( ^ω^)ブーンがK-1のリングで亀田興穀選手と闘うようです
- 690:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 01:35:59.16 ID:FhaQIGkX0
- 亀田戦まであと2日。
記者会見場では、先ほどからひっきりなしにフラッシュがたかれていた。
ブーンは正面から向かって右側座っている。
ブーンの対戦相手の亀田選手はまだやってこない。
(´・ω・`)「おそい・・・もう始まる時間じゃないか」
ショボンは関係者席に座りながら、腕時計を睨み付けた。
そして亀田選手が入ってくるはずの扉を今か今かと見守った。
( ^ω^)(まぶしいお)
ブーンは大量にたかれているフラッシュに、目を細める。
( ^ω^)(亀ちゃんはまだかお。早く帰ってツンの作ったカレー食べたいんだお)
- 691:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 01:39:00.75 ID:FhaQIGkX0
- フラッシュが先ほどとは比べ物にならないほど、光った。
どうやら、ようやく亀田選手がやってきたようだ。
(´・ω・`)(相変わらず変な格好しやがって)
亀田選手はサングラスの奥の瞳で会見場を一にらみした後、悠々と会見席に座った。
- 693:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 01:42:17.00 ID:FhaQIGkX0
- 亀田興穀K−1初参戦、と名づけられた記者会見が始まった。
質問はほとんど亀田選手に集中する。
その質問に対して亀田選手はぶっきらぼうに答えながら、しきりとブーンをにらみつけてくる。
( ^ω^)(なんだお。きもい顔でこっち見んじゃねえお)
- 695:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 01:50:12.48 ID:FhaQIGkX0
- 亀「さっきからゆうとる通り、こんな奴KOで沈めたるわ。それよりな、おまえにプレゼントもってきたってん」
そう言い放つと、亀田選手は引き連れてきたボディガードから何かを受け取り、それをブーンめがけて放り投げた。
( ^ω^)「イテッ。なんだお?」
ブーンが包みを開くと、大きな貝が入っていた。
亀「こいつの名前、ホライズンやろ? それにひっかけてホラ貝や。せいぜいホラふいとれってことや」
記者達の間から笑いが漏れる。
亀田選手は満足そうに記者を眺めてから、再びブーンをにらみつけた。
- 699:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 01:53:49.17 ID:FhaQIGkX0
- ( ^ω^)「・・・・・・しょうもな」
亀「あぁ!? ほんならおまえもなんか持ってこんかい!!!」
( ^ω^)「あるお。ショボン」
(´・ω・`)「やれやれ」
ショボンが席から立ち上がり、足元にあるダンボール箱を亀田選手の前へ置いた。
亀「なんやあ、これ」
( ^ω^)「開けてみるといいお」
亀田はダンボール箱をビリビリと豪快に破り、中から白い箱状のものを取り出した。
- 703:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 02:00:32.29 ID:FhaQIGkX0
- 亀「なんやこれ!??」
( ^ω^)「ミニ冷蔵庫だお」
亀「ぁあん!?」
( ^ω^)「冷蔵庫は英語で・・・」
亀「英語でなんじゃい!!!!」
( ^ω^)「辞書でも使って調べるといいお。そこまで面倒みきれんお」
亀「なんやとコラァ!!!」
亀田選手がブーンにつかみかかる。
あわてて止めに入るボディーガード。
その様子を逃すまいと、ひっきりなりにフラッシュがたかれた。
会見でのパフォーマンスは十分だった。
記者達も予想してなかったブーンの反撃に、明日の四面は間違いなくブーンの文字が躍ることだろう。
- 707:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 02:04:55.65 ID:FhaQIGkX0
- 予定通り波乱に終わった会見を後にし、ブーン達はジムへと引き上げた。
明日は前日計量がある。
ブーンはほとんど体重が増えることのない体質のため、計量オーバーは心配なかった。
ただ再び亀田選手と顔を会わすことになる。
(´・ω・`)「もうパフォーマンスは十分だろ。明日はあいつがなにか言ってきても、上手くかわすんだぞ」
( ^ω^)「はいですお」
- 714:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 02:11:43.73 ID:FhaQIGkX0
- 亀田戦まであと1日。
前日計量。
予想通り体重の増減はなく、ブーンは計量を一発クリア。
亀田選手も同様に一発で計量を終えた。
亀「おい!!フリーザーってどうゆうことじゃい!!!」
( ^ω^)「お? 調べてきたのかお? エライお」
亀「訳のわからんもんよこすなや!!!どういう意味かって聞いとるんじゃ!!!」
( ^ω^)「その答えは鏡の中の自分に聞くといいお」
- 720:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 02:17:11.42 ID:FhaQIGkX0
- (´・ω・`)「さていよいよ明日に迫ったわけだが」
ブーンとショボンはジムに戻っていた。
(´・ω・`)「体の具合はどうだ?」
( ^ω^)「ばっちりだお。早く体を動かしたいお」
(´・ω・`)「そうか・・・今日激しく練習しても、もう明日だからな、意味がない。軽く動きを確認するだけにする」
( ^ω^)「そうかお? 物足りないお」
(´・ω・`)「僕が別荘にいる間、渡した作戦ノート読んだか?」
( ^ω^)「ばっちりだお」
(´・ω・`)「よし。じゃあ読んだとおりの動きをするんだ。ドクオ」
('A`)「うい」
ヘッドギアにグローブを付けたドクオがふたりの側へやってきた。
- 721:1 ◆piEfblYWC. :2006/08/09(水) 02:20:47.58 ID:FhaQIGkX0
- (´・ω・`)「まずカンを取り戻すんだ」
( ^ω^)「はいだお」
('A`)「おっしゃあ・・・ブーン用意しな」
( ^ω^)「了解!」
(*゚ー゚)「いよいよ明日ね・・・」
ξ゚听)ξ「もうここまで来たら考えてもしょうがないですね・・・ただただ祈るだけ・・・」
川*゚ -゚)「ほう・・・休暇を取ってからのほうが動きがよくなったような・・・?」
戻る/次のページ