（ ＾ω＾）とひぐらしのなく頃に。のようです
- 70： >>66あー、やり方調べておきます。 ：2007/06/17(日) 21:12:29.43 ID:Bu7Y89p60
- 【今日ぐらいは】
今日は興宮の図書館に来ていた。
部活のバツゲームという名目で勉強をやりにきたのである。
・・・圭ちゃんと二人きりで。
なんで、ブーンは圭ちゃんと行けと言ったのだろう？
もしかして、私の気持ちを知っている？
でなければ、こんな事はありえない。
トランプの事といい、意外と底の見えないやつである。
なんだか『詩音』のようで、苦手意識を持ちそうだ・・・。
考えてみると、あの頭をぶつけた時から少し変わったような気がする。
それまでは、部活でも初日ぐらいしか、活躍出来なかったのに・・・。
あの、「あぅあぅ」言っていたブーンが懐かしい。
- 74： >>67時間的な都合で・・・。すいません ：2007/06/17(日) 21:14:25.81 ID:Bu7Y89p60
・・・・でも。
今日は圭ちゃんと二人でいられることを喜ぼう。
なかなか、素直になれない私にブーンがくれたチャンスなんだから。
ブーンには感謝しないと。
今度、わざと部活に勝たせてあげようかな？・・・いや、私のプライドがそんな事は許さない。
部活はいつも真剣勝負！
確か、そんなルールがあった気がする。
目の前の少年も、あれぐらい鋭ければな・・・。
今以上の関係になれていただろうか。
・・・けど、そんな圭ちゃんを私は好きなんだよね。
ちょっとデリカシーの無いところとか、そういうのも含めて全部！
- 75： テスト ◆9d9cVF02x2 ：2007/06/17(日) 21:16:44.29 ID:Bu7Y89p60
私の視線に気付いたのか圭ちゃんが、こちらを向いて話しかけてきた。
圭一「おい、魅音！ぼーっとしてんなよ。問題解けたのか？」
圭ちゃんが私のノートを覗き込んだ。
・・・やばっ、何もやってないや。
圭一「み～お～ん～！お前、今まで何やってたんだよ・・・。」
圭ちゃんが呆れるように私を叱った。
・・・あなたの事を考えていましたなんて言える訳がない。
適当に誤魔化しながら、私は勉強を始めることにした。
とはいえ、それは、ふりでしかない。
心の中では、少しは私たちの関係を進展をさせる方法を考え続けていた・・・。
- 81： ひぐブーン？ ◆9d9cVF02x2 ：2007/06/17(日) 21:20:51.52 ID:Bu7Y89p60
- 【底知れぬ不安】
平成１９年６月１２日
ξ ⊿ )ξ「・・・ブーン帰って来ないね。」
('A`)「・・・ああ、そうだな。」
ブーンが学校に来なくなってから１週間が過ぎた。
教室にある空席。ブーンがいる筈の席。
そこは元から誰もいなかったかのように、動きはなかった。
一体、あいつは今どこにいるんだろう。
家に戻ってもいないらしい。これはマンションの人から聞いた。
無理を言って、部屋の中を管理人さんの監視の元、見せてもらった。
部屋の中は綺麗に片付いていた。
物は何も無くなっておらず、家出等も考えられなかった。
ＰＣのファンの音だけが響いている。
モニターを見ると「ひぐらしのなく頃に」のプレイ画面だった。
・・・やはり、長期の外出をするつもりはなかったのだろ。
ＰＣをつけっぱなしなのが、その証拠である。
- 84： 分かりやすいかな？とｵﾓﾀ ◆9d9cVF02x2 ：2007/06/17(日) 21:22:30.20 ID:Bu7Y89p60
また、親戚の家に泊まりにいっているという話も無かった。
・・・どう考えても良くない考えばかりが頭に浮かぶ。
誘拐。監禁。殺人。
犯罪に巻き込まれているという想像が頭の中を駆け巡る。
それが自分の妄想である事を祈ることしか、今の俺には出来なかった。
最近はブーンのことを思うと、胸が張り裂けそうになる。
それは、ツンも同じようだった。
・・・いや、むしろすでに我慢の限界なのかもしれない。
昨日、今日とツンの笑顔を見ていない。
- 86： ◆9d9cVF02x2 ：2007/06/17(日) 21:24:34.11 ID:Bu7Y89p60
- １週間という時間は短く感じられるかもしれない。
でも、ブーンの消え方がよくなかった。
何かに呼ばれるように飛び出していったブーン。
そして、そのまま「消されて」しまったようで・・・。
ふと、頭の中にある単語が浮かぶ。
まさか、ブーンは「鬼隠し」にあったんじゃ・・・？
('A`)「ははっ、何考えてんだ俺。あれはゲームの話だろ。」
自分の考えをかき消そうと口に出す。
でも、その嫌な感じはなかなか拭えなくて・・・。
頼むから早く帰って来てくれよブーン。
俺と一緒に遊びにいこうよ。ツンも一緒だ。
幸せはここにもある筈だから・・・。
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