( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです
- 58:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:19:18.57 ID:+W80BKbE0
( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです
第3話A-PART「ツンは気持ちを伝えるようです」
- 59:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:19:39.11 ID:+W80BKbE0
昼休み、3時限、4時限と終わり、ブーンは帰宅の準備をしていた。
ブーンは特にクラブやサークルには入っていない。
ブーン自体は中学高校と陸上部にはいっていた。
ほかの運動はからっきしなのに陸上だけはできていたからだ。
ただ、大学には陸上部はあったが、名前だけのお遊びクラブだったので入らなかったのだ。
( ^ω^)「ふぅ・・。今日も終わったお!」
しいは今日3時限目までらしいので、帰りは一緒じゃない。
今晩はウチに遊びにくるのかな。
気づいたら、しいのことばっかり考えてる。
- 60:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:20:27.57 ID:+W80BKbE0
- もやもや頭で考え事をしながらキャンバスを歩く。
すると、向こうからツンがやってきた。
どこか、思いつめたような顔をしているツン。
まだ調子が悪いのだろうか。
( ^ω^)「お!ツンじゃないかお!!」
ξ゚听)ξ「・・・うん。」
( ^ω^)「ツン、昼は調子悪かったみたいだけど、大丈夫だったかお?」
ξ゚听)ξ「大丈夫。それよりブーン。」
ξ゚听)ξ「ちょっと、時間・・・いい?」
- 61:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:21:02.62 ID:+W80BKbE0
- ツンの目はまっすぐブーンを見つめている。
ブーンでも、ただごとではない、ということがわかった。
( ^ω^)「わ、わかったお。」
( ^ω^)(ツン……泣いてるのかお?)
聞きたいが、口は動かない。
聞くべきじゃない、とブーンの本能がいっているようでもあった。
ξ゚听)ξ「そこのベンチ、あそこでお話しましょ?」
( ^ω^)「わかったお。」
- 62:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:21:53.36 ID:+W80BKbE0
二人は木でできたベンチに隣同士になって座る。
寒いのか、泣いているせいか、ツンのほっぺたは真っ赤であった。
ツンの出す切ない空気が、僕を悲しくさせる。
――ツン、どうしたんだお?
そう、一言聞けたらいいのに、口が動けばいいのに。
どうして動かないんだろう。
自分をいつもよりふがいなく感じる。
- 63:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:22:25.25 ID:+W80BKbE0
- ξ゚听)ξ「ブーン。」
ξ゚听)ξ「中学校の頃は、よくこうやって暇つぶしみたいに座ってしゃべってたよねw」
あれ、いつものツンだ。
( ^ω^)「お!そうだおなつかしいおwwツンはあのころからかわってないおw」
ξ゚听)ξ「あんたもかわってないじゃないww」
( ^ω^)「No!ブーンは非常に成長したんだおww」
ξ゚听)ξ「ほんとかよww」
ξ゚听)ξ「今考えてみると、アタシ、中学生の頃は、素直じゃなかったなーって思うわ。」
( ^ω^)「ツンデレMAXだったおww」
- 64:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:22:51.53 ID:+W80BKbE0
- ξ゚听)ξ「気持ちを自分ではぐらかして、おさえつけて……。」
ξ゚听)ξ「自分をだましてばっかり。」
( ^ω^)「……?」
ξ゚听)ξ「あたしだって、成長したのよ?」
ξ゚听)ξ「言いたいことを言えるように、自分に正直になれた。」
ツン、いったいどうしたんだお?
- 65:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:23:18.48 ID:+W80BKbE0
- ( ^ω^)「ツン・・・。」
ξ゚听)ξ「だから、成長の成果、聞いてよブーン。」
ξ゚听)ξ「あたし、ブーンのことが好き。大好き。」
( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです
第3話A-PART「ツンは気持ちを伝えるようです」 完
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