( ^ω^)ブーンがリレー小説を企てているようです

657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:21:28.75 ID:VBismOju0
  
ここは、どこなのだろう
暗闇が、嫌と言うほど続いている場所。

光さえない。
暗闇ばかり。

そんな中、3人の男と、巨漢の男の様子をほくそ笑みながら眺めている男の存在が
その暗闇の空間の中に在った。

(:::д:::)「ほぉ、なかなか面白い…」

その男の声のトーンは低く、聞いていて不気味さを覚える程の声だった
そして…その男の眼差しも…。

(:::д:::)「お前達はこうやって戦っていれば良い…
     …そう、全ては、アレの為に…」

(:::д:::)「…なぁ、我が愛する者よ」



684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:52:20.22 ID:VmHVOsYO0
  
( ω )「確か・・・小学6年生の頃だったお・・・僕は大切な人を失った・・・
     もうこんな思いはしたくなかったのに・・・どうしてだお・・・ドクオ・・・」
(´・ω・`)「ねぇブーン・・・ブーン??ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」

(;;゚ω゚)「ハッ!!ハヒッ!!ななななななんだお?」
(´・ω・`)「これからどうするんだい?僕等だけじゃ心細いじゃないか。」

(;^ω^)(そうだお・・・過ぎたことより今を大切にするお・・・)
(;^ω^)「そうだお・・・・どうするお・・・・」
(’e’)「あの山の上の城が見えるか?」
( ^ω^)(´・ω・`)「見える」
(’e’)「あの城には自分の能力を極限まで開花出来たしぃと言う人が住んでおる。
    とりあえずはその能力じゃ太刀打ちどころか何も出来やしないじゃろう。
    強くなれば自ずと道は見えてくる。どうじゃ?行ってみんか?自分の能力開花の助けくらいにはなるじゃろうて」

( ^ω^)「強くなったら大切な人を失わなくて済むのかお?」
(’e’)「それはお前次第じゃ。」
( ^ω^)「わかったお。行ってやるお。」
(´・ω・`)「ちょっと待ってよ。魂を取られない確証は有るのかい?」
(’e’)「それは大丈夫じゃ。あやつは争い嫌いだと聞いておる」
(´・ω・`)「まぁ・・・現状はそれにすがるしか無いから・・・行こうか」
全員「決まりだな」

(*゚ー゚)「・・・・ブーン君か・・・大切なものを護るのは身体の強さじゃない・・・精神の強さよ。
    それに気づくのに何日掛かるかしらね・・・もっとも、直ぐに気づきそうだけど・・・ウフフ」



691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:58:36.40 ID:VBismOju0
  



内藤達は、山の上の城に住む「しぃ」と言う名の女性に会う為に旅立ったところで
ふと思った事を内藤が口にする。

(;^ω^)「山道には…変な動物とかすんでるんだろうかお?」

(;´・ω・`)「あ〜、それもあるね…」

(;^ω^)「もし遭遇したらどうしようかお…?」

(´・ω・`)「ま、大丈夫でしょ
      魂も抱えてんだし」

(;^ω^)「本当に大丈夫なのかお…?」


と、次の瞬間!!



712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:20:25.28 ID:J/qAM7p/0
  
そこには元気に走り回るジェニファーの姿が!

ジェニファー「さぁここを通りたければ私と勝負しなさい!!」
( ^ω^)「女の子が相手かお……でもブーンも魂を手に入れるためがんばるお!」

ジェニファー「オーーーーバーーーーーソウル!!」

ジェニファーがそう叫ぶとアタッシュケースから一つの魂が飛び出しジェニファーに憑依した!!
それにしてもこのジェニファー、ノリノリである。

ジェニファー「うっ、、、、くっ……この魂は…………しまった……!」

しかし、ジェニファーの様子がおかしい

从 ゚∀从「フフフハハハハハ、バカな女め契約もせずに、このハインリッヒ高岡を憑依させるなど!!」
(’e’)「!? まずい、この女完全にのっとられておるぞ!!」
( ^ω^)「のっとられるなんてよわっちいお。いくお!!!」

ブーンはハインリッヒに向かって走り出した。

从 ゚∀从「邪魔だ……ウセロ……」

ハインリッヒの持つ剣がブーンに向け振り下ろされた。

(;´・ω・`)「危ないブーン!!!!」

ショボンはとっさにブーンとハインリッヒの間に飛び込んだ。
ズシャッ――



717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:32:15.75 ID:5ux7BGg70
  
从 ゚∀从「ははは、無茶するね無茶するね!!」

(;^ω^)「ショボン……!!」

咄嗟に反応したブーンが次の瞬間見た物は、腹から血を流すハインリッヒだった。

【ξ゚听)ξ】まったく、無茶するわね……
【(,,゚Д゚)】ツン、ちゃんとサポートしろよ?
【ξ゚听)ξ】分かってるわよ! 一応オプションとしてやる事はやるから!

(´・ω・`)「……ツンとギコかい? さっそく申し訳ないね」

【ξ゚听)ξ】別にいいわよ、相手も強そうだしね
【(,,゚Д゚)】俺とツンは相性抜群だ、だが相手も強いからな……

(´・ω・`)「よろしく頼むよ、ブーンは先にしぃの所に行ってて」

(;^ω^)「で、でもブーンだけなんて……」

从 ゚∀从「いたたた、痛いよ、このツケはどうしようかねぇ!?」

腹から血を流しながら、ハインリッヒは叫ぶ。
血を狂ったように振り撒きながらショボンへ向かって走り出した。

(´・ω・`)「悪いねブーン、そこにいると邪魔なんだ」

(;^ω^)「ショボン……分かったお……」

ブーンはショボンを最後に軽く見たが、既に彼は相手しか見ていなかった。
名残惜しくも一人、塔へと向かって走り出した
ツンとジョルジュが咄嗟に憑依したらしく、ショボンは爪を鋭く尖らせてハインリッヒに対峙していた。



724:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:41:35.74 ID:sA1M/bNf0
  
―――そのころ、謎の場所―――
( ・∀・)「どうだい、気分は?」
('A`)「ああ……悪くねぇ」
ドクオは、ニダーが持っていた魂を食らっていた。
(;´_ゝ`)「おい……お前」
( ・∀・)「いっておくがなドクオ。もうお前はこっち側の者だ。魂を定期的に食わないと、頭痛や疲労が酷いぞ」
('A`)「そうか」

所変わって、ブーンは……
( ;^ω^)「ショボン、必ず生き残れだお」
走りながら、小さく呟く。塔はもうすぐだ
( ;^ω^)「ここかお!」
塔の扉を開ける…そこには―――――



734:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:01:35.15 ID:IGgDyMta0
  
重厚そうな鉄の扉は、その古さを物語るかの様に軋む音を立てながら開いた。
( ^ω^)「お・・・?」
扉の先には暗闇しか広がっておらず、勿論人の気配などは無い。
一歩踏み出せば奈落の底へ落ちてしまいそうな不安を覚えたが、ブーンは意を決して一歩、塔の中へ踏み入れた。
(;^ω^)「人が居る感じじゃないお・・・」
(’e’)「しぃはこういう趣味じゃ。気にするな」
心底不安そうなブーンを他所に、セントジョーンズは気楽そうに辺りをキョロキョロと見渡している。
目が慣れ始めて来たのか、塔の中が薄ぼんやりと見え始めた。
ブーン達の目の先にあるのは、螺旋状の階段、唯一つ。驚いた事にそれ以外の物は、何も無い。


「あら、誰かしら」

不意に、ブーンの真後ろで声。女性らしい、澄み切った声だ。
耳元で囁かれるような感覚にブーンは驚き、振り返る。



747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:20:45.68 ID:VmHVOsYO0
  
(*゚ー゚)「・・・そこに居るのは・・・ブーン君一行ね?」
(;^ω^)「!!何でわかったんだお?」

(*゚ー゚)「貴方の魂はとても素晴らしい潜在能力を秘めているのよ?」
ブーンの言葉は完全無視で、自分の言いたいことだけをしぃは言った。
(;^ω^)「僕の言うことは完全無視かお・・・まぁいいお。この僕を覚醒へと導いてくれお」

(*゚ー゚)「そんなことを言っている内はいつまで経っても強くなれないわよ?
    いい?潜在能力の開放というのは、とても難しいことなの。それは他人に教えてもらったんじゃ絶対に身につかない力よ?」

(*゚ー゚)「ドクオ君・・・だったかしら。彼も自分の力を開放する瞬間に悟りを開いているの。
     こんなこと・・・私でも出来ないかもしれない・・・」
(;^ω^)「ドクオ・・・そんなに凄かったのかお・・・って何で知ってるんだお?!」

(*゚ー゚)「あら、言ってなかったかしら?私はこの世界の人の運命を見ることが出来る。
    でも決して変えることは出来ない。ただ見えるだけ。見えるだけっていうのは案外ツライのよ?」
( ^ω^)「僕にどんな力があるか見てくれお!」

(*゚ー゚)「見ても教えないわよ?自分の事なんだから自分で見つけなさいな」

( ^ω^)「チェッ・・・んで・・・悟りを開くにはどうしたらいいお?」

(*゚ー゚)「それも教えれない。でも此処は他のフィールドとは違って悪意の有る者はシャットアウトする仕組みになってるの。
    限りなく無音に近いから精神集中しやすい環境ではあるから、此処を使えば良いわ。」

しぃはそういって、このだだっ広い壁が水晶で覆われた青い部屋をブーンに与えた。

( ^ω^)「おっおっおっw気前いいおwww」



755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:38:13.09 ID:sA1M/bNf0
  
ブーンは部屋に入る。そこはなんとも奇妙であり、水晶は鏡のようにブーンを映していた

( ^ω^)「これはなかなかだお…。そして己の開放…」

( -ω- )「おててのしわとしわを、あわせてしあわせ。ナ〜ム〜」

( -ω- )(でも、ショボンのことが気になって集中できないお)

(魂-ω- )(ソウルを感じろ…)

( -ω- )(なんだお?)

(魂-ω- )(力の解放…それは理性を持ちながら野性をだすこと…)



771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:01:30.46 ID:1QAs3VzW0
  
―――そのころ、再び謎の場所―――
(;'A`)「っ……頭がいたい……身体もだるいし、タマシイガ……ホシイ」
(;´_ゝ`)「大丈夫かドクオ者……」
( ・∀・)「どうやら禁断症状が現れたようだねぇ……その魂も食べてしまえばいいんジャマイカナ?」
(;'A`)「ふざ、けんな……こいつは俺の……パートナーなんだ……」
(´_ゝ`)「ドクオ者……」
( ・∀・)「なら解決法を教えてあげるよ。魂が無いのなら作ってしまえばいいのだよ」
( A )「魂を……作る? どうやって……」

ドクオの意識は既にもうろうとしていた。

( ・∀・)「簡単なことだよ。人間を殺せばいいんだ。10分後にはそいつの魂が出来上がりだ!!」
( A )「把握した」


ドガッ!!!!

(;・∀・)「なんだと……」

ドクオの腕はモララーの身体を貫いていた。

( A )「お前はクーの魂を喰った。なら今度は俺がお前を喰らう……」
(;・∀・)「やられたよ……飼い犬に手をかまれるとはね……」

最後にそういうとモララーの身体は消滅した。


10分後―――

('A`)「ごちそうさま。……クー……仇はとったぜ……」



784:◆y7/jBFQ5SY :2006/08/28(月) 00:24:21.27 ID:CaDRBjE00
  
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「あまり騒がないでくれ。それに私は君の姉ではない」
「見て見て、あそこ〜!」

小柄な少女がはしゃぎながら遥か彼方の地平を指す。
その瞳は片方が鷹のように鋭くなっている。

「あの人達アタッシュケース持ってるよ!」
「どれ…」

お姉ちゃんと呼ばれた女性は少女とは逆側の瞳を鋭く細め、やはり鷹のような瞳を作る。

「男が一人に女が一人…あれは戦っているようだな。
レアな魂を持っている可能性もある…か。よし、行くぞ」
「えーっ!!やだー!!”あれ”疲れるんだもーん!!」
「我侭を言わないでくれ。私一人ではどうにもならないんだ」
「ヤーダー!!」

なおも駄々を捏ねる少女を前に、お姉ちゃんは少し困った表情を見せる。
ぽりぽりと額を掻いた後、降参したように溜息をつき、話し出す

「分かった、分かったよ。上手くいったら頭を撫でてやる」
「…ホントに?」
「ホントに」
「………えへへ!じゃ、行こっか!!クーお姉ちゃん」
川 ゚ -゚)「姉ではないと言っただろう…まぁいい、行くぞヘリカル。はしゃいで転ぶなよ」
*(‘‘)*「うん!!」

鷹の目を宿した女性と少女が手を繋ぎ、ショボンの元へと並んで向かった。



799:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:38:31.41 ID:8LH/nzoY0
  
从 ゚∀从「ヒャヒャヒャヒャハyハyハyハyハヤヒャヒャヒャwww」

ハインリッヒの狂った変な動きのアッパーをショボンが避け
ハインリッヒの懐に入り込んで、左手一本でハインリッヒの動きを封じて
背骨めがけて殴りつける。

だがハインリッヒはこれだけで背骨が折れるほどやわじゃなかった
ハインリッヒは馬鹿みたいなタフさに馬鹿みたいなキチガイさを持ち合わす魂だからだ。

…が、次の瞬間。


ハインリッヒとショボンは、どこからか現れた蒼い炎に包まれていた
その炎を点けた者が、炎に包まれる二人を見ながら呟いた。

川 ゚ -゚)「こいつ…乗っ取られてるのか…」



806:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:55:31.27 ID:wOr/OP5T0
  
ハインリッヒは燃え尽きた…一片のかけらも無く
ショボンはなんとか無事だった
川 ゚ -゚) 「大丈夫か?」
(´・ω・`)「まぁ…ていうかアンタ誰?」
川 ゚ -゚) 「『吸魂者』」
(´・ω・`)「ハァ!!?なんであんたが!?」
川 ゚ -゚) 「なんでって……モララーにそう言われたから」
(´・ω・`;)「そうですか……(主体性ないなぁ)」
川 ゚ -゚) 「まぁ安心しろ。私は魂の熱を食うだけだから」
(´・ω・`)「熱ですか」
川 ゚ -゚) 「ああ。魂を食うにもいろいろあってな。私は熱を炎にできる」
川 ゚ -゚) 「それに、モララー達とは共鳴はするが共感はしないのでな」
(´・ω・`)「あの……名前を」
川 ゚ -゚) 「クーだ。では私とはさよならだ。二度会うことはないだろう…」
クーとヘリカルは華麗に去る
(´・ω・`)「ドクオに会えたら伝えないとな…」

川 ゚ -゚) (…あっ、そうだ。モララーよりバーティカルの方がヤバいってこと…あいつは始s)
川 ゚ -゚) (…まぁいっか。彼らの人生だし)



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