( ^ω^)ブーンと('A`)は走りに生きるようです

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 23:09:12.45 ID:qd76kT6YO
第二話
ブーン


学校のチャイムの音で目を覚ました。時刻は4時10分。朝から寝通した。

( ^ω^)「ふぅー、学校終わったのかお?よく寝たお」

昨日は、大会後、部員みんなから大きな拍手をもらった。まぁ、僕は記録とかどうでもよかったんだけど、あの大会新って書かれてるのを見ると、うっとりする。

でも僕の記録は残らないんだよなぁ。だってあの毒男って人が一位だったんだから。
あの人、なんかちょっと不良ってイメージがあるな。だって表彰式の時はめっちゃ態度悪かったし、髪はツンツンに立ってるし。
でもあのあと自分から僕にあいさつしてきてくれた。案外いい人なのかもね。

今日は授業終わってこれからぱーっと打ち上げ。昨日大会だったから今日は部活無しなんだよね。ん?勉強?何の事です?

( ゚∀゚)「おーい、ブーン!お前、打ち上げ行くんだろ?一緒に行こうぜ!」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 23:10:34.52 ID:qd76kT6YO
後ろから来たのはジョルジュさん。同じ部活の3年生だ。ちなみに僕は二年生。彼は110Mハードルの選手で、昨日みごと3位&地区ブロック大会の出場を果たした。

( ^ω^)「おっおっ!ちょうどいいお!このまま打ち上げへレッツらゴーですお!」

( ゚∀゚)「よっしゃ!そうと決まったら早くバーボンハウス行こうぜ!ショボンが待ってるからなwwwwww」

今日の打ち上げ場所はバーボンハウス。飲み屋なんだけど、ショボンさんはうちの部活の卒業生だから特別に待遇してもらってる。

でも僕はショボンさんと会うのはこれが初めてなんだ。なんせ部活に入ってなかったもんで。

僕、一年の1月まで帰宅部だったんだ。部活とかめんどくさいからやりたくなかったし、家でチンコいじくってる方がよっぽど楽しかった。
でも2月の始めごろ、僕のぐーたらした生活を見兼ねてか、幼なじみにのツンが僕に電話をしてきた。
『あんた、そんなんでこれから先、社会でやってけると思ってるの?何するわけでもないのに家にいて。だいたい(ry』
ってなことで最初は運動不足解消のために長距離をやらせてもらってたんだけど、それがどういうわけかどんどん速くなっちゃって。
他の部員たちは2週間で僕の練習についていけなくなった。
僕がもともと長距離得意だったってのもあるけど…

( #゚∀゚)「おい、ブーン!なにちんたらしてやがる!集合は5時だぞ!」

(;^ω^)「おっ、今行きますお!」
やばい。ジョルジュさん、まぁ見た目どおりだけど喧嘩っぱやい人だから扱いには苦労する。

そうして僕達はバーボンハウスへ向かった。



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 23:11:37.30 ID:qd76kT6YO
ドクオ


('A`)「あー…………」
俺は意味もない言葉を漏らしながら、手に持っている缶ジュースのふたを開ける。
('A`)「くはーっ!やっぱ疲れてる時は炭酸が一番だよなぁ。」

昨日の疲れがまだ体の芯に残ってて体が重い。
それに加えて今日の授業、眠くてやってられなかったぜ。

いやーしかし、昨日は散々だった。

俺は昨日、レース後に上裸になったわけだ。当然俺はスタンドの方から黄色い声がとんでくると思ってた。
だけど実際スタンドから飛んできた声は、「きめぇwwwwww」「池沼乙wwwww」「目が腐るwwww」
これはなんたる侮辱。

(#'A`)「あんだとオラアァァ!!」
俺は自分を侮辱された腹いせに下の方も脱いだ。

周りからは悲鳴が聞こえたが、そんなもん知ったこっちゃねぇ。
俺のマグナムは周りから見られているという一種の興奮のあまり、そそり立ってきてしまった。
そこでついに俺の理性は壊れ、その場で自分のマグナムをしごき始めた。



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 23:15:23.70 ID:qd76kT6YO
(#'A`)「オナニーイズフリーダム、オナニーイズフリーダム!」
しかしその自由も一時であった。競技役員のやつらが俺の元へ走り寄ってきて殴る蹴るの暴行。その後俺は大会本部に連行された。

幸い、県陸協のやつらがリンチ発覚を恐れたため、俺は捕まらずに済み、そのまま後はそこらをぶらついていた。

('A`)「くそっ、あいつらのせいで俺はひどい目にあったぜ。」

そんなことをぼやきながら、俺はレースをスタンドの手摺りに寄り掛かりながら観戦していた。
俺が大きなあくびをしながら100Mのスタート地点を見たその時、俺の目に一人の女性が目に止まった。
髪はショートヘア。肌の色は日に焼けて少し黒く、陰部を覆う競技用セパレートは若干割れ目に食い込んでる。
体はかなりムチムチで太ももの筋肉がなんとも俺の性欲をそそる。

('A`)「これは、惚れてしまったかも分からんね」
これが一目惚れってやつか。
今やってる種目は100Mハードル。ゼッケンは072…うはwwwエロいwww
とりあえず俺はプログラムを見て名前を探す。
('A`)「えーと、4レーン、素直空さんか。あんたの太もも、とくと見せてもらうぜ。」
そして100Mハードルの決勝を俺は胸を高ぶらせながら見た。

とまぁそんなこんながあって、今日はぼーっと一日を過ごしたわけだ。
彼女はどうなったかって?うん、やはり俺が目を付けた女性だけあってみごと一位を勝ちとってたよ。

それに俺は彼女と関わる機会だって発見したぜ?
最強。俺。
昨日は多少豪快だったから、今度は紳士的にアタックだ。



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