( ^ω^)ブーンはUと戦うようです

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/04(土) 02:19:16.23 ID:h8qehcdb0
朝、そして電車内での試練もどうにか無事にクリアした僕。
しかし、時の可逆性は容赦なく僕を襲う。どうしても時は「僕がうんこをもらす」という事実をもたらしたいようだ。
そう…あらゆる事をしてでも…

〜第4章〜初めてのご対面〜

電車を乗り継いでなんとか会社のあるwktk駅に着く。途中何度かトイレに行こうかと思ったが、
朝のダイヤが微妙に乱れ乗り換えの時間に余裕が無く、更にUも大分落ち着きを取り戻していた事から
会社に行って書類の準備をしてからトイレに行こうと決めたのだった。

しかしこの決断も大きな間違いだった。僕はやはりUを見くびっていたのだ…

会社までは歩いて10分。少しでも時間を稼ぐために僕はダッシュする。しかし…


(; ゚ω゚)「ふおおおおお!!!!」


あいつが三度牙をむいた。しかし今回の痛みは尋常じゃない。もうUはこんにちは寸前であった。

急いで辺りを見回す。すると横断歩道を挟んだ向かいに公園のトイレが見えた。

(; ゚ω゚)(助かったお…)

僕は焦らず、しかし迅速に横断歩道に向かい信号を待った。普段ならなんて事の無いことなのだろうが、
わずか1、2分の出来事だが1時間にも2時間にも感じられた。



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/04(土) 02:20:58.66 ID:h8qehcdb0
横断歩道を渡り、どうにか公園についた。
トイレの外観から中は和式でしかもあまり掃除されて無さそうだったが文句は言ってられない。

ドアを開けて足を一歩踏み出した瞬間…


ぐにょ


足の裏に嫌な感触。僕は恐る恐る靴の裏を見る。

(; ゚ω゚)「うぎゃああああああああ!!!!!!!」

そこには見慣れたUがべっとり張り付いていた。心なしか薄気味悪い笑みを浮かべている気がした。
公園のトイレは度々こういう事があるものだ。

僕は急いで紙を取ろうとするが…なんと紙もUだらけだったのだ。

(; ゚ω゚)(紙…)

普段ならばポケットティッシュを持っているのだが、今日に限って入れてくるのを忘れていた。
しかもお尻からは依然としてUの総攻撃が容赦なく続いている。まさに満身創痍である。身体はどこも悪くないのに。

(; ゚ω゚)(しょうがない…会社に行ってトイレでUをなんとかするお…)

このまま会社まで持つのだろうかという不安はあったが近くにトイレする場所は無い。
仕方無く僕は会社に向かうことにした。



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/04(土) 02:24:42.64 ID:h8qehcdb0
(; ゚ω゚)「着いたお…」

僕の想像に反して会社には到着する事が出来た。
僕の肛門の防御力も捨てたもんではない。
しかし、ここに来るまでかなり時間がかかってしまった。

会社に到着すると、入り口ですぐショボン部長に会った。

(´・ω・`)「おい!ブーン!会議が始まるぞ!早く準備しろ!」

時計を見ると8時55分だった。会議まであと5分しかない。

( ^ω^)「わ、分かりましたお…」

神様…この時を振り返って思います。僕はこの時トイレに行っとくべきだったんですか?
会議に遅刻する事の方がこれから起こる悲劇に比べたらずっとずっとマシだと思えるのは
気のせいなのでしょうか?

僕はテキトーに書類を持って急いでショボン部長と共に会議室へと向かった。


──靴の裏についたUをそのままにしたまま──

〜第4章〜初めてのご対面〜 完



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