( ^ω^)ブーンが死んでしまったようです。

220: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 22:52:57 ID:JNs7ZXwgO
(´・ω・`)「よし、その下が管制室だよ」
/,'3 「5人か、やけに少ないな…」
やはり最低限の人数しか配置されていないらしい。
/,'3 「ドクオ、行くぞ。あんな兵器作ってるヤツらに容赦する事はねえ」
('A`;)「お、おう」
通気口を破壊し、飛び下りる。そして着地する前に計3発を発砲、二人を肉塊に変えた。着地と同時ナイフを構え、右の敵の首を切り裂く。
(('A`;))「あ…あ…」
ドクオは突然の殺戮に動けないでいた。中に一人場なれした人間がいたのだろう。動けないドクオを見逃すハズなかった。
/,'3 「チッ!」
荒巻は舌打ちし、ドクオに銃を向けようとしている人間にナイフを投てきする。ドクオの目の前に崩れ落ちる人間だった物。
('A`;)「うわあああ!!」
ドクオは銃を乱射、弾丸が最後の一人に突き刺さり、途端に凍付く。
/,'3 「あの馬鹿…弾数が少ないから弾を変えておけと言ったのに…!」
('A`;)「あああああ!!」
敵を倒した後もドクオは叫び続けた。パニックを起こしているのだろう。
/,'3 「ドクオ、落ち着け!もう終わったんだ…」
('A`)「ああ、あ…。ハアハア…」ドクオが落ち着いたのを確認すると、荒巻はすぐにドアをロックした。
/,'3 「管制室は占拠した。今からこちらのデータを送る」
(´・ω・`)「届いたよ」
/,'3 「映像は見えるか?」



221: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/05(月) 22:56:50 ID:JNs7ZXwgO
(´・ω・`)「大丈夫。君達も見えてるよ。どうやら周辺には敵はいないみたいだね」
/,'3 「よし、引き続きサポート頼む。ドクオ、大丈夫か?」
('A`)「あ、ああ。取り乱してすまねぇ」
/,'3 「次はあの化け物が相手だ。しっかりしてくれよ!」
勇気づけるようにドクオの肩を叩く。
('A`)「おう、任せてくれ!」
(´・ω・`)「そこを東に行けば例の生物兵器がいるよ。その後ろの部屋に地図があるみたいだね」
ξ゚听)ξ「今調べ終わったわ。その研究所に配置されてる人間は100人。地図を保管してあるにしては本当に人員が少ないわね。
よっぽどその化け物に自信があるのかしら。化け物の詳細はもうちょっと待って」



237: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/06(火) 00:13:48 ID:Gn0PSgWGO
/,'3 「あの部屋だ。腹をくくれ」
('A`)「おう!」
二人は部屋に飛び込んだ。瞬間、獣臭が鼻をつく。ヤツは眠っているようだ。
('A`;)「想像してたより気持ち悪いな…」
大きさは3mくらいだろうか。鋭い牙と鋼鉄さえ引き裂きそうな爪を生やしている。
/,'3 「眠っているとはいえ、倒さねばならない相手だ。今の内にできるだけダメージを与えるぞ」
二手に分かれて挟み撃ちの形になる。
('A`)「オラァァァァ!!」
ドクオと荒巻が銃を乱射する
生物兵器(以下獣)「グギャアアア!!」
目を覚ました獣は荒巻に突進。そして爪を横なぎに繰り出す。
荒巻はナイフで受け止めるが、衝撃で吹き飛ばされる。さらに荒巻に肉薄する巨体。
/,'3 「ぐ…」
('A`)「荒巻!チクショーこっち来やがれ化け物がぁ!!」
ドクオはショットガンに持ち替え、突進。そしてぶっ放す!
獣「グゲ!?」
獣は獲物をドクオに切り換えたらしい。ちょっと痛かったようだ。
('A`)「こっち来やがれぇ!」ズドン!ズドン!と更に撃ち放つ。多少のダメージはあるものの、致命傷にはならない。
/,'3 「ば、馬鹿野郎…俺に、当たったらどうすんだ…」
ξ゚听)ξ「荒巻君!聞こえる!?その怪物の弱点はやっぱり冷気しかないわ!
通常の火器では大したダメージにならないの。でもそこには液体窒素のタンクがあるハズよ!見つけて利用して!」
/,'3 「ぐ…」
どこだ…荒巻は霞む目でタンクを探す。
それは天井から生えるようにあった。暴走した時に上から散布する為にあの位置にあるのだろう。
('A`)「ぐあ!」



239: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/06(火) 00:18:35 ID:Gn0PSgWGO
獣の爪がドクオの太股を切り裂く。そして噛み殺そうと肉薄する!
('A`)「こ…の醜い化け物がぁぁ!!」
冷凍弾はあと5発。銃口を獣の目に突き立てトリガーを引く。
獣「グギャアアアアアアア!!」
獣はドクオから離れてのたうち回る。頭に近いだけあって、ダメージはそれなりの物らしい
/,'3 「ドクオ!走れるか!」
('A`)「お、おう…」
/,'3 「地図の部屋まで走れ!」
('A`)「お前はど…」
/,'3 「うるせぇ!いいから早くしろ!!」
('A`)「わ、わかった…」
ドクオが部屋に入るのを確認し、グレネードのピンを抜く。
獣はだいぶ回復しているようだ。
/,'3 「………今だ!」
グレネードを投げ、部屋に疾走する。
('A`)「早く来い!」
スドーン!!
背後でグレネードの炸裂音がしると同時に部屋に飛び込む。そしてドアを閉め、ロックした。
/,'3 「ハアハア…」
('A`)「あ、あいつは…?」
/,'3 「ハアハア、今ごろ、氷漬け…だろうよ、ハアハア…」



240: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/06(火) 00:29:32 ID:Gn0PSgWGO
二人は部屋を捜索、地図は意外と早く見つかった。
('A`)「これじゃないか?」
/,'3 「…そうだな。間違いない。」
荒巻は地図を写し、元の場所に戻す。
/,'3 「よし、あとは生物兵器を作る為の装置の破壊だ。」
こうしておけばカモフラージュとなって目的が地図だとは思わないはずだ。

二人は装置を破壊し尽くし、研究所を脱出。傷は痛むが来た場所を戻ればそれほど苦労しなかった。

―宿『ワロス亭』
ξ゚听)ξ「ふ、二人共!酷い怪我じゃない!」
('A`)「たいした事ねえよ。それより地図だ」
/,'3 「大当たりだな。南極の遺跡の場所、入り方も書いてある。今すぐここをでるぞ。追跡されたらまずい」
(´・ω・`)「そうだね。出るのは早いほうがいい」
ξ゚听)ξ「でも二人の怪我が…」
/,'3 「大丈夫だ。心配してくれるのか?めずらしいな」
ξ゚听)ξ「か、勘違いしないでよね!この先、傷が開いたとかで足手まといになられたら困るからよ!」
('A`)「素直じゃないヤツ…(ボソ」
ξ゚听)ξ「なんか言った!?」
こうして一同は地図の入手に成功し、南極を目指す事になった。



109: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/07(水) 01:13:02 ID:HFW50jOKO
地図によると遺跡は南極のマーカム山の下にあるらしい。入口は海底にあり、潜水艇を用意するしかないようだ。

―スペイン
(´・ω・`)「じゃあよろしくね、パパ」
スペインで物資を補給し、潜水艇の用意をしてもらうショボン。
('A`)「早く出発するぞ」

南極までダイジェストで御送りします。

('A`)「クソ!研究所の追手が来やがった!」
( ・∀・)「俺の名はドイツ軍少佐、モララーだからな」
(´・ω・`)「この船を見くびらないほうがいいよ…」
戦闘ヘリが『クイーンVIP号』に攻撃を仕掛ける。
/,'3 「ヘリにはスティンガーを使え!」
激しい海上戦の末、モララー隊の撃破に成功。
( ・∀・)「チクショウ!だからな」
( ´∀`)「所詮捨て駒モナ…。イマジナリーユニット出撃」

モナーの部隊は少数だったが精鋭部隊。さすがに、強い。
(´・ω・`)「駆動系がやられちゃったよ…どうしよう」
ξ゚听)ξ「レーダーに新たな影が!」
/,'3 「ここまでか…」

???「諦めるな!」
(´・ω・`)「その声は…パパ!?」
(`・ω・')「ガッハッハ!遅くなったな!」
戦闘は熾烈を極めたが、シャキンの私設の部隊の助けでなんとか勝利する事ができた。

そしてついに南極大陸へ到着した…。



799: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/08(木) 08:21:47 ID:16ShAU3XO
眠…。今から予備校行って来ます…
>776
◆3mfWSeVk8Q氏が書き終わったら投下するつもりです。それまでに編集しておきます。
とりあえず装備品だけ投下…
/,'3
装備:AK-47 デザートイーグル 刀
('A`)
装備:スパス12 ニューイングラムM11 ロングソード

(´・ω・`)
装備:ウージーサブマシンガン グロック26

ξ゚听)ξ
装備;スコーピオン ベレッタ

共通装備:ファイアグレネード、グレネード各3 アーミーナイフ
こんなとこでしょうか



729: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 20:29:08 ID:LeMS5q8DO
一同はマーカム山に近いロス島に上陸した。だが近いといっても遺跡まで500kmはある。
地図によれば海底の入口からはほぼ一直線の地下道があるらしい。

(`・ω・')「今様子を見てきたが、地下にも氷があるな。バイクにチェーンを付けてを運んでおいたぞ」
(´・ω・`)「ありがとう、パパ」
―地下道
(`・ω・')「では行くとするかの」
(´・ω・`)「え?パパはここで潜水艇と一緒に待っててよ」
(`・ω・')「しかし…」
(´・ω・`)「大丈夫だよ。もう子供じゃないんだから」
(`・ω・')「……強くなったな、ショボン。気をつけて行きなさい」
優しく、そして力強く声をかける。
(´・ω・`)「パパも風邪ひかないようにね」

遺跡にはニ日ほどで着いた。光源はなんだろうか。遺跡の中は意外と明るい。
/,'3 「ここからが本番だ。罠に気をつけろよ」
通路を調べていたドクオが立ち止まっている。ドクオの前の通路は一ヵ所だけ少し色が違う。
('A`)「…なあ、これあらかさまに罠だろ。石でも投げてみるか」
そばにあった石を投げる
/,'3 「バ、やめろ!」
ジャキン!!石が落ちた瞬間、地面から1mほどの針が数十本飛び出す。
/,'3 「伏せろ!」
荒巻はドクオを突飛ばす。



730: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 20:32:27 ID:LeMS5q8DO
('A`)「おま、なにしやが…!」
前方から槍が飛来し、ドクオをかすめた。
/,'3 「下に注意を引きつけて前方からの攻撃、古典的だな。みんな、大丈夫か?」
(('A`;))「……」
ξ;゚-゚)ξ「え、ええ」
(´・ω・`)「死ぬかと思ったよ」
???「……」

―地下2階
ξ#゚听)ξ「軽はずみな行動しないでよね!」
('A`)「す、すまねぇ…」
流石に悪いと思ったのだろう。素直に謝る。
ξ゚-゚)ξ「フン、まあいいわ」
(´・ω・`)「この階はどんな罠があるんだろう?」
/,'3 「さぁな。だが用心するにこしたことはねえ」
警戒しながら歩い
ゴロゴロゴロゴロ…
('A`)「この音は…アレか?」
(´・ω・`)「そうだね…お決まりのアレだね…」
後ろから巨大な岩が迫りくる!
/,'3 「走れ!!」
ξ;゚听)ξ「ちょっとぉ!こんなのベタすぎよ!」
走りながらツンが叫ぶ。
(´・ω・`)「あそこに部屋があるよ!」
/,'3 「飛び込め!」
四人は間一髪で部屋に飛び込む。
('A`)「ハアハア、ハア…ゲ、マジかよ…」
その部屋には、恐らく毒を持つ蛇が数百匹…。



731: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 20:35:36 ID:LeMS5q8DO
('A`)「引き返せ!」
ξ;゚听)ξ「ダメよ!扉が開かない!」
/,'3 「奥にも扉があるな…。つまりここを突破しろって事か。数が多い、ファイア・グレネードを使え」

荒巻はピンを抜き、投てきした。
ドウッ!毒蛇の群れを焼き払い、叫ぶ。
/,'3 「道ができたぞ!急げ!」
蛇の間を駆け抜ける四人。だが、一匹の蛇がツンに襲いかかった。
スパッ!間一髪のところでショボンが蛇を切り裂く。
(´・ω・`)「大丈夫かい?」
ξ;゚-゚)ξ「え、ええ。助かったわ」
('A`)「話してねーで早く来い!」
駆け出す二人。しかし今度は数十匹の蛇が襲いかかる!その時

ダダダダダダダッ!!
轟く銃声、飛び散る蛇たち。二人に被弾せずに蛇を撃落した腕は凄まじいとしか言いようがない。
二人が部屋に逃げ込むとその男はゆっくりと入ってきた。
('A`)「テメェは…!死んだんじゃなかったのか!?」
(メ●∀`)「久しぶりだモナ。君達のせいでイマジナリーユニットは壊滅、そして僕は片目と左腕を失ったモナ」
モナーは眼帯をし、左の腕は機械式に変わっている。



733: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 20:39:37 ID:LeMS5q8DO
/,'3 「わざわざ復讐しにきたってか?」
(メ●∀`)「最初はそのつもりだったモナ。でも状況が状況だモナ。ここを脱出するまで手を組むモナ」
荒巻は脳をフル回転させ、状況を考える。
/,'3 「……わかった。手を組もう」
ξ#゚听)ξ「ちょっと!あいつは敵よ!?」
/,'3 「状況を考えろ。戦力は多い方がいい。違うか?」
(´・ω・`)「…賢明な判断だね」
('A`)「チッ」
ξ゚听)ξ「…わかったわ。でもここを出るまでなんだからね!」
―地下3階
('A`)「狭い部屋だな。ん?なんだこの石盤は」
(メ●∀`)「先に進みたくば中央の台座に手を置け、と書いてあるモナ」
モナーを信用するのは気が引けたが、他に手段がある訳もなく、5人は台座に手を置く。
ゴゴゴゴゴゴ…シュー…
すると来た扉が閉まり、ガスが充満し始めた。
('A`)「テメェ騙しやがっ…たな…」

そして5人は意識を失った…
…………………………………



734: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 20:45:08 ID:LeMS5q8DO
ツン…ツン…
誰かが私を呼ぶ…
ツン…起きるお、ツン!
ξ゚听)ξ「ハッ!ブーン!?」
( ^ω^)「どうしたんだお?ずいぶん唸されてたお。悪い夢でも見たのかお?」
ξ゚-゚)ξ「(よかった…今までのは夢だったのね…)」
周りにはドクオ、荒巻、ショボン、そして何故かモナーの姿も。何かがおかしい。
ξ゚-゚)ξ「(あれ…?なんでモナーがいるの…?)」
('A`)「ツン!危ねえ!」
ξ゚听)ξ「なにが危いのよ、あっブーン、どこ行くのよ」
⊂二( ^ω^)二⊃ブーン
ξ;゚听)ξ「あ、危ない!」
キキーッ!グシャ!
ξ;;)ξ「いやー!!ブーン!」
( ^ω^)「なに泣いているんだお?」
ブーンが後ろに立っている。死体も、ない。
ξ;゚听)ξ「え!?今、トラックに引かれたハズじゃ…」
冷たい汗が、背中を流れる。
( ^ω^)「なに言ってるんだお」
ドンッ
( ^ω^)「あ、ごめんなさいお」
(゚Д゚)「おうテメェ、腕が折れたじゃねぇか。死ねや」
ドスッ!ブーンの腹にナイフが突き刺さる。
ξ;;)ξ「あ…いやあああああ!!!!」
( ^ω^)「何叫んでるお?基地外かお。それよりそのガスガン見せてくれお」
ξ;;)ξ「あ、それは…」
ツンの手から銃を奪い取り、銃口を覗き込む。ズドン!
暴発…



736: ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 20:47:38 ID:LeMS5q8DO
ξ;;)ξ「あ…もう嫌ぁ…。もう、もうやめてぇぇぇ!」
/,'3 「クソッ!ドクオ!死ぬなぁ!」
(メ●∀`)「……なるほど。みんな!目をつぶって息を止めるモナ!これは幻覚だモナ!」
…………………………………
(メ●∀`)「みんなさっきのガスで幻覚を見せられていたんだモナ」
ξ;;)ξ「ハアハア…ブーン、グスッ」
('A`)「野郎!あの化け物はどこにいった!?」
(´;ω;`)「僕は死んだ母さんを見たよ…。何度も何度も死ぬんだ…」
/,'3 「俺はドクオと同じだな…。ただドクオが殺されるのを見たぜ…」
恐怖や悲哀など、負の感情を見せる幻覚ガス。それがここの罠だったらしい。

正気に戻った時、台座の変わりに、はしごが現れていた…



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