DOKUO's A-LIVE STORY

  
46:169◆f4rw8oIHfU :09/17(日) 18:13 NsXGZKFkO
  



6th〜Decision〜


相棒をトップスピードで奔らせながら俺の頭の中に二つの考えが交差する
一つは“絶対に義児って奴をぶん殴ってやる”
もう一つは“今日で死ぬかもな”という二つの考えだ

(+'A`)死んだらどうしよ……

常識的に考えれば単身で組に行ったら殺されるのがオチだろうな
でも不思議と恐くないし死ぬ気もしない

(+'A`)俺って変だな

軽い自虐に吹き出してしまった

(+'A`)もうダメかもわからんね

一人呟きながら相棒を飛ばし繁華街を駆け抜ける
確かこの辺りだ
スピードを少し落し辺りを散策する

(+'A`)あった……

眼前に“義児組”の文字
改めてその言葉の大きさに恐怖が込み上げる

でも―――

コイツ等が素直から笑顔を奪ったんだ……
俺は素直に約束した……
“絶対に助ける”と―――

恐い

でも行かなくちゃ
素直の為に……

(+'A`)……行くか

息を整えガラス張りの扉に手を掛ける
中に入ると聞き慣れた声が聞こえた
もう二度と聞かないと思った声が―――

(-@З@)いらっしゃい


6th End



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