( ^ω^)ブーンが機械と戦うようです

41: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 16:04:46.20 ID:VzEgPm9u0
  
――1時間後 タシーロ号艦内ブリッジ

ドームから戻った三人と兄者は、作戦会議を開いていた。
だが、それは会議というより、まるで葬式のような雰囲気である。
ただ沈黙するだけの時間が過ぎていく。

ミ.,,゚Д゚彡「現在、VIPの残存戦力は四人のみ、か」
( ´_ゝ`)「田代砲なんて物が存在したことには驚いたが、使えないのでは意味がないな」
(´<_` )「むしろ使えたとしても使いたくはないがな。世界を滅亡させてまで機械を倒す意味はない」
( ^ω^)「……」

システムとミルナの会話は、兄者にも伝えられている。
ミルナが田代砲を使用するつもりがあったかどうかは不明だが、秘匿してまで持っていた意味は大きい。

( ´_ゝ`)「攻勢にうってでるのは失敗、そしてこちらには満足な武器もなし」
(´<_` )「八方ふさがりとはこのことか」
ミ.,,゚Д゚彡「……いや、まだ手はある」

再び沈黙が続きそうな雰囲気を、フサギコが打ち壊した。

( ´_ゝ`)「手だと? なんだ」
ミ.,,゚Д゚彡「田代砲だ」



42: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 16:10:34.93 ID:VzEgPm9u0
  
田代砲を使うという言葉に、全員が耳を疑った。

( ´_ゝ`)「馬鹿な……狂ったか、フサギコ」
(´<_` )「それ以前に、田代砲は使えない。我々はコードを知らないし、そもそも使えても世界が破滅する」

色めきだつ二人を静かに押さえて、フサギコが話を続ける。

ミ.,,゚Д゚彡「誰も田代砲をぶっ放すとは言っていない。使えないことは百も承知だ」
( ´_ゝ`)「ならば、どうする」
ミ.,,゚Д゚彡「ネットワークの中継地点として利用し、そこからシステムに電子的なアタックを仕掛ける」
(´<_` )「電子的な……? そうか、ハッキングか」

頷くフサギコ。
システムとの会話で、フサギコはある事を確信していた。

1 田代砲はネットワークに接続されている(但し、操作は不可能)
2 田代砲は自己防衛機能を持っている(おそらくは、電子的にも物理的にも)
3 田代砲の中枢近くを中継してネットワークに接続すれば、田代砲のファイアウォールを防壁として利用できる

ミ.,,゚Д゚彡「我々がシステム内に捕らわれている者を覚醒させるには、ネットワークからのウィルス注入が必要だ」
ミ.,,゚Д゚彡「だが、敵の防壁は我々の直接介入を許さない。だからこそ、本人に気づかせるなどの方法をとっている」

内藤の場合であれば、名前の違和感から掲示板を閲覧し、その上でコンタクトを取ってウィルスに感染させる。
そういった特殊な方法でなければ、こちらからのアタックは全て発信元への妨害により遮断されてしまう。
もしその妨害を、中継地点で完璧に防ぐことができれば。
アタックの成功率向上はもちろん、システムのアーキテクチャにまでダメージを与えることができるかもしれない。



43: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 16:17:12.97 ID:VzEgPm9u0
  
ミ.,,゚Д゚彡「もちろん、これは仮定の話だが」
( ´_ゝ`)「だが、システムが田代砲へアクセスして操作できないことは明確だ。可能性は高いな」
(´<_` )「今まではどのような中継を行っても、全てがシステムに掌握されていたからな」

元々、ネットワークの管理を行っていたのは機械、そしてシステムである。
ネットワーク世界でシステムから逃れるには、完璧に独立した中継が必要だった。
それが田代砲、全世界から切り取られた独立兵器の存在だ。

ミ.,,゚Д゚彡「よし……では、VUI(ヴァーチャル・ユーザー・インターフェイス)による同時アタックを行うこととする」
( ´_ゝ`)「では、俺は倫理兵器をプログラムしよう。3時間くれ」
(´<_` )「俺はウィルスだな。任せろ、3時間もあれば余裕だ」
ミ.,,゚Д゚彡「すまん、頼んだ。俺はVUIの最適化処理を行っておく」
ミ.,,゚Д゚彡「それと、内藤」

ぼんやりと三人の会話を眺めていた内藤に、突如として声が掛けられる。

( ^ω^)「……何かお」
ミ.,,゚Д゚彡「お前には、スキャナーをやってもらう」
( ^ω^)「スキャナー?」
ミ.,,゚Д゚彡「我々人間は、システムが行うネットワークの改変に気づくことが出来ない」
ミ.,,゚Д゚彡「だが、度重なるシステムの修正に耐えたお前なら、それらの改変に気づくことができるはずだ」



44: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 16:23:23.33 ID:VzEgPm9u0
  
システムの改変。
それは本人の意識すら操作する、世界創造の力である。
それに内藤は気づき、だからこそこの現実世界へと覚醒することができた。

ミ.,,゚Д゚彡「これはお前にしかできない。いわば、お前がこの作戦の最重要要素だ」
( ^ω^)「でも……」
ミ.,,゚Д゚彡「いいかげんにしろ、内藤!!」

逡巡する内藤に、フサギコがキレる。

ミ#,,゚Д゚彡「お前が失敗を気にするのはわかる。気後れするのも勝手だゴルァ!!」
ミ#,,゚Д゚彡「でもな、お前が必要なんだ!! 失敗を後悔するなら、その失敗を取り返せ!!」
ミ#,,゚Д゚彡「ギコや他の仲間達とは違う、お前はまだ生きてんだろ!! まだ戦えんだろうが!!」

死んでしまった者は戦えない。
悔やむことが出来る者は幸いである。
フサギコが意識して言わないようにしていたギコの死を叩き付けられて、内藤は黙り込んだ。

ミ.,,゚Д゚彡「……お前がした失敗は、お前が取り返せ。他の誰にも出来ない、お前の仕事だ」

内藤にはわかっている。
フサギコは怒っているのではなく、内藤が立ち直るための道を示してくれているのだと。
内藤は自分が情けなくなった。
戦う理由を見つけたと思って奮起して、それを失って。
また見つけて、今度は失敗して落ち込んで。



45: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 16:26:36.91 ID:VzEgPm9u0
  
( ^ω^)「……わかったお。やるお」

もう、こんな風に落ち込んでいるのは嫌だ。
失敗したなら取り返せばいい、まったくもってその通り。
そしてそのチャンスも道も与えて貰っている。
内藤は自分が過保護なほどに恵まれていることに、気恥ずかしさを覚えた。

( ^ω^)「スキャナーの役割、ボクが引き受けるお。フサギコ、ありがとうだお」
ミ.,,゚Д゚彡「ふん、礼なんて言われる筋合いはない。作戦に必要だっただけだ」

腕を組んで不機嫌顔のフサギコを見て、流石兄弟が小さく笑っている。
うるせぇ笑ってんじゃねぇと再びキレるフサギコを見て。
内藤は、兄がいればこんな感じだろうかと場違いなことを考えていた。



56: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 17:26:20.29 ID:VzEgPm9u0
  
――システム内 荒巻の夢

荒巻は近所の公園に来ていた。
空は晴れ渡り、雲が薄く流れている。
秋めいてきた風に季節を感じながら、荒巻は目を細めた。

その足下に、何かがあたる。
目を落とすと、そこには小さなゴムボールがあった。

(*ノωノ)「あぷー。おじーしゃんー」
/ ,' 3「おお、すまんの、ボーっとしてしまったわい」

ゴムボールを追いかけてきた孫娘が、そのまま荒巻の足にしがみつく。
孫娘は今年で三歳になる。
いまだに滑舌が悪いのが困りものだと、娘夫婦はぼやいていた。

/ ,' 3「さ、風が冷たくなってきたでな。そろそろじーじとおうちに帰るぞい」
(*ノωノ)「あぷー」
/ ,' 3「ほいほい。またこような……」

孫娘を抱き上げて、荒巻は幸せだった。
元気に育つ孫娘の確かな体温、その重み。
その幸せは長らく感じたことがないようにさえ思える。
赤くなり始めた夕空。
そこに、一瞬ノイズのような雷光が走ったことに、荒巻は気づかなかった。



57: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 17:31:52.59 ID:VzEgPm9u0
  
VUIは、旧世代のGUIとは一線を画すシステムだ。
3Dモデリングされた様々なデータはもとより、触感まで与えられたそれは、電子の海を泳ぐ行為に等しい。
内藤とフサギコ、そして弟者は、そんなVUI化された海の中を仮想の体で泳いでいた。
兄者は全員のオペレーターとして現実世界に残っている。

ミ.,,゚Д゚彡「兄者、VIPの直接回線を開いて、田代砲中枢にアクセスしてくれ」
( ´_ゝ`)『了解。何があるかわからん、注意しろ』

兄者が答えると同時に、目の前に視覚化されたアクセスポートが現われる。

( ´_ゝ`)『とりあえず、繋ぐだけは繋いだ。セキュリティなどは自己責任で頼む』
ミ.,,゚Д゚彡「わかった。田代砲中枢にアクセスする」

アイコンタクトで内藤と弟者に目をやってから、フサギコはポートにとりあえずタッチ。
視覚化されているために何気ない動作に見えるが、ピンを打って防壁の有無などを確認しているのだ。

(´<_` )「……まずは、アクセス可能か」
ミ.,,゚Д゚彡「まあ、何も破壊活動をしようってわけじゃないからな。素通りさせてくれるとはおもうが」

行くぞ、と声をかけて、フサギコはポートを開く。
揺らめくシャボン玉のような幕をくぐりぬけて、三人は田代砲中枢へと進入した。



59: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 17:41:45.99 ID:VzEgPm9u0
  
――田代砲中枢

そこは灰色と赤錆がまじった、赤い空間だった。
周囲には構造体から剥離したデブリが浮かんでおり、緩やかな崩壊に身を任せている。
自己診断機能と思しきプログラムが小さな魚の姿で周囲を徘徊しているが、こちらには攻撃を仕掛けてくる様子はない。

ミ.,,゚Д゚彡「……どうなることかと思ったが、まずは一安心だな」
(´<_` )「入った瞬間に一斉攻撃をうける可能性もあったからな」

物騒なことを言い合う二人とは別に、内藤は周囲を見回していた。
内藤は片眼にだけ、薄いレンズのついた眼鏡のようなものをつけている。
内藤はそれを見た瞬間に「スカウターだお!!」と言ったのだが、他の二人には取り合ってもらえなかった。

もっとも、内藤の直感はおおむね正しい。
その眼鏡(以下スカウター)は、周囲のデータを表示させる検知器だ。
もっとも、システムの修正や妨害はそれすらも無効化してしまう。
だから、スカウターの表示と内藤の直感がズレている場所、もしくは事象を発見することが目的だ。
スキャナーとして作戦に参加した内藤の、唯一にして最も重大な任務である。



61: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 17:50:05.70 ID:VzEgPm9u0
  
( ^ω^)「……とりあえず、何も問題は見られないお」

一通りチェックを済ませて、内藤は報告した。

ミ.,,゚Д゚彡「よし、じゃあいよいよネットワークに乗り込むか」
(´<_` )「まずは防壁の設定だな。兄者、頼む」
( ´_ゝ`)『任せろ。お前達を田代砲の防壁対象に偽装させる』

目の前の空間が歪み、デブリを押しのけて三着のスーツが現われた。
その色は周囲の構造体と同じ赤錆色である。

( ´_ゝ`)『それが偽装ツールだ。それを着ていれば、田代砲の防護対象に偽装できる』
ミ.,,゚Д゚彡「ありがとう兄者」

三着のスーツを手早く着込んで、準備を整える。

ミ.,,゚Д゚彡「さて……ここからが本番だ」

二人を見回し、フサギコが気合いをいれる。
いくら田代砲の防壁を借りることができるといっても、それはあくまで発信元への妨害をキャンセルするだけ。
接続している彼ら自身を守ることと同義ではない。

(´<_` )「あとは倫理武装でシステム中枢まで潜り込んで、ウィルスを設置」
( ^ω^)「そしてその後に、速やかに撤退、かお」

ウィルスは周囲のすべてに感染する見境無しの特注品だ。
一応、2チャンネルシステムに接続している人間には感染しないようになってはいるが、内藤たちは違う。
内藤達が感染すれば速やかに田代砲の防壁が異常を察知して、内藤達を防護対象から排除するだろう。
そうなればたちまちウィルスに食い破られて、彼らの脳はフラットラインを刻むことになる。



63: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 17:55:41.43 ID:VzEgPm9u0
  
ミ.,,゚Д゚彡「一応、万が一のことを考えてオペレーターから強制切断することはできるが、出来るだけそれは回避しろ」
(´<_` )「強制切断で死ぬことは希だが、ギャップがすごい。良くて意思剥落の半身不随、悪ければ脳死だからな」

仮想の体を作るということは、それだけのリスクを伴う。
健康体でさえ、度重なるVUIの使用は幻肢痛をもたらすほどの負荷を心身に与える。
これはヴァーチャルゲームのお遊びではない、紛れもない戦闘だ。

ミ.,,゚Д゚彡「内藤、一つ忠告しておくが、倫理兵器はあまり使いすぎるな」
( ^ω^)「お? なんでかお?」
ミ.,,゚Д゚彡「倫理兵器はプログラムにループを与えて機能を停止させる兵器だ。使いすぎれば、やつらは学習する」
(´<_` )「俺たち三人の武器はそれぞれ全てが違う種類だが、そんなに数があるわけでもないからな」
( ^ω^)「……わかったお」

内藤は手の中の武器を握りしめる。
ライフルや拳銃の形をしたそれらは、仮想の手に確かな重量感と硬質感を返した。



64: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 18:01:12.91 ID:VzEgPm9u0
  
( ´_ゝ`)『準備はいいか、三人とも』
ミ.,,゚Д゚彡「ああ、ばっちりだ」
(´<_` )「いつでもいける」
( ^ω^)「準備おkだお!!」

兄者の問いかけに、三人が答える。

( ´_ゝ`)『よし。じゃあ、地獄の一丁目にご案内するとしようか。三人とも、生きて帰れよ』

兄者の言葉と共に、目の前にアクセスポートが現われる。
既に開いたそのポートは、水銀のような揺らめきを見せていた。

一瞬、三人が目を合わせる。
そして次の瞬間、三人は同時にポートに飛び込んだ。



67: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 18:13:56.31 ID:VzEgPm9u0
  
――2チャンネルシステム 内部

直接システム内部に飛び込んだ内藤達は、次の瞬間白い壁の続く廊下に立っていた。

( ^ω^)「おっおっお、ほとんど現実と変わらないお」

周囲を見回す内藤。
スカウターの返す数値のみが、ここが仮想世界であることを体感させてくれている。

ミ.,,゚Д゚彡「進入成功。逆探知による遮断なし」
(´<_` )「仮説だらけの作戦にしては、上手くいったようだな」
( ^ω^)「日頃の行いのお陰だお」

内藤の軽口が響く。
そこが敵の手の中だとは思えないぐらい、そこは閑散としていた。

ミ.,,゚Д゚彡「ここから先は何があるかわからん。必ずスリーマンセルで動き、分断されないようにしよう」
(´<_` )「わかった」

注意深く廊下の奥を見つめながら、フサギコは二人に注意を促した。

ミ.,,゚Д゚彡「特に内藤、きをつけ……」

内藤に話しかけようとして、フサギコが目を見開く。
そこに内藤はいなかった。



69: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 18:23:57.36 ID:VzEgPm9u0
  
ミ;,,゚Д゚彡「しまった!! 兄者!!」
(;´_ゝ`)『すまん、トレースできない!! 内藤を見失った!!』

モニターしていた兄者ですらトレースできない手際の良さ。
読まれていた? 一瞬うかんだ考えを、フサギコは瞬時に否定する。
ありえない、今度の作戦は完璧な不意打ちだったはずだ。

ミ.,,゚Д゚彡「くそっ、機械共の方が一枚上手だったと、そういうことか……」
(´<_`;)「どうする、一旦退却するか」
ミ.,,゚Д゚彡「却下だ。今我々が使用したポートが、次も開く可能性は薄い」
ミ.,,゚Д゚彡「何より、内藤をこのまま放置することはできない」
(´<_` )「だが、内藤がいなければ我々の目は不確かなものでしかない」
ミ.,,゚Д゚彡「それなら、できるだけ暴れてやるまでだ。内藤がどうなったかはわからんが、あいつに期待しよう」

言って凶暴な笑みを浮かべるフサギコ。

(´<_` )「あいつが中枢まで辿り着くと思っているのか」
ミ.,,゚Д゚彡「は!! まさか、思っちゃいねぇ。単に俺らは俺らのできることをするだけだろゴルァ!!」

出来ること、すなわち陽動。
いくらシステムの手際がよかろうとも、暴れまくればすこしはシステムに負荷をかけられる。
それだけ内藤への攻撃が手薄になればもうけものだ。

(´<_` )「やれやれ……勘弁して欲しいもんだ」
ミ.,,゚Д゚彡「知るか!! 骨は拾ってやるから、思う存分いくぞ!!」

廊下の先から湧き出してきた防衛プログラムに向けて――二人は勢いよく倫理兵器をぶっ放した。



70: 機械 ◆DIF7VGYZpU :2006/10/07(土) 18:33:29.14 ID:VzEgPm9u0
  
( ^ω^)「……お?」

軽口を叩いた次の瞬間、内藤は自分の部屋に立っていた。
乱雑に積まれた本、つけっぱなしのパソコン、放り投げられたままの制服と鞄。
パソコンのキーボードには、いつか垂れ流した吐瀉物まで残っている。

( ^ω^)「また、この手かお……」

内藤は溜息をついた。
もうこの世界にだまされることはない。
内藤は確かな目と、戦う理由と、守るものを持っているのだから。

( ^ω^)「もう何がきても怖くなんかないお。来るならきやがれ、だお」

手に持った拳銃型の倫理兵器を構える。
その時、部屋の扉が開いた。

( ^ω^)「来たかお!!」
( ゚ω゚)「……!!」

目の前に立っていたのは、カーチャンだった。



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