('A`)覗くと不思議の世界のようです

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 11:51:23.54 ID:EJSmzUVJO
  
('A`)「なんなんだろう…この穴……」

俺は机の右上に出来た1cmぐらいの穴を覗きこんだ。
そこにはあり得ない事に草原が広がっている。

(;'A`)「うわっwwwwなにこれwwwww」

さらに不思議な事に、そこから風が吹いている。

(;'A`)「す……スゲェ………」



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 11:56:18.72 ID:EJSmzUVJO
  
俺は何故か無性に「向こう側」に行ってみたくなった。
昔からヒキコモリがちな俺がそんな感情を出すなんて、ほぼ奇跡なんだが……

('A`)「どうすれば向こう側に行けるんだ……?」

すると、同級生(ダブり)のブーンがやって来た。

( ^ω^)「何してるんだお?」

(;'A`)「うえっwwwwwいや……なななな何も無いわwww」



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 12:01:34.49 ID:EJSmzUVJO
  
( ^ω^)「ふーん…怪しいお!また新しいAVを一人じめする気なんだお!」

('A`)「ねーよwwwww」

( ^ω^)「じゃぁ、その後ろに隠してる物見せろお!」

('A`)「仕方ないか……」

( ^ω^)「wktk」

(; ^ω^)「おっ?」

勿論そこには机しか無い。
('A`)「どしたんだ?」

( ^ω^)「机しかないお……新しいAVはどこだお?」
('A`)「だからねーよwwwww」

ドクオはさっきまでの事をブーンに説明した。



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 12:06:42.46 ID:EJSmzUVJO
  
( ^ω^)「知ってるお……その話……」

ブーンはダブりのためにドクオよりこの学校の事は把握していた。
しかし、今回は様子が違った。

(; ^ω^)「僕は……僕は知らないお……」

('A`)「どうしたんだよ……」

(; ^ω^)「こんな物!!」

(;'A`)「あっ!なにすんだよ!!」

ブーンはその不思議な穴をガムテープで塞いでしまいました。
様子を察するに、ブーンは怯えているようです。



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 12:15:50.26 ID:EJSmzUVJO
  
ブーンは先ほどよりも落ち着いたようなので話を聞いてみる事にした。

(; ^ω^)「この机の右上に出来た穴は、昔この学校でイジメで自殺した奴の世界なんだお」

('A`)「ハァ?」

( ^ω^)「昔……」

ブーンはその話を淡々と話してくれた。

昔……大体15年ほど前にこの学校は死者を出してしまった様だ。
そいつの名はショボン。
内気な男子だったようだ。
そいつは毎日クラス全員にイジメの標的にされ、学校を休む事も出来なく、日々追い詰められ……最後は死んだらしい。
そいつは毎日学校に来て、机の右上を彫刻刀で掘っていたそうだ。
その机が今俺の使っている机……
俺は少し怖くなった。



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 12:21:37.99 ID:EJSmzUVJO
  
怖いながらに興味がある俺は、ブーンに確信に迫る。

('A`)「で……そいつ……ショボンの世界って何なんだ?」
( ^ω^)「僕もそこまで解らないお……」

('A`)「行ってみようか?」

( ^ω^)「帰って来れる保証が出来ないお……」

('A`)「それもそうだが……」

( ^ω^)「ドクオが行くなら……僕も行くお!」

('A`)「ブーン……」

俺たちは向こう側に行く事になった。
これが夢なら覚めてほしい。しかし、俺のワクワクは頂点に達していた。



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 13:28:23.56 ID:EJSmzUVJO
  
とりあえず、向こう側に行くために色々考えた。
普通に考えて1cmの穴に、人間は入れないからである。

(; ^ω^)「もう疲れたお…」

(;'A`)「やっぱりゲームじゃあるまいし、入れネェなwwwww」

( ^ω^)「うーん……」

ブーンはイキナリ彫刻刀を手にし、穴を拡げだした。

(;'A`)「うえっwwwww強行手段wwwww」

( ω)「ブツブツ…………」

すると……ブーンはブツブツ何か言い出した。



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 13:35:08.90 ID:EJSmzUVJO
  
何か言い出した……と言うよりも、歌っているようだ。


( ω)「この穴は何処に繋がる何が出る……こっちの世界は鬼ばかり……あっちの世界は何がある……あぁ恨めしい……あぁ怨めしい……」

(;'A`)「ちょ……ブーン……何言ってるんだよ……」

( ω)「……お前も鬼か?」

(;'A`)「何言ってるんだ?」

( ゚ω゚)「鬼はあっちへ行けェ!!!!!!!」

その時……光と共に俺はあっち側に飛ばされたようだ。



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 13:44:22.13 ID:EJSmzUVJO
  
何時間か……眠って居たようだ。
そこには…草原が広がっている。

いい香りがしてきた……懐かしい香りだ。
俺は体を起こした。

('A`)「イテテ……」

しかし何も無い場所だ。
青空と草原……虫さえ居ない空間……その空間を俺は凄く不気味に思えた。

('A`)「誰も……居ないな……」

足元に何か有る。
俺はソレをそっと拾った。



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 13:51:00.14 ID:EJSmzUVJO
  
('A`)「日記……か?」

俺は日記らしきノートをめくった。

6月20日
また……あいつらに嫌がらせを受けた。
正直疲れた。

('A`)「今日の日付……?」

6月21日

もう疲れた。殺してやりたい殺してやりたい殺してやりたい殺してやりたい殺してやりたい殺してやりたい殺してやりたい…………


(;'A`)「……………」

6月22日

準備は出来た。
後はあいつらを向こう側に押し込むだけだ。
ざまぁみろおぉおおぉぉぉぉ!!!!!!!!!

(;'A`)「これは酷い……」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 14:36:53.85 ID:EJSmzUVJO
  
その時……何かが聞こえた気がした。

('A`)「ん?」

(;;;;)「お前は誰だ!?」

(;'A`)「ちょ……誰だよ!」

(;;;;)「外の人間か……?」

('A`)「えっ?」

( ゚∀゚)「外の人間……だよな?」



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 14:39:24.41 ID:EJSmzUVJO
  
('A`)「そうだと……思うが……お前誰だ?」

( ゚∀゚)「いきなり悪りぃな……俺はジョルジュ長岡だ」
('A`)「俺はドクオ……」

( ゚∀゚)「お前もあの机使った奴の一人か……」

('A`)「!?」

( ゚∀゚)「やはりな……俺はお前の仲間だよ」

('A`)「は……はぁ」

( ゚∀゚)「まぁ、ここじゃ何だしな付いてこい」

('A`)「おぅ」

俺はジョルジュと言う男に案内されて草原を突き進んだ。

何時間経ったのだろうか……時間の感覚が狂ってきた。太陽がさんさんと照らす草原は時間を無限に感じさせた。



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 14:47:56.76 ID:EJSmzUVJO
  
('A`)「今何時なんだ?」

( ゚∀゚)「ここに時間なんてネェよ」

('A`)「だろうな……」

二人の会話が減ってきた所で……ジョルジュが口を開いた。

( ゚∀゚)「あれが、俺たちの住む場所だ」

そこには無数の家が並んでいた。
草原にぽっかり浮かんだ住宅地……
俺はモンゴルの移住民族達を思い出した。

('A`)「すげぇな」

( ゚∀゚)「中に入って待っててくれ、俺は村の奴呼んで来るから」

('A`)「すまない……水だけくれないか?」

( ゚∀゚)「水って念じたら出てくるぞ?」

('A`)「おぅ………」

半信半疑念じたら、水が集まってきた。

(;'A`)「スゲェwwwww」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 14:56:04.49 ID:EJSmzUVJO
  
ここは、本当に不思議の世界なんだと実感した。
と、共に大変な所に来たと言う事にもやっとだが気付いた。

( ゚∀゚)「まぁ、ゆっくりしろよ」

('A`)「おぅ、サンキューな」
ジョルジュは村の人を呼びに行った。

その間さっき拾った日記を読むことにした。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 15:12:12.83 ID:EJSmzUVJO
  
6月23日

奴等は向こう側に行った。僕が勝ったんだ!!
もう、鬼は居ない。
僕は誰にも邪魔されない!!

6月24日

穴を覗いてやった。
何匹もの鬼が泣きわめいている。
僕の世界……僕の思考の中ではこいつらも只の虫けらに過ぎないんだ……

('A`)「そう言う事か……」

俺は人間の狂気に触れたんだと思った……
オカルトなんかは信用しないたちだが……これは信用せざる負えない

('A`)「寂しい奴なんだな……」

するとジョルジュが村人を連れて戻ってきた。



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 15:23:44.17 ID:EJSmzUVJO
  
( ゚д゚ )「コッチミンナだ」

(`・ω・´)「シャキンだ、ヨロシク」

( ´∀`)「モナーだモナ」

ξ゚听)ξ「ツンよ」

('A`)「ドクオだ……ヨロシク」

( ゚∀゚)「ミンナ仲良くしてやれよ」

( ´∀`)「久しぶりの外の人だモナー」

ξ゚听)ξ「頼り無さそうな顔ね」

( ゚д゚ )「なんだ男か」

(`・ω・´)「やらないか」

(;'A`)「だが断る」

俺は直ぐに溶け込めそうな気がした。



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 15:41:34.25 ID:EJSmzUVJO
  
( ゚∀゚)「あー……取り敢えず……何故に着いたか説明して欲しい訳だが……」

('A`)「そうだな……」

俺はここに来るまでの過程を説明した。
机の事、
穴の事
ブーンの豹変……
日記の事…………
すると……ジョルジュが話出した。

( ゚∀゚)「お前は……帰れる兆しが有る人間だ」

('A`)「どう言う意味だ?」

( ゚∀゚)「言いにくいが……俺たちはショボンを虐めていたグループの人間なんだ」

(;'A`)「なんだって!!」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 15:56:48.94 ID:EJSmzUVJO
  
( ゚∀゚)「あの日……俺たちは何時ものようにショボンを虐めていた……するとショボンが何かブツブツ言い出したかと思うと、突然この世界に着いたんだ。」

('A`)「でも……お前は同年代じゃ……」

( ゚∀゚)「ここには時間なんて物は無いんだ」

('A`)「あっ……そうか……」

( ゚∀゚)「俺たちはここで、たまに紛れ込んだ外の人間を元の世界に戻す……案内人になったんだ」

('A`)「なるほど……」

( ゚∀゚)「俺たちは死なない。この世界が有る限りな」

('A`)「じゃぁ一生ここで生き続けなきゃいけないのか……」

( ゚∀゚)「それがショボンの残した呪いだよ」

('A`)「…………」

( ゚∀゚)「だがな……呪いと言うものは跳ね返るんだ。」

('A`)「どう言う意味だ?」

( ゚∀゚)「ショボンも共にこの世界に居るんだ……自殺したって言うのはガセネタなんだよ」

('A`)「!?」



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 16:10:41.42 ID:EJSmzUVJO
  
( ゚∀゚)「ちなみに……外に出る方法は……」

ξ゚听)ξ「ショボンと仲良くなる事よ」

('A`)「仲良くなる……?」

ξ゚听)ξ「そうよ」

('A`)「難しいな……」

ξ゚听)ξ「まぁ、一種のゲームよ……嫌われたら鬼扱い……好かれたらクリア」

( ゚∀゚)「そんな感じなんだ」

('A`)「ちょwww他人事wwwww」

俺はヒキコモリ故にあまり友達もなく……
なんと言うか苦手だ。



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 16:20:25.19 ID:EJSmzUVJO
  
('A`)「ちょ……待て!!時間をくれ!!」

( ゚∀゚)「構わんが、なんならうちに泊まれよ」

('A`)「すまないが…そうしてもらう」

俺は…どうすればいいんだよぉ………



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 17:23:56.76 ID:EJSmzUVJO
その日の夜……まぁ、夜と言っても日は照っているが……
俺は眠れずに居た。

('A`)「人と仲良くするって……難しいよな」

俺は考えるのも嫌になり、次の日に備え無理矢理寝た。

( ゚∀゚)「おーい、そろそろ起きろよー」

('A`)「う……うん」

( ゚∀゚)「メシは自由にイメージしろ」

('A`)「把握した」

風呂に入り、メシを食い、俺はジョルジュとモナー、シャキンと、コッチミンナに連れられて、ショボンの居る沼に行った。

道中、ショボンと仲良くするアドバイスを貰った。

かなりの距離を歩き、やっと沼が見えてきた。



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 17:38:31.68 ID:EJSmzUVJO
沼の周辺だけが異様に暗い。
( ゚∀゚)「いつ来ても嫌な場所だ」

('A`)「暗いな……」

(`・ω・´)「俺たちはここで別れるのだが……」

('A`)「心細いが大丈夫ありがとうな」

( ´∀`)「また寂しくなるモナー」

( ゚д゚ )「コッチミンナ」

('A`)「………………」

( ゚∀゚)「まぁ、寂しくなるが仕方ない……俺たちは違った世界の人間なんだからな」

('A`)「お前らは……お前らは本当にいいのか?」

( ゚∀゚)「これが俺たちの宿命……ここで罪を償うだけだ……」

('A`)「…………わかった」

( ゚∀゚)「まぁこれからも頑張れ!寂しくなったら穴を覗けば会えるかもよ」

('A`)「お前らは一生忘れないぜ」

俺は全員と固い握手をした。



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 17:51:16.53 ID:EJSmzUVJO
彼等に別れを告げ、沼の奥へと進んでいった。
すると声が聞こえてきた。
(´・ω・`)「子供が遊ぶと駄々こねた、おかあは子供にようよう言う、遊べば鬼がやってきて、一人残らずたべよると」

('A`)「君がショボンかい?」

(´・ω・`)「……誰だ?」

('A`)「俺はドクオ……ヨロシクな」

(´・ω・`)「君は鬼じゃないのか?」

('A`)「俺は君の仲間だよ」

(´・ω・`)「信用できない……合言葉は?」

俺は合言葉など知らない。勿論、あいつらだって知らないんだろう。
なんせ、ショボンの意思が全ての世界だから。



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 17:54:41.45 ID:EJSmzUVJO
('A`)「開けごま」

(´・ω・`)「帰れ」

('A`)「うーん……合言葉かぁ……」

(´・ω・`)「やっぱり君は鬼なんじゃないのか?」

('A`)「だから違うって」

俺はショボンに信頼されようと必死になって考えた。



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 18:01:09.02 ID:EJSmzUVJO
すると……イキナリブーンの声が頭に入ってきた。
その言葉は勝手に口から出ていく。

('A`)「この穴は何処に繋がる何が出る……こっちの世界は鬼ばかり……あっちの世界は何がある……あぁ恨めしい……あぁ怨めしい……」

(´・ω・`)「それだよそれ……君は僕の気持ちが解るんだね」

('A`)「そうだ……そうだぜ解るんだぜ!!」

(´・ω・`)「君は僕の見方……」

('A`)「仲良くしようぜ」

(´・ω・`)「う……うん」

ブーンの言葉が気になりつつも、取り敢えずショボンを見方に付けることが出来た。俺はいつになればブーンに会えるんだろうか……



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 18:10:21.82 ID:EJSmzUVJO
ショボンは疲れただろうと言い、寝床を用意してくれた。
沼は他と違って、ずっと夜のようだ。
俺は気疲れもあったので寝る事にした。



('A`)「う……ん……トイレ……」

途中トイレにと目を覚ました。
何となく目をやった沼の真ん中で、空を見上げるショボンは人形のように綺麗で、悲しそうな顔をしていた。

俺はショボンに見とれていた。
するとショボンは知らぬ間に後ろに居た。

(´・ω・`)「何してるの?」

(;'A`)「あ……あぁ!!トイレ!!!トイレは何処にあんの?」

(´・ω・`)「あっちにあるよ」

(;'A`)「さっさんきゅーな」
俺は……自分がホモじゃないかと一瞬疑った。
しかしあの姿は忘れられない程に綺麗だったのは間違いない。



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 18:19:11.51 ID:EJSmzUVJO
トイレを済ませ、目も冴えてしまったので、ショボンと少し話す事にした。

('A`)「ショボン……気になってたんだけどさぁ……ショボンが言う鬼って何なんだ?」

俺は鬼の意味は知っていた。だが敢えて本人から聞く方が仲良くなれるかもしれないと言う、賭けでショボンに聞いてみた。

(´・ω・`)「鬼は……これだよ」

ショボンはおもむろに人差し指を天に向け何かをナゾリ出した。

すると、空イッパイに映像が流れ出した。

('A`)「学校……?」

(´・ω・`)「ほら……これが僕……」

ショボンは映像の中で表せない姿で蹴る殴るを繰り返されていた。
でも、ショボンの顔はさっき沼の真ん中で空を見ていた時と同じ表情だった。



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 18:26:52.03 ID:EJSmzUVJO
おれは悪い事聞いたとおもった。
やっぱりショボンは顔色一つ変えない。

(´・ω・`)「鬼は人の心や、気持ちまで食べるんだよ」

('A`)「…………」

(´・ω・`)「この穴は何処に繋がる何が出る……こっちの世界は鬼ばかり……あっちの世界は何がある……あぁ恨めしい……あぁ怨めしい……」

('A`)「俺はお前の友達になれるかな……」

(´・ω・`)「わかんない」

俺はショボンに笑いかけた。



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/20(水) 18:48:09.28 ID:EJSmzUVJO
どれくらいの日数と時間が経ったのだろうか……

俺は……少し間違いを犯してしまったようだ。

('A`)「俺を元の世界に戻らせない……?」

(´・ω・`)「だって……ずっと一緒に居てくれるんでしょ?」


The End



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