( ^ω^)はヌクモリティを取り戻すようです

18:◆uAn5dIn1Sw:04/30(月) 18:13 P/kVTnz1O

第三話 ヌクモリフレンズ

( ^ω^)「えっとうんと…ヌクモリティを取り戻すって言ってたけど、具体的にはどうするんだお?」

この冷たい街のヌクモリティを取り戻すことは、
たった三人でできるのか?

川゚‐゚)「私達の住んでいる街が冷たいのにはちゃんと理由がある」

理由だって?

川゚‐゚)「私の推測になるが…この街には強力な催眠電波が流れているのではないかと思っている」

(;^ω^)「電波なんかで人の持つヌクモリティをなくすことなんてできないお!」

('A`)「俺だって最初は信じていなかったさ。だがな、街の連中のザマを見てみろ。まるで見えない糸に操られたようになっているじゃないか?」

川゚‐゚)「内藤君、まずは落ち着くんだ。
私は何も皆がヌクモリティをきれいさっぱりとなくしたとは思っていない」

(#^ω^)「じゃあどうなったってんだお!」



19:◆uAn5dIn1Sw:04/30(月) 21:20 P/kVTnz1O

(;'A`)「お、怒んなって!たぶんみんなは催眠電波で一時的にヌクモリティを心に押さえこまれているだけだって!」

本当にその通りなのか?
その通りなら、催眠電波を止めることができればいい。
希望が見えてきた。
川゚‐゚)「私達は催眠電波を止めたい。協力してくれるな?」

英雄になりたいとか感謝されたいとか、
そんなんじゃない。僕はただ、みんなの心にヌクモリティを取り戻したい。

( ^ω^)「もちろんだお!」



20:◆uAn5dIn1Sw:05/01(火) 21:40 sJ5HV4YRO

川゚‐゚)「決まりだな。今日の夜一時、校門前に集合だ」

( ^ω^)「そんな夜遅くに集合して何するんだお?」

('A`)「実はな…俺達はいつも夜中に校舎に忍び込んでだな、
催眠電波を発している部屋を探しているんだ」

(;^ω^)「この高校に電波発信している場所があるだなんて…」

川゚‐゚)「思いだしてみろ。この街で最初に冷たいなっていったのは誰なのか」

最初に冷たくなったのは僕のクラスメートのショボン。
次にカーチャン。
そして街のみんな。
…この高校からだ。
(;^ω^)「お…おっ…お…」

僕は今まで…催眠電波の中で勉強していたのか?
それも毎日のように。
そして今、こうして真実を告げられている、
この瞬間にも僕らは催眠電波を浴び続けている。
怒りがこみ上げてくる。

( ω )「電波を流している奴は何を考えているんだお!」

許せない。
絶対に許せない。

川゚‐゚)「…それでは深夜にまた会おう。
その怒りを忘れることのないようにな」



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