( ^ω^)ブーンがリレー小説を企てているようです

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/30(水) 21:40:12.15 ID:1pGpPtUG0
  
突如戦いだすショボンとドクオ、ブーンがそれに圧倒されていると、彼に話し掛ける声があった。

ξ゚听)ξ「アンタに頼みたい事があるんだけど……」

ショボンのアタッシュケースに入っていた女の子の魂だ。

ξ゚听)ξ「ショボンの隙を突いて、私が憑依するのを手伝って欲しいの」
(;^ω^)「おっおっお? そもそもショボンはどうなってしまったんだお?」
ξ゚听)ξ「とりあえずオリジナルの説明が必要そうね……この世界は狭間世界って説明されたでしょ?
    つまり2つの世界の狭間なの、アナタのいた世界ともう一方の世界。
    当然もう一方の世界にもアナタは存在するのよ。
    オリジナルっていうのは、そのもう一方の世界に存在するアナタ自身のことなの」

(;^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「吸魂者っていうのは、そのもう一方の世界の自分を手に入れることの出来た人間を言うのよ。
    普通はそれを呼び出すのはセンスが必要なの、ドクオとかいう奴みたいにね。
    ただそれが強制的に開花された場合、その『もう一方の世界の自分』に精神が乗っ取られるの。
    それがオリジナルで、今のショボンや……しぃに強制開花させられた時のアナタの事なの」

(;^ω^)「つまり、今のショボンは現実世界じゃなくてもう一つの世界のショボンなのかお?」
ξ゚听)ξ「そう、それで私は初めに寄生虫みたいな存在って言ったわよね?
    私は相手に強制的に乗り移り、相手をコントロールする事が出来る。
    オリジナルとなった人間を抑制する存在、それが私なの」

アタッシュケースから出てくると、ツンは続けた。

ξ゚听)ξ「1メートル以内よ、そこに私を持って行ってくれたらショボンは止めてあげるから……」



258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/30(水) 22:21:34.57 ID:rNe73Ai80
  
これだけ把握力や伏線回収術に長けてるって事は、やっぱり長編作家さんなのかな
俺は短編しか書いた事ないから、大袈裟じゃなく驚愕させられっぱなしだ

正直自信喪失気味だけど、俺もできる範囲でガンガル
259名前: 母投稿日: 2006/08/30(水) 22:24:34.36 ID:NHUbqSiK0   
ショボンの攻撃は一撃ごとに破壊力を増していた

(`・ω・´) 「ほらほら、どうしたこの化け物!魂を使わないのかい?」

(;'A`) 「化け物はどっちだよ!?」

ドクオとてこのままではまずいことは分かっているだが、
強化や自分の能力を使えば一瞬だけ隙が出来る。
そこをショボンが逃すわけがない。

(`・ω・´) 「死ねい!」

突然現れた光弾の群がドクオに襲い掛かる

(;´_ゝ`)「超能力まで使えるのか…なんてやつだ」

( ^ω^)「そこだ!」

ブーンが隙を見つけ走り出す!
が、

ミ,゚Д゚,彡「邪魔はさせねぇぞゴルァ。もう俺の能力で作った、
      ただの吸魂者は邪魔なんだよ。オリジナルの力は俺が喰らう」



279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/30(水) 22:59:27.73 ID:lustt8hF0
  
('A`)「くそ……空でも飛べりゃ、時間が稼げるんだがな……」

――ドクオはふと昔のことを思い出した。
俺とクーがまだ『現実世界』に居たころ……俺達はいわゆる幼馴染という関係だった。
小さいころはいつも一緒にいた気がする。そんなある日のこと

川 ゚ -゚)「ドクオ、何を読んでいるのだ?」
('A`)「伝説の生物……というか、空想の生物の図鑑」
川 ゚ -゚)「お、コレは何だ? ……きれいだな」
('A`)「フェニックス。不死鳥でその身は炎に包まれ、死者を蘇らせる力を持っているんだってさ」
川 ゚ ー゚)「死者を蘇らせるか……素敵だな。私にもそんな力が欲しいな」
川 ゚ -゚)「ドクオはどれが一番好きなのだ?」
('A`)「俺は、これかな? ペガサス……。優美な翼で天を駆ける馬だ」
川 ゚ ー゚)「もしドクオがペガサスだったら私を背中に乗せて飛んでくれるか?」
('A`)「ああ……約束するよ」

そして次の日、クーはいなくなった……。
まさかこの世界に来ていたとは思わなかったが……
こっちクーは理想のフェニックスのような存在になれたんだ。俺も……


('A`)「翼……ペガサスのような翼があれば」

ドクオはイメージした。
自分の背中に大きな翼があることを――そしてそれは現実となった。
ドクオの背中には天使のような翼が生え空を飛んでいた。



305:◆y7/jBFQ5SY :2006/08/30(水) 23:43:42.04 ID:IiGN3QXf0
  
*(‘‘)*「お姉ちゃん…本当に良かったの?」
川 ゚ -゚)「………」

私は”敵”に向かって駆けていた。その速度は既に人のそれでは無く、人外であることを改めて認識させられた。

*(‘‘)*「本当はあのお兄ちゃんのことが心配なんでしょ?」
川 ゚ -゚)「………」
*(‘‘)*「お姉ちゃん!」
川 ゚ -゚)「私は…君の姉ではない。それに…あいつならきっとブーン君の力で元に戻れるはずだ」
*(‘‘)*「物質の…再構成…」
川 ゚ -゚)「そう、本来魂という不変の物を無理矢理変革させるために作られた能力
     そして『仇為す者』を再びこの地に生み出すためのチカラ…」
*(‘‘)*「でも、それならお姉ちゃんだって」
川 ゚ -゚)「私はもう無理さ。この魂のままで居過ぎた。だから…」

そう、だから…

川 ゚ -゚)「始祖を倒すのは彼らの役目だ。私は私の敵を討たねばならん」
*(‘‘)*「うん…分かった!僕も一緒にガンバル!!」

だから…

川 ゚ ー゚)「ヘリカル。ここでお別れだ…今までありがとう」

人となれる君は、人として生きてくれ。今…君を生き返らせてやるからな。

*(‘‘)*「お姉ちゃん!?ダメ!お姉ちゃん一人じゃ!お姉ちゃん!おねえちゃーーん!!」
川 ゚ ー゚)「………大丈夫。フェニックスはただでは死なないさ」

私はヘリカルを置いて全力で駆け出す。大切な妹を死なせないために。



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/31(木) 00:09:15.11 ID:ckgtEhE60
  
(;'A`)「始祖か!?」
ミ,,゚Д゚彡「ハッ、ただの吸魂者風情で質問してるんじゃねぇ!!」
男は唸る。辺りは地響きが起きていた
(`・ω・´)「誰だお前!?邪魔するな!!」
ショボンは指先からレーザーを放ち、男を貫く
ミ,,゚Д゚彡「ガハッ……・この力……しぃ様に謙譲するにふさわしい・・・・・・」
それだけ言うと、男は息絶えた

( ;゙゚'ω゚' )「なっ、なんだってー!?しぃさんが黒幕だったのかお!!?」
突然、周囲の様子が変る
('A`)「……どうやら、その始祖とHIROYUKIが出てくるみたいだぜ」
暗黒の渦と黄金の光が交錯する。互いの中心から、大元が姿を現した
( ̄ー ̄)「ハハハ……ドクオ、まさか生きているとはね」
HIROYUKIと大量の黒服が渦からでてきた
(*゚ー゚)「フフフ……良い魂が満ち満ちているわね……」
光の中からしぃが出てくる

( ;^ω^)「どうやらここが……」
(;'A`)「最終決戦みたいだな」
(`・ω・´)「アア!!?全員ブチ殺すぞ!!!」

川 ゚ -゚) 「すまない、遅れた」
クーがやってくる。
役者はそろった……



333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/31(木) 00:38:48.33 ID:Vyw0MKZY0
  
役者はそろった。
それぞれの思いを胸に秘め戦いは始まる。

( ^ω^)「ショボンを元に戻して、悪い奴もやっつけてみんなでもとの世界に戻るお!」
('A`)「ショボン…俺のせいで…絶対元に戻してやるからな」
川 ゚ -゚)(始祖はドクオたちに任せて、私は――)

(`・ω・´)「吸魂者は全員ブチ殺してやる」

(*゚ー゚)(フフフ。全ての魂を食べ、私の力にするわ)

( ̄ー ̄)「我らが同志の吸魂者たちよ。我らの目的わかっているな……」
( ><)「わかんないです!!」
( -_-)「……まず始祖を殺し……それから現実世界へ侵攻するんだよ……」

( ̄ー ̄)「そのとおり……まずは始祖を倒せ!!」
黒服「ワーワー!!」

(*゚ー゚)「フフフ。いいでしょうかかってきなさい!!

戦いの火蓋は切って落とされた。
その時、ショボンがいきなり苦しみだした。

(;`・ω・´) 「うがっぁぁぁあqswでfrtgyふじこlp;@:」



380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/31(木) 03:53:17.52 ID:qjjrimVrO
  
ショボンが苦しんでも、ブーンには何も出来ないでいた。
(;'A`)「ショボン…今度もksmsで」
(’e’)「残念ながら…無駄じゃろうな」
(  ω )「ショボン…」
('A`)「ザケンナ! ならどうするんだよ!」
(  ω )「ブーンが何とかするお!」
('A`)「ブーン! お前じゃ無理だ、何も…出来ない…」
静かに言い切ったドクオの顔は悲しみで歪んでいた。
( ;ω;)「それでも何とかするんだお! セントジョーンズ!」
(’e’)「分かった」
セントジョーンズが呟いた。
途端、セントジョーンズの身体が霧散し、ブーンの身体に重なる。
(;'A`)「ぉ、おい、何する気だよ…」
(  ω )「あの世のショボンを魂に変える」
(;'A`)「あ?」
( `ω`)「ショボンはそのままで、乗っ取った偽ショボンだけ魂にして出て行かせるっつってんだお!」
('A`)「…ブーン」(ヤベェついていけね)
(  ω )「分離した後はブーンとツンに任せるお」
('A`)「………」
ドクオには、ブーンが魂となって、ショボンに入る様に思えてならなかった。
ツンもそれが分かっているのか、複雑な表情を見せていた。
果たして、ブーンは飛び出し、苦しむショボンの胸に手の平をかざした。



47:29 ◆/uRcTMmjiI :2006/09/01(金) 23:26:58.88 ID:O3ZrdQ7J0
  
( ̄ー ̄)「おいおまえら……」
HIROYUKIがブーン達に話す

( ̄ー ̄)「俺がいるってのを忘れないで欲しいなぁ。その気になれば君らを消すことだって簡単だよ?」

( `ω´)「……ショボンを元に戻してから戦ってやるお!」

ブーンはショボンの胸に手をかざした状態で答える

('A`)「待て!!HIROYUKI!!お前は俺とクーが直々にブチのめしてやる!!1!」

ドクオが割って入る

( ̄ー ̄)「ハハハ……一度殺された負け犬どもが俺の相手か?」

川 ゚ -゚) 「そうだ。この空条クー太郎ことKUKUがブチのめす」

('A`)「おま……この時に冗談って……」

川 ゚ -゚) 「まぁいいじゃあないか。余裕をもたないと、な」

('A`)そりゃそうだが……」

( ̄ー ̄)「まぁいい。さぁ…殺 し 合 いを始めよう。フフフ……」

('A`)「……ブーン、ショボンは頼んだからな!!」

( `ω´)「把握したお!!」



55: 29 ◆/uRcTMmjiI :2006/09/01(金) 23:43:53.18 ID:O3ZrdQ7J0
  
そういうと、ドクオとクーは飛び出す
HIROYUKIも突っ込み、三人は空中で激突――超光速のラッシュが繰り広げられた
( ̄ー ̄)「ハハハハハ!!!弱いじゃないか!!」
HIROYUKIが押している
(;'A`)「グッ、グゥゥゥ!!!」
体中が音をたてる。骨が軋む音……
川 ゚ -゚) 「ドクオ!!心を強く持て!!」
(;'A`)「……ぅぉぉおおおおおおおおああああああああっっっ!!!!」
体の全ての力を振り絞る

( ̄ー ̄)「ハハハハハァ!!1!死ねィ!!11!!!!1!」

(#'A`)川#゚ -゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああ!!1!!」
HIROYUKIの渾身のストレートと、ドクオ・クーの蹴りがぶつかり合う
( ̄ー ̄)「フフフ……私のかt……なぁぁにぃぃ!!!???」

HIROYUKIの腕にヒビ――全身が砕け始めた
(; ̄ー ̄)「なっ、なっ、なっ……バカなっ!?この俺が!!!???」
川 ゚ -゚) 「お前のその慢心が負けを呼んだんだ」
('A`) 「一つだけ言わせてもらう……『オメーは俺を怒らせた』だ」

(; ̄/ー ̄/)「うぐぅぅぅぅおぁぁぁぁぁああああああああああ!!11!!!」
HIROYUKIの体が砕ける……それはドクオ達の勝利を表した
(;'A`)「ハァハァ…勝ったぜ……」
川゚ -゚)「……ああ」

そのころブーンは――



67: ◆/zdmSAnRd2 :2006/09/02(土) 00:00:57.43 ID:vIlN6R2C0
  
( `ω´)「うおおおおおお!」

ブーンの周りに光が集まり始めた……

( ^ω^)「…ここがショボンの世界おwwwうはwwwwなにもないおwwwwwwwwwwww」

そこは本当に何もない空間だったただ真っ白な空間にブーンがいるだけ…

(´・ω・`)「やぁ、来ると思ったよ」

( ゚ω゚)「ショボン…かお!無事だったのかお!?」

(´・ω・`)「ぜんぜん無事じゃないよ。アイツが入ってきて冷静になったんだ…ドクオには悪いことをした…」

( ゚ω゚)「なら、ショボンのオリジナルをおいだすお!どこにいるんだお!」

ブーンがそう言うとショボンがため息を吐きながら答えた

(´・ω・`)「ブーン…僕はだいたい僕のオリジナルが何をしているのか分かるしもうどうでもいいんだ。
      HIROYUKIだったっけ?アイツが現実世界を侵略したい気持ちも分かってきたよ」



75: ◆2Rj120eiJs :2006/09/02(土) 00:22:58.79 ID:wKqgz69v0
  
(; ゚ω゚)「ショボン、何を言ってるんだお!」

(´・ω・`)「僕らにはこの世界で得た力がある。
      この力があれば現実世界を支配する事だって簡単じゃないか。」

( ゚ω゚)「やっぱりショボンはオリジナルのせいでおかしくなってるお。
     ショボンはそんなこと考える奴じゃなかったお!!」

(´・ω・`)「すまない。そうかもしれないね……でも僕のオリジナルである『シャキン』に
      だんだんと魂も侵食されてきていて、もう切り離すことは出来ないみたいだ……」

(;^ω^)「そんな……」

(´・ω・`)「しばらくすれば僕の魂も消えてしまうだろう。
      ねぇ……そうなる前に……君の手で僕を殺してくれないか……?」

( ^ω^)「わかったお、一回殺してから、魂をクーに蘇らせてもらうお」

(´・ω・`)「いや……さっきも言ったように僕の魂はシャキンに侵食されてきている。
      蘇るとしたらそれはシャキンであって、僕ではないだろう
      いまなら僕は僕として消えることができる。ねぇ、ブーン頼むよ」

( ω)「そんな……ブーンには出来ないお……友達を殺すなんて……
    もう目の前で友達が死ぬなんて耐えられないお……あのときのような思いは嫌なんだお」

そうあの時……小学6年生のときのように――



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