( ^ω^)ブーンがリレー小説を企てているようです

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 18:08:49.37 ID:Fv8JWPbC0
  
('A`)「しっかしよぉー、ここで死んだ奴がこう言う憑依する魂になるっつーことは…
    おにゃのこの魂も中には居るんじゃね?」

(´・ω・`)「ま、僕は男しか興味ないけどね」

('A`)「あー、俺もおにゃのこに憑かれたかったなー
    そしたら毎晩セクロスできるもんなー、あー」

(´・ω・`)「うん、無理だね、魂は物体に触れることが出来ないからね」

('A`)「チェッ」

(;^ω^)「…」

ここで内藤ンは考えた
ここで死んだ者が魂になると言う事は…
女性相手にも容赦無しに攻撃する奴も居ると言う事になる…。

…なんて酷い話なんだ
なんで自分達はこんなところに飛ばされたのか…?

ふとそんな事を考えた内藤であった。



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 18:36:35.78 ID:8FcY0CtL0
  
( ゚∀゚)「おいおいニーチャン、なに小難しい顔してんだ? 似合ってねーぞ」
(#^ω^)「うるせーお」ビキビキ

ブーンは思いっきりにらみつける。
が、のほほんとしたこの顔の造りでは、シリアスな表情が似合わないのと同様、怒ってみてもいまいち迫力がに乏しい。

( ゚∀゚)「腹が減ってるからイライラするんだよ。
     ほら食え、まだアナルに突っ込んでなくて申し訳ないが」
( ^ω^)「いや、突っ込んでない方がむしろ有り難いお……」
( ゚∀゚)「そうか? 突っ込んだ方が美味いんだけどなー」
(´・ω・`)「ネー」

ジョルジュがアタッシュケースから取り出した新品のバナナを、ブーンはありがたく頂く事にした。

( ^ω^)「ピッチンパッチンツンツルリン♪っと皮をむいて、っと。
       ハムッ、ハフハフハフッ!」

一心不乱にバナナに喰らいつくブーンの隣で、こちらはシリアスに考え込む表情がやたらと似合うドクオが、ぼそりと疑問を呈した。

('A`)「……つーか、物質に触れられないんじゃなかったのか?」
(´・ω・`)「あ、そういえばそうだよね」

確かに。
誰かに憑依しない事には、道端の草にさえ触れられないセントジョーンズや流石兄弟と異なり、なぜジョルジュだけがバナナを手にする事ができるのか。

( ゚∀゚)「ああ、それはな」



215:◆y7/jBFQ5SY :2006/08/26(土) 19:18:25.11 ID:QRKCuxKI0
  
( ゚∀゚)「俺が俺であり俺であるからだ」
(# ^ω^)「………」
(#'A`)「………」
(*´・ω・`)「……ポッ」
(;゚∀゚)「怒るなキレルな発情するな。別に間違った事は言っちゃいねーんだから。そうだな……」

三者が赤い顔で睨み・見つめるのに対し、ジョルジュは笑顔のまま考え込むという芸当で返す。
暫くの後、アタッシュケースから半身を出したままの状態で口を開く。

( ゚∀゚)「難しいことは省くぞ。俺はこいつらとは違って魂じゃない」
(´・ω・`)「魂じゃない?でもアタッシュケースには…」
( ゚∀゚)「まぁ待てまぁ待て。人の話は最後まで聞けって習ったろ?
     簡単に言うなら…俺は付属品だ」
( ^ω^)「付属?」
( ゚∀゚)「付属品・オプション…まぁ何とでも好きに呼べばいいさ。
     俺だけでは何の価値も無い、バナナをケツで温めるくらいのことしか出来ない…だが!!」

ジョルジュが大仰に両手を開く。
ハグしようとしているのでなければインパクトを付ける効果を狙ったのであろう。

( ゚∀゚)「特定の魂と同時に憑依させる事によってその効果を何倍、
     何十倍にも膨れ上がらせる事が出来るって寸法よ!原子に対する電子みたいなもんだ」
( 'A`)「そりゃスゲーけど…それと物に触れられるって事がどうしても繋がんねぇ」
( ゚∀゚)「あせんなって。言ったろ?俺は魂とは違うって。イメージとしてはカラクリ機械に近いか?後は…」

突如、ドクオのアタッシュケースから濃い霧と共に兄者が飛び出してくる。

( ´_ゝ`)「無駄話おおいに結構。だが時と場合は考慮しろ」
( ゚∀゚)「ありゃ、話しすぎたか?」
( ´_ゝ`)「……一応の目的地を説明しておく」



231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 20:45:09.17 ID:/gCpDA1i0
  
( ´_ゝ`)「目的地は『始祖』の墓だ」

(´・ω・`)「始祖の墓? そこでどうするっていうんだい?」

(´<_` )「ちょっとオマエ達の印象からは外れるかもしれんがな、始祖っていうのはこの世界でもほぼ死んだ存在なんだ。
    他の者の魂を喰らって辛うじてこの世界に生きる」

( 'A`)「なんだなんだ、つまりこの世界の支配者様に納税として魂を納める事で、この世界から出してやろうってか? 何その恐怖政治」

( ゚∀゚)「あー、面白い表現するね、極論そんな感じ」

( ^ω^)(……余裕で話題についていけないお)

ブーンは激しく項垂れていた。
日々の行いが悪かったのか、他の二人はスムーズに話をしているのに対し、自分は付いていけない。
パートナーは使い物にならなさそうなジジイだし、憑依されるたび気絶するときた。

やはり世界は平等で無いのか。
ピザでキモメンには辛い現実しか待っていないのか。
神様も見た目で人の幸せの度合いを調整するのか。

目から汗が出てきそうだった。

(;^ω^)(……お?)

気のせいか、そんな訳は無い。
その時突然、ブーンの持つアタッシュケースが大きく一度跳ねた。



234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 20:54:04.71 ID:Fv8JWPbC0
  
(’e’)「ちょっといいかの?」

そして、そのアタッシュケースから、内藤の言うクソジジィが突然飛び出してきた
どうやら何か用があるらしい。

(#^ω^)「なんだクソジジィ」

(;’e’)「そ、そんな…クソジジィ呼ばわりとは…」

( ^ω^)「…まぁいいお、とにかく用件だけ言えお使い物にもならないクソジジィが」

(;’e’)「ひどいのう…最近の若者は…
     …その始祖の墓から変な力の気配を感じたんじゃが…」

( ^ω^)「…は?」



239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 21:18:37.87 ID:4EpQ8HtA0
  
( ^ω^)「どういうことだか3行で説明するお」

(;’e’)「始祖の墓で何かが起こってるかも
    危険かもしれない
    でも行かないわけにも行かない」

( ^ω^)「なるほど…」

( ´_ゝ`)「ふむ、どうする?」

(*^ω^)「おもしろそうだから行ってみるお!」

('A`;)「そんな理由かよ!」

(´・ω・`) 「まぁいいんじゃない?行かないわけにもいかないんだろ?」

(´<_` )「そうだな、行くか!」


こうして、僕らは歩き出す。

しかし、草むらから僕たちを見つめる影に僕たちは気づいていなかった…


(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャ…皆殺しにしてやる…」

やせいの つー が おそいかかってきた!



245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 21:46:46.52 ID:cLGswZo40
  
(;'A`)「…? あーらよっと!!」

ドクオは瞬時に襲い掛かってくるつーの気配を感じ取り
飛び掛ってくる野生のつーに裏拳を放った。

(;*゚∀゚)「うげ…っ!!」

つーが呻いた直後
つーはズザザっと音を立てながら後ろへと吹っ飛んでく。

(;*゚∀゚)「うぐ…っ! 貴…様……ぁ…っ!」

(;'A`)「ふぅ…なんだこのぬこと人を混ぜた様な姿の女子はよ?
     まぁ…憑依されてるからか、感覚まで強化されてるから気付けたから良いけどな」

飛び掛ってきたつーの容姿は
ドクオの言うとおり赤い体毛を纏った、人の形をした獣の姿だった。

ドクオが憑依されておらず、何の能力も持っていない人間だったら
今頃つーの鋭い爪の餌食になっていただろう。



264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 23:09:29.03 ID:xLefkzm8O
  
つーが態勢を低くする。
視線の真中にドクオを捕らえていた。
(*゚∀゚)「ヒヒ…ヒヒャヒャッ」
奇妙な笑い声をあげ、背を大きく曲げた。
('A`)「…来る」
ドクオ、いや弟者には分かっていたのだ。
このつーの行為が、力を溜めている、という事を。
果たして――ザッ、
つーが跳ねた。
低空からドクオの顔目掛けてつーが爪を切り上げた。
('A`)「ちょwww」
間一髪の所で、上体を反らし、ドクオが避ける。
だが、態勢を崩したドクオとは違い、つーは器用に空中で態勢を整え、ドクオに迫る。
(  ω )「そこまでだお」
ブーンが言った。
つーの意識が、僅かにブーンへと向けられていた。



288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 23:48:56.59 ID:1Itjw9DLO
  
(  ω )「カメハメ波ぁー!」

ブーンはそう叫びながらあの有名なポーズを取り、その手の平をツーに向けた。

(*゚∀゚)「!?」

ツーはそれに素早く反応し、ドクオの身体を踏みつける。

('A`)「俺を……踏み台にした!?」

ツーはそのままドクオの身体を蹴り飛ばし、ブーンと距離をとる。

ツーはブーンを睨み付け、その動向を伺う。二人の間に緊迫した空気が流れる。

しかし、一向にブーンの手から何か出る気配はない。

(#゚∀゚)「騙しやがったな!このドチクショーがぁ!ズタズタに切りっ……」

空気を払拭するかのようなツーの言葉は途中で途絶え、ツーは大地にドサリと倒れ込んだ。

(´・ω・`)「騙される方が悪いんだよ。」

ツーの背後には手刀の構えのまま佇むショボンがいた。
そして、ショボンはゆっくりとツーに近付き……



297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/26(土) 23:55:22.22 ID:jir9BYwQ0
  
そして、ショボンはゆっくりとツーに近付き……。

ショボンはつーの胸倉を掴んだ…と思いきや
つーは野生の獣なので、服を着ていないため、胸倉を掴むことが出来ませんでした。

(;´・ω・`)「うわ、俺かっこわり」

(´・ω・`)「…ま、良いか
      僕はお前に聞きたいことがあるんだ、すまない」

ショボンの表情が真剣な表情へと移り変わった
顔は何時ものしょんぼりした顔から変わっていないが
眼差しは真剣そのものだった。

そしてショボンはつーの首を掴み
パンチを打ち込もうとしている様な構えを取ってこう問いただした。

(´・ω・`)「死にたくなければ僕の質問に答えろ
      お前は何者なんだね?」



335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 00:56:12.81 ID:5ux7BGg70
  
(*゚∀゚)「私はぁ……誰かな? 1番・可愛い子猫ちゃん、2番・可愛い魔法使い、3番・可愛い殺人鬼」

(´・ω・`)「おや、ふざける余裕があるとは参ったね」

(*゚∀゚)「答えはぁ……3番」

(´・ω・`)「!!」

突如つーのアタッシュケースがバタンと開くと、それに気を取られているうちに魂が1つ、つーの中に入り込む。
直後にショボンは一瞬意識が飛んだ。
気付くと宙に浮いていた、そして腹への鈍痛。

ああ、殴られたんだと理解すると同時、地面に落ちた。

(*゚∀゚)「さてさて、新しい魂が3つも手に入るとは……今日は運がいいや」

今までの獣的なスタイルとはうって変わって、そこには服を纏わぬ裸の女性がいた。
その曲線美はしなやかであり、同時にバランスの良さが見て取れた。

(’e’)「おやおや、相手はかなりのやり手者のぅ……いくつかの魂と既に契約しているようじゃ」

(;^ω^)(やばいお……勃起してて恥ずかしくてショボンを助けられないお……」

チラと見ると、ドクオも同じような感じだった。

(*゚∀゚)「さて、それじゃあ悪いけど、君たちの魂……頂戴するよ?」

直後、つーは先ほどの獣姿にも負けぬスピードでショボンに襲い掛かった。



345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 01:13:21.01 ID:Nf2exUcZ0
  
(;´・ω・`)「t」

ここで、ショボンの言葉が遮られた
そう、文字通り一文字言い終わる前に遮られてしまったのだ。

そして遮られると同時にショボンの体は6mほど浮いていた。

(;^ω^)「d」

『ど、どぉーなってんの!?』と言おうとした内藤は、既につーの獲物として狙われてたからか
これまた言葉を言い終わる前にアッパーを打ち込まれ
『バキィ』と音を立てながら宙へと打ち上げられてしまった。

そのつーの速さは、目にも留まらぬ…いや
目に見えない程のスピードだった。

「あ」と言葉を発する前に2人の相手にダメージを与えるほどの速さ。

愕然とする毒男の前で、つーは攻撃をやめて一旦停止した。
そして、高らかに笑いながら、ドクオに対しこう言い放った。



352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 01:27:04.45 ID:QTmeIFlyO
  
( *゚∀゚)「どうする?」
見下した目付きだった。
男の割に、背の低いドクオと比べても、つーの身長は低い。
にも拘らず、悠然と、ドクオの同様振りを眺めていた。
(;'A`)「これはやばいかもしれん…」
ドクオは焦った。
視界がどんどん狭まり、周りが見えない。
( *゚∀゚)「ねえ、どうする?」
笑いながら、つーがドクオに近付く。
一歩、一歩。
唇がこれ以上伸び切らない程の笑みを、つーは浮かべていた。
(;'A`)「ちょwwwwwwどうなかならないのかよ」
( ^ω^)「いや、何とかなるお!」
つーの背後でブーンが叫んだ。



358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 01:42:20.56 ID:NogPGF5f0
  
( *゚∀゚)「あ?なんだって?」

( ^ω^)「まだ可能性はあるお!ジョルジュがいるお!」

('A`)「なるほど…!!」

ドクオはすかさずアタッシュケースを開け、ジョルジュを出した。
しかし、ジョルジュはつーを見ると、股間のマグナムを大きくした。
  _
( ゚∀゚) 「・・・・。おお、裸のおっぱい!ありがとうドクオ!久しぶりだ三次のおっぱいを見たのは!」

('A`#)「そんなことのために呼んだんじゃねーよ!俺に憑依してくれ!」
  _
( ゚∀゚) 「ははは、冗談だ。おk、やるか!」

('A`)「おう、頼んだぞ!」
  _
( ゚∀゚) 「…裸のおっぱいハァハァ」

('A`#)「やる気あんのか!」


ジョルジュとドクオが重なる。
そしてドクオが輝きだす…!!

( *゚∀゚)「さてさてもういいかい?」

('A`)「ああ…かかってこい!」



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