( ^ω^)ブーンが大切なモノを失くしてしまうようです。
- 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:19:03.49 ID:D0q19ewZ0
- (´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ
ん?あぁ、今日は仕事じゃなかったんだっけ。
すまない。
今日は僕の友達の話を聞いてもらおうと思って呼んだんだったね。」
(´・ω・`)「このテキーラはサービスだ。
飲みながらゆっくり話しを聞いてほしい。」
(´・ω・`)「その友達は名をブーンという。
僕の高校の頃の友達でね。
いいやつ…とは言えなかったかもしれないが、
それでも僕には大切な友達だったんだ。」
(´・ω・`)「それは二十歳の秋頃の話だったよ…。」
- 2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:21:11.97 ID:D0q19ewZ0
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ^ω^)「ふぅ。もう夕方だお。眠いけど今日はデートだお。
楽しみだお。」
この頃ブーンはホストクラブで働いていたんだ。
僕や他の仲間たちとバンドも組んでいて中々忙しい日々を送っていたよ。
そんなある日、
ブーンは仕事場の先輩に半ば無理やり登録させられた出会い系サイトで、
知り合った女性と初めて会う事になったんだ。
( ^ω^)「ここで待ち合わせのハズだお…。相手は19歳の女子大生だお。wktk!
…ん?」
- 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:23:17.47 ID:D0q19ewZ0
- ξ゚听)ξ
そこで待っていたのは綺麗な金色の髪を巻いた
細身の可愛い女の子。
( ^ω^)「おっおっお。きっとあのコだお。おーい!」
ξ;゚听)ξ「!!」
ξ///)ξ「は、はい!えっとブーンさんですか?」
( ^ω^)「そうだお!どうもはじめましてだお。
(うはwwwテラカワイスwwwwktkr!!)」
ξ///)ξ「あ、はい。は、はじめまして!」
ξ///)ξ「え、えっと…、わ、私こういうの慣れてなくて…。
今から、ど、どこへいきますか?」
- 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:25:46.21 ID:D0q19ewZ0
- ( ^ω^)「おちつくおw
とりあえずご飯食べに行く約束だったお。」
ξ///)ξ「あ、そ、そうでしたね。」
( ^ω^)「名前はツンちゃんでいいのかお??」
ξ///)ξ「は、はい!ツンって呼んでください。」
( ^ω^)「おk。把握。
何か食べたい物あるかお?」
ξ///)ξ「あ…、
その…、実は、私ご飯食べちゃって…。」
(;^ω^)「mjsk! それは困ったお…。」
ξ///)ξ「す、すいません…。」
- 8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:28:39.70 ID:D0q19ewZ0
- ( ^ω^)「別に謝らなくていいお!ただ、せっかくこんなにカワイイこに会えたのに
このまま帰るのは少し寂しいお…。」
ξ///)ξ「くぁwせdrftgyふじこl;p@:
わ、私なんて全然かわいくないですよ!!」
( ^ω^)「そんな照れなくてもいいおw
ブーンの好みにど真ん中でストライクだお!」
ξ///)ξ「ほ、本当にそんなこと全然っ…!」
( ^ω^)「ツンちゃんは夜遅くなっても平気かお?門限とか。」
ξ///)ξ「あ…、うちは結構親がゆるいので…。」
( ^ω^)「じゃあコンビニで飲み物でも買って少し話さないかお?」
ξ///)ξ「え…、えっと、どこでですか?」
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:31:20.13 ID:D0q19ewZ0
- ( ^ω^)「カラオケでもいいんだけど、ブーンはうるさいのが苦手だお。
ツンちゃんさえよければホテルだと落ち着いて話せるお。」
ξ///)ξ「え…!!そ、それは…。」
( ^ω^)「心配しなくても、襲ったりしないおww
こういう仕事してるし、童貞クンみたいに餓えたりしてないお。」
ξ///)ξ「プッ。ブーンさんっておもしろいですね。」
( ^ω^)「もちろん、ツンちゃんがイヤなら他の場所でもいいお。」
ξ///)ξ「…じゃあ、ブーンさんを信用します。」
( ^ω^)「おっおっお。ありがとうだお。
じゃあまずはコンビニへ行くお!」
- 14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:33:41.29 ID:D0q19ewZ0
- ―そしてホテル到着。
( ^ω^)「じゃあとりあえず乾杯だお。」
ξ///)ξ「じゃあ何に乾杯しますか?」
( ^ω^)「う〜ん…、じゃあ、何人もいる出会い系サイトの餓えた男たちの中から
ブーンを選んでくれたツンちゃんに!」
ξ///)ξ「あははww なんですかそれww」
( ^ω^)「いいんだおwwそれじゃあ…」
( ^ω^)ξ///)ξ「かんぱーい!!」
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:36:09.33 ID:D0q19ewZ0
- ある程度飲んで、二人とも軽く酔ってきた。
男女がホテルでお酒を飲んで何もないなんてありえないよね。
(;^ω^)「ちょっと腰が痛くなってきたお…。」
ξ///)ξ「え!? 大丈夫ですか?」
( ^ω^)「ソファじゃなくてベッドに座って話さないかお?」
ξ///)ξ「は、はい。」
( ^ω^)「ツンちゃんほんとカワイイおw
もっとかお見せて欲しいお。」
ξ///)ξ「か、かわいくないです!」
( ^ω^)「こっち向いてくれお。」
ξ///)ξ「は、はい。」
―ちゅっ。
ξ///)ξ「あ…。」
( ^ω^)「ツンちゃん…。」
………………。
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:38:10.22 ID:D0q19ewZ0
- ξ゚听)ξ「ふぅ…。」
( ^ω^)「おつかれさまだお。」
ξ゚听)ξ「なんとか緊張もとれたわ。」
( ^ω^)「それはよかったおw
ツンちゃんが緊張するからブーンまで緊張してたおww」
それから二人はいろいろ話をしたらしい。
夜は長いからね。
ただね、そのうちブーンに変化があったんだ。
( ^ω^)(普通にやることやったら連絡とらないつもりだったんだけど…。
ちょっともったいないお。)
ξ゚听)ξ「どうしたんですか?ブーンさん。」
( ^ω^)「ツンさん…、ブーン欲しいものができたお。」
ξ゚听)ξ「え?何ですか?」
( ^ω^)「これだお。」
ξ゚听)ξ「え?」
( ^ω^)「目の前にいるこれが欲しいお。」
- 20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:40:56.12 ID:D0q19ewZ0
- ξ///)ξ「え?え? 本気なんですか?」
( ^ω^)「もちろんだお。」
ξ///)ξ「私は…いいですよ。」
( ^ω^)「ほんとかお!? やったお!これでツンさんとブーンは恋人だお!」
ξ///)ξ「あ…よろしくお願いします、ブーンさん。」
( ^ω^)「ブーンでいいお。ブーンも呼び捨てで呼ぶお。」
ξ///)ξ「!!!!!
じゃあ…ブーン…。」
( ^ω^)「それでいいお。ツン。」
( ^ω^)(おっおっお。)
- 21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:43:06.75 ID:D0q19ewZ0
- その始まりはなんでもないただの出会系。
きっかけはブーンにとっては、たまたまその時に彼女がいなかったから
キープする為に付き合っただけ。
ツンにとっては、ホストというのが珍しかったんだろう。
そんな程度のもの。
そう。このときまでは。
〜出会い編・完〜
戻る/第二話