|;;;;| ,'っノVi ,ココつ榊原マリントンは子供好きなようです

14: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:08:41.68 ID:wCnLm5j00
【ξ゚听)ξ】



ξ////)ξ「先生、このお花あげる。別に邪魔だったから渡しただけなんだからね!」

|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「はははw ありがとうね」

幼児のくせにツンデレな女の子、ツンが僕に花を渡してきてくれた。
僕は花には詳しくないが、この花がとても綺麗なことだけはわかる。
ツンが僕に花をくれた。それだけで僕は上機嫌だった。

|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「ところでツン、花がなんでこんなに良い香りがするか知っているかい?」

相当嬉しかったのか、僕はツンにとっておきの話を聞かせてあげようと思った。
まずはツンに話を振ってみる。

ξ゚听)ξ「うん、知ってるよ!」

ツンが元気な声で答える。
子供って無邪気で可愛いなと、こんな時に心から思う。
思わず笑みがこぼれてしまうんだ。



16: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:11:11.35 ID:wCnLm5j00
ξ゚听)ξ「お花はね、お姫様が首飾りで付けた時にね、良い香りがするためにだよ!
     お姫様は良い香りじゃないとダメなの!」

|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「いや違うよ。花の匂いは虫を誘うためにあるんだ。花粉を届けて貰うためにね」

あまりにもバカげた話をし出すので思わず全否定。
所詮餓鬼程度じゃこんなものか。
期待した僕がバカだった。

ξ#゚听)ξ「そんなことないもん! お姫様のためだもん!」

顔を真っ赤にして怒っている。
そんな詭弁、物的証拠がないなら無駄だというのに。
仕方ない、大人の証明の方法を見せてやろうか。



18: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:13:35.73 ID:wCnLm5j00
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「うるさいなぁ。ほら、そんなに言うなら花の中を覗いてごらん」

僕が促すと、ツンはそれに従って花を覗き込む。


――花の中に蜂が潜んでいることも知らずに。


ξメメ#)("#)ξ「ぎゃあぁぁああぁぁぁぁぁああああ!!!!」

教室に悲鳴が木霊する。
正直うるさい。

|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「これで僕の方が正しいことが証明されただろ。これからは大人に逆らうなよ」

捨て台詞を残し、僕は去る。
次なる戦いを求めて。



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