( ^ω^)が不思議なリモコンを手に入れたようです

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/26(月) 14:29:19.41 ID:bf06vIsCO
  
第2話[蟻]

( ^ω^)「ただいまだお、カーチャン」
J( 'ー`)し「おかえりブーン。…何か良いことでもあったのかい?」
( ^ω^)「お?わかるのかお?」
J( 'ー`)し「わかるわよ。いつもはそんなに元気に帰ってこないもの」
( ^ω^)「そーいえばそうかもしれないおw」
J( 'ー`)し「うふふwほら、早く着替えてきなさい。晩ご飯出来てるわよ」
( ^ω^)「把握したお。お腹ペコペコだお!」

自室に戻り手早く着替えた僕は、足早にリビングに向かう。リビングではトーチャンが既に食べ始めていた。

( ´∀`)「お、おかえりブーン。今日はトンカツとポテトサラダだぞ〜」
( ^ω^)「美味しそうだお!いただきますお!」
J( 'ー`)し「ほらほら、ゆっくり食べないと喉に詰まるわよ」
( ^ω^)「モグモグ…大丈夫だお。モグモグ…!!」
(;^ω^)「んー!水っみずっ!」
( ´∀`)「はははw」
J( 'ー`)し「だから言ったでしょ?wはい、お水」
(;^ω^)「ゴクッゴクッ…ぷはぁ」
( ^ω^)「死ぬかと思ったおwww」
J( 'ー`)し「ふふふwブーンったらw」
( ´∀`)「ゆっくり食べるんだぞwww」
( ^ω^)「おっおっおっw把握したおw」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/26(月) 14:30:15.64 ID:bf06vIsCO
  
トーチャンやカーチャンと一緒にいると心が安らぐ。河原の土手よりもこのひとときが好きだ。
あっ…土手で思い出した。リモコンを試さなきゃ!

( ^ω^)「ご馳走様だお」
( ´∀`)「ん?もういいのか?」
J( 'ー`)し「珍しいわね。ブーンがおかわりしないなんて」
( ^ω^)「たまには少な目にしないともっと太っちゃうおw」
J( 'ー`)し「まぁ、ブーンったらwww」
( ^ω^)「それじゃあ部屋に戻るお」
( ´∀`)「宿題があったらやっておくんだぞ〜」
( ^ω^)「把握したお」
−−−

さて、早速リモコンで…の前に、説明書を読もう。

( ^ω^)「ふむふむ…ボタンを押しっぱなしにすると時が進んだり戻ったりするのかお…」

自分に向けて巻き戻しを1秒間押す。すると中2位の時の姿になった。

(14^ω^)「1秒で2歳位変わるのかお…で、戻るには…修正っと」
( ^ω^)「おっおっおっw戻ったおw」
( ^ω^)「そういえば、人以外にも使えるのかお?」

説明書に目を戻す。ある程度読んでみたが、人以外については何も書いてはいない。
注意の所かもしれない。そう思い、一番後ろの注意欄を見る。



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/26(月) 14:31:46.46 ID:bf06vIsCO
  
『これは試用品ですので、使いすぎにご注意下さい』
『この製品と慨OMYは関係御座いません』
『この製品で発生した異常について、当社はいっさいの責任を負いかねます』
( ^ω^)「書いてないお…なら試して見るお!」
僕は部屋を見回す。しかし、なかなか丁度いい物が見つからない。

( ^ω^)「…そうだ。庭の虫でやってみるお!」
急いで玄関へ向かい靴を履く。そして庭へ行き虫を探す。

( ^ω^)「…お?蟻がいるお。こいつで試してみるお!」

リモコンを蟻に向け、巻き戻しを押す。すると、蟻の時間が戻り見たこと無い姿になる。たぶん幼虫なのだろう。

( ^ω^)「このまま他の蟻の時間を戻したらどうなるかお?」

早速別の蟻を見つけて試してみる。蟻は幼虫に戻った。

( ^ω^)「最初の蟻も幼虫のままだお…」

僕は蟻の時間を修正した。すると2匹の蟻は元に戻った。

( ^ω^)「戻る時は同じかお。それに人以外に使っても異常は無いみたいだお。色々出来そうだおw」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/26(月) 14:32:36.43 ID:bf06vIsCO
  
実験に満足した僕は部屋に戻る。さて、何をしようか…

( ^ω^)「あ、宿題があったお…宿題やらなきゃだお」

机に向かい、宿題のプリントにペンを走らせる。結構悩んだが、何とか終わらせる事が出来た。
時間はもう11時。そろそろ寝よう。布団の中に潜り込む。

( ^ω^)「明日、ドクオにリモコンの事を話したら驚くお…楽しみだおw」

布団の中でwktkしていたが、少しずつ意識が微睡んで、僕は眠りについた…。



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