( ^ω^)ブーンが死んでしまったようです。

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2005/12/05(月) 03:17:56 ID:JNs7ZXwgO
この世界には七つ集めると願いが叶うドラゴ〇ボールという不思議な玉があるという。
そして集う戦士たち。
('A`)「ったく、マンドクセけどやってやるか」
(´・ω・`)「みんなブーンの為にがんばろうね」
ξ゚听)ξ「しかたないわね。べ、別にブーンの為じゃないんだからね!」
/,'3 「なぁに死んでんだアイツは。ま、面白そうだしお前らに付き合ってやるよ」


ブーンを生き返らせる旅が今始まる…。





30: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 03:54:39 ID:JNs7ZXwgO
―ブーンが死んだ日

ξ;凵G)ξ「バカ!なに死んじゃってんのよ!もっと、もっと伝えたい事もいっぱいあったのに…!」
(´;ω;`)「ブーン…君は最高の友達だったよ…。君との思い出、絶対に忘れないよ…グスッ」
('A`)「クソ…勝手に死にやがって…!」
/,'3 「……。」
m9(^д^)「プギャー、死んでやがんの!」
('A`)「…!なんだとテメェ!」
m9(^д^)「プギャー、暴力反対!」
/,'3 「やめろ!場を考えろ馬鹿野郎共が。」
m9(^д^)「プ、プギャー、そうやって傷の舐めアイツしてろプギャ」
('A`)「テメェ…!」
/,'3 「放っておけ。…それより、この後家に来てくれないか?そこの二人もだ。見せたい物がある…」
('A`)「見せたい物…?」



39: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 04:29:43 ID:JNs7ZXwgO
―荒巻宅
ξ;;)ξ「ヒック、グスン。ブーン…」
(´・ω・`)「ツン、元気だして…」
('A`)「おい、こんな所に呼んだんだから早く見せろよ」
/,'3 「こんな所とはご挨拶だな。実はな、俺の家系は代々機密書類などを扱ってきたんだ。…そうだな、今で言うスパイみたいなモンか」
('A`)「焦らすなよ。さっさと…」
/,'3 「まあ焦るな。仕事柄、俺の一族はそういった重要な情報を取り扱ってきたんだ。」
ゴゾゴソ…
すると荒巻は一札の文献を取り出した。
/,'3 「本当は見せちゃいけないんだが、内藤のヤツには世話になった事もあるしな。…ココを見てみろ」
文献には多少読む事ができる文字と絵が書いてあった。
(´・ω・`)「なになに?…氷の大地に願いが叶う術アリ…え!?あ、あとは何が書いてあるかわからないよ…」
/,'3 「氷の大地とは、南極か北極だな。そこの氷の下に遺跡があるらしい。そこに行けば何かしらの方法で願いが叶う、と記されている」
ξ゚听)ξ「え!?じゃあブーンを生き返らせる事ができるの!?」
('A`)「なんか嘘臭えな。その情報は確かなのか?」
/,'3 「ああ。国家機密並の情報だ。恐らく正確なものだろう」
ξ゚听)ξ「じゃ、じゃあ今すぐ出発するわ!」
('A`)「ちょwwwおまwwww南極か北極のどちらかもわかってないんだぜ?俺は行くのは正直マンドクセえが、
ブーンが生き返えるならついて行くつもりだぜ。ショボンも来るよな?」
(´・ω・`)「もちろんだよ!資金の方は僕がなんとかするよ。」
('A`)「大丈夫なのか?」
(´・ω・`)「パパに頼めば大丈夫だよ。パパはショボンコーポレーションの社長だからね」
ξ゚听)ξ「なら今すぐ出発よ!」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2005/12/05(月) 04:32:12 ID:JNs7ZXwgO
/,'3 「盛上がってるとこ悪いが、お前ら落ち着け。文献の最後に書かれている事なんだが、遺跡にはトラップが存在するらしい」
('A`)「ヤバいのか?」
/,'3 「ああ。危険度Sと書かれているからな。命を落とす旅になるかもしれん。お前らにその覚悟があるか?」
('A`)「…」
(´・ω・`)「…」
ξ゚听)ξ「……やるわ。私はどんな危険があってもそこに行くわ。」
('A`)「ちょwwwおまwwww死ぬかもしれねぇんだぞ?」
ξ゚听)ξ「ええ。覚悟は決まったわ。あなた達は?」
('A`)「チッ、しかたねえな」
(´・ω・`)「僕も行くよ!僕もブーンを助けたいもの!」
/,'3 「…いい覚悟だ。特にその女、気に入ったぜ。任せろ、道案内は俺がしてやる」
こうして彼らは命がけの旅に出る事になったのである…。



43: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 04:33:28 ID:JNs7ZXwgO
/,'3 「盛上がってるとこ悪いが、お前ら落ち着け。文献の最後に書かれている事なんだが、遺跡にはトラップが存在するらしい」
('A`)「ヤバいのか?」
/,'3 「ああ。危険度Sと書かれているからな。命を落とす旅になるかもしれん。お前らにその覚悟があるか?」
('A`)「…」
(´・ω・`)「…」
ξ゚听)ξ「……やるわ。私はどんな危険があってもそこに行くわ。」
('A`)「ちょwwwおまwwww死ぬかもしれねぇんだぞ?」
ξ゚听)ξ「ええ。覚悟は決まったわ。あなた達は?」
('A`)「チッ、しかたねえな」
(´・ω・`)「僕も行くよ!僕もブーンを助けたいもの!」
/,'3 「…いい覚悟だ。特にその女、気に入ったぜ。任せろ、道案内は俺がしてやる」
こうして彼らは命がけの旅に出る事になったのである…。



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2005/12/05(月) 15:47:04 ID:JNs7ZXwgO
(´・ω・`)「うん、じゃあよろしくね、パパ」
ショボンは電話を切った。
(´・ω・`)「パパに船の手配をしてもらったよ」
('A`)「おい、ずいぶんと簡単だな。一分くらいしか話してないじゃないか。
それに危険な旅になるかもしれないんだぜ?よく親父さんおkしてくれたな」
(´・ω・`)「パパなら『男の子ならそれくらいの旅も必要だガハハー』だって」
一同「(すごい父親だ…)」
(´・ω・`)「さあ、いつでも出発できるよ!」
/,'3 「まあ待て。まだ夜だ。出発は朝になってからのほうがいい。今日は家に泊まっていけ。やる事もあるしな…」
ξ゚听)ξ「やる事?」
/,'3 「ああ。旅の準備と、今できるだけの情報収集だ。情報は時に命を左右するからな」
ξ゚听)ξ「わかったわ。私達はなにをすればいいの?」
/,'3 「そうだな…ショボンは今から言う物を朝までに用意してくれ。女は俺と一緒に情報収集だ。ドクオは…寝てろ」
('A`)「ちょwwwwwなんで俺だけ」
/,'3 「冗談だ(頭悪そうだからとは口が裂けても言えないな)女と一緒にさっきの文献を解析してくれ(これなら余計な事はしないだろ)」

……………………………………………………………………
ξ゚听)ξ「ねえ、氷の大地って事は南極じゃない?北極には地面ないし…」
(´・ω・`)「そうだね。」
('A`)/,'3 「そうだったのか?」
ξ゚听)ξ「ドクオはともかく荒巻君って結構無知だったのね」
('A`)/,'3 「……。」



161: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 16:31:50 ID:JNs7ZXwgO
まだ家じゃないけど投下。
―翌朝
ξ゚听)ξ「さっそく出発ね!」
/,'3 「女、お前は焦りすぎだ。まずはドイツに向かう」ξ゚听)ξ「なにちんたらしてんのよ!こうしてる間にもブーンは…」
/,'3 「内藤がなんだ?もう死んでるんだぞ?焦らずに確実に行けばいい」
ξ゚听)ξ「そ、そうね…。べ、別にブーンの為に必死になってるんじゃないんだからね!」
('A`)「はいはいわろすわグェッ」
ツンの水平チョップがドクオに炸裂する。
/,'3 「(怖い女だ…)」
ξ゚听)ξ「で、ドイツに行ってどうするのよ?」
/,'3 「お前らピリ・レイスの地図は知っているか?紀元前4世紀頃に書かれた地図をレイス提督
が模写した物だ。これには人工衛星からの写真と比べても、非常に正確に書かれている。」
('A`)「それがどうしたってんだよ」
/,'3 「お前らは人の話を最後まで聞くという事を知らんのか。…続けるぞ。
さらにその地図には南極の氷の下にある山脈の標高まで記してあるらしい。」
そして荒巻はさらに小声で話はじめた。



162: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 16:36:11 ID:JNs7ZXwgO
/,'3 「これも極秘だが一般に知られている地図はレプリカだという情報を得た。
なぜわざわざレプリカを公表する必要があったのか?もしかしたら世界が危機におちいる事が書かれているのかもしれない。例えば、願いが叶う遺跡とかな」
(´・ω・`)「つまり、オリジナルの地図がドイツにあるんだね?」
/,'3 「そうだ」
ξ゚听)ξ「でも見せてくれるかしら…」
/,'3 「間違いなく見せてくれないだろう。もしかしたら地図の情報を知っているというだけで抹殺されるかもしれん」
('A`)「じゃあどうすんだよ!」
/,'3 「潜入して地図を写真に納める」
('A`;)「おいおい…どっかのゲームじゃないんだからよ…」
/,'3 「怖気付いたのか?」
('A`)「ば、馬鹿野郎!誰がビビってるだって!?」
/,'3 「ならいい」
(こんな感じのぐだぐだ中略)
('A`)「つまりドイツでそのなんとかって地図を探しせばいいんだな?」
/,'3 「そうだ」
ξ゚听)ξ「じゃあ今度こそ出発よ!」

続きはまた後で。
※この作品はある漫画の影響を多々受けています



211: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 22:29:39 ID:JNs7ZXwgO
目の前には中型の客船があった。
(´・ω・`)「ようこそ愛艇『クイーンVIP号』へ!」
('A`)「ちょwwww愛艇ってwwwwwwエエェェ…」
(´・ω・`)「うんパパが誕生日にくれたんだ」
一同ドン引き
(´・ω・`)「…?どうしたのみんな?早く乗ってよ」
/,'3 「お、おう…」
('A`)「ヒソヒソ…(金持ちって恐いな)」
ξ゚听)ξ「(まったくだわ…)」
そして一同は船に乗り込む。/,'3 「おい、この船は最大速度はどれくらいだ?」
(´・ω・`)「え…?250ノットだけど」
/,'3 「ブッ!(メチャクチャだな…どんな船だよ…)」
さすがに敵がいる訳もなく、苦もなくドイツに入国できた。
('A`)「さて、着いた訳だが。どーすんだ?」
/,'3 「とりあえず宿の確保だ。そうだな、目立たない宿がいい。俺は調べる事があるから任せるぞ。」
ξ゚听)ξ「わかったわ」
/,'3 「よし、18:00にここの噴水で落ち合おう。なにかあったらこれで連絡する。周波数は149.89だ」

―荒巻サイド:ある西の研究所
/,'3 「やはりココか…。ドイツで怪しいのはココくらいだぜ」
その研究所は規模が小さいものの、機材等は最新の物だった。それに警備と対侵入者のセキュリティは半端ではない。



215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/05(月) 22:32:53 ID:JNs7ZXwgO
/,'3 「ヘッ、これじゃあココに何かありますよって言ってるようなもんだぜ」

―ツン、ドクオ、ショボンサイド:???
ξ゚听)ξ「馬鹿ッ!何道に迷ってるのよ!」
('A`)「お前が任せるって言ったんじゃねーか!来たことないのに土地勘なんかねーよ!」
(´・ω・`)「二人共喧嘩はやめようよ…」

―再び荒巻サイド:研究所通気口
/,'3 「中のセキュリティはお粗末なもんだな。警備の人間も少ない…どういう事だ?」下を見てみるとたしかに少ない。どうやら最低限の人員しか配置されていないらしい。
/,'3 「ま、この方が仕事もやりやすくていいがね…」
荒巻は通気口をさらに進む。すると異臭が漂ってきた。生臭い、獣特有の臭い。
/,'3 「動物実験でもやってるのかね…」
さらに進むと大型の換気扇があった。臭いはここから来ている。
/,'3 「さーて、何の実験やってんだ?…な、なんだありゃあ?」

―ツン、ドクオ、ショボンサイド:噴水前
ξ゚听)ξ「まったく、ショボンが道聞いてくれたよかったものの、こんな所で迷子になるとこだったわ。ショボンがドイツ語話せて助かったわ」
('A`)「チッ、嫌味な女だぜ」
(´・ω・`)「あ、荒巻が来たよ」
/||,'3 「……。」



217: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 22:36:48 ID:JNs7ZXwgO
(´・ω・`)「どうしたのさ、そんな青い顔しちゃって」
/||,'3 「あ、ああ。それより宿はどうなった?」
ξ゚听)ξ「いい宿があったわ。それより聞いてよね、ドクオのヤツがみt(ry」
('A`)「しつけーぞ、クソアマ」
ツンとドクオが騒いでいるが荒巻の耳には入っていない様子だった。
/,'3 「とりあえず宿にいこうか。話はそれからだ」
―宿『ワロス亭』
この宿は料金が安い代わりに、宿主が余計な気遣いをしない。ここなら目立つ事もないだろう。
/,'3 「みんな集まってくれ」(´・ω・`)「そういや荒巻はどこ行ってたの?」
/,'3 「怪しい場所をいくつか周ってみた。そして可能なら地図を写してこようと思ったんだが…」
('A`)「へぇ、一人でご苦労なこった。で、地図は見つかったのか?」
/,'3 「ああ。ある場所はわかった。ここから北西の研究所だ。」
('A`)「仕事ハヤスwwwさっそく今から行くぜ!」
/,'3 「待て。そうしたいところだが、そうはいかなくなった。」
(´・ω・`)「荒巻がためらうって事はよっぽどヤバいんだね…?」
ξ゚听)ξ「なにがあったのよ?」
/,'3 「あそこには…いたんだ」
('A`)「なにがいたってんだよ」
/,'3 「名前はない。見た目はトカゲの化け物だ。爬虫類の遺伝子をベースに、数種の遺伝子を組み込んで作られた生物兵器だ。性格は極めて凶暴、力が強く素早い」
('A`)「ちょ、ちょっと待てよ。そんな話漫画かゲームでしか聞いたこともねーぞ」
/,'3 「当然だ。一般には公表していない。
十数年前、コイツを戦争に投入する計画があった。その事を知った俺の一族達は他国の特殊部隊と、未然に防ぐ為に生物兵器破壊の任務を遂行した。
もちろん俺は参加しなかったがな。こちらにもかなりの被害が出たらしいが、なんとか生物兵器と共に施設の破壊に成功した。
理論が書かれた書類も焼却したらしいが…」



219: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 22:45:45 ID:JNs7ZXwgO
いつの時代にも同じような事をする人間はいるらしい。
/,'3 「おっと、話がずれたな。つまり地図はその化け物が護ってるって事だ。
研究所に人員が少ないのも暴走時に被害を最小限にする為だろう」
('A`)「冗談じゃねえ!そんな化け物と戦えるかよ!」
/,'3 「心配するな。弱点はある。爬虫類の遺伝子がベースだからだろう。
冷気に非常に弱いんだ。お前にこれを渡しておく」
荒巻は銃をドクオに渡した。
/,'3 「これは弾頭に冷凍弾を詰めてある。普通の銃より効くハズだぜ」
と、荒巻はニヤリと気味の悪い笑みを浮かべて言った。
('A`)「…」
(´・ω・`)「僕達はどうすればいいかな?」
荒巻はディスクを取り出す。
/,'3 「これには研究所の見取図や情報が入っている。これで俺達をサポートしてくれ。女はショボンのサポートを頼む」
ξ゚听)ξ「わかったわ」

―24:30研究所
/,'3 「これから潜入する。サポート頼むぞ」
(´・ω・`)「了解」
/,'3 「行くぞ。ちゃんとついて来いよ。まずは管制室を占拠して機能を奪う」

('A`)「なあ、こんなに簡単に潜入できていいのか?」
/,'3 「俺が一流なだけさ」
('A`)「(なんだコイツ…)」



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