( ^ω^)ブーンが大切なモノを失くしてしまうようです。

47: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:29:26.15 ID:qAoC8hFe0
(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ
      ん?あぁ、今日は仕事じゃなかったんだ。
      すまない。
      今日は僕の友達の話を聞いてもらおうと思ったんだ。」

(´・ω・`)「さて、昨日の続きだったね。
それからしばらく僕たちとブーンが会う事はなかった。」

(´・ω・`)「僕はあれからも何度か電話をかけてみたんだけど、それには出なかった。
      ジョルジュとドクオは電話こそかけなかったみたいだけど、
      心配して、毎日のように僕にブーンと連絡が取れたか聞いてきたよ。」

(´・ω・`)「そんなブーンと連絡が取れたのは、全てが終わってからだった。」



49: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:32:45.89 ID:qAoC8hFe0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

/ ゚、。 /「みんな今日もよろしく。今日から新人が入る事になった。
      知ってるやつもいるだろうが、[新人]としてしっかり面倒見てやってくれ。」

( ^ω^)「…よろしくですお。」

(;´・ω・`)「ブーン!!??」

( ^ω^)「久しぶりだおショボン。」

(;´・ω・`)「今まで何をy…」



51: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:35:15.03 ID:qAoC8hFe0
/ ゚、。 /「おい。いろいろ話もあるかもしれんが後にしろ。」

(;´・ω・`)「す、すいません。」

/ ゚、。 /「じゃあ今からミーティングすっから。
      現在の売上のTOP10は〜…。」


代表の話なんか耳に入ってこなかった。
ブーンと連絡がとれなくなって約3ヶ月。
その間彼が何をしてたのか。何で今更戻ってきたのか。
疑問はつきない。



53: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:37:52.83 ID:qAoC8hFe0
/ ゚、。 /「…ン。おい、ショボン!」

(;´・ω・`)「あ、はい!!すいません。」

/ ゚、。 /「ぼーっとすんな。新人に弁当買いに行かせるけど、
      一人では持ちきれないだろう。お前ついていってやれ。」

(;´・ω・`)「わ、わかりました。新人って言うと…。」

( ^ω^)「僕ですお。ついてきてもらってすみませんお。」

(´・ω・`)「ブーン。あ…。そうか。代表…。」


そういうことか。
どうしてもこの人には敵わない。
口は悪いが、恐ろしく頭の回転が速い。
いつもさり気なく従業員のことを気遣ってくれている。
そんな人の下だからこそ僕はいままでついてきたんだ。



56: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:41:01.45 ID:qAoC8hFe0
( ^ω^)「じゃ行ってきますお。」

/ ゚、。 /「俺から揚げ弁当な。ブーンひっくり返したらぶっ飛ばすぞ。」

(;^ω^)「お…!気をつけますお。」

(´・ω・`)「じゃあ行ってきます。」


そうして弁当屋まで歩いていく。
僕はブーンと二人で話をする時間を得た。
まぁ、弁当屋はそう遠くないんだけどね。



58: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:45:46.78 ID:qAoC8hFe0
( ^ω^)「…代表は相変わらずだお。」

(´・ω・`)「ブーン…。元気にしてたのかい?」

( ^ω^)「…ショボンはどうなんだお?」

(´・ω・`)「僕はいつもどおりさ。」

( ^ω^)「おっおっお。それはよかったお。みんなも元気かお?」

(´・ω・`)「あぁ。ドクオなんか元気すぎて困ってるよ。」

( ^ω^)「懐かしいお…。」

(´・ω・`)「ブーン…。話してはくれないかな?」

( ^ω^)「…長くなるお。また時間がある時にするお。」

(´・ω・`)「そうか…。」



61: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:50:20.10 ID:qAoC8hFe0
♪薔薇薔薇薔薇 濡れずの花 不感SHOW TIME〜♪


(´・ω・`)「あ、ゴメン。電話だ…。」

( ^ω^)「気にしないで出てくれお。」

(´・ω・`)「うん、あれ?代表だ。もしもし?」

/ ゚、。 /「ショボンか。もう弁当買ったか?」

(´・ω・`)「いえ、まだ弁当屋についてないですよ。」



37: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 23:13:36.21 ID:rAau3M+j0
/ ゚、。 /「そうか。じゃあブーンを飯食いに連れてってやれ。」

(;´・ω・`)「え?なんでまたいきなり…。」

/ ゚、。 /「別に飯奢ってやれるくらいは稼いでるだろ。」

(;´・ω・`)「いや、まぁ。」

/ ゚、。 /「今日は弁当はいいからどっかで飯食ってちょっとゆっくりしてこい。」


なるほど…。この人は最初からこうするつもりで。



64: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:53:58.01 ID:qAoC8hFe0
(´・ω・`)「代表…。」

/ ゚、。 /「じゃあな。」


そっけない優しさ。
代表という仕事をする上では優しすぎるんじゃないかと思うほどに。
今はその優しさに甘えることにしよう。


(´・ω・`)「ブーン、一緒にご飯食べに行こうか。」

(;^ω^)「いきなり何を言い出すんだお? ショボンが不良になったお!!」

(´・ω・`)「いいから!あんまり食べてないんだろう?少しゆっくりできるところで話もしたいし。」

( ^ω^)「…本当に代表もショボンも変わらないお。」



65: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/21(土) 00:54:35.09 ID:qAoC8hFe0
こうして僕は再会を果たした。
さて、何から聞こうか。

そうして、彼に何があったか知る事になる。
知らなければいい事もあったのに。


〜再会した砕壊した友・完〜



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