( ^ω^)ブーンが大切なモノを失くしてしまうようです。
- 1: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:30:31.53 ID:UrTSbEsg0
- (´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ
ん?あぁ、今日は仕事じゃなかったんだ。
すまない。
今日は僕の友達の話を聞いてもらおうと思ったんだ。」
(´・ω・`)「さて、昨日の続きだったね。
鳴り続ける着信音。
それを無視するわけにはいかない。」
(´・ω・`)「イヤな予感が拭えないまま携帯は見ると着信は…ブーンからだった。」
- 3: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:32:08.26 ID:UrTSbEsg0
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(´・ω・`)「もしもし?」
( ^ω^)「…。」
(´・ω・`)「ブーン…。 どうしたの?早く帰っておいでよ。」
( ^ω^)「…。」
なんだ??
どうして何も言わない??
- 4: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:34:08.17 ID:UrTSbEsg0
- (´・ω・`)「あ!そうだ! 今日はペニサスと渡辺さんが店にくるよ。
さっき連絡があったんだ。
やったじゃないか!初日から指名だよ!」
( ^ω^)「…すまないお。」
すまない………??
何のことだ?
(´・ω・`)「何も謝る必要なんかないさ! 今からまた頑張ってやり直せばいいんだ!」
違う…。そうじゃない。
頭のどこかでわかってる。
だけど認めたくは無い…。
- 5: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:36:16.57 ID:UrTSbEsg0
- ( ^ω^)「…そうじゃないんだお。」
そうじゃない…。
じゃあ一体なんなんだ?
いや、答えはなんとなく気づいてる。
だって…このタイミングで、電話がかかってきて…。
ブーンはなんだかとても申し訳なさそうで…。
(´・ω・`)「何を言ってるのかわからないよ。とりあえず一旦戻っておいでよ。」
( ^ω^)「…。」
(´・ω・`)「ひょっとしてまだお弁当買ってないのかい?しょうがないなぁ。僕も今から行くよ!」
( ^ω^)「…来ても意味がないお。」
やめてくれ。
それ以上言葉を続けないでくれ。
- 6: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:38:02.06 ID:UrTSbEsg0
( ^ω^)「…ショボン。僕は今日はお店に戻れないお。」
…………どうしてなんだ。
(´・ω・`)「理由を聞こうか。」
いや、答えはわかってるさ。
どうせ…。
( ^ω^)「今は急がなきゃいけないんだお。また事情はあとで説明するお。」
走ってる。携帯のむこうからブーンの激しい息使いと風を切る音がきこえる。
- 7: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:39:37.14 ID:UrTSbEsg0
(´・ω・`)「…ツン絡みかい?」
( ^ω^)「…そのとおりだお。」
どうして…。
その言葉を発してしまったんだ。
沸騰したように頭に血が上っていく。
(#´・ω・`)「ふざけるな!!!!!
お前は何がしたいんだ!?
今までどれだけ自分勝手にしてきたかわかってるのか!?」
―――――― 一気に感情がはじけた。
- 8: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:41:25.16 ID:UrTSbEsg0
- (#´・ω・`)「それらを全部許して代表はお前を雇ってくれたんだ…。
その恩を仇で返すのか!?
今すぐに戻って来い!今すぐだ!!!」
もう、止まらない。
普段から冷静なフリをしてる僕。
だけど、きっと一番直情型なのはジョルジュでもドクオでもなく僕だ。
いつもはそれを抑えて、なんでもなフリをしてるだけ。
( ^ω^)「本当にごめんだお…。
でも、戻る事はできないんだお。
もう店には帰れないお。
ショボン…本当にいろいろすまなかったお。」
- 9: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:43:18.96 ID:UrTSbEsg0
- (#´・ω・`)「ふざけるなと言っているんだ!!!
すまないで済む問題か!?
ちゃんと説明しろよ!
今更あの女のとこに戻ってもどうしようもないことはお前が一番わかってるんだろ!」
( ^ω^)「…それはできないんだお。」
(#´・ω・`)「ぶち殺すぞ!!」
( ^ω^)「それも…仕方のないことだお。」
(#´・ω・`)「……………。」
( ^ω^)「……………。」
- 11: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:45:55.06 ID:UrTSbEsg0
- (´・ω・`)「ここからやり直すんじゃなかったのか?
また、皆で笑いながら馬鹿やる日々が始まるんじゃなかったのか?」
( ^ω^)「…。」
(´・ω・`)「ツンがどういう女かはブーンもよくわかってるだろう?
僕達の事を裏切ってもそっちへ行ってしまうのか?
どうしてなんだ!!?」
( ^ω^)「それでも…。」
( ^ω^)「それでもブーンはツンが好きなんだお。」
- 13: ◆2tIpUAdHJU :2007/08/12(日) 22:48:17.80 ID:UrTSbEsg0
- ガチャ__。
そこで電話は切れた。
いや、切られてしまった。
(#´・ω・`)「クソォォォォ!!!!!」
思いっきり壁を殴りつける。
拳に鈍い痛みが残る。
じんじんと、消えない痛みが。
〜それが大切なモノ?・完〜
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