DOKUO's A-LIVE STORY

  
109: 169◆f4rw8oIHfU :11/28(火) 07:32 dsivJ1WAO
  



13th〜Killers〜


(, Д )薬は思ったより高い効果を発現させたな

何言ってんだ?
高い効果だと?
筋肉量と伸縮性の増加と瞬間記憶だけじゃないのか?

(+'A`)どゆー事だ?

(, Д )そのままの意味さ

ボサボサに下ろした髪の間から眼球を覗かせ話し始めた

(, Д )あの薬には三つの基本効果に凶暴性の発現たけじゃなく……

(, Д )被験者の天性的な能力を増強すんたよ

今日だけで何回目の衝撃だよ
俺の知らない事が多過ぎる
いやそれより急展開過ぎるだろ
こんなに色々な事が今になって分かってくるし何人もいなしたり

(, Д )恐らくお前はその頑丈さと神経信号の伝達速度だろうな



  
111: 169◆f4rw8oIHfU :12/02(土) 10:38 OWkI04KPO
  


(, Д )心あたりはないか?

確かに思い返すと素人にも関わらず自分の考えた事がスムーズに体現出来た
それに異常に打たれ強くなってた

(, Д )その顔はあるって事か

つい顔に出てしまったらしい

(+'A`)だから何だ?

ごまかす様に言葉を返す
返すと再びギコが肩を震わせ笑い始めた

刹那

ギコの拳が俺の左頬を捉えた
思わぬ一撃で一瞬焦り体勢を崩した
崩した所に更に腹部への鈍痛
間髪入れずに顎に衝撃
歯が噛み合わさりその衝撃は更に強くなる
後ろによろめき倒れそうになるのを必死に堪える
前方を見るとギコの右拳が迫ってきたがそれをしゃがみ込んで避ける
同時に一歩踏み込み脚を掬い上げた



  
113: 169◆f4rw8oIHfU :12/02(土) 22:40 OWkI04KPO
  


掬い上げた勢いに乗せ一気にギコを押し倒しギコの上に乗った

(+'A`)覚悟しろよ?

必死に抜けようとするギコに構わず拳をその顔に打ち付けた
殴りつける時の何とも言えない感触が拳に伝わり有利になった事を実感した
その実感を確信にするべく何度も何度も何度も殴りつける

―――素直を泣かせたギコを殺す為に

―――もう二度とこんな事がないように

―――コイツを殺す為に



  
115: 169◆RGwtOcs4i2 :12/09(土) 22:12 YdG/SYIcO
  


数発殴りつけた時ギコによって俺の右腕が止められた

(, Д )調子…こくなよ?

言葉と共に俺の右肘に外側から掌底を打ち付け右腕に激痛が走った

(;'A`)あぁぁぁ

左手で折れるであろう右肘を抑え小さくのけ反る
その隙を突かれ逆に馬乗りになられた
馬乗りになられても初めて経験する痛みにもがく事しか出来ない

(, Д )お返しだ……

静に呟き懐に手をいれた



  
116: 169◆RGwtOcs4i2 :12/09(土) 22:28 YdG/SYIcO
  


懐から黒く光るナイフが現れた


―――黒いナイフ?

―――俺が親友を殺したナイフと同じ色と形状

―――俺の親友が親友を殺したナイフ


(;'A`)あっ…うっ……

視界がぼやけ声もろくに出ないし身体も動かない


――死ぬ――


その言葉が俺の頭を駆け巡りその他一切を考える事が出来なかった



  
117: 169◆RGwtOcs4i2 :12/09(土) 22:38 YdG/SYIcO
  


ぼやける視界の中でギコを見るとナイフを舌で舐めながら笑っていた

(, Д )あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ

その顔は狂気に狂喜に満ちていた



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