( ^ω^)ブーン達が運命の三日間を過ごすようです

51: 1 :2007/06/08(金) 14:34:55.36 ID:ns3m1yJS0
(´・ω・`)「あとはドクオか」

ξ゚听)ξ「え? なんで?」

(´・ω・`)「朝一緒になって興奮してたじゃないか。あれも怪しい気がするんだが」

ξ゚听)ξ「ドクオは違うわよ。それより早く帰りましょ。雨、全然止む気配無いし」

(´・ω・`)「なんでわか――」

突如聞こえてきたズバゴゴドゥンドゴゴゴゴゴァァァァアアアアア!

という重低音にショボンの弱りきった声はツンに届く前にかき消された。

ξ゚听)ξ「あれ? この音、ドクオの車じゃない?」

(´・ω・`)「しらんがな」

ξ゚听)ξ「あ、ほら、ドクオだわ!」

(´・ω・`)「……あの傷……!」



52: 1 :2007/06/08(金) 14:36:15.15 ID:ns3m1yJS0
('A`)「ちっくしょー、ワイパー位換えとけよ中古車屋よぉ」

狭い道幅と教習所以来の雨天、さらに視界が不明瞭なせいで目的地までの距離を縮められないでいたドクオだったが、ようやく開けた道路に出ることが出来た。

たしかここを通ればすぐに到着のはずだ。

幸い歩行者も居ない。飛ばすには絶好のコースだった。

が。

('A`)「あ? 雨宿りデートか。災難だな、あのカップルも」

傘を持っている所を見るとわざわざそういう雰囲気を楽しんでいるように見えたが、その二人に見覚えがありすぎてドクオは目を疑った。

('A`)「ツン……ショボン……お前らみずくさいな。そうならそうと言ってくれれば少しは俺も空気読んでブーンとかどうにか色々――って、手を振ってるが止まるべきか否か」



53: 1 :2007/06/08(金) 14:37:39.32 ID:ns3m1yJS0
('A`)「なんか気まずいからシカトしとくべ」

あえて気づいていないフリを貫き、ドクオはアクセルベタ踏みでその気まずい瞬間を回避した。

ξ゚听)ξ「ちょ」

(´・ω・`)「逃すかぁ!」

ブアアアアアアアアアアアアアアアアっと吹っ飛ばして逃亡するドクオ、そうショボンの目に映ったのだろうかショボンは傘を持ちながら雨のなか飛び出した。

ξ゚听)ξ「ちょっとショボン! どこいくかわかってるの!?」

(´・ω・`)「この状況二回目だが追いかける心が大切なのだよ」

ツンも傘を開き直し、既に商店街の端の角を曲がって行ってしまったショボンを追いかけ始めた。



54: 1 :2007/06/08(金) 14:39:44.74 ID:ns3m1yJS0
('A`)「ここか」

エンジンを切ると、カッチカッチとハザードの音だけが妙に煩く感じる。

ドクオが止めた場所はブーンの家の向かいの公園。去年の夏休みにブーンの家に泊りに来た際に突発肝試しで利用した場所でもあった。

軽くお祈りをして荒ぶる魂を鎮めた後にブーンの家に突撃する。

あらかじめ車に装備しておいた傘を初めて使い、それに感動しながらブーン宅のインターホンを押した。

('A`)「……」

二度目。

('A`)「……」

三度目、四度目のチャイムも意味をなさなかった。

('A`)「待つのもアレだしな。どうするか……」

とりあえず車の中で待っていようかと考え、そこから戻ろうとしたその時。

(´・ω・`)「まてぇ〜い! 逮捕だドクオ〜!」

('A`)「とっつぁ〜ん!」



55: 1 :2007/06/08(金) 14:41:04.66 ID:ns3m1yJS0
突然遠くの方から傘を振り回して現れたショボンに驚きつつ、到着を待つドクオ。

やっとショボンが到着した時、ショボンと同じ道からツンも姿を見せる。


(´・ω・`)「フヒィ、フヒィ、ハヒィ、ヘヒィ、フヒ、フヒ、ハヒ、ハッ」

('A`)「おいおいおいおいおい落ち着け、今タオルでも出してやるから」

(´・ω・`)「ドクヒィッ! ドクオ! ハヒィ、その、ヒィ、痕、ヒィ、げふあっ!」

('A`)「だから落ち着けって」

(´・ω・`)「げふっごふっぐふっ、ハァ、ヒィ、ぐふっ」

ξ゚听)ξ「ハァ、ハァ、意外と速いわねショボン。まったく、なんであんた勝手に走り出すのよ」

('A`)「ツン、ショボンがオーバーロード中だ。すこしウェイトくれてやろうぜ」

(´・ω・`)「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ」



56: 1 :2007/06/08(金) 14:42:12.35 ID:ns3m1yJS0
ξ゚听)ξ「これヤバいんじゃ?」

('A`)「過呼吸っぽいな。とりあえず袋……あのごみ袋中身入ってるが使わせてもらおうぜ」

ξ゚听)ξ「あれ生ごみの……」

('A`)「生ごみよりショボンのほうが大切だぜ?」

(´;ω;`)「フヒィ! フヒィ! げひおあっうぼぼばうあっ!」

('A`)「大丈夫だ。人の吐息の中にも酸素は微量混じってるし、過呼吸には二酸化炭素が有効らしい」

(´TωT`)「おえっうえっげぼぁっ!」

('A`)「どうせ生ごみだ」

ξ゚听)ξ「もうこれショボン死んだわ」



58: 1 :2007/06/08(金) 14:46:20.53 ID:ns3m1yJS0

――昼にツンとショボンが別れた頃、ブーンは自分の釣り能力の結果を楽しみにしていた。

( ^ω^)「絶対ツンは釣れるお。釣り宣言代りにしょっぱなから家電で掛けた辺りは僕のハイレベルな技術が見えかくれしてるお」


自宅の子機を携え、PCからはもう何度目かすらわからない摩訶不思議アドベンチャーがループされていた。


( ^ω^)「しっかし、ニートするにはそれなりの覚悟が必要だお。今回線死んでるし」


死んでる、というのはパンクしている訳では無く、あまりにも長い時間ネトゲをやっているのを見越した両親が受験勉強を促すために契約を解除しているだけだった。

もちろん進学なり就職なりしなければネットが出来ない。

つまりブーンは一生ローカルを浮浪しなければならないリモート童貞に逆戻りしていた。

それから契約終了間際までピアツーピアな共有ファイルを限界まで落としきり、まだ少しの非常食が残っている。

それをほんの少し消化する事一時間。

ぃょぅからの着信でブーンの右手が止まった。



59: 1 :2007/06/08(金) 14:47:15.86 ID:ns3m1yJS0


( ^ω^)「あいつ、少しは空気を読んだらどうだお」

( ^ω^)「もしもしもし」

(=゚ω゚)ノ『ぃょぅ』

( ^ω^)「どうしたお。今オナヌー中だお」

(=゚ω゚)ノ『そいつはスマン。しかし、ちょっと時間が欲しいんだがいいかょぅ?』

( ^ω^)「時間ならさっきまで充分あったじゃないかお。まぁ僕も性欲より暇を持て余してた所だお。全然おkだお」

(=゚ω゚)ノ『悪いね。今から迎えにいくょぅ』

( ^ω^)「把握した」

それから十分程度でぃょぅが到着し、再度ドライブをすることになった。



61: 1 :2007/06/08(金) 14:48:41.08 ID:ns3m1yJS0
(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ」

( ^ω^)ノ「ぃょぅ」

先ほどのドライブではワープでループなアニソン垂れ流しだったが、今は何の音楽も流していない。

雨の音が不気味に響いてくる車のなか、ブーンは話すネタが尽きているため早速本題を聞くことにした。


( ^ω^)「で、話ってなんだお?」

(=゚ω゚)ノ「……相談、なんだょぅ」

( ^ω^)「おう、親友の相談ならいくらでも乗ってやるお」


果たして、ぃょぅは切り出しにくいのか少し躊躇いながら話を整理しているようだった。


(=゚ω゚)ノ「実は……」

( ^ω^)「志村ー! 前、前ー!!」

(=゚ω゚)ノ「うわっ!」


ようやく話を始めようとしたぃょぅだったが、突然飛び出してきた車に反射的にクラクションを鳴らしながらとまる事無く車道をはみ出しそれを避けた。



62: 1 :2007/06/08(金) 14:49:32.35 ID:ns3m1yJS0


(=゚ω゚)ノ「ざっけんじゃねぇぞこのクソが! 氏にてーのかヴォケ!」

( ^ω^)「……本田の家族?」


ギリギリでわかりにくい元ネタは置いておき、ぃょぅの豹変にブーンは寒気を感じた。

それは昼までのぃょぅからは感じとれなかったトゲトゲしさ。

そしてようやく、ブーンは今までで気づくべきだった要素に今更思い当たった。



63: 1 :2007/06/08(金) 14:51:13.25 ID:ns3m1yJS0
(´・ω・`)「ゲロゲロ〜」

('A`)「うっわきたねぇ」

ξ゚听)ξ「あんたが一番わるいんでしょ」

胃の中のものを全て吐き終え、呼吸も平静を取り戻したショボン。第一声はやはり、

(´・ω・`)「貴様ぶちころすぞ」

だった。

('A`)「ああスマンコ」

(´・ω・`)「それとおまい、あの車の傷はどうしたんだ」

('A`)「!」

('A`)「いや、まぁ、その……」

(´・ω・`)「しらばっくれるで無いぞ! ネタは上がっているのだ!」

('A`)「……ああ」

ショボンがドクオににじり寄る中、ツンは携帯でどこかに電話をかけている。

('A`)「実は、な」



64: 1 :2007/06/08(金) 14:52:15.55 ID:ns3m1yJS0

ξ゚听)ξ「ねぇ、今はそんなことより、ブーンの方が心配なんだけど。ほら」

そういいながらツンは携帯の着信履歴を二人に見せる。

しかし、そんなことを言われてはショボンも黙ってはいない。

黙ってはいないが、ツンの黙れという合図で黙らされた。既に尻に敷かれているようだ。


('A`)「ん? 五時限目にブーンからかかってきてるじゃないか。無事みたいだな」

(´・ω・`)「……おかしいな」

ξ゚听)ξ「でしょ」

('A`)「?」



65: 1 :2007/06/08(金) 14:54:25.88 ID:ns3m1yJS0
('A`)「何がおかしいって?」

(´・ω・`)「おまいブーンの電話に出なかった事はあるか?」

('A`)「いや、あいつと俺って大体生活リズム同じらしいからあんま無いが」

(´・ω・`)「なら冥土の土産に教えてやろう。ブーンは大事な用だろうがくだらない用だろうが電話をして相手が出なかった場合三回はかけ直すヤツなんだ」

('A`)「粘着きめぇ」

ξ゚听)ξ「でもこれは一回、それに三秒よ。朝の件もあるし、何かあったかもしれないわ」

(´・ω・`)「しかし、昼休みには元気にヘタクソな釣りしてたからなぁ」



67: 1 :2007/06/08(金) 14:55:09.76 ID:ns3m1yJS0
ξ゚听)ξ「でも、こういうのって無関係そうで関連した事件が起こるって言うでしょ。人の言葉の力ってすごいのよ。言霊ってしってるでしょ? その気が無くても行動や発言次第で悪いものを呼び寄せる事があるのよ」


(´・ω・`)「オカ板に帰れ」

ξ゚听)ξ「てめー物故――」

(´・ω・`)「すまない」

ξ゚听)ξ「とにかくドクオ、このへん探すわよ!」

('A`)「無茶いうな土地勘なんかねーぞ」

ξ゚听)ξ「私の地元だから大丈夫」

('A`)「おk」


ドクオは二人が車に乗り込む前にバスタオルを二枚渡した。


('A`)「風邪ひくぜ」



69: 1 :2007/06/08(金) 14:56:35.02 ID:ns3m1yJS0
(´・ω・`)「それにしても……電話からもう二時間か。事が終わってるかもしれん」

ξ゚听)ξ「あいつがそう簡単に死ぬ訳ないでしょ!」

('A`)「おまえらブーンが一体どんな状況に巻き込まれてるかわかってるのか?」

(´・ω・`)「勝手なドリームさ」


運転はもちろんドクオ、そして助手席にショボン、後部座席にツンが座っていた。


('A`)「で、携帯の方は全然繋がらんのか」

ξ゚听)ξ「ええ、まったく。放課後からずっとかけてるのに……」

('A`)(そういや帰り際どっかに電話かけてたな……)

(´・ω・`)「当てもなく探してもどうにもならないんジャマイカ?」

ξ゚听)ξ「うっさいわね! もし夜になっても帰ってこなかったらk察に連絡すればいいでしょ!」



74: 1 :2007/06/08(金) 15:03:13.00 ID:ns3m1yJS0

ξ゚听)ξ「とりあえず……そこの喫茶店に入って」

('A`)「いきなり敗北宣言かよ」

ξ゚听)ξ「馬鹿、ここはブーンがいつも来てるから何かお店の人も知ってるかもしれないのよ!」

(´・ω・`)「聴き込みか。王道じゃないか」

('A`)「わかった」


意外と駐車をそつなくこなすドクオにツンが驚きつつ、三人はブーン行きつけの喫茶店に入った。



80: 1 :2007/06/08(金) 15:07:18.56 ID:ns3m1yJS0

*「あらツンちゃん、いらっしゃい」

店に入ると、ツンとブーンが小さい頃から知っているおばちゃんが出てきた。

ξ゚听)ξ「どうも。それよりブーン来ませんでした?」

*「あ、そうそう、あの子の携帯がそこに落ちててねぇ。
ちょっとまっててね。あ、好きな席座ってて良いから」

('A`)「とりあえず窓際にでも行くか」

(´・ω・`)「故郷を思い出すな」

('A`)「は?」

*「これなのよ〜。さっきからツンちゃんからの電話が来っ放しでねぇ」

ξ゚听)ξ「まちがいない、ブーンの携帯だわ……!
おばちゃん! この携帯どこで拾ったの!?」

*「そこ、ちょうどこの窓の外にね。
車から投げ捨てられたからビックリしたけど、壊れてないわよ〜」

ξ゚听)ξ「あの、その車ってどんなやつですか!?」



81: 1 :2007/06/08(金) 15:08:38.86 ID:ns3m1yJS0

*「うーん、うちの旦那と同じ車だねー。えーと……プリンウマス?」

ξ゚听)ξ「プリウスですね! あ、携帯いいですか?」

*「はいどうぞ。ブーン君、どうかしたの?」

ξ゚听)ξ「いえ、ちょっと家出したらしくて」

*「青春ね〜」


*「じゃ、ゆっくりしてってね」

('A`)「どもっす」

(´・ω・`)「まかせろ」


それからツンはブーンの携帯を確認し、自分の携帯から誰かに電話をかけはじめた。



82: 1 :2007/06/08(金) 15:10:06.71 ID:ns3m1yJS0
ξ゚听)ξ「うん、ごめんね。うん。じゃあ今度時間があるときにね。ばいばい」


('A`)「……ここのアイスコーヒーいい豆使ってるぜ」

(´・ω・`)「ああ、このメロンソーダも上質なメロンを使ってる様だ」


ツンは数人と電話し、なにやら中学時代の友人との連絡手段を探しているようだった。


('A`)「もう六件目だぜ」

(´・ω・`)「あ、そういえば財布無いんだった」

('A`)「……」

(´・ω・`)「……」

('A`)「……」

(´・ω・`)「……ごちそうさま」



83: 1 :2007/06/08(金) 15:10:57.02 ID:ns3m1yJS0

(´・ω・`)「まぁ財布はどうでもいいとしてだ」

('A`)「かなり良くねぇぞ」

(´・ω・`)「ドクオ、社会にはツケっていうものがあるんだ。
――それより、あの車の傷、どうしたんだ」

('A`)「ああ、あれな」

(´・ω・`)「降りるときに確認したところ、赤い染みまでついていた」

('A`)「ああ」

(´・ω・`)「まさか貴様……!」

('A`)「そうカッカすんなって。
……あれは、ただ看板にブチ込んでそのペンキがついちまっただけだ……」



85: 1 :2007/06/08(金) 15:12:51.19 ID:ns3m1yJS0
(´・ω・`)「え?」

('A`)「頼むから通報だけはカンベンしてくれ」

(´・ω・`)「通報?」

('A`)「だってアレ物損になるんだろ?
事故って警察呼ばなかったからかなり罪でかいだろーが」

(´・ω・`)「そう……か?」

ξ゚听)ξ「んな訳ないじゃない。あれは誰かの所有物って訳でも無いんだし。
壊れてた所で誰も気にも止めないわよ」

いつのまにやら電話を終えていたツンも話に加わる。

('A`)「そうなのか? 俺、あれがバレて報道された日には首でも吊ろうかと思ってたんだが」

ξ゚听)ξ「馬鹿じゃないの? あんな看板が壊れてた程度でテレビになんか出れないし警察だって動かないわよ」

('A`)「――マジで?」



86: 1 :2007/06/08(金) 15:13:54.44 ID:ns3m1yJS0

ξ゚听)ξ「あのね、いちいちどっかに車ぶつけたくらいでニュースなんかになってみなさいよ。
日本中の事故24時間マシンガントークで伝えても時間なんか全然足らないわよ?」

('A`)「……」

(´・ω・`)「なんかドクオの肌がテカって来た」

('A`)「なんだそうか……そうなのか! 早く言えよー! ったくよー!」


隣に座るショボンの背中をバシバシ叩きながら、ドクオは曇り空が一気に晴れ渡る様に元気を取り戻した。


('A`)「いやーまいったぜ。
じゃああれか、俺はポリスメンどもにおびえる必要は無いってわけか!」

(´・ω・`)「まぁ、あの傷直すにはそうとうな金はかかるがな」

('A`)「ハッ、アレはアレで味があるじゃねーか!
なーんだ、ならさっさとブーン探そうぜ!」

ξ゚听)ξ「だから今探してるんだってば……」



89: 1 :2007/06/08(金) 15:15:43.47 ID:ns3m1yJS0

('A`)「で、どうなんだツン」

ξ゚听)ξ「ブーンの携帯にぃょぅっていう中学時代の同級生から電話があったの。
私の携帯に電話がかかってくる少し前にね。
多分、ぃょぅに会って何かあったのか、ぃょぅに何かされてるのか……」

('A`)「かけてみりゃわかるじゃねぇか」

ξ゚听)ξ「家にかけたけどなんか繋がらないのよ……。
携帯もコールするけど何もなし」

('A`)「ブーンの携帯は車から投げ捨てられたらしいな」

ξ゚听)ξ「ええ。で、ぃょぅと同じ学校の子に聞いたら最近ぃょぅは父親の車で遊び回ってるって。
その父親の車が……」

(´・ω・`)「プリウスなのか」

('A`)「犯人は決まったぜ。さぁ諸君、処刑の時間だ」



91: 1 :2007/06/08(金) 15:17:00.04 ID:ns3m1yJS0

ξ゚听)ξ「待って、どこに居るかはわからないわ」

('A`)「ナンバーは?」

ξ゚听)ξ「そこまでは……」

(´・ω・`)「ここでk察の出番ですよ」

('A`)「いや……」

(´・ω・`)「どうしたドクオ、k察は怖くないぞ」

('A`)「とりあえず俺たちで出来ること全部やってからにしようぜ」


('A`)「それに、親友がピンチなのにk察なんかにゃまかせてらんねーよ」



100: 1 :2007/06/08(金) 15:29:49.97 ID:ns3m1yJS0

――気づいてしまったブーンは、その可能性を否定しながらも相談の内容を促した。

( ^ω^)「で、その相談ってなんなんだお」

(=゚ω゚)ノ「いやな、この前人を轢いちまったんだ。
今朝お前と会った所の近くだ。
生きてるかも死んでるかもわからない」

(;^ω^)「……」

(=゚ω゚)ノ「まぁ結構血が着いちまってさ。その時は完全に死んだと思っちまった」

(=゚ω゚)ノ「で、それ夜中だったんだが、親父が仕事でちょうど入れ違いに外に出てきやがったんだ」

( ^ω^)「……それで、親父さん、どうしたんだお」

(=゚ω゚)ノ「殺した」

( ^ω^)「!!!!」



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