( ^ω^)がマジ切れしたようです
- 76: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:51:23.54 ID:qwzl1mK50
(;^ω^)「させないお!」
(´< _` )「ほう……」
弟者の振り下ろした鋏の刃は渡辺に届くことなく、ブーンのサンバイザーによって食い止められる。
しかし刀ほどもある大きな鋏と、あくまで装飾品であるサンバイザー。
規格が違いすぎる。
从メ'ー'从「ブーン君、血が……!」
(;^ω^)「早く逃げてお!」
受け止め切れなかった鋏の刃が、ブーンの右腕に伝ってしまった。
流れ出る血を拭くことさえ出来ずに、尚も振り下ろそうとする弟者の鋏を必死に抑えるブーン。
(´< _` )「残念だが、これで……」
(´< _` )「終わりだ」
(;^ω^)「!!!」
(;´・ω・`)「待てッ!」
先ほど壊されたテラスの机の残骸を片手に、突然現れたショボンが弟者に襲い掛かる。
しかしショボンが構える間もなく。
サンバイザーは壊されてしまった。
- 78: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:52:30.34 ID:qwzl1mK50
( ´_ゝ`)「よくやった……ですぅ」
(´< _` )「行くぞ」 ('A`)「あぁ」
四人に背を見せその場から去ろうとする二人。
从メ'ー'从「……待ってくださいよ」
川 ゚ -゚)「ただで帰すわけにも行かなくてな」
渡辺とクーが薔薇紳士を呼び止める。
しかし彼らは眼中にないと言わんばかりに、返事もせず歩いていってしまう。
从;メ'ー'从「ちょ、ちょっと!」
川 ゚ -゚)「…………」
从;メ'ー'从「追わなくていいんですか!? 逃げられちゃいますよ!?」
川 ゚ -゚)「まぁ、呼びかけて数秒くらいなら足止め出来るかなと思っただしな」
川 ゚ -゚)「さっきのを見て、私たち二人で倒せると思うか?」
- 80: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:53:14.32 ID:qwzl1mK50
从メ'ー'从「そりゃ……」
濁した言葉は、少しずつボリューム無くしていく。
从メ'ー'从「無理です……けど……」
川 ゚ -゚)「お前はひとひらの麦ちゃんか」
从;メ'ー'从「はい?」
一瞬ではあったものの、苦しい戦闘を終えて一段落をつける渡辺とクーに対し
内藤の表情は曇ったままだった。
(;^ω^)「……壊されちゃったお」
(;´・ω・`)「…………」
(;^ω^)「クーさんに貰った大事なサンバイザー……」
(;^ω^)「もうアニメ店長になれないお」
- 83: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:54:17.40 ID:qwzl1mK50
- CM
(炎^ω^)「3年B組ー!」
(*´・ω・`)「き」
川 ゚ -゚)「黒井先生ー」
从'ー'从「黒井先生」
('A`)「黒ー井先生ー」
(´・ω・`)
- 86: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:56:06.30 ID:qwzl1mK50
( ^ω^)「忙しい人用のこれまでのあらすじ
謎の生命体(咒)←モエムシに告げられた五人が次に向った先は、アニメ店長の世界。
代わり映えすることなく活気に満ち溢れた若さと情熱の街、秋葉原。
しかし彼らが目にしたのは、そんな秋葉原の変わり果てた姿だった。
――巨大ロボットが、街を破壊している
秋葉原に再誕した五人は、君想フ声に引き寄せられ歩くような速さで向う。
その先で彼らを待ち受けていたのは、戦いという名の残酷な天使のテーゼだった。
「敵が来たらこのこのサンバイザーでロボットに乗り込み、そして戦うんだ」
モエムシはそう言った。
そして彼らはサンバイザーを手に取ってしまう。
じゃあな、そう言ってモエムシはその場から去ってしまった。
もちろん声はアスラン。まさかのミスマッチチョイスに作者の股間は濡れ濡れだ。
残された五人はただそのときを待つため、立ち尽くす。
秋葉原の運命と戦うために。
「……声が、聞こえたお」
そして彼らの戦いは始まった」
- 87: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:56:46.41 ID:qwzl1mK50
CM終わり
(炎^ω^)「さぁ始めるザマスよ!」
川 ゚ -゚)「行くでガンス」
从'ー'从「……ふ、ふんがぁ」
('A`)「マトモに始めなさいよ!」
(´・ω・`)
- 91: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:58:56.03 ID:qwzl1mK50
――anim@te
渡辺の一先ずどこかに隠れようという意見から、
本拠地としても都合のいいブーンの働くanim@teを選んだ。
从;'ー'从「さっきのクーさんの爆発ってどうなってるんですか? それに、よく脱出できましたね」
川 ゚ -゚)「あぁ、外壁を燃やすだけの火力しか使わなかったからな。そういえば傷消えたな」
从'ー'从「そうなんですかぁ」
川 ゚ -゚)「傷消えたな」
从'ー'从「そういえば、ブーン君は……」
そういい終わる前に、ちょうどいいタイミングでショボンが戻ってきた。
片手で抱きかかえられながらのドクオも一緒だった。
(´・ω・`)「ダメだな。倉庫に篭りっきりだよ」
('A`)「元ニートですからね。思考が受動的というか。つーかモナモナ言ってられっか!」
(´・ω・`)「さて、それよりも今後のことについて話そうか」
( ´ω`)「やっぱスペアは無かったお」
- 94: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 21:59:51.24 ID:qwzl1mK50
ゆっくりと開かれたドアの向こうからやってきたのは、
先ほどまでとは比べ物にならないほど萎びたブーンだった。
从'ー'从「ブーン君……」
('A`)「元気出せよ。な。今度俺の一押しのエロゲ貸してやるから」
( ´ω`)「薔薇紳士……兄者と弟者はどうしたって捕まえなければならないお」
(´・ω・`)「そうだな」
( ´ω`)「けどダメだお。サンバイザー無しじゃ勝てる気がしないお」
川 ゚ -゚)「……あぁ、そのことだが」
(´・ω・`)「何だい?」
何か現状を打破する策でもあるのか。
それとも、この萎びてどうにもならなくなったブーンにつける薬であるのか。
その場の全員がそのどちらかを考えていた。
しかしクーの言葉は違った。
川 ゚ -゚)「悪いが、私は帰らせてもらうよ」
- 96: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:01:17.67 ID:qwzl1mK50
从;'ー'从「なっ……」
(;^ω^)「どういうことだお!」
先ほどまで受け答えですら煩わしそうにしていたブーンが、立ち上がった。
川 ゚ -゚)「このままここに居ても不味いだろう」
从;'ー'从「この街を見捨てるんですか!」
川 ゚ -゚)「別にそんなつもりは無いがな……」
そういうと、クーは店を出ようと入ってきたときの道を戻ろうとする。
そこで数歩後戻りし、店内の商品を幾つか手に取る。
川 ゚ -゚)「どうせここに居ても旅行気分というわけには行かないだろうからな。私なりの判断だ」
(;^ω^)「待ってくれお、こんなはずじゃないんだお!」
川 ゚ -゚)「後は任せた。頑張ってくれ。あ、これは私からの贈り物。何かあれば使うんだぞ」
レジから勝手に取り出した商品用の持ち帰り袋に手に取った商品を勝手に詰め込む。
代金代わりか何かなのか、ブーンに小さな小包を渡す。
そして。
- 97: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:01:49.45 ID:qwzl1mK50
|┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃≡
.______|川 ゚ -゚) < お邪魔しました
| と l,)
______.|┃ノーJ_
- 98: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:03:02.96 ID:qwzl1mK50
あっという間に、姿を消してしまったクー。
しかし誰も後を追おうとはしなかった。
('A`)「ふぅ。薄情な奴だ。団体行動ができねぇ奴は社会に出てから困るぜ」
(´・ω・`)「全く困ったことになったな」
(;^ω^)「……僕のせいなのかお」
(´・ω・`)「誰のせいということは無いと思うが」
沈黙した空気に包まれる四人。
それぞれに考えることはあっても、口には出さなくなってしまった。
- 101: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:03:43.92 ID:qwzl1mK50
何分が経ったか、分からなくなるほどの沈黙。
ついに耐え切れなくなった渡辺が口を開いた。
从;'ー'从「と、とにかく外に出てみましょう! このままじゃ気が滅入るだけです!」
('A`)「確かにそうかもな。けど眠いからここがいいなぁ」
(´・ω・`)「一度、Pure ca@rrotに行こう。さっきの男達が何か残してるかもしれない」
( ^ω^)「……それなら」
(´・ω・`)「?」
( ^ω^)「兄者と弟者の家。ドールショップ、ふぃぎゅ@めいでんに行くお」
- 103: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:04:05.82 ID:qwzl1mK50
四人が向った先、ふぃぎゅ@めいでんには他店同様に誰も居なかった。
(´・ω・`)「ここが彼らの働いていた店なのか」
从'ー'从「人形の顔が怖い……」
( ^ω^)「……やっぱり何も手がかりになるものは無かったお」
(´・ω・`)「そうか。なら戻ろう。もしかしたら彼らがここに来るかもしれない」
('A`)「可能性は無くないな」
( ^ω^)「そうするかお……お?」
(´・ω・`)「どうした」
ブーンがこの店の店長でもあり薔薇紳士の、兄者と弟者の祖父である
荒巻の机の引き出しを漁っていると、一つの封筒を見つけた。
( ^ω^)「これは……」
('A`)「金一封か?」
(´・ω・`)「遺言とか」
从'ー'从「ロクな発想がないね……」
(;^ω^)「!」
- 104: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:05:15.79 ID:qwzl1mK50
中から出てきたのは一枚の写真。
从'ー'从「これって……」
(´・ω・`)「ほう」
anim@te、ふぃぎゅ@めいでん、Pure ca@rrot、G@MERSを筆頭とする
アキバハラを代表する店舗で働く者達全員の集合写真。
集合というよりも収容と言った方が正しいかもしれないその写真をブーンは握りしめ、
その場に投げ捨てた。
(´・ω・`)「これ、ブーン君は載っていないな」
从'ー'从「それはそうですよ。ここにいるんですから
あれっと渡辺が疑問符を出した。
从'ー'从「この街の住民をそう集めにしたいなら、ブーン君もその頭数に入ってますよね?」
(´・ω・`)「違うな。この規模の街の住民にしては数が少なすぎる。……これはブーン君の知り合いだね?」
( ω )「そうですお」
('A`)「……なんつー喧嘩腰」
(# ω )「間違いないお……犯人は塩沢。アイツだお」
- 106: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:07:13.09 ID:qwzl1mK50
从'ー'从「ってことは、この写真は……」
(´・ω・`)「ブーン君宛だろう」
その場にいた全員がブーンの方を向いた。
从;'ー'从「で、でもそれじゃ街が寂れてる原因が分かりませんよ?」
(´・ω・`)「捕まっているんだろう。ただ、この写真に写ったメンバーと関わりがあるのはブーン君だけだ」
(´・ω・`)「だから写真に写ってない。……おまけ扱いなんだろう」
(´・ω・`)「あくまで、目的はブーン君だから」
鈍い音がその場に響いた。
荒巻の机を、ブーンが殴ったのだ。
机「痛ぇ……」
白く変色するほどに本気で握りしめた拳は、
机と接触したところに限り、赤く次第に青ざめ紫になっていく。
( ^ω^)「みんな、ついてきてほしいお」
从;'ー'从「りょーかい」
(´・ω・`)「あぁ」
('A`)「…………」
- 110: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/07(日) 22:08:50.55 ID:qwzl1mK50
彼らが向ったのはアキバハラ警察署。
塩沢の本拠地である。
从;'ー'从「塩沢って人、警察だったの? ってことは警察に殴りこみ……?」
( ^ω^)「二度目だから、問題ないお」
从;'ー'从「そういう問題じゃないよね!?」
('A`)「なぁ」
(´・ω・`)「それじゃあ行こうか」
('A`)「いやさっきから一度も俺に返事くれてないのは分かってんだよ」
( ^ω^)「気合入れるお!」
('A`)「……真剣に聞いてくれ」
ドクオの初めての真顔に三人が何レスか振りに振り向いた。
('A`)「このまま行ったって、勝てないだろ。どう考えても」
('A`)「それぐらい、分かってるんじゃないのか」
( ^ω^)「それで、どうしたいんだお」
('A`)「俺もホテルに戻るぜ。今なら住職の考えも分かるような気がする」
- 79: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/08(月) 22:30:46.89 ID:TCOrpukv0
( ^ω^)「……ショボンさんと渡辺さんは付いてきてくれるかお?」
(´・ω・`)「……あぁ」
从;'ー'从「うん」
( ^ω^)「ありがとうだお」
そして警察署に足を踏み込む三人。
それを後から見守るドクオ。
( ^ω^)「ドクオはさっさと帰れお」
(#'A`)「…………ッ!」
( ^ω^)「気をつけるお」
(#'A`)「アンタもなッ!」
- 86: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/08(月) 22:32:29.03 ID:TCOrpukv0
ブーン、ショボン、渡辺の三人が署内に入ると、
モニター越しに予想通りの男が現れた。
爪'ー`)y‐「やぁ、諸君。久し振りと初めましてだな」
(主^ω^)「フォックス!」
爪;'ー`)y‐「違うぞ」
(#^ω^)「みんなは何処だお! この喧嘩買ってやるお!」
爪'ー`)y‐「ククッ……前とは違うんだ。そう簡単にはやらせんよ」
爪'ー`)y‐「今、刺客を送った。せいぜい苦しむがいい」
(#^ω^)「どこまでフォックスなんだお……!」
爪;'ー`)y‐「違うよ」
- 90: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/08(月) 22:35:33.24 ID:TCOrpukv0
その瞬間、三人から少し離れた壁が吹き飛んだ。
勿論、コンクリートで出来ている。そう簡単に壊せも吹き飛ばせもしない代物だ。
从 ゚∀从「ウチや、ブーン君」
(;^ω^)「ハインさん……」
ハインの着ているメイド服がいつもと違うことにブーンは気がついた。
全体的に、軽めというか。動きやすい使用になっている。
ハッキリと言えば、フェイト・T・ハラオウンの装甲を薄くしたときの姿そのものだった。
从 ゚∀从「行くで!」
ハインは飛び上がると同時に姿を消した。
(;´・ω・`)「消えた!?」
从;'ー'从「どこに行っちゃったんだろ……」
三人が辺りを見回すが、何処にもいない。
そして一瞬。ショボンの後にハインの姿が移った。
(;^ω^)「ショボンさん! 後だお!」
(;´・ω・`)「分かってる……!!」
ハインの飛び蹴りを、片手で受けつつもう片方で受け止める。
渡辺には、ハインがショボンに捕まっているように見えた。しかし、違う。
軸足の必要ないハインは、残された片足をショボンに叩き込む。
- 93: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/08(月) 22:38:31.82 ID:TCOrpukv0
(;´・ω・`)「うグッ……」
从 ゚∀从「やるな。せやけど、ゼロ距離の方が痛いんと違う?」
(;´・ω・`)「全くもって、その通り……だ」
そしてまた姿を消すハイン。
目で追えない。そもそも、移動しているさまが捉えられなかった。
从;'ー'从「早すぎるよ」
(;^ω^)「せめてサンバイザーがあれば……熱血状態なら……」
――クーに貰ったこの包。
(;゚ω゚)
――頼みの綱が、頼みの綱になりえるのかも分からないけど、頼る他ない。
(;´・ω・`)「ブーン君!!!」
――その一瞬。最後の一瞬に姿を現すハイン。
从;'ー'从「えっ……」
――今だ!!
- 95: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/08(月) 22:39:36.88 ID:TCOrpukv0
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゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙
- 97: ◆FpeAjrDI6. :2007/10/08(月) 22:42:55.21 ID:TCOrpukv0
ハインがブーンに接触した瞬間、爆発が起きた。
ショボンと渡辺は爆発に巻き込まれ、勢いよく建物の外へと吹き飛ばされた。
(;´・ω・`)「クッ……」
从;'ー'从「痛いです……」
幸い、二人にはこれといった怪我はなかった。
(;´・ω・`)「ブーン君が持っていたあれは……」
从;'ー'从「はい、クーさんがブーン君に渡した小包です」
(;´・ω・`)「樹木に捕まった時の仕組みはこれか。僕はこんな爆発に巻き込まれて……」
从;'ー'从「あ、いえ、これほどでは無かったですよ。クーさんも、火力を押さえたと言っていましたし」
(;´・ω・`)「…………」
止め処なく煙が流れ出る警察署の入り口から、一人分の、人影。
背中に大きな荷物を抱え、重たい足取りで向ってくる男。
(; ω )「住職、許すまじお……」
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