( ^ω^)ブーンが大切なモノを失くしてしまうようです。
- 68: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:22:25.91 ID:j2FO6NAh0
- (´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ
ん?あぁ、今日は仕事じゃなかったんだ。
すまない。
今日は僕の友達の話を聞いてもらおうと思ったんだ。」
(´・ω・`)「さて、昨日の続きだったね。
ツンと距離を置いたブーン。
情けない事に僕はそのことを翌日ブーンから聞くまで気づかなかった。」
(´・ω・`)「君は現在はずっと続くと思うかい?
変わらないモノなんて無いんだ。
極端な話、今日の君は昨日の君じゃない。
そんな簡単な事に気づけてる人はそれだけいるかな?」
(´・ω・`)「いい方向にも悪い方向にも変わっていく日々。
それでも僕たちの関係が変わることはないと信じていた僕は馬鹿だったんだろうか。」
- 70: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:24:11.26 ID:j2FO6NAh0
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
/ ゚、。 /「今日もブーンは来ないの?」
(´・ω・`)「えぇ…。そう伝言を預かってます。」
/ ゚、。 /「別にいいんだけどね。罰金は払ってもらうし。」
(´・ω・`)「…。」
/ ゚、。 /「たださ、仮にもうちのNo.3だからさ。
あんまり勝手な事をされると店全体の雰囲気が悪くなるんだよね。」
(´・ω・`)「少し、彼に時間をあげてもらえませんか?」
/ ゚、。 /「ムリ。」
- 71: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:26:03.07 ID:j2FO6NAh0
- (;´・ω・`)「代表〜…。そこをなんとか。」
/ ゚、。 /「…まぁショボンが頑張ってくれてるのはわかるしね。
明日ブーンがきたら少し話をしてみようか。」
(´・ω・`)「ありがとうございます! …よかった。」
/ ゚、。 /「まぁ、何があったのかは聞かないけど事情があるんだろうしね。
ブーン今月は10位以内も難しいよ。」
(;´・ω・`)「え!!? ブーンそんなに今月の売上低いんですか!?」
/ ゚、。 /「うん。うちの店にきてから最初の3ヶ月を除けば、今までで最低だね。」
(;´・ω・`)「…そこまでだったなんて。」
- 74: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:27:54.33 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「まぁ、とにかく明日話を…」
( ^ω^)「失礼しますお。」
(;´・ω・`)「え!?ブーン!!??」
(;^ω^)「ショボン!?代表に何か話かお??」
/ ゚、。 /「アホ。お前の伝言伝えてくれてたんだろうが。」
(;^ω^)「あ、そうだったのか!すまんお!」
(;´・ω・`)「いや、構わないんだけどさ。どうしたの?
今日は出勤する気になったの?」
- 78: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:30:13.88 ID:j2FO6NAh0
- ( ^ω^)「ショボン…ちょっと席を話してくれないかお。」
(´・ω・`)「…わかった。じゃあまたあt」
/ ゚、。 /「ちょっと待て。ショボンはそこにいろ。」
(;´・ω・`)「え?」
/ ゚、。 /「ブーン。ショボンはお前の友達だろうが。
散々迷惑かけといて今更部外者扱いしてんじゃねーぞ。」
( ^ω^)「…。」
(;´・ω・`)「いや、僕はいいんですよ。ブーン、僕はとりあえず席を外すよ。」
- 83: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:32:12.56 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「ショボンはお前の事心配してくれてるんだろう。
それともお前はそれもわからんくらい馬鹿なのか。」
( ^ω^)「ショボン…、すまなかったお。やっぱり一緒に聞いてほしいお。」
(;´・ω・`)「え…。うん、聞いていいなら聞くけど…。」
( ^ω^)「代表。ブーンはこの店を辞めたいと思ってますお。」
(;´・ω・`)「ブーン!?」
/ ゚、。 /「そうか。理由は?」
( ^ω^)「僕の個人的な理由ですお。」
(;´・ω・`)「ねぇ!ちょっとブーン!」
- 87: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:34:17.20 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「わかった。いつ辞めるんだ?」
(;´・ω・`)「代表!?」
( ^ω^)「…今月はまだ半分も終わってませんお。正直月末までやってられる自信はないですお。」
/ ゚、。 /「そうか。じゃあ昨日までにしておく。今までご苦労だったな。」
( ^ω^)「お世話になりましたお。」
(;´・ω・`)「ブーン!!!」
- 90: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:36:08.05 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「ん?ショボン、指名だ。友達がこんな状況になって辛いかもしれんが仕事は仕事だ。」
(;´・ω・`)「…っ!」
( ^ω^)「ショボン。ありがとうだお。また後でちゃんと話すから、今は仕事に行ってくれお。」
(´・ω・`)「ブーン…。わかった。 代表、失礼します。」
/ ゚、。 /「…行ったか。ブーン。もう話したいことはないのか?」
( ^ω^)「…代表、本当にすみませんお。」
- 92: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:37:53.15 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「今まで頑張ってくれてたからな。最後くらいワガママ聞いてやるさ。」
( ^ω^)「本当にお世話になりましたお。」
/ ゚、。 /「なぁ、ブーン。」
( ^ω^)「…なんですお?」
/ ゚、。 /「お前が客と縁を切っていってるのは知ってる。女ができたんだろう。」
( ^ω^)「…その通りですお。」
/ ゚、。 /「お前は恋愛関係で店を辞める事はないと思ってたんだがな。」
( ^ω^)「申し訳ないですお。」
- 94: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:39:47.24 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「別に責めてやしない。ただな、お前は仕事を辞めて、
他の女を切って、それで幸せになれるのか?」
( ^ω^)「…わかりませんお。」
/ ゚、。 /「お前がしてることはわからなくもない。
男と女ってのはそういうものだからな。
だが、俺にはお前がしてることで幸せになれるとはどうしても思えない。」
( ^ω^)「…そうかもしれませんお。」
/ ゚、。 /「まぁ、所詮俺の考えだし、世の中に絶対なんてありえない。
お前が決めた道を歩けばいいさ。」
( ^ω^)「…。」
/ ゚、。 /「ただな。お前の事を心配してくれる友達を裏切るような真似だけはすんじゃねーぞ。」
( ^ω^)「…。」
- 98: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:41:45.65 ID:j2FO6NAh0
- / ゚、。 /「わかったならコレ持って、帰ってしっかり寝ろ。」
( ^ω^)「これは…??」
/ ゚、。 /「給料だろうが。馬鹿か。」
(;^ω^)「罰金が引かれてませんお。ブーンは今月当欠3回してるから、
15万引かれるハズですお!」
/ ゚、。 /「じゃあ俺が計算ミスしたんだろ。
聞かなかった事にしてやるから、さっさと持って帰れ。」
- 103: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:44:16.63 ID:j2FO6NAh0
- (;^ω^)「でも…」
/ ゚、。 /「うっせーな。俺も忙しいんだよ。
話は終わりだ。とっとと帰ってクソして寝ろ。」
( ^ω^)「…代表。 今までお世話になりましたお!!!!!!」
/ ゚、。 /「お疲れ様。元気でな。」
( ;ω;)「…ありがとうございましたお!」
- 105: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/12(木) 20:45:22.61 ID:j2FO6NAh0
- こうしてブーンは仕事を辞めた。
僕は仕事が終わってすぐブーンに連絡した。
だけど君は寝ていたから電話にはでなかったよね。
本当に心配したんだよ?
そして次の日ちゃんと話をすることになったんだ。
〜一つめの失くしたモノ・完〜
戻る/第八話