□俺は(*゚ー゚)しぃの携帯電話のようです

9: :2007/06/04(月) 21:16:34.24 ID:sv+ogU/N0
(*゚ー゚)「ぷっはーー」

授業終了のチャイムと共に、しぃが立ち上がった。
真夏のこの時期、教室内の気温は相当高くなっていた。

(*゚ー゚)「つーちゃん、水のみにいこ!」

(*゚∀゚)「なーいす!」

一階にある冷水機、そこに水を飲みにいくようだ。
ポケットに入れられた俺は、ただ揺られたまま、一階へと降りていく。

・・・・・・・・・

(*゚ー゚)「んんん〜〜」

口を濡らし、喉に潤いを与える。
本当に、美味しそうに水を飲んでいた。



10: :2007/06/04(月) 21:20:51.34 ID:sv+ogU/N0
(*゚∀゚)「次はアタシの番だよっ!」

しぃを押しのけるようにして、つーが冷水機に口を向けた。
しぃとは違い、大量の水を一気に飲んでいる。

(*゚ー゚)「飲みすぎ〜ww……あれ?」

しぃが言葉を止めた理由は、俺だった。
サーバーからメールが届けられ、俺がバイブで知らせたのだ。

(*゚∀゚)「だーれーかーら……?……ゴクゴクゴク」

(*゚ー゚)「ギコ君からのメール」

(*゚∀゚)「え、ギぶひゃあああああああああああああああああ!!!」

大量の水を口に含んだまま口を開いたつー。
水は地球の重力、それとつーの口内運動に従い──

勢いよく、噴出した。



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/04(月) 21:24:45.11 ID:sv+ogU/N0
(*゚ー゚)「うわぁっ!」

その水は、しぃの方へも飛び散る。
よって、その手に握られた俺にも、被害は及んだ。

(*゚ー゚)「あああああ!!」

(*゚∀゚)「そんな大声出さないでよ!悪かったって!」

(*゚ー゚)「携帯大丈夫かなぁー……」

………ヂヂ……

んだよ……

………なんか……痺れる……んだけど……

……そろそろ……


やべぇ



16: :2007/06/04(月) 21:27:37.90 ID:sv+ogU/N0
(*゚ー゚)「あ、あれ?」

(*゚∀゚)「どないしたー」

(*゚ー゚)「動かないんだけど……」

(*゚∀゚)「ええ!?たったの水しぶきだけで?」

(*゚ー゚)「相当古いけど……これってヤバイよねぇ……」

(*゚∀゚)「もう、買い替え時じゃない?」

(*゚ー゚)「……うん」



17: :2007/06/04(月) 21:29:01.07 ID:sv+ogU/N0

……ぶはぁぁぁぁぁ!

(*゚ー゚)「あ、ついたぁ!!」

(*゚∀゚)「おめ」

『おめ』じゃねえよバカ!!
まじで死んでしまうじゃねえか!!
2年前のモデル舐めんじゃねえよクソババア!!

あーだりぃ。
マジだりぃ。

……なーんか頭がすっきりしねーなー。



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