( ^ω^)ブーンが大切なモノを失くしてしまうようです。

30: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 19:51:55.26 ID:j2FO6NAh0
(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ
      ん?あぁ、今日は仕事じゃなかったんだ。
      すまない。
      今日は僕の友達の話を聞いてもらおうと思ったんだ。」

(´・ω・`)「さて、昨日の続きだったね.
なんとかドクオやジョルジュとブーンは仲直りすることが出来た。」

(´・ω・`)「あとはツンとどうなるかだね…。」



32: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 19:53:10.09 ID:j2FO6NAh0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ピンポーン。

( ^ω^)「お。ツンかお。あがってくれお。」

ξ゚听)ξ「お邪魔するわ。」

( ^ω^)「こないだの話だけど…」

ξ゚听)ξ「まぁ、たいして話す事なんかないのよ。
      終電なくなっちゃったから送ってもらっただけ。」

( ^ω^)「…それは信じていいのかお?」

ξ゚听)ξ「どっちでもいいわ。」



34: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 19:54:31.31 ID:j2FO6NAh0

(;^ω^)「どういうことだお…?」

ξ゚听)ξ「ねぇ、ブーン。しばらく距離をおきたいの。」

( ^ω^)「…別れるということかお?」

ξ゚听)ξ「そういうわけじゃなわ。ただ、最近ブーンの事が重いのも確かなの。
      …少し考える時間がほしいのよ。」

( ^ω^)「…。仕方ないお。わかったお。」

ξ゚听)ξ「別にこれからも連絡とかはするわ。
      ただ、束縛とかはしないでほしいの。」

( ^ω^)「わかってるお。」



38: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 19:55:43.28 ID:j2FO6NAh0
そうしてツンは帰ってしまった。
ブーンの家の冷蔵庫にツンと二人で食べようと思い用意した晩御飯の材料や、
ツンの好物などの存在も知らないまま。


( ^ω^)「なんて惨めなんだお…。」

( ^ω^)「一人で浮かれてスーパーで買い物して
      ツンの喜ぶ顔を想像しながらツンの好きなものを買って。」

( ^ω^)「あんな事があった後なのに、それでも会えることがただ嬉しくて。」

( ^ω^)「でも、ツンは全くそうじゃなくて…。」



40: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 19:56:54.98 ID:j2FO6NAh0
( ^ω^)「眠いなら終電逃す時間まで遊んでるんじゃないお。」

( ^ω^)「ブーンとは12時以降まで一緒にいてくれた事なんてないお。」

( ^ω^)「親が心配するっていうから、いつも11時には送っていってたお…。」

( ^ω^)「なんて…、なんて滑稽なんだお。」

( ^ω^)「ブーンは…、なんて滑稽な人間なんだお。」

( ^ω^)「惨めだお…。」

( ^ω^)「…本当にツンはこの後家に帰るのかお?」

( ^ω^)「…辞めるお。これ以上何も考えたくないお。」

( ^ω^)「もう…寝るお。」



44: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 19:58:45.29 ID:j2FO6NAh0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

( ^ω^)「さぁ、ドクオ。念願の○っぱ寿司だお!」

('∀`)「今日は食うぞー!!この日の為に二日も水以外何も食わなかったんだ!」

( ^ω^)「…。」

( ゚∀゚)「…。」

(´・ω・`)「…。」

('A`)「な…なんだよ。いいじゃねぇか。それくらい楽しみにしてたんだ。」



48: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:00:29.01 ID:j2FO6NAh0

( ;ω;)「ドクオ!一杯食べるお!好きなだけ食べるお!!」

( ;∀;)「あぁ!俺が許すぜ!!好きなだけ食え!」

(´;ω;`)「僕も許す!!今日は誰が何を言おうと君が主役だ!!」

('∀`)「おう!じゃあ玉子から…!」

( ^ω^)(もう貧乏が染み付いてるお…。)

( ゚∀゚)(回転寿司なんだから玉子も鯛も鰻も同じ値段だろう…。)

(´・ω・`)(きっと寿司といえば玉子だったんだろうな…。)



49: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:02:09.10 ID:j2FO6NAh0
結局この日ブーンが食べた寿司は10皿
ジョルジュは12皿
僕は7皿
ドクオは33皿&デザート3品
というドクオ圧勝の結果だった。

というか普通2日も何も食べなかったら胃が収縮してそんなに食べれないと思うんだけど…。
僕もジョルジュもブーンも恐ろしい勢いで皿を重ねていくドクオをただ見てるしかなかった。

ちなみにトイレに3回もかけこんだところを見ると
やはり消化のスピードが速いということなんだろうか?
少し羨ましい。



52: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:04:18.79 ID:j2FO6NAh0
('∀`)「もう満腹だ…!何も食えない!」

( ^ω^)「それはよかったおw(当たり前だお。あれ以上食べたら腹が破れるお。)」

(;゚∀゚)「これでしばらくは食わなくていいんじゃねぇか?」

('A`)「いやいや、明日になったら腹は減るんだよコレが。
    人間って不便だよな」

(´・ω・`)「僕はドクオの食べてるとこを見てるだけでおなかいっぱい…ん?
      もうこんな時間か。じゃあ僕はそろそろ仕事に行くよ。」

( ^ω^)「お?ショボン今から営業かお?」

(´・ω・`)「うん。まぁ仕事だからね。しょうがないさ。」

( ^ω^)「…言いにくいけど、今日も休むって代表に伝えておいてくれないかお?」



55: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:06:36.63 ID:j2FO6NAh0
(´・ω・`)「…それは構わないけど、ブーン昨日も当欠だったんじゃなかった?」

( ^ω^)「…明日は行くお。」

(´・ω・`)「別に構わないけど、罰金払うのは馬鹿らしいからさ。
      体調悪いとかじゃないなら出来れば出勤したほうがいいよ。」

( ^ω^)「…すまんお。」

(;´・ω・`)「いや、余計な世話だったね。じゃあそろそろ僕は。」

( ゚∀゚)「おう。じゃあまたなショボン。」

('A`)「仕事頑張れよ〜。」

(´・ω・`)「うん、ありがとう。じゃあまた。」


( ^ω^)「…。」



59: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:08:15.72 ID:j2FO6NAh0
何故気づかなかったんだろう。
彼の心にはもうヒビがはいってたことに。
何故気づかなかったんだろう。
彼が強いフリをしてるだけで本当はひどく脆かったことに。

そして、すべては加速していく。

〜築き始めた壁・完〜



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