( ^ω^)ブーンがリレー小説を企てているようです
- 507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 17:18:30.26 ID:J/qAM7p/0
- (´・ω・`)「さて落ち着いたとこで状況を確認しておこうか」
('A`)「俺の持ってる魂は兄者と、ニダ野郎の持ってた正体不明の魂の2個……」
(;^ω^)「ブーンは糞ジジィだけだお……テラヤバス」
(´・ω・`)「そして僕は弟者、ジョルジュ、ツンと正体不明が2つで5個だ」
ξ゚听)ξ「その正体不明の魂のことなんだけど……」
(´・ω・`)「なんだい?」
ξ゚听)ξ「1匹が契約したいそうだから出してやってくれない?」
ショボンのアタッシュケースがガタガタと揺れている。
(´・ω・`)「じゃぁ出ておいで」
ショボンがそういうとアタッシュケースから一人、いや1匹のネコの魂が出てきた。
(,,゚Д゚)「出してくれてサンクスだゴルァ!! 早速だけど契約させてくれ、
条件は俺を常に外に出しておくことだ。鞄の中は窮屈でたまらん」
(´・ω・`)「そんなことでいいならかまわないよ。契約を結ぼう」
(,,゚Д゚)「よし成立だ。俺の能力は身体能力強化だが、人間タイプとは一味違うぜ
ネコのような動きを身につけることができるんだぞゴルァ!」
('A`)「なるほどさっきの人間離れした女の動きはそのためか……」
(’e’)「そろそろ出発するぞい」
ブーンたちは再び『始祖の墓』に向かって歩き始めた。
しかし、ブーンの表情はおもわしくなかった……
(;^ω^)(ショボンはもう5個だお……次の魂はなんとしてもブーンのものにするお!)
- 515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 17:39:49.19 ID:cuekAxJt0
- 数十分後…
ブーン達は草原にたたずむ一軒の祠を見つけた。
その祠には不思議な感じのする石柱がひとつ……
(’e’)「さて、お前達の魂を分けてもらおうか」
( ^ω^)「どうやるんだお?」
( ´_ゝ`)「石柱に触れるだけだ。あとは内蔵されてるからくりが自動で魂を吸い出す」
(´・ω・`)「それで、魂を吸い取られることの副作用は本当にないんだな?」
(´<_` )「強いて言えば…脱力感を覚える」
( ^ω^)「なーんだそんなことかお!それならいいお!」
(’e’)(しかし…あたりのいやな気配は変わっておらん…原因は何だ…?)
セントジョーンズの心配をよそに、ブーンたちは石柱に触れようとする。
そして、触れた瞬間…
- 534:◆y7/jBFQ5SY :2006/08/27(日) 18:13:35.46 ID:BRt7R3Ic0
- (;゙゚'ω゚')「うきょぉぉぉおおおお!!!!!」
(;゚A゚)「うぉああああああ!!!!!」
(*´・ω・`)「ふぅぁぁあああああん」
石柱に触れた途端、それは巨大な顎を開き鋼の触手が彼らの腕部に進入する。
触手は彼らの腕の中でうねり、強烈な衝撃と激烈な痛み襲い掛かる。
永遠とも思える数瞬の後、触手は腕から抜け、顎は閉じ、祠は元の静寂を取り戻す。
(’e’)「以上で魂の譲渡の完了じゃ」
(; ω )「完了…だ………じゃ、ねーお…糞、じじぃ…」
(; A )「どこ、が…脱力感……程度、だよ…」
(*´・ω・`)(これは…やみつきになりそうだ!)
(’e’)「まぁそう言うない。ほれ、辺りを見回してみぃ。景色が変ってるはずじゃ」
言われて三人は座り込んだまま首だけを動かす。
(;^ω^)「? 何も変ってないお?」
( 'A`)「えっ?何か草花が増えてないか?」
(´・ω・`)「いや、何かすごい木々だらけで森の中みたいだけど」
(’e’)「違いがあるのは当然じゃ。渡した魂の分だけこの世界の本質が見えるようになる。
それと安心せい。譲渡した魂はいわばコピーのような物。なくなることはない。
ブーンはこれから頑張ることじゃの。ほっほっほっ」
(# ^ω^)「ほっほっほっじゃねーお、この糞爺ぃ」
(´・ω・`)「つまり10個謙譲してやっと、始祖様の御膳に辿り着けるってことか…」
(’e’)「理解が早くて助かるわい。それでは先を急ごうかの」
- 544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 18:41:48.55 ID:VmHVOsYO0
- 世界の本質がちょっとづつ見えてきたブーン一行。
森の中を歩いていると人影、いや魂の影が。
('A`)「ん?あそこに誰か居るぞ?」
( ^ω^)「何か人影が見えるおっおっおっ」
(´・ω・`)「敵かも知れないから慎重に行こうね」
(,,゚Д゚)「そこに居るのは誰だゴルァ!!!」
('A`)( ^ω^)(´・ω・`)「ちょwwwっをまwwww」
/ ; 3「わしのことかの?」
(,,゚Д゚)「そうだゴルァ!お前しか居ないだろ!」
/ ; 3「ふむ・・・最近の若者は礼儀と言うものを知らん。ちょいと教えてやろうかの・・・」
荒巻は皆が持ってる物と同様なアタッシュケースを取り出した。
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・スポンッ!
と最後に間抜けな音を出して出てきたのは、
川 ゚ -゚)「お呼びか、荒巻」
クーだった。
('A`)「クー?!今まで何処に居たんだ?!」
クーに関しての記憶を取り戻したドクオは叫んだ。
川 ゚ -゚)「何処って・・・お前こそ何でここに居るんだ?」
('A`)「それは・・・夢の中で変な女にアタッシュケー(ry で、ここに来たんだ。」
川 ゚ -゚)「そうか・・・災難だったな・・・しかし呼び出された以上闘わねばならん。覚悟してもらおう」
('A`)「ちょっちょっまっまdrftgyふじこlp」
川 ゚ -゚)「行くぞ」
/ ; 3「わしの中に入れ!クー!」
川 ゚ -゚)「承知した」
- 560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 19:09:23.03 ID:nw4RwoyF0
クーと呼ばれた女性は
蒼い霧となり、そしてそのまま荒巻の体の中へと吸い込まれていった…
…と思いきや。
/ ,'3 「ごめんwやっぱやめるわwww戦闘マンドクセwwwww」
(:ニダ魂)
(;^ω^)(;'A`)
(´・ω・`)ξ;゚听)ξ「ちょwwwwおまwww」
( ´_ゝ`)(´<_` )
(’e’)(,,゚Д゚)
- 570:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 19:27:43.47 ID:J/qAM7p/0
- / ,'3 「奴が来た…ここで戦うのは得策ではないな……」
そうつぶやくと荒巻と名乗る男性は去っていった……
クーの魂と一緒に――
('A`)(クー……)
(;^ω^)「一体なんだったんだお……クオリティの高いおっさんだったお」
('A`)「二人には悪いがクーとの戦闘が避けられたのはよかった……」
((;´・ω・`))「安心してもいられないようだよ……」
ショボンはその声も、身も震えていた……
3人の遥か後方にいる者の気配に怯えて
( ^ω^)「? どうしたんだおショボン?」
(((;´・ω・`)))「これはまずい……僕らの力を遥かに超えている……」
おそらく最も多くの魂を捧げていたため
他の2人よりも敏感に感じられるようになっていたのだろう
('A`)「ぐあいでも悪いのか? 汗びっしょりだし、震えてるぞ…?」
((((;´・ω・`)))「いいから、早くここから離れよう!!」
ショボンがそう言ったとき、既に遅かった
3人の身体を風……いや嵐が通り過ぎ
目の前に一人の男が立っていた
「我、汝らの持つ魂を、欲する」
- 581:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 19:46:21.30 ID:sA1M/bNf0
- 巨大な男……身長はゆうに3mを超えている
禍禍しい波動を発生させながら、男はブーン達を睨みつける……
( ;^ω^)「こっ、こいつは……」
(;'A`)「例えるならば、レベル1で魔王に兆戦するって所か……」
(;´・ω・)「死んだ……勝てない」
人間も生き物だ。己と相手の力量の差くらい把握できる……その時だった
黒いシャツ、黒いネクタイ、黒いスーツを羽織った四人組……
皆一様に煙草を咥えている。どこからかわからないが、表れた
( ・∀・)y─~~「ふぅー……やれやれ……」
( ><)y─~~「こんなんでビビるんですか?」
[ 冖ш冖]y─~~「ヤッパリ魂ニ頼ルヤツハ駄目ダヴォ」
( -_-)y─~~「……魂がないとダメって……雑魚だね」
四人組はスーツに似つかわしくない日本刀を取り出す
( ;^ω^)「おまえたt」
バゴォォォォ!!!!突然スーツの男の一人は地面を蹴る。そこには、クレーターができていた
( ・∀・)y─~~「これくらいの力を出してみろよ、魂に左右される甘ちゃんたち」
- 598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 20:14:21.53 ID:VmHVOsYO0
- ((((;´・ω・`)))「まずいぞ・・・どうするどうするどうすr」
(;^ω^)「俺にも戦闘力の差がわかるお・・・」
('A`)「魂に左右される甘ちゃん・・・・魂に左右・・・?どういうことだ?」
( ><)「そんな事すらわかんないんですか?己が魂に聞いてみるんです」
と言った刹那、「わかんないんです」は拳を地面に叩き付けた。
(;゚ω゚)「おひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
('A`)「ブーン!?お前・・・ブーンになんて事を・・・
魂・・・どうすりゃいいんだ・・・おい俺の魂とやら・・」
('A`魂)「呼んだか」
('A`;)「反応しやがった?!俺はどうすればいいんだ?魂に左右されるなって何だ?」
('A`魂)「フン。言葉どおりさ。「魂に使われるな」ってことだ。
いいか俺。魂と言ってもこの世界では感情を持っている道具の様な物だ。
お前はコントロールしてるつもりだろうが全然出来ていない。
お前のセクロスフラグ意外には動じない強靭な心でコントロールするんだ。」
('A`)「ちょwwwwなんで知ってるwwwwww
・・・まぁ・・・やってみるか・・・・」
('A`)「兄者!来い!」
( ´_ゝ`)「お前本当にやるつもりなのか・・・こいつらと戦ったらお前の体も・・・」
('A`)「関係ない・・・皆を傷つける者・・・叩き潰すのみ・・・」
( ´_ゝ`)「仕方ない・・・」
('A`)「魂・・・操る・・・やってやる・・・」
流石兄者は蒼い霧となってドクオの体内に入っていった。
とその瞬間ドクオの右腕からハンドガンを象った兄者が出現した。
( ´_ゝ`)「?!何だコレは!どうなってるんだ!?」
('A`)「・・・・力が漲ってくる・・・」
('A`魂)「その力は一ヶ月ほどの精神修行を要するのに・・・獲得するの早いなオイ まぁいいか・・・」
- 610名前: ◆X5HsMAMEOw 投稿日: 2006/08/27(日) 20:30:53.37 ID:J0nHfXqF0
- ('A`)「いくぞ……」
一瞬の内にドクオの右腕が咆哮し、空間が歪む。
瞬間、波動の方向にいた黒服の男四人は跡形もなく消滅し、巨大な男もまたそれを両の腕で防ぎ回避したが、すぐに怪訝な表情になった。
ダメージを与えられていることの確信。ドクオに自信がつき、闘争本能が高まる。
男「ふふ……そうでなくては面白くない」
巨大な男が間合いを開け、紅いマントを翻す。
その背中には、いつの間にか大剣が。それは、男の背丈の半分を超えている。
一撃食らったならば、ダメージ程度では済むはずはない。その先にあるのは、死。
だというのに、何故だろうか? ドクオの心臓の高鳴りは、恐怖からのものではないのだ。
男「私は始祖様の人形。鬼剣(オニツルギ)
貴様の名前をぜひとも聞いておきたい」
鈍い鉛色を伴った剣の切っ先をドクオに向けながら、鬼剣が言う。
しかし、ドクオは動じもしない。震えもしない。恐怖さえしない。
('A`)「俺はドクオ、だ」
ドクオの表情を例えるなら、それは狂喜。
それに勇者のような力強さはなく、鬼のような荘厳もない。
だがしかし、唯一つあるのが喜び。
魂を狩る事への、狂喜。
- 622:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 20:53:02.69 ID:cuekAxJt0
- (;^ω^)「ど…ドクオはどうしたんだお?」
(;´・ω・`)「わからない…ドクオのことは菊穴まで把握している僕にも分からないなんて…」
(’e’)「ほー…あいつ、やるのぉ…」
(´<_` )「俺達魂をあそこまで使いこなせるやつなんてそうそういないぜ?」
(;^ω^)「そうなのかお…」
_
( ゚∀゚)「むやみに援護しても足手まといだし、とりあえず俺達はしばらく観戦ってことで…」
/ ,'3 「そうはいかないのぉ」
ブーンたちの後ろには、さっきの老人が立っている。
老人からは、明らかな殺気を感じた。
( ^ω^)「なっ…」
(´・ω・`)「やるしかないようだね」
川 ゚ -゚)「そういうわけだ」
- 642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:14:38.66 ID:sA1M/bNf0
- 老人は構える。……が、次の瞬間には老人の首は胴体と別れを告げ、首が繋がっていた所からは盛大に血液が吹き出ていた
( ・∀・ )「ハハハハハハ!!魂はいただきだ!!!」
黒服の男達は生きていた。老人の首をはね、クーの魂を、文字通り『喰べて』いた
( ><) 「このジジイの魂もいただきです」
男達はダメージを受けた様子が微塵もなかった。
[ 冖ш冖]「ソノデクノボウノ魂モモラウカ」
機械のような男は刀を投げつける。刃は巨大な男の眉間に突き刺さり、息絶えた
('A`)「なっ……」
( -_-)「巨大なヤツ・・…人形か……なかなかうまいね……」
( ・∀・)「フム……ドクオ、だっけ?君……『吸魂者』みたいだね」
('A`)「なんだそれ……?」
( ・∀・)「魂を食うのさ。それは一部の人間だけだ。僕達はその才能を持っている」
( ・∀・)「実際君は、戦うことに喜びを感じていただろう?」
('A`)「確かに……」
( ・∀・)「じゃあ来い」 ('A`)「……わかった」
( ;^ω^)「ドクオ!いっちゃだめだお!」
( ><)「うるさいです」
黒服の一人…わかんないんですはブーンの肩口から腰にまで、深く切りこんだ
( ;゙゚'ω゚' ) 「ガハッ…」
(´・ω・`)「ブーン!」
( ・∀・ )「ではいこう」
('A`)「ああ…」
ドクオと黒服達は消えてしまった…
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