( ^ω^)のケツの穴から糸こんにゃくが飛び出してるようです
- 24:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:36:58.26 ID:15CJYzIE0
\(^О^)/「げぼぅう!!」
( ^ω^)「 汚 綿 終 わ っ た な 」
ブーンは、背中を打ち苦しむ尾綿のもとへゆっくり歩いていく。そんなブーンの頭にインスピレーション!
( ^ω^)「・・そういえばここに来る間に、たくさんの死体を見た気がするお・・
あまり覚えてないけど、あれもお前の仕業かお?」
\(^О^)/「・・だ、・・だったら、どう、す・・・?」
(#^ω^)「・・・ 許 さ な い お 」
息も絶え絶えの汚綿に突き刺さる、死刑宣告。
『・・これのせいで家内にも逃げられて!全部全部・・・こんな計画のせいで・・・!』
(#^ω^)「全部全部、御前の勝手な八つ当たりだったんだお・・・?」
『御前はどうなんだ・・!?こんな汚らしい計画のためなんかに勝手に菊門を食品に掘られて!』
(#^ω^)「確かに・・・こんな汚らしい計画のためにアッー!されたのは腹が立つお」
『・・・何も知らない、幸せそうに生きてる奴らを皆殺しにしてやりたいだとかよォッッ!!』
(#^ω^)「けど・・・その怒りを何で一般人にぶつけるんだお?何で皆の日常を奪うんだお?」
唐突に湧き上がった怒りに震える拳を掲げ、振り下ろした。
(#^ω^)「日常を、幸せを奪われる事の辛さは、御前は十分にわかってるはずだお!?」
( ^ω^)(うっはwwww俺 臭ぇwwwwwwwwwwww)
- 26:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:37:49.21 ID:15CJYzIE0
\(^О^)/「・・・っだ、ダマれええエぇぇェェぇええエエえ!!!」
痛いところを突かれた尾綿は、余力を振り絞ってブーンの拳を転がって回避。
起き上がると同時にブーンの脚を取って張り倒し、その上にのしかかり、・・あれだ。69?みたいな形になった。
(;^ω^)「ちょwww敷かれるのは趣味じゃないんですが――――」
そこは流石にアホのブーンでもヤバいと思ったね。
69という事は、こっちにはしらたきが丸見えだが、逆に言えば相手にとっては糸こんにゃくが丸見えなのである。
( ;゚ω゚)(――――ヤバイお!!!!!11)
ガシッ!と、あわてて尾綿のしらたきを掴むが、同時に尾綿も糸こんにゃくを掴んできた。
( *゚ω゚)「ぁあふぅっ!肛門に擦れッ・・・・!」
\(^О^)/「・・・そうだなぁ?一般人に迷惑かけんのはいけないよなぁ?」
ニヤリ・・・と、限界まで歪んだ笑みを浮かべた尾綿は、口から涎をたらしながら話す。
( *゚ω゚)「 涎 男根 垂れ 」
\(^О^)/「じゃぁじゃぁ―――KKT同士、可哀想な人間同士、仲良く――――――――死のうぅ?」
( ゚ω゚)「―――――ッ!!」
\(^О^)/ 「 こ ん にゃ く !!! 」
(;^ω^) 「 し ら た き !!! 」
―――――――二つの食品名が全く同時に、デパートの屋上に鳴り響いた。
- 27:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:38:15.64 ID:15CJYzIE0
先程の、誰も覚えちゃいないであろう雷雲はすっかりなくなっており、時刻は夕方。
デパートの屋上の上には、二人の人間が横たわっていた。
正確には―――――
\(^О^)/「・・・・・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・・」
片方の人間、尾綿光は、既に息をしていなかった。
(;^ω^)「・・・・・・ぁ、危なかったお・・・・」
互いの発した必殺の言葉は、完全に同時だった。
( ^ω^)「・・・あいつが、『とんでもない間違い』をしていてよかったお・・・・」
実際には、『間違え』ていたわけじゃなく、単に混乱していて頭が働かなかったのかもしれない。
( ^ω^)「・・・『これは、ただのこんにゃくじゃあないッ・・』・・・」
『そう、常識的に考えれば、ただのこんにゃくがケツの穴から飛び出すはずがないのだ。常識的に考えれば。』
( ^ω^)「ブーンのは『糸』こんにゃくなんだお・・・糸、の差・・・まさに糸で綱渡りをするような危なさだったお・・・」
―――誰がたいしてうまくもないことを言えと。―――
冬の冷たい風が、そう言ったような気がした。 ・・・
- 28:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:38:34.67 ID:15CJYzIE0
- 序章・完
- 30:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:40:25.76 ID:15CJYzIE0
次の日 ブーンの部屋
ぴぴぴぴぴぴぴぴるぴるぴるぴぴるぴぴぴぴ カチッ
( ^ω^)「・・・・・・」
―――朝。
窓から射す日光は、まるで光り輝く朝の日光のようにすがすがしい。
( ^ω^)「・・・・・・ぅ ぁあ・・テラスガスガシス・・・」
ブーンが大きく欠伸とけのび・・・何が違うのかよく解らない二つを同時に繰り出していると、
『時間の果てまでBooon!!』
ブーンの携帯が鳴った。
(;^ω^)「朝ハヤスwwww誰だよwwwwwwww(ケータイを開いて)・・おいすー?」
( 'A`)『おう!ブーンか?』
( ^ω^)「ちょwwwドクオwwww ・・・んだよこんな時間に?何用?」
ちなみに、ドクオというのはブーンの親友であるが、肉体的な関係はない。
( 'A`)『おまwww機嫌悪いな・・ それよりもよ御前、何で昨日学校を途中からサボったんだ?』
( ^ω^)「 ぇ 」
そうなのです。いくら親友とはいえ、
「全裸男とケツの穴に突っ込まれたものを巡って激しく取っ組み合っていた」なんて誤解しそうな事を言える訳が無い。
- 31:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:40:59.95 ID:15CJYzIE0
( 'A`)『? どうしたブーン?』
(;^ω^)「!? いっえぃぇいえ!?どうもしませんでございますが何か!?」
( 'A`)『・・・・・』
ドクオは知っている。ブーンがこうやって無駄に激しく取り乱す時は、決まって裏でマズい事が起こっているのだ。
そんなブーンの親友であるドクオは、親友として、
( 'A`)『なにかあったんだろ?wwww早く教えないとあの時撮ったあの写真バラまくぞ?ww』
( ^ω^)「全裸男とケツのあn・・・・ッ!!!」
そこは流石ブーン。強靭な精神力で、語弊のある部分に到達する前に踏みとどまりました。
まぁ「全裸男」と「ケツ」っていったらどう聞いてもくそみそです。本当に有難うございました。
(;'A`)(――なッ?、こいつ・・・ッ!耐えただと!?この数時間の間に一体何が・・・・!?)
(;^ω^)「・・チッチッ、甘い。甘いねぇドクオくん?昨日までのブーンとは違うのだよ!」
( 'A`)『チッ・・・・しゃーねえ。バラまくか。』
(*^ω^)「おk、マテ!時に落ち着け!・・・学校で話すお・・・・・・」
- 32:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:41:58.73 ID:15CJYzIE0
―――あぁ、 あのこと をドクオに話すのかお・・・
・・まぁ、アレをバラまかれるよりはマシかもしれないお。
そんな感じにローテンションなブーンは身支度をして、いつも通りに登校開始。
( ^ω^)「・・・いってきますだお」
ブーンのその声を聞くものはいない。
ブーンの親は、2年前に事故で死んでしまっていた。
それ以来ブーンは、遠くの親戚の仕送り&バイトによる生計で、一人暮らしである。
( ^ω^)(・・・もう一人暮らしにも慣れたし・・今更悲しむようなことでもないお。何より一人ならオナヌーしほうd)
???「あ、ブーン!」
( ^ω^)「・・・お?」
ブーンは自分を呼ぶ声のするほうへと振り向く。そこには、
ξ゚听)ξ「おはよ、ブーン!」
( ^ω^)「ツン、おいすー」
ツンと呼ばれた彼女もまた、ブーンの友達である。ちなみに残念ながら肉体関係は無い。
- 33:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:42:47.63 ID:15CJYzIE0
( ^ω^)「それにしてもツン、何でいつもブーンと同じ時間に通りかかるんだお?」
ξ///)ξ「べっ、別にブーンに合わせて家を出てるわけじゃないんだからねっ!?」
(;^ω^)「だれもそんなこと言ってないお・・・」
ξ゚听)ξ「///・・・そういえばさブーン、私昨日変な噂を聞いたんだけど・・・」
( ^ω^)「噂・・・?kwsk」
ξ゚听)ξ「ぇ、と・・ ・・・ごめん、余りにも現実味の無い・・って言うより信じたくないような話だから、やっぱりいいわ」
( ^ω^)「?(一体なんなんだお・・?) ・・まぁいいお。それよりこのままじゃ遅刻だお。内申のためにBooon!!!」
ξ゚听)ξ「あっ、ちょっと!まってよブーン!」
- 34:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:43:30.98 ID:15CJYzIE0
学校。
ある者は、将来のために勉学に勤しみ、
ある者は、スポーツで爽やかな汗を流し、
ある者は、先生(保険医とか)と禁断に走り、
ある者は、放課後の教室でナニをアレする。
そう、そこは学校――――私立北VIP高校。
ブーンの通うその学校は、『常にハイクオリティ。』をモットーとし、
校長・長岡の癇に障るようなことや、行き過ぎた事をしない限りは留年をしない。
そんな、基本的には自由な校風の学校なのです。
- 35:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:44:58.49 ID:15CJYzIE0
ブーンは学校に着き、教室に入って自分の席に座ると、おもいっきり ぐー で殴られた。
(#)^ω^)「いってぇな!なにすんだお!」
( 'A`)「ようブーン!遅刻ギリギリだなwwww」
(#^ω^)「・・・言いたい事はそれだけかお?」
( 'A`)「うん」
( ^ω^)「把握した。 ・・・っと。先生が来たお」
教室の前のトビラが開き、このクラスの担任であるモナー先生と、校長の長岡が入ってきた。
( ゜∀゜)「今日も元気におっぱい!おっぱい!」
クラス一同「おっぱい!おっぱい!」
( ゜∀゜)「うん。このクラスはいつも元気があって大変よろしい。 ・・・ではモナー先生、私はこれで。」
( ´∀`)「はい、お疲れ様ですモナ。」
入ってきた時と同じ扉を開け、長岡校長は去っていった。
- 36:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 08:45:38.97 ID:15CJYzIE0
( ´∀`)「・・・出席を確認するモナ。効果斉唱!」
( ^ω^)「だが断る」
( ´∀`)「全員出席モナね。・・HRっていっても今日は何もする事無いから、各自好きにするモナ。」
クラス中から湧き上がる歓喜の声。
( ´∀`)「うるせぇ!」
そう言うとモナーは、長岡と同じように教室を去っていった。
(;^ω^)(なんか、今日のモナ王は機嫌がいいお・・・親戚の一人でも死んだのかお?)
( 'A`)「おい、ブーン?」
ブーンが不審がっていると、ドクオが席にやってきた。ちなみにモナ王とはモナー先生のあだ名です。由来は・・・
( ^ω^)「ドクオ。・・なんの用だお?」
( 'A`)「ほら、おまえ朝言ってたろ?学校で話すってよ。」
一瞬、ブーンの心臓が止まりました。(比喩)
そうです。誰も全裸男とケツの穴に突っ込まれたものを巡って激しく取っ組み合っていた時の詳細を話したがるわけが無い。
- 43:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 09:08:25.16 ID:15CJYzIE0
(;^ω^)「・・・は、話すって・・サボった理由かお?」
( 'A`)「そー。 ・・・幼稚園以来の仲だ。・・・・隠し事は、無しだぜ?」
ここでブーンは閃いた。
( ^ω^)(適当なこと言ってごまかせばいいんじゃね?)
( 'A`)「電話口での『全裸男』と『ケツ』ってのも、 も ち ろ ん 関わってるんだよな?
(;^ω^)(これはもうだめかもわからんね)
ブーンが、『全裸男』と『ケツ』のワードを使い、尚且つ語弊のないような話を脳内で練っていると、
(´・ω・`)「やぁ、なにをはなしているんだい?」
( 'A`)「おぉショボン。いやな?こいつが昨日サボった理由を聞こうと思ってよ。」
(;^ω^)(マズいお!)
ショボンは、ブーンのケツからぷるぷるした加工食品が飛び出している事を知っている。
それがサボった理由の全てというわけではないが、それでも理由の大部分を占めている出来事である。
(;^ω^)(ショボン、頼むお!あの事は黙っててくれお!)
ドクオがあのことを知ったら、幼稚園依頼の親友をなくしてしまう事態に陥りかねない。
ブーンがなんとかショボンとアイコンタクトをとろうとしていると、ショボンはこちらの視線に気付いた。
(´・ω・`)「・・・・・・・(コクリ)」
( ^ω^)「(――――つ、通じたお!)・・・!(コクコクと頷きまくる)」
友情を失う事を免れた―――そう、思っていた。
(´・ω・`)「ブーンはこんにゃくに掘られたってことをみんなに知られてね。羞恥の余りに逃げたんだ」
- 46:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 09:15:51.95 ID:15CJYzIE0
\(^О^)/『ブーンオワタ』
( ゚ω゚)「 」
( ゚A゚)「 」
(´・ω・`)「・・?ブーンは『言ってもいいのかい?』の問いかけに頷いたんだよね?」
なんということでしょう。ショボンもまた、アイコンタクトを計っていたのです。
(;^ω^)(もうだめぽ・・・・お迎えに来たのか、死んだはずの尾綿の姿が見えたような希ガスるお・・)
ブーンがこれからの人生に希望を見出せなくなり、自己崩壊を起こしかけたそのとき、
???『えええぇぇぇっ!!!??』
と、一斉にクラス中の生徒が叫んだ。
(;^ω^)「――――――おっ?」
ξ゚听)ξ「・・・ブーン・・・今の話・・・? そんな、あの噂って本当だったの・・・?」
- 50:◆ihG6agNduo :2006/07/22(土) 09:25:42.60 ID:15CJYzIE0
( ^ω^)「はい? ・・・・噂?」
ξ゚听)ξ「う、うん・・・噂。」
(;^ω^)「ぇ、 ってことは何か? 今言ったことって・・・クラス中に知れ渡ってるとかそういう感じのアレな訳かお?」
ξ゚听)ξ「・・・っ、うん、・・・そういう、かんじの・・・アレ、なんだけど、・・・クラス中っていうのは・・違う、かな?」
(;^ω^)「えちょ、kwsk!・・・っていうかツン!じりじりと後ろに下がるのはやめてくれだお!こっちが迫ってるわけでもないのに!」
気のせいか、ドクオを含めたクラスのみんなが、ブーンから一定の距離を保っている。
(;^ω^)「ドクオまでかお!? 泣くよ!?ここまできたら男の子でも泣いちゃうッ!」
ξ゚听)ξ「えとね、クラス中の噂じゃなくて、・・・・・・学校中、なの。」
・・・・古くから日本には、「悪事千里を走る」といいますじゃ。
( ^ω^) 「 は い ? 」
戻る/次のページ