DOKUO's A-LIVE STORY

  
8:169◆f4rw8oIHfU :08/13(日) 23:53 88kwNUvXO
  

1st〜New Drug Experiment〜


俺の名前は新戸独雄
私立VIP学園高等部に通う3年生だ

(+-A-)朝…か……

俺は朝がとてつもなく苦手だ
朝の太陽の輝が俺には眩しすぎるからだ

(+'A`)晴れか……

太陽が俺を照らし燃えている

(+'A`)取り敢えず飯食うか

俺はカーテンを閉めて薄暗くなった部屋で朝食を軽く済ませ制服に着替える

ピンポーン―――

不意にインターフォンが鳴る

(+'A`)もうこんな時間か

呟きながら玄関を開ける
そこには見馴れた顔があった

川゚‐゚)お早よう

見馴れた顔の主は空城素直
俺と同じ学校でクラスも同じ人だ
因みに俺の初めての彼女でもある

(+'A`)おう

川゚‐゚)独雄にしては珍しく早いな

(+'A`)まぁな

川゚‐゚)では行こうか

(+'A`)おぉ

そう言って家に鍵を掛けてバイクに乗った

(+'A`)早く乗れよ

川゚‐゚)今日も頼むぞ

素直は慣れた様子で独雄の後ろにまたがり独雄を抱き締める
所謂二人乗りの形だ

(+'A`)しっかり掴まってろよ

俺は言いながらアクセルをあける
心地よい振動が体に伝わる

(+'A`).oO(今日も頼むぜCBR1100XX)

俺は心の中で相棒に話掛ける
返事の代わりに定期的な振動をくれる

(+'A`)行くか

俺は素直と相棒と走り始めた



  
11:169◆f4rw8oIHfU :08/14(月) 00:40 5V6NnfJwO
  

学園に着くまで俺たちは無言だ
本当は色々と話したいが素直に万が一何かあったら困るから話さない

そんな事を考えていると学園が見えてきた
学園の駐輪場は学園から200b程離れているため実際はもうバイクを降りる事になる

(+'A`)ついたぜ

川゚‐゚)いつもありがとう

被ったメットを取りながら俺に話掛けてくる

(+'A`)あぁ……

―――綺麗だ―――
切に思う
何時も見ているはずなのに見惚れてしまう

川゚‐゚)どうかしたか?

(+'A`)何でもねぇーよ

長く見つめすぎたかな
そんな事を考えつつ素直に応える

川゚‐゚)なら早く行くぞ

(+'A`)あぁ

俺が歩くと素直が腕を組んでくる
この時の顔がまた可愛い
俺は顔をついつい見惚れてしまう
これも何時もの事だ

川゚‐゚)聞いてるのか?

(+'A`)……悪い

川゚‐゚)独雄は何時も何か考えているな

確かに素直の言う通りだ
俺は今でも鮮明にあの事が頭に残ってる

川゚‐゚)今度私に話してくれないか?

(+'A`)…今度…な……

また無言になる
俺たちは無言のまま教室に向った



  
13:169◆f4rw8oIHfU :08/14(月) 23:24 5V6NnfJwO
  


(+'A`)ふぅ……

もう帰る時間か…今日は時間が過ぎるのが早いな……

(+'A`)………

俺は禁煙パイプを噛みながら窓の外を眺めながら考える

俺は学園が好ではなかった
“あの事”を思い出してしまうから……
でも今は違う
何故なら―――

川゚‐゚)私の顔に何かついているのか?

―――素直がいるから

(+'A`)綺麗だと思ってね

川゚‐゚)よく分かってるじゃないか

普通自分で言うか?
可笑しくて思わず吹き出してしまった

川゚‐゚)何故笑う?

素直に言ったら怒られると思った俺は話題を変える

(+'A`)それより今夜はどうすんだよ?

今日は素直とデートの約束があったからその話題を振った

川゚‐゚)何時もの時間に何時もの場所で会おう

(+'A`)OK

川゚‐゚)楽しみにしているぞ

(+'A`)また後でな

言いながら俺は教室から出て下駄箱に向った

(+'A`)素直と会う時間まで相棒と奔るか……

俺の相棒はCBR1100XX~スーパーブラックバード~と言うホンダのバイクだ
中古で安くなった物を母さんが買ってくれた俺の宝物だ

(+'A`)またよろしくな相棒

一声掛けて相棒に魂を吹き込む
心地よい振動が俺に伝わる

(+'A`)行くぜ…相棒……

もう一声掛けて相棒と奔りだした



  
16:169◆f4rw8oIHfU :08/15(火) 18:27 PS+X+8HQO
  


突然だが俺は今相棒と一緒に家の近くの下り坂を降っている
風が顔を撫で続ける
俺はこの下り坂の景色と撫でる様な風が好だ

(+'A`)そろそろ帰るか

何時ものように相棒に声を掛けて帰路についた
帰路を奔りながら今夜の事を考える

(+'A`)今日は何着ていこうか

まぁ今夜の事と言っても服装の事だが

(+'A`)何時も通りでいいか

考えるのを止めて相棒の運転に専念する
自慢じゃないが相棒の運転に関してはかなり自身がある
はずだった―――

(;+'A`)うぁぁぁぁっ!







意識が消えた



  
18:169◆f4rw8oIHfU :08/15(火) 19:16 PS+X+8HQO
  








――――眩しい……

――――此処は…何処だ?

――――白い…空間……

――――今何時だ?

――――素直と会わなきゃ…

――――体が…動かない

――――拘束されてる……?

――――誰か入ってきた

――――白衣を着てるな……

――――じゃあ此処は病院か?

――――何か言ってる

――――聞き取れない

――――声も出ない

――――注…射…器……?

――――止めろ

――――止めてくれ

――――射しやがった…

――――全身が痙攣し始めた

――――全身がが痛い

――――頭が痛い

――――痛い

――――頭が割れる

――――頭ガ割レル

――――アタマガワレル

――――アタマ ガ ワレル

――――ア タ マ ガ ワ レ ル



  
19:169◆f4rw8oIHfU :08/15(火) 20:21 PS+X+8HQO
  

1st End



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