( ^ω^)ブーンがケータイを買ったようです

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:28:26.66 ID:3IPzlgjcO
  
⊂ニニニ( ^ω^)ニニニ⊃ブーン 「この速さなら言えるお!ツンが大好きだお!」
ブーンは神速であっというまに店についた

o(^-^)o「やぁ、ようこそコッサン電気へ!ナニ探している?」

( ^ω^)「あ、あの〜ケータイが欲しいんですけど…」

o(^-^)o「ん?5000円持てるのかな?かな?コッサンのオヌヌメはこのボ
( ^ω^)「この黒い格好いいやつくださいお!!」
o(^-^)o「ありがとうごさいます。またのご来店待ている?」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:29:20.32 ID:3IPzlgjcO
  
(;^ω^)「なんか変な人だったお…」

( ^ω^)「そんなことよりついに買っちゃったおwwwwww」

ブーンはさっそく家に帰って説明書を読みはじめた

( ^ω^)「おk、把握した」


その夜ツンに一通のメールが届いた。



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:30:38.17 ID:3IPzlgjcO
  
ドドインドインドイーン♪

ξ゚听)ξ「あら、ドクオからメールだわ、何かしら?」

('A`)『本文:フヒヒ』


ξ゚听)ξ「なによこれ!ドクオったら何考えてるのかしら!」

ドドインドインドイーン♪
間髪入れずにもう一通メールがきた

ξ゚听)ξ「始めて見るアドレスだわ…happi-boon…@…」

件名:ないとうぶーんだお本文:けーたいかったんだお!

ξ///)ξ「ちょwwwwおまwwww」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:32:34.51 ID:3IPzlgjcO
  
ブーンはあらかじめドクオにツンのアドレスを教えてもらっていた。

ξ*゚听)ξ『本文:漢字の変換くらいしなさいよ!あとハッピーのつづりはhappyよ田舎者!ホントバカなんだから!』 送信

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

(*^ω^)「!!!ツンから返事がきたお!!!!111」

(;^ω^)「うは英語間違えてしまってたお…テラハズカシスwwwww」

ブーンはその日、夜遅くまでずっとツンとメール交換をしていた

( ^ω^)「うはーwwwwツンのメール読み返してると眠れないおwwww」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:33:01.64 ID:3IPzlgjcO
  
◆次の日

< `∀´>「内藤がケータイ買ったニダ!アドレス教えろニダ!」
(><)「僕にも教えてください!」

「俺漏れも俺漏れも!!」
学校ではちょっと前からメンコブームが起きていて、ブーンはすっかり人気者になっていた。

< `∀´>「面白いサイト教えてやるニダ!」

(><)「ここエロ画像とり放題なんです!」

( ^ω^)「みんなありがとうだお!」

ブーンはドクオやクラスのみんなに教えてもらい、すぐにケータイを使いこなした。



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:37:09.58 ID:3IPzlgjcO
  
( ^ω^)「うはwwワンクリ詐欺だおwwwwww死ねお!氏ねじゃなくて死ねお!」

( ^ω^)「こいつ1000行ったらウンコ食うとかバカだおwwwwwww」

( ^ω^)「ケータイおもすれーwwww」

ブーンはもうここでずっと暮らしてもいいと思っていた。



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:38:04.88 ID:3IPzlgjcO
  
◆数日後の五時間目

おぉーんおぉーん

ツンのケータイのバイブが震えた

ξ*゚听)ξ「(ブーンからメールだわ♪授業中に珍しいわね…)」

( ^ω^)『本文:今日の放課後、僕らが初めて遊んだあの公園に来てほしいお』

ξ///ξ「…………(な、なによブーンのくせに)」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:38:56.71 ID:3IPzlgjcO
  
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪
( ^ω^)返事北!

( ^,ω^)「おい内藤!音を切っとけバカもん!クチャクチャ」

(;^ω^)「先生ごめんなさいだお(えーとマナーモードはこれを長押しっと)」

ξ*゚听)ξ『本文:別に暇だからいいわよ!』

( ^ω^)「!!!(やったお!やったお!)」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:39:23.64 ID:3IPzlgjcO
  
◆放課後

('A`)「おーい、ブーン、ツン、帰ろうぜ!」

('A`)「あ、あれ?あいつら先帰ったのか…いいよいいよ一人で帰るから…」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:40:06.84 ID:3IPzlgjcO
  
◆公園

('A`)「つまんねぇなー、公園で遊んでく…ん?(あれはブーンとツンじゃないか!)」

ドクオは慌てて木の陰に隠れ、産業で全てを把握した

( ^ω^)「・・・・」

ξ*゚听)ξ「ブ、ブーンの分際で呼び出して、何の用よ!」

( ^ω^)「あ…あの………その……」

ξ*゚听)ξ「な、なんなのよ!…………」

(;;^ω^)「あ…あうあう………その……」

|A`)「(がんばれブーン!)」

ξ*゚听)ξ「………(頑張って!)」

(;^ω^)「ぼ、ぼっぼぼ僕、ツンのことが好きだお!つつ付き合ってほしいお!」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:41:58.90 ID:3IPzlgjcO
  
ξ///)ξ「……私も……ブーンのこと…好……き……だから…いいよ…」

( ;ω;)「あ、ありがとうだお!」

ξ*゚听)ξ「な、なに泣いてるのよバカ!(ありがとうブーン///)」

|A`)「(ヘッ、おまえら…久しぶりにいいもん見せてもらったよ)じゃまものは帰るとするか…」


こうして僕らは付き合うことになった。



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:43:07.17 ID:3IPzlgjcO
  
( ^ω^)「なんかここで話してると一番最初の頃を思い出すおwwww」

ξ///)ξ「メ、メンコ楽しかったね♪」

それから僕らは日付が変わる頃まで、地元での出来事なんかや、お互いの趣味なんていう他愛のない話一つ一つに胸を踊らせた。



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:43:38.53 ID:3IPzlgjcO
  
ξ///)ξ「ブーン、今度東京案内してあげる!」

( ^ω^)「マジかおwwwwwww楽しみにしてるお!」

ξ///)ξ「じ、じゃあもう帰るね! ブーン…ずっと一緒にいてね…」

( ^ω^)「!!!もちろんだお!気をつけて帰るお!バイバイだお!」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:44:20.19 ID:3IPzlgjcO
  
その帰り道、ブーンはドクオに電話をした。

( ;ω;)「もしもsし!ドクオ!君のおかgで僕h26はどqオ!うわぁフジコ!」

('A`)「モチツケwwwwwwwまぁ何があったか知らんが、よかったな!」

ブーンはとにかくドクオに感謝の言葉を浴びせつづけた。
ドクオも自分の事のようにブーンの幸せを心から喜んだ。

ブーンもツンもドクオも、皆幸せだった。



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:44:48.22 ID:3IPzlgjcO
  
◆帰宅

( ^ω^)「スプー伯父さんただいまだお!だお!だお!」

┌。w゚┐「なんだ、元気がいいな。それより秋田から手紙が届いてるぞ。ほら」

伯父さんから手紙を手渡されるとブーンは神速で封を切った

( ^ω^)「カーチャンだお!カーチャンからだお!!!」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:46:11.53 ID:3IPzlgjcO
  
J('ー`)し『ブーンへ カーチャンのせいで迷惑かけてごめんね。元気かい?先生がおっしゃったんだけど、カーチャン明後日にはもう退院できるんだってさ。今まで辛かったろう、ごめんねブーン。』

二枚目『もう大丈夫だからね。新幹線のチケットを一緒に入れといたからね。気を付けて帰ってくるんだよっ。ちゃんと伯父さんにお礼を言うんだよ!   カーチャン』

( ;ω;)「ウッ…カーチャン…カーチャンに会えるお!」



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:47:59.85 ID:3IPzlgjcO
  
カーチャンが手紙を出したのは昨日だ、ということは退院は明日ということである。
ブーンが封筒の中を探すと新幹線のチケットが入っていた。【東京→秋田】
見ると明日の日付が記入されてる。

( ^ω^)「明日だお!やっと明日カーチャンに会えるんだお!」





( ゜ω゜)!!!!11



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:49:08.63 ID:3IPzlgjcO
  
そう、ブーンが忘れるわけが無かった。
大好きな恋人、かけがえのない親友、ともに笑いあった仲間達。
どれも失いたくない宝物である。

(;^ω^)「明日帰ったらもうここには戻ってこられないかもしれないんだお…」



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:49:58.17 ID:3IPzlgjcO
  
( ^ω^)「ツンとの東京案内デートの約束……」

( ^ω^)「帰るのはもう少ししてからでも………いや、だめだお!」

ブーンの家は母子家庭で子供はブーンしかいない。つまり退院して家に帰ってもカーチャンを待ってる人はブーン以外にいないのである。

( ^ω^)「きっとカーチャン、病院では一人で寂しかったと思うお…やっぱり明日帰らなきゃダメだお!」



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:51:20.08 ID:3IPzlgjcO
  
( ^ω^)「明日の新幹線の時間は・・10時かお・・・早いお」

ブーンはメールでクラスのみんなに全てを説明した。ドクオとツンを除いて。

そんな時にブーンのケータイが鳴った

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

(;^ω^)!「おひょう!びっくりしたお!」



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:52:26.33 ID:3IPzlgjcO
  
(;^ω^)「ド、ドクオからメールだお・・・」

('A`)『本文:クラスのやつから全部聞いたよ』

( ^ω^)「ドクオ・・・」

ブーンは申し訳ない気持ちで一文字一文字丁寧に返事を打った

( ^ω^)『本文:本当に急な話で申し訳ないお・・・怒ってるのかお?』送信

返信はすぐに北

('A`)『本文:何言ってるんだ、俺たちは親友だろ?向こう行っても連絡ちゃんとよこせよな!』

( ;ω;)「ウッ…ドクオ……」



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