( ^ω^)ブーンが大切なモノを失くしてしまうようです。
- 1: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:33:39.29 ID:rAau3M+j0
- (´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ
ん?あぁ、今日は仕事じゃなかったんだ。
すまない。
今日は僕の友達の話を聞いてもらおうと思ったんだ。」
(´・ω・`)「さて、昨日の続きだったね。
でも、ちょっと待って欲しい。その前に一つ謝っておきたいんだ。」
(´・ω・`)「こんな駄文をおもしろいと言ってくれた人、続きが気になるといってくれた人。
そんな言葉が嬉しくて本当はもっと早く続きを投下する予定だったんだ。」
(´・ω・`)「それなのに筆者が愚図なせいで、こんなに遅くなってしまった。
申し訳ない。」
- 5: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:34:37.36 ID:rAau3M+j0
- (´・ω・`)「遅れた理由はただの筆者の私事なので、言い訳するつもりはない。
すいませんでした。」
(´・ω・`)「それでは、改めて続きをお話したい。
代表が気を使ってくれたおかげで話をする時間を得た僕とブーン。」
(´・ω・`)「今日の話は少し暗い話になるな。
バーボンでも飲みながら、ゆっくり聞いて欲しい。」
- 7: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:36:22.09 ID:rAau3M+j0
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(;^ω^)「飯ってここかお…。」
(´・ω・`)「ん?イヤなら他のところにするけど。」
(;^ω^)「嫌ってわけじゃ…。ただ、普通にファミレスとかを想像してたお。」
僕が彼を連れて行った店は、俗にいうキャバクラ。
ただ、僕はひょんなことからそこのオーナーと知り合いになり、
この店では多少融通がきいたんだ。
- 8: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:38:07.74 ID:rAau3M+j0
- 从'ー'从「いらっしゃいませ〜。」
(´・ω・`)「やぁ。」
从'ー'从「あ、ショボンくん〜。久しぶりね〜。」
(´・ω・`)「あぁ。ちょっと個室借りていいかな?
一応オーナーには許可とったんだけど。」
从'ー'从「聞いてるよ〜。私も席についていい〜??」
(´・ω・`)「すまない。大事な話があるんだ。」
( ^ω^)「ごめんだお。」
从'ー'从「ブーンくんも久しぶりだよね〜。わかった〜。」
- 9: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:39:55.69 ID:rAau3M+j0
- 相変わらず微妙に空気を読めない渡辺さんを軽くかわしながら席につく。
この店には個室が3席あって、落ち着いた話をしたい時にはもってこいだった。
まぁ、ほとんどの客は人目につかない事をいいことに、
店のコにボディタッチ等をするために使うんだろうけど。
(´・ω・`)「じゃあ、軽く何か食べようか。」
( ^ω^)「お…。じゃあお茶漬けを。」
(´・ω・`)「遠慮しないで好きなものを食べなよ。
ピラフとかカレーくらいなら食べれるしさ。」
( ^ω^)「ちょっと胃の調子がよくないんだお。だからお茶漬けがありがたいお。」
(´・ω・`)「…とりあえず食べようか。」
注文しようとしたとき、とびらの奥から大きな声が聞こえた。
- 10: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:41:29.37 ID:rAau3M+j0
- ???「ここにブーンがいるの!?」
从'ー'从「あ〜…、でも今は…。」
('、`*川「ブーン!!!」
勢いよく扉が開く。
渡辺さんも止めようとしてくれてたようだが、
彼女を止めるにはちと荷が重かったか…。
( ^ω^)「お…。ペニサスかお。」
('、`#川「ペニサスかお…。 じゃないわよ!!あんたいきなり連絡とれないって言って
そのあと何回かけても着信拒否だし、メールも届かないし、どういうことよ!?」
( ^ω^)「…すまなかったお。」
- 13: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:43:56.30 ID:rAau3M+j0
('、`#川「すまなかったですむわけないでしょ!!どんだけ私が心配したか…。」
从'ー'从「ごめんね〜ショボン…。一応止めたんだけど…。」
(´・ω・`)「いや、しょうがないさ。 ねぇペニサス。」
('、`#川「何よ!?
…ってショボンくん? どうしたの??」
(´・ω・`)「いや、少しブーンと二人で話しがしたかったんだ。
休憩だけど一応仕事中だし、時間もあまりないんだ。今は譲ってくれないかな?」
('、`*川「でも…。」
( ^ω^)「頼むお、ペニサス。ペニサスには仕事が終わった後でまた説明するお。」
('、`*川「…約束だからね。」
(´・ω・`)「ありがとう。」
- 14: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:45:46.55 ID:rAau3M+j0
- 从'ー'从「いいな〜…。ショボンくん、私も仕事終わったらデート〜。」
('、`#川「デートじゃないわよ!ほら、早く行くわよ!!」
从'ー'从「ペニサスさんが無理やり入ってきたのに〜…。」
こうして渡辺さんはペニサスに無理やり連れていかれた。
なかなか騒々しい二人組みだが…。
( ^ω^)「なんか懐かしいお…。」
ブーンの表情に少し笑顔が戻った。
あの二人に少し感謝した。
- 15: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:47:56.70 ID:rAau3M+j0
- (´・ω・`)「ペニサスと渡辺さんは相変わらずあんな感じだよ。」
( ^ω^)「ペニサスは今誰を指名してるんだお?」
(´・ω・`)「いや、彼女は…ブーンが辞めてから一度も店には来てないよ。」
( ^ω^)「…そうかお。」
ブーンの顔にまた陰が戻る。
…しかし、しょうがないことだ。
どうせ今から話す事は笑顔で明るく話せることではないのだろうから。
( ^ω^)「ショボン。今までの話をする前に先に言っておく事があるお。」
(´・ω・`)「なんだい?」
( ^ω^)「ツンと…完全に別れたお。」
…想像はしていた。
店に戻ってきたときから。
新人として紹介されたあの瞬間に、店に戻ってきたといううことは、
ツンとは縁が切れたのだろうと。
それでも、ブーンの口からその言葉が出たとき、
僕は爪が食い込むほど拳を握り締めていた。
- 16: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:49:53.22 ID:rAau3M+j0
- (´・ω・`)「…そうか。」
自分でも何に対して怒ってるのかわからなかったが、恐らく悔しかったんだろう。
あんなに一生懸命尽くしたブーンは結局ツンとの縁が切れることになった。
仕事を辞めて、友と溝を深め、いろんなものを彼女に捧げてきたブーンには
別れたあといったい何が残ったというのだろう。
( ^ω^)「あれからどうなったか、全部話すお。」
あれから…。それはあの日からの事だ。
僕やジョルジュやドクオにすがるように頼ってきたブーンの事を、
一人部屋に置き去りにして、みんなブーンから離れていったあの日からの…。
( ^ω^)「あのあとツンにホストを辞めた事を伝えたんだお…。」
- 17: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:51:35.48 ID:rAau3M+j0
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( *^ω^)「…といううわけでホスト辞めたんだお!!」
ξ;゚听)ξ「は!?マジで!? あんたコレから何すんのよ?」
( *^ω^)「まだ貯金はあるお!しばらくツンといつでも遊べるお!!」
ξ゚听)ξ「…はぁ? 私はニートなんかイヤよ?」
(;^ω^)「お…。」
ξ゚听)ξ「なんでもいいからとりあえずちゃんと働きなさいよ。」
( ^ω^)「…お。わかったお。」
- 19: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:53:25.55 ID:rAau3M+j0
- ξ*゚听)ξ「そんな事より聞きたい事があるの!!」
( ^ω^)(そんな事より…。ブーンが仕事辞めたのはそんな事かお。)
( ^ω^)「なんだお??」
ξ*゚听)ξ「あのね、私ってやっぱりフェラ上手いのかな??」
(;^ω^)「お…。上手いとは思うけど何でだお??(人並みだけど。)」
ξ*゚听)ξ「こないだ遊んでた人にしてあげたのよ!
そしたら口でそのままイっちゃったんだけど、今までそんな事なかったんだって!!」
( ^ω^)「…お?」
ξ*゚听)ξ「だーかーらー、私がフェラ上手いからついイっちゃったって言うのよ!」
- 22: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:55:27.13 ID:rAau3M+j0
- ( ^ω^)「…フェラしたのかお。」
ξ゚听)ξ「あ…。 でも、私たち今は付き合ってないじゃない。」
( ^ω^)「…でも、距離おいてるだけでちゃんと別れたわけでもないお。」
ξ゚听)ξ「…。」
( ^ω^)「それにツンって口に出されるのイヤなんじゃなかったかお?
今までブーンのは拒否しつづけてたお。」
ξ゚听)ξ「うーん…、なんとなくよ。流れっていうか、雰囲気ってあるじゃない?」
( ^ω^)「…まぁ、いいお。」
ξ゚听)ξ「…怒ってる?」
( ^ω^)「…いや、もうどうでもいいお。」
- 25: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:57:32.74 ID:rAau3M+j0
- ξ;゚听)ξ「ちょっと待ってよ!ゴメン。たしかにやりすぎたわ…。」
( ^ω^)「もういいんだお。どうせ今は距離おいてるし、何しても自由なんだお?」
ξ;゚听)ξ「ゴメンってば!!もうしないから。」
( ^ω^)「本当かお…?」
ξ゚听)ξ「本当よ!それにフェラだけでHはしてないのよ。」
( ^ω^)「…そういう問題じゃないお。」
ξ;゚听)ξ「あ…、ごめん。」
- 28: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 22:59:56.48 ID:rAau3M+j0
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ^ω^)「ツンにホスト辞めた事をうちあけた時はこんな感じだったお。」
(#´・ω・`)「…そうか。よくわかったよ。」
『はらわたが煮えくりかえる』
この言葉の意味がよくわかった。
つまり、あの女はブーンが仕事を辞めるか悩んだりしているときに
自分は色々な男と遊びまわって、自分の暇なときにブーンを呼んで、
散々好き勝手やっておいた挙句、ブーンが仕事を辞めたと聞いた時は、
ニートは嫌。と一言喋っただけで、
それより自分が他の男にフェラを褒められた話をしたかったわけだ。
- 30: ◆2tIpUAdHJU :2007/07/29(日) 23:02:07.13 ID:rAau3M+j0
- 自分が二人に対して平等な考え方をしているとは思わない。
ブーンとは友達だし、どうしてもブーンの味方としての考え方になっているのは承知で言おう。
ふざけた女だ。
自分が何様だと思っているんだろう。
簡単に誰のモノでもくわえ込む尻軽女に価値などカケラもない。
ブーンはただ愛しただけだ。
行き過ぎた愛情だとは思う。
それでも純粋な想いに対する答えがその行為なのか。
まずはきっぱりと決別するべきじゃないのか。
苛立ちをおさえることができそうになかった。
〜無駄な想い・完〜
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