( ^ω^)ブーン達が生き残りゲームに挑むようです。

1:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:46:12.03 ID:meh/kO/5O
  
深夜2時、ブーンは夢の中…青白い光に包まれ不思議な感覚に陥った。
せせらぎの音が近くで聞こえ、共鳴するかの様に少女の声が自然と頭に響く。

─────ねぇブーン?


(´ω`)『…誰…だお…?』

アンタは馬鹿なんだから…アタシが…

…守ってあげる…。



3:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:47:49.53 ID:meh/kO/50
  
(;^ω^)『───君は…君は誰だお!?』


少女の声がハッキリと聞こえた瞬間、せせらぎの音が大きくなりブーンの身を大量の水が包み込む。

前にも、体験した様な感覚…………

(;^ω^)「───おぉ─ッ!!!!」

溺れる夢目を開ければ先程の風景は跡形も無く、見慣れたいつもの部屋。

(;^ω^)「なんか…嫌な夢だったお…」

気だるい体を起こしゆっくりと着替えを始めるとある事に気付く。



4:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:50:10.00 ID:meh/kO/50
  
( ^ω^)「今日はやけに静かだお、何だか外も薄暗いし…カーチャンも僕を起こすの忘れて寝てんのかお?」
時計を確認するもきちんと朝の8時、着替えを終えたブーンは静寂に包まれた家の階段を降りて一階へ行く。
あまりの静けさに階段の軋む音がいつもより大きく聞こえる。

( ^ω^)「カーチャンおは…お?…あれ?誰もいないお…」

(;^ω^)「な…何だか変だお…胸騒ぎがするお」

明らかに異様な雰囲気に気付きブーンは柄体の知れない恐怖感に辺りを見回す、何だか外が騒がしい気もする。

(;^ω^)「カーチャンも買い物か何かに行ったんだお…大丈夫…大丈夫…テレビでも見るお!」

不安をかき消す様にリモコンでテレビを付ける…ブラウン官に写るのはいつもの早朝から放送している元気なニュース番組などでは無く砂嵐で、慌ててチャンネルを変えるブーン。

(;^ω^)「なっ…なんでだお!?…あ…」



5:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:53:24.48 ID:meh/kO/50
  
やっと映像が映った所、暗い面持ちのアナウンサーと暗いスタジオ。
アナウンサーは落ち着いた声音でニュースを続ける。

(;´Д`)「こちら2ちゃんねる臨時放送です…確認した所、残り三日でこの星に隕石は衝突してしまいます…まだ非難していない方は至急荷物をまとめ最寄りのシェルターへ非難して下さい…繰り返します…」

(;^ω^)「……う…嘘だお…こんなの嘘だお!カーチャン!カーチャンは僕を置いて先に逃げたのかお!?」

突然の事に訳も分からずに辺りを見回しカーチャンを探すも見付からず、ブーンは状況が飲み込みきれず八つ当たりにテレビを叩く…何も出来ずただ延々と同じ事を繰り返す番組に途方に暮れていたときだった。



6:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:54:35.36 ID:meh/kO/50
  


──ドンッ─ドンッ…ガシャーンッ!

突然、二階から硝子が割れる音が聞こえ同時に何者かが部屋に侵入してきたらしい荒荒しい足音が聞こえる。

(;^ω^)「──ッ!…誰かが家に…っ!?」
( ;ω;)「おっ…降りてくるお!」


とっさにトイレへ駆け込み隠れるブーン。
固唾を飲み、息を殺すと聞き覚えのある声が響いた。



8:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:55:34.95 ID:meh/kO/50
  
('A`)「ブーン!どこだ!!」

(^ω^;)「え?…ドクオかお?」
ブーンは恐る恐るトイレから顔を出せば見慣れた友の顔がそこにはあった。

(;'A`)「お前こんなときに便所かよ…まぁいいや、早くここを離れるぞ…事情は…分かってるよな?」

ずっと同じ事を繰り返し伝えるテレビを横目に舌打ちをするドクオ。
('A`)「もう…家には帰れ無いと思え…」
(;^ω^)「でも…………分かったお…」
('A`)「外の車でショボンが待ってる…40秒で支度しな!!!」
( ^ω^)「ちょっwwwジブリwwww」



9:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 00:58:59.34 ID:meh/kO/50
  

ブーン達が準備を追え慌ただしく家を後にしたと同時にテレビのアナウンサーは報道を切り、立ち上がりながら不適に笑う。

(#´∀`)「皆さん…よい三日間を…」

そしてカメラに奇声を発しながら駆け寄るアナウンサーを写し、テレビは砂嵐へと切り替わる。

終焉を語る様に電源がプツンと途切れた。



12:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 01:28:25.68 ID:meh/kO/50
  
車に乗り込んだブーンとドクオ、待ちくたびれた様に振り向くショボン。

(´・ω・`)「やぁ、ブーン。こんな事になってお互い大変だろうけど頑張ろう」
(;^ω^)「ショボン…お前冷静過ぎるお…」
('A`)「無理も無いさ…俺達はもう昨日の夜にはシェルターに逃げてたんだよ。でもお前の姿が無いからおかしいなって」
(´・ω・`)「そしたらまだ非難して無かった君のお母さんが、軍に無理矢理つれてこられてね」
('A`)「で…俺らが助けに来てやったって訳」
( ;ω;)「ありがとうだお、そっか…カーチャン無事みたいで良かったお…」

ショボンが車を走らせる。
ブーンが窓から外を眺めると、見慣れたはずの町並みにがおかしい事に気付く。

(;^ω^)「人が…死んでるお…アッチは火事に…」
('A`)「みんな…こんなときだからな…基地害になって人殺したり…強盗したり…馬鹿だぜ本当」
(´・ω・`)「僕らが来なければ…ブーン…君も殺されて(ry」
(#^ω^)「…感謝してるお」



17:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 01:40:41.65 ID:meh/kO/50
  
最寄りのシェルターとはいえ町外れにあり、ブーンの家から車で1時間もかかる場所だった。

途中、ショボンが車を加速したりとDQN共を避けながら道のりの半分まで来たときだ。

('A`)「…ここにするか」
不意にドクオが窓の外に目をやり傍らに置いてあった長い棒状の袋を手に取りショボンに目配せする。
ショボンも頷くと隠れる様に車を近くの茂みに停車させ、助手席に置いてあったトランクを引き寄せる。
(´・ω・`)「そうだね、ブーン…今から僕たちの言う通りに動くんだよ?」
( ^ω^)「?…ぉk」



19:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 01:57:17.54 ID:meh/kO/50
  
ブーンが頷くとショボンとドクオは目を合わせ、声を潜めて説明を始める。

('A`)「今から生きるために必要な食糧を調達する、DQN達とは違う…あくまでも生きるために、だ」
(´・ω・`)「僕たちだけじゃなく、他に親しい仲の人達の分も必要だから、出来るだけ持ってこなきゃいけないよ」
(;^ω^)「これって…でも…」
('A`)「俺らは私利私欲の為じゃない、分かってくれ…」

戸惑いを隠せ無いブーンにドクオは悲しそうな顔をしながら告げると長い袋から棒を取り出す。
(;^ω^)「ドクオ…!それって…」

棒の正体は鞘に治まった刀、ドクオは困った様に笑みを浮かべると人指し指を立て口許へ持ってゆく。

(´・ω・`)「いいかい?僕らはそこら辺にウロウロしてるDQN共に気付かれ無い様に食べ物を、あそこのスーパーから集めるんだ」

ショボンが指差した先には大きめのスーパーがあり、店内は暗く駐車場には車が数台放置されてあった。

(;^ω^)「……でも…」
('A`)「……ツンも、シェルターで待ってる」
(;^ω^)「ツン!?ツンも無事だったんだお!?」
('A`)「あぁ…」
( ^ω^)「良かった…生きる為…把握したお!」



21:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 02:13:05.90 ID:meh/kO/50
  
ブーンとドクオ、ショボン、そしてツンは高校に入学し同じクラスメートだった。
イジメられていたブーンでも気兼する事無く対等に友達として居てくれた三人はブーンにとってかけがえの無い存在だった。

同時に、ブーンはツンへの恋心も抱いていた。

('A`)「いいか、ブーン。ここからが重要だ」
(´・ω・`)「DQNがウロウロしてるって言ったよね、アイツら…もしかしなくても、僕らを襲ってくるかもしれないよ」
(;^ω^)「えっ…」
('A`)「そこで、これだ」

ドクオが鞘から刀を少し抜いて刃を見せる。
(;^ω^)「まさか…」
('A`)「アッチが襲ってきたらの話だ…俺だっていくら池沼でも殺しは戸惑うモンがある」
(;^ω^)「ですよぬー」
(´・ω・`)「正当防衛って事さ、コッチからは危害を加えない様にしなきゃね」

そう言って先ほど引き寄せたトランクからショボンは銃を2丁取り出し1つをブーンに渡す。

(;^ω^)「こんな物騒な物どこで…」
(´・ω・`)「まぁ…とある人達に協力して貰ってね」
二人の様子を眺め刀を鞘に収め傍らにドクオがドアに手をかけゆっくりと開く。

('A`)「とやかく言ってる暇は無いぞ、誰かに車が見付かったらアウトだ…321の合図で行くぞ!」
(;^ω^)「…おっ…ぉk!」
(´・ω・`)「把握した」

('A`)「3…2…1…店に向かって走れっ!」
⊂ニニ(;^ω^)ニニ⊃「走るのは得意だお!」
ブーンはポケットに忍ばせた拳銃の重さに後戻りが出来ない事を再認識しながら必死に走ったのだった。



24:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 02:35:35.32 ID:meh/kO/50
  
同時刻…VIP街 緊急シェルター前

ξ#゚听)「ちょっと…ふざけんじゃないわよ!あと3人アタシの仲間が来るって言ってンじゃない!」
一人の少女と軍人が口論になり、シェルターの封鎖について揉めていた。
少女は可愛らしい面持ちで、ブーン達を待ちブーンが恋心を抱いているツンだった。

ツンの役目はドクオとショボンがブーンを迎えに行き戻って来るまでにシェルターを閉鎖されぬ様に制止する事。

今、正にその口論となっていたのだ。

( `Д´)「しかしもう暴徒と化した住人が増えたせいで待てないんだ!早く君も入りなさい!」
ξ#゚听)「嫌よ!あと1時間!1時間ぐらい待ちなさいよ!」
( `Д´)「もう待てない!いつくるか分からない3人と何人もの人々の命ドッチが重いのか分かってるのかい!?」
ξ;゚听)「それは…でもアタシにとってアイツらは…」

ツンは考える。
一般的には3人と多人数なら多人数だろう、ただツンにとって3人は多人数と同じほど大切な命なのだ。
( `Д´)「分かったら君も早く入りなさい!」



26:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 02:45:32.19 ID:meh/kO/50
  
ξ#゚听)「……もう結構よ!閉めちゃえば!?アタシはここでアイツらを待つわ!たかが3人でも人の命を犠牲にできる様なヤツらに命なんか預けらんないわよ!」

ヾ( `Д´)ノ「勝手にしろ!もう閉めるぞ!」

J;'ー`)「ツンちゃん…っ!」

事の騒ぎに気付き慌てて出てきたブーンの母親はツンに手を伸ばす、ツンはその手を掴むか戸惑うが首を左右に振る。

ξ;;)「ブーンのお母さん…アタシは…大丈夫です…」

ブーンの母親を押さえる軍人達、ツンは堪えきれずに涙を溢す。

J;゚Д゚)「ツンちゃん…ちょっと貴方たち!!あのコを置いて……ツンちゃ───!!」
────ギイィッ…

大きな音を立てシェルターは固く閉ざされた。


ξ;;)「ブーンのお母さん…アタシが…ブーンはアタシが守るから…」

ツンは涙を拭い、背負っていたリュックから銃とナイフを取り出す。
スカートの下に隠れたガーターベルトへナイフを隠し、何かを決意する様に銃を握り締め顔を上げる。

顔を上げた先には、暴徒と化したであろう人物がツンを狙う様に見つめていた…。



32:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 03:09:32.82 ID:meh/kO/50
  
一方、ブーン達。

(;'A`)「…はぁ…これぐらいでいいか…ショボンはともかく…ブーンは大丈夫なのか?」
ドクオはなんとか食糧を集め車まで戻る。
詰め込みが終わり、一息ついたところでショボンも戻り後はブーンだけになった。
('A`)「ブーン…無事だといいが…」
(´・ω・`)「さぁ…ここで死なれたら僕が困るよ…」
('A`)「…?何でお前が…」
(´・ω・`)「別に…」
('A`)「お前………」
(´・ω・`)「…まだブーン君のカマ掘ってないし」
(;'A`)「………そうかよ…」

ショボンは窓の外を眺めた侭呟く。
ドクオはその様子を呆れた様に横目で眺めながら一抹の不安をかき消す様に首を左右に振った。

(;'A`)。・゚(ショボンのヤツ…何か最近おかしいぞ…嫌な予感がする…)

ドクオの不安をよそにブーンが広げた両手に袋を下げ全速力で戻ってくるのが目に入り、不安等は薄れていった。

(´・ω・`)「遅かったねブーン、死んだかと思ったよ」
( ^ω^)「まだ僕は死ね無いお!」
(´・ω・`)「そうだね、君にはまだ行きて貰わなきゃ……………やらな(ry」
(;'A`)「……。なにはともあれ時間が無い、早くツンのところに行くぞ!」

幸いまだ暴徒達は居場所に気付いていない。
その場を離れる様にブーン達は車を走らせた。

先にある物を知っていたとしても…今は進むしか無かったのだ…。



83:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 11:39:46.55 ID:meh/kO/50
  
VIP街 緊張シェルター前。
猛スピードで街を車で走り抜け、やっとシェルター前についたブーン達。
シェルターはもう閉ざされたており、一人の少女が壁に寄りかかりその足元には人が倒れていた。

(;'A`)「どうゆう事だ…何でシェルターが閉まってんだよ!」
(´・ω・`)「………」
(;^ω^)「僕達死んじゃうのかお?……あ!あそこにいるの…おーいっ!ツン!ツンー!」

ξ゚听)「……ブーン!!!」
ブーンはツンに駆け寄ると異変に気付く。
(;^ω^)「ツン…これは…」

ツンの足元には口許から血を流し直れている男。
ツンは首を左右に振りすがる様にブーンを見る。

ξ;゚听)「しょうがないじゃない!襲ってきたんだから…」
('A`)「ブーン…言ったろ?生きるためには、今はこうやって戦わなきゃいけ無いんだよ…お前も今の現状分かってるだろ?」

(;^ω^)「でも…うん…ツンが生きててくれて良かったお」

(´・ω・`)「お喋りはそれぐらいにして…ツン、シェルターを開けとくのが君の役目だったはず。これはどうしてだい?」

ξ;゚听)「それは…(省略されました続きを読むにはワッフルワッフルとry」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「ワッ…把握した」



86:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 11:55:05.21 ID:meh/kO/50
  
(;'A`)「どうする?」
(´・ω・`)「う〜ん…でもどうせ隕石だ。シェルターに逃げても生きれるかなんて分かんないんだよ?」
ξ;゚听)「だったら…」
(´・ω・`)「外にいれば食べ物も困らないし…今、やれるだけ自分達で衣食住確保して3日間過ごすしか無いと思う」
(;'A`)「軍人に頼めば中に…」
ξ;゚听)「無駄よ…皆中でアタシたちの声なんか届かない…」

三人が深刻な話をしている傍ら、ブーンは倒れている男を眺める。
足の先で軽くつつくが動かない。
恐る恐るその腕に触れるが体温が無くなりかけ冷たいものだった。
ブーンは改めて今の現状を確認し直す様に銃をポケットの上から撫で、男の死体に黙祷を捧げた。

('A`)「ブーン…いくぞ!」
( ^ω^)「ぉk」
(´・ω・`)「…」

ツンと合流したブーン一行は車に乗り込み、普段通っていた高校へと車を走らせたのだった…。



91:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 12:12:31.33 ID:meh/kO/50
  
VIP高等学校──…
四人は到着すると購買の搬入用シャッターの中へ車を隠し、集めた食糧を抱え保険室へと向かう。

(´・ω・`)「保険室なら寝る場所があるからね」
('A`)「そうだな…」
ξ゚听)「お腹空いたわね…」
( ^ω^)「空いたお…」
何とか食糧を分けまとめ、念のために窓を全てロックしカーテンを閉める。
一段落着いたところで先程から空腹を訴える様に腹の虫が鳴いている事に気付く。
全員が昨晩以来、何も食べていなかったのだ。

(;'A`)「そうだな…とりあえず腹が減っちゃ…」
( ^ω^)「戦は出来ないおww」
(´・ω・`)「食べようか」
ξ゚听)「えぇ…」

全員が声を揃え食事を始める。
缶詰とパンの簡易食事だが背に腹は変えられなかった…

( ^ω^)「ハフッ!ハムハム…ハフッ!」ξ゚听)「きめぇwwwww」

……というより、空腹のせいかおいしく感じられた様だ。



98:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 13:42:11.64 ID:meh/kO/50
  
そして、食事を終えると一日の疲れが押し寄せ皆は確実眠りに着く。
ツンとショボンは二つあるベッド、ドクオはソファーへ…ブーンはジャンケンに負け床で寝る事に。

('A`)「グォォオ────ッスピュー…」
( ^ω^)「おっ、おっ、おっ…スヤスヤ」
ξ゚听)「…もう…寝てるときまで煩いのね…」

深夜、ツンはブーンとドクオのイビキの煩さに目を覚ます。

起き上がり隣のベッドに視線をやればショボンがいない。
ξ゚听)「トイレかしら…喉が乾いたわ…」

喉の乾きを感じ、ツンがベッドから降りようと身を乗り出せば不意にブーンとブーンの傍らにショボンが立っている。

(´・ω・`)「…………」

ξ゚听)「ショ…………ッ!?」

ブーンの傍らに立っているショボンの手には、銃が握られていた。
無表情のままブーンを見下ろすショボンにツンは声を失う、何故なのか分からず呆然としているとショボンはツンの方に振り向き眉1つ動かさずに話す。

(´・ω・`)「……寝惚けてしまったよ、参ったね…この事、ブーンとドクオには話しさないでくれるかい?からかわれたくないんだ…」

ξ;゚听)「……え…えぇ…分かったわ」
(´・ω・`)「じゃあおやすみ」

ショボンは何事も無かった様にベッドへ戻る。
ξ;゚听)。・゚(ショボン君…何だか様子がおかしいわ…)

ツンは喉を潤す事も忘れ横になる。
眠りにつこうと目を瞑るも、隣のベッドにいるショボンから殺気を感じ一睡も出来ずに朝を迎えたのだった。



105:◆h..bLR.lk. :2006/05/20(土) 14:30:47.96 ID:meh/kO/50
  

ツンの心配をよそに爆睡をしていたブーンは夢を見ていた。

(;^ω^)「大変だお!ツンに借りてた宿題のノート忘れたお!早く取りに帰らねばだお!」

雨の中ブーンは急いで走っていた。
宿題が分からずにツンからノートを借りたはいいが忘れてきてしまい引き換えしていた所だった。

⊂ニ二(;^ω^)二ニ⊃「雨の日は走りづらいお!」

雨が服に染み込み足が重い。
ブーンが交差点に出た瞬間だった…

キキ──────ッ─…


ブーンは空を飛ぶ、そして落ちて行く…暗い闇へ…雨が、降っている水音だけが響いていた。



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