE0
  
ブーンがひと段落していると、トーチャンが話しかけてきた。
トーチャンもやはりニヤニヤしていた。

( ,_ノ`)「まぁその、なんだ。結果うんぬんを聞くのも野暮なんだが・・・どうだったんだ?」

カーチャンは台所で洗い物をしながら聞き耳をたてている。

( ^ω^)「しいと、しいとお付き合いしていくことになったお!」
( ,_ノ`)「・・・。そうかそうか!!譲ちゃんとか!!」

( ^ω^)「決心がついたのもトーチャンカーチャンたちのおかげだお!ありがとうだお!」

( ,_ノ`)「いや、とーちゃんたちは何もしてないぞ。ブーン、お前ががんばったんだ。胸をはっていいんだぞ。」

J( 'ー`)し「ブーン女の子を泣かすようなことだけはしちゃだめよ?」
( ^ω^)「もちろんだお!しいを大事にしていくお!」



  
20:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:25:29.88 ID:+W80BKbE0
  
( ,_ノ`)「ブーン。」

( ^ω^)「お?」


( ,_ノ`)「しかしながら、一つを得るということは、一つを捨てるということに近しい。それだけは覚えておくんだ。」



( ^ω^)「一つを捨てる……?」
( ,_ノ`)「そうだ。しかし、どれだけ苦しくなろうとも、その得た物は手放すな。」



  
21:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:26:03.94 ID:+W80BKbE0
  


( ,_ノ`)「なんてなwトーチャンちょっと今日は飲みすぎてるかもしらん。」
( ^ω^)「いきなり難しいことをいうからびっくりしたおww」

( ^ω^)「じゃあ今日はもう寝るお!おやすみお!!」
( ,_ノ`)「ああ。おやすみ」

J( 'ー`)し「おやすみ、ブーン。」

⊂二二(^ω^)二⊃ バブーン


J( ‘-`)し「――おとうさん。」
( ,_ノ`)「ああわかってるよ。ここからはブーンが気づくべきなんだな。」

J( 'ー`)し「おとうさんちょっと心配しすぎよw」
( ,_ノ`)「……そうだな。遠くから見守ることにするよ。」



  
22:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 12:26:26.93 ID:+W80BKbE0
  
こうして、恋が大きく動いた週末が終わる。

とうぜんのごとく、終わると同時に、新しい一週間がやってくる。
しかしその一週間は、ブーンにとって辛く、悲しい葛藤の始まりであった。


第2話A-PART「女の涙は雨より冷たく嵐より激しく」完



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