( ^ω^)ブーンが関西女に惚れたようです。

16: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:06:50.00 ID:4NWQuAGT0
  
第九話 瞬間、ツッコミ、重ねて

川 ゚ -゚)「……?」
すれ違い?
それはどういう意味だろうか?
私とドクオくんの気持ちがすれ違ってるということか?
つまり、私は振られてしまったのか…
誠に残念だが仕方あるまい。
こればっかりは誰を責める訳にもいかん。
川 ゚ -゚)「そうか…残念…だ…」
その瞬間、私は妙な違和感を得た。
(;'A`)「お、おい!どうしたんだよ急に!?」
どういうことだ…?
目の前にいるはずのドクオくんがぼやけて見える。
視力が急激に低下してしまったのか?
川;-;)「な、なんだこれは…?」
頬に冷たいものが……涙?
わたし…泣いているの…?
何やらしょっぱい味もする…これは鼻水か?
川;-;)「う…うぅ…」
目の前で私を心配そうに見る彼に何か言おうとしても声にならない。
なんと無様なことだろう。
好きな人の目の前でとんだ醜態を晒してしまうとは。
いや、どのみち私は既に振られてしまったのだから、そんなことを気にしても無意味だな。
それに生涯で初めて愛した人に振られたのだから、もう私は生きていけない。
生きる気力を失ってしまった。
そうだ、死のう。
今すぐ死のう。



17: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:07:55.15 ID:4NWQuAGT0
  
(;'A`)「おい!何してんだ!!」
素直さんは窓に足を掛けて外へ飛び出した。
ちょっと待て、何がどうなってる!?
オレは少し落ち着こうと状況を整理してみる。
1・無理矢理叩き起こされてよく分からんスレ違いなことを言われる。
2・脊髄反射でツッコム。
3・素直さん号泣。
4・素直さん窓の外へダイブ←今ここ
整理してみたがやっぱり分からん。
オレがどうしたものかと考えていると、鬼のような津村さんと慌てた様子の内藤が教室に入ってきた。
ξ#゚听)ξ「ちょっとあんた!クーに何したん!?」
(;^ω^)「何があったんだお…?」
こっちが訊きたい…
(;'A`)「知らねぇよ!いきなり起こされてスレ違いなこと言われて!全然分からん!」
その時、教室の扉が開いた。

なんとそこには…



18: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:08:48.46 ID:4NWQuAGT0
  
/,’з「うひひひ…しぃちゃんの席に隠しカメラを仕掛けて、と…」
(´・ω・`)「見える!私にも見えるぞ!」

さっきから何が起こってるんだろう…
素直さんは窓から飛び出すし、クビになったはずの荒巻先生が椎茸さんの机に隠しカメラを仕掛けようとしてショボン先生に連行されるし…
(;^ω^)「カオス…」
僕は思わず呟いた。
ξ#゚听)ξ「あんたちょっと黙っとき!」
(;^ω^)「はいだお…」
僕は津村さんには逆らえない体質になってしまったみたいだ。
ξ;゚听)ξ「あ!そうや!クーは大丈夫なん!?」
(;'A`)「おぉ!!」
僕たちは急いで窓に駆け寄る。
窓の外には素直さんが尻餅をついて可愛らしく座っていた。
川 ゚ -゚)「どうした?」
ξ;゚听)ξ「ここ一階やったん?」
(;'A`)「そうみたいだな…」
はいはいワロスワロス。

第九話 おわり



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