( ^ω^)ブーンが空も飛べるようです
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:29:08.07 ID:lmWyBZb20
( ^ω^)ブーンが空も飛べるようです
■第一話:空はもう飛んだ。
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:31:22.33 ID:lmWyBZb20
- さっき出てきたとある居酒屋。物語はここからはじまる。
これを目撃した人間たちは皆口を揃えてこういう。
「ねーよwww」
常連の軍人たちが居酒屋に入ってきた。
そしていつものように酒をガンガン注文した。
しだいに回らなくなる呂律、大きくなる声、赤く染まる頬。
軍人たちは周りの迷惑も考えず、と言ってもいつものことだが、
バカ騒ぎを繰り返していた。
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:35:37.13 ID:lmWyBZb20
- 事件は些細なことから起こった。
入ったばかりの女性店員が酒を運んでいると、上機嫌で踊っている軍人の一人とぶつかってしまった。
当然ソッコー土下座をかましたが、軍人たちは許さなかった。
バカ力で後ろから押さえつけ、胸をもんだ。
これには他の客も興奮を隠せなかったが、
軍人たちが服を破りだすと、一気に冷たい空気が辺り一面に流れはじめた。
そしてなんの行為もなしに、でっかくいきり立った一物を突っ込む軍人。
女性店員の股からは血が流れ落ちた。
- 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:38:33.33 ID:lmWyBZb20
- 何人が突っ込んだだろう。
はじめは泣き叫んでいた女性も、度重なる挿入と暴力でしだいに壊れた人形の体を相してきた。
そして軍人が突っ込み終わると今度は店長を呼んで、
死んだように地面に突っ伏している店員を指差しながら挿入することを命令した。
「店長の顔は真っ青でした。しかし股間は元気でした」
後に目撃者たちはこう言う。しかし、童貞だった店長からすれば仕方のないことかもしれない。
- 56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:39:14.28 ID:lmWyBZb20
- 言うの忘れてた!!これ18禁ね!女性も見たら嫌だと思うから、見ちゃったらごめんなさい!
- 57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:41:26.52 ID:lmWyBZb20
- 店長は店員の裂けた割れ目にそっと挿入した。
「ごめんね、ごめんね」
店長は泣きながら、しかし自分から腰を動かした。
それを見て笑う軍人たち。目をそむける他の客たち。
その誰もが、次の瞬間には目を見開いた。
- 58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:44:00.19 ID:lmWyBZb20
- 割れる窓ガラス、飛び込んでくる影。
ξ゚听)ξ「全員動くなー」
( ^ω^)「いてっ」
ブーンも窓に足を引っ掛けながらなんとか店内に入り、銃を取り出した。
ξ゚听)ξ「我々はV.I..P.です。外国人の犯罪を取り締まりにきました」
( ^ω^)「V.I..P.からきますたwww」
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:47:46.66 ID:lmWyBZb20
- ツンは人形のように横たわる女性を見、次に萎れた店長の股間に視線を落とした。
次の瞬間、ツンの拳銃が火を噴き、店長の顔が吹っ飛んだ。
「わー」
「きゃー」
逃げ惑う客に紛れて逃げようとする軍人たちの頭を、ツンが冷静に撃ち抜いていく。
しかし二人の軍人は外に逃げた。
ξ゚听)ξ「ブーン、追って。私は救急車が来るまで応急処置をするわ」
ツンが倒れている店員を指差しながら言った。ブーンは頷くと、物凄いスピードで外に飛び出した。
- 67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:52:56.48 ID:lmWyBZb20
- 外に飛び出したブーンは、逃げる軍人の頭に狙いを定めると、迷わず引き金を引いた。
しかし弾を入れるのを忘れていた。
( ^ω^)「あっちゃー」
ブーンは仕方なく高速で走っていき、後ろから軍人の頭を殴った。
殴られた軍人が物凄い勢いで別の居酒屋の壁に激突する。
( ^ω^)「フヒヒ……俺最強伝説www」
「調子にのんなFUCK!」
ブーンが振り向くと、女性の首にナイフを突きつけた生き残りの軍人が見えた。
「おっと、近寄るなよベイベー。このベイベーがどうなってもいいのかYO?」
( ^ω^)「く……」
- 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:56:02.07 ID:lmWyBZb20
- 軍人はニヤニヤしながら女性を引きずっていく。
人質をとられては仕方がない。ブーンは拳銃を投げ捨てて手を上げた。
「オーケーオーケー。そのまま動くんじゃねーぞ」
軍人はブーンから50メートルくらい離れたのを確認すると、
女性を投げ捨てて全力で逃走を開始した。
( ^ω^)「甘いお!」
バサバサバサ。物凄い音が軍人の耳に届いた。
軍人が後ろを振り向くと……
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:56:46.82 ID:lmWyBZb20
- 空も飛べるはず
⊂\ /⊃
\\/⌒ヽ//
(( \( ^ω^) ))
/| ヘ
//( ヽノ\\
⊂/ ノ>ノ \⊃
レレ スイスーイ
彡
「Oh!Noooooooooooooooooooo」
- 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 03:58:31.57 ID:lmWyBZb20
- ( ^ω^)「飛んでるwww俺はいま飛んでるんだおwww」
ブーンはそのまま軍人を追い越し、繁華街を一周して帰ってきた。
そして居酒屋の壁にめり込んでいる軍人を、必死で引き抜いているツンの横に降り立った。
ξ゚听)ξ「アレ?もうひとりいなかった?」
( ^ω^)「……」
ξ゚听)ξ「……」
- 73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:00:59.19 ID:lmWyBZb20
- こうしてV.I.Pの初任務は完了した。
( ^ω^)「楽勝だったおwww」
ξ゚听)ξ「所長ー、コイツ使えませんよ」
(´・ω・`)「まあ人が足りないから……ね?」
ショボンが可愛く首を横に倒しながら言った。
その首がツンによって180度回されたことは記憶に新しい。
第一話:完。
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