( ^ω^)俺がブーンを育てるようです

4: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:23:27.67 ID:Rjt3FkUV0

――ある日の放課後

( ^ω^) 「モナー、入部届けを出しにいくお!」

( ´∀`) 「把握」

(・∀・ ) 「なんだ、お前らやっぱり陸上部入るんだな」

ξ゚听)ξ 「ま、せいぜい頑張りなさい」

( ^ω^) 「おいすー」



('A`) (……部活かぁ)



6: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:26:55.84 ID:Rjt3FkUV0

――職員室

銀八先生 「え?今なんて言ったの?」

( ^ω^) 「だから、僕達は陸上部に入部しますお」

銀八先生 「……う〜ん」

( ´∀`) 「なんか問題でもあるんですかモナ?」

銀八先生 「いや、実は去年まで顧問をやっていた先生が定年してしまってね」

銀八先生 「今の陸上部は顧問も無し、部員も無しの廃部状態なんだよ」

(;^ω^) 「でも、僕達が入りますお」

銀八先生 「しかし顧問がいないとなぁ……」

(;´∀`) 「……」



8: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:30:04.86 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「どうにかならないんですかお?」

銀八先生 「生憎、どの先生も他の部活の担当をしていてね……」

( ´∀`) 「掛け持ち顧問とかは?」

銀八先生 「うちの学校はけっこう部活に力を入れてるからなぁ。掛け持ちしようとする先生はいないんじゃないか?」

(;^ω^) 「……」

(;´∀`) 「……」

銀八先生 「ま、もし引き受けてくれる先生がいたら探してみるよ。それから……」

―――
――




10: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:35:48.04 ID:Rjt3FkUV0

キーコキーコ……

( ^ω^) 「どうするかお……」

( ´∀`) 「部員はともかく、顧問となると……」

( ^ω^) 「他の先生に頼んで見るかお?」

( ´∀`) 「掛け持ちするほど余裕のある先生はいない、銀八の話聞いてなかったモナ?」

( ^ω^) 「ううん……」



キーコキーコ……

('A`) (陸上部なんか問題でもあったのかな?)



11: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:38:35.82 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「そろそろ夏休みだおね」

( ´∀`) 「それまでにどうにかしないと……」

( ^ω^) 「準備期間、として僕は来年まで待っても構わないお」

( ´∀`) 「……」

( ^ω^) 「それじゃあ、ばいぶー」

( ´∀`) 「ばいばいモナ」



('A`) (なんか色々と大変なんだな……)



15: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:41:51.37 ID:Rjt3FkUV0

――1の家

ガチャ

1 「ただいまー」

( ´ω`) 「お帰りお……」

1 (こりゃまたわかりやすい……)

1 「なんかあったのか?」

( ´ω`) 「実は……かくかくしかじかうんこっこ」

1 「なるほどな……」



16: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:45:52.04 ID:Rjt3FkUV0

1 「そればっかりはどうしようもないからな……」

( ´ω`) 「だお」

1 「とりあえずプライベートで活動してみれば?」

( ´ω`) 「砲丸投げとかどこでやんだよクズ」

1 「うーん……」

( ´ω`) 「あー誰かスンバラシーアイデア出してくれる人いないかお」

1 「……」



17: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:48:15.44 ID:Rjt3FkUV0

1 「まあとりあえず、準備期間が妥当なところだな」

( ´ω`) 「モナーと相談してみるお」

1 「じゃ、飯食べるか」

( ´ω`) 「そうするかお」

ジュージューコトコト
クレアオバサー

1 「さ、食べるか」

( ´ω`) 「いただきますお……」



18: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:51:31.71 ID:Rjt3FkUV0

( ´ω´) モグモグ

1 モグモグ

( ´ω´) モグモグ

1 「……」

( ´ω´) モグモグ

1 「ブーン。顔、顔」

( ^ω^) 「やっべ、やっべwwww」

1 「……」



19: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:55:57.04 ID:Rjt3FkUV0

――翌日、VIP高校

( ^ω^) 「モナー」

( ´∀`) 「……」

( ^ω^) 「やっぱり現状問題の解決は難しいお」

( ´∀`) 「わかってるモナ」

( ^ω^) 「だからとりあえず、夏休みが終わるまでは準備期間ということでどうかお?」

( ´∀`) 「やっぱそのほうがいいモナね……」

( ^ω^) 「……」



銀八先生 (俺が顧問をやってあげたいんだが……。家で待っているククリたん(人形)のことを思うとなぁ)



20: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 14:59:32.46 ID:Rjt3FkUV0

(・∀・ ) 「よーっす」

( ^ω^) 「おはお」

( ´∀`) 「おはようモナ……」

ξ゚听)ξ 「あんたら珍しく元気ないわねぇ」

('A`) 「テスト近いからじゃね?」

魔裂奇 「まじ!? 最悪じゃん!!」

( ^ω^) 「……」

ξ゚听)ξ 「……ブーン?」




( ^ω^) (高校ってテストあったのかお……これはもうオワタ軍曹)



22: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:03:46.20 ID:Rjt3FkUV0

――マック

ワイワイガヤガヤ

( ^ω^) 「というわけで、勉強するために放課後マックへきたお!」

(・∀・ ) 「説明口調乙」

('A`) 「いらっしゃいませー」

( ^ω^) 「……」

(・∀・ ) 「……」

グミ 「……」

( ´∀`) 「……」



('A`) (なんでこいつら俺のバイト先に来るんだよ……)



23: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:07:24.68 ID:Rjt3FkUV0

('A`) 「ご、ご注文はお決まりうぇrfg」

(・∀・ ) (こいつ接客向いてないだろ……)

グミ 「グミバーガーください」

('A`) 「と、当店にはございませぬ」

グミ 「えー、そんなのマックじゃないよー」

('A`) 「も、申し訳ござらぬ。他の方は?」

( ´∀`) 「スマイル一つ」

('A`) 「……(もう帰りてえ)」



25: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:10:52.22 ID:Rjt3FkUV0

( ´∀`) 「スマイルはメニューにのってるモナ」

('A`) 「……」

( ´∀`) 「まさか客の注文を無視するモナ」

('A`) 「……」

( ´∀`) ニヤニヤ

('A`) (今月はカーチャンの誕生日だ……。こんなことでクビになってたまっか!)



27: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:17:41.59 ID:Rjt3FkUV0


/ ⌒   ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  < スマイルおひとつお待たせしましたー
|   ト‐=‐ァ'   .::::|    \_____
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\

   ↑ドクオ



29: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:23:36.64 ID:Rjt3FkUV0

(*´∀`) 「ばば、ばばおばああはははははは!!」

('∀`) ニコニコ←スマイル継続中

(・∀・;) 「これはひどい……」

(;^ω^) 「人には得て不得手があるお」

グミ 「ブーン君、それフォローになってないよ」

(*´∀`) 「なんたるプロ根性だモナ! うひゃはややひゃひゃひゃ!!」

('A`) (そろそろ死ぬか……)



30: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:27:00.66 ID:Rjt3FkUV0

('A`) 「……結局注文のほうはお決まりですか?」

(・∀・ ) 「あ、俺はコーヒーのMサイズを一つ」

('A`) 「コーヒーのMをお一つ」

グミ 「ポテトのMを一つー」

('A`) 「ポテトのMをお一つ」

( ^ω^) 「……」

('A`) 「ブーンは?」

( ^ω^) (やべぇ、財布の中が過疎ってるお……あ!)



31: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:29:09.48 ID:Rjt3FkUV0

(・∀・ ) 「なんだよブーン。150円しかないじゃん」

グミ 「貸そうか?」

( ^ω^) 「心配には及ばないお。安く買える秘策があるんだお」

( ´∀`) 「へえ……気になるモナ」

('A`) 「で、注文は?」

( ^ω^) 「……」

('A`) 「……」

( ^ω^) 「フルリレロ〜」

('A`) 「……」



35: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:33:34.31 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「はい、150円」

('A`) 「……」

( ^ω^) 「これやると安くなるんだおwwww 画面の前の君も知っておくといいお!」

('A`) 「マックフルーリー、300円になりますが」

( ^ω^) 「は? なに言ってんだテメーよぉ。2ちゃんにソースあんぞ? 150円になるにきまってんだろーがー」

(・∀・ ) 「もうそのキャンペーン終わったぞ」

( ´∀`) 「モナ」



37: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:38:23.93 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「mjd?」

(・∀・ ) 「mjd」

( ^ω^) 「……」

('A`) 「……チッ」

(;^ω^) 「マックポークをこの下賎なブタめにどうかお一つ」

('A`) 「マックポークおひとつー」



40: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:42:24.73 ID:Rjt3FkUV0

ワイワイガヤガヤ

(・∀・ ) 「よいしょ。ってモナー、お前頼みすぎ」

( ´∀`) 「100円マックうめぇwwwww」

( ^ω^) 「ちょwww チーズバーガー6個あんおwwww」

グミ 「三角マンゴーパイが4個あるー」

(・∀・ ) 「んでマックポーク6個かよ……吐き気するわ」

( ´∀`) 「ギャルモナと呼んでほしいモナ」

( ^ω^) 「きめぇwwwww」



42: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:46:11.85 ID:Rjt3FkUV0

(;^ω^) 「えwwwちょwwwwモララー彼女いるのかおwwww」

(・∀・ ) 「ああ、中学からのツレがね」

( ^ω^) 「グミちゃんは? やっぱ彼氏いるの?」

グミ 「僕男の子だよー?」

( ^ω^) 「うひひwwwww」

(・∀・ ) 「でも委員長とかグミのこと狙ってそうだよな」

( ^ω^) 「あるあるwww グミに魔女っこコスプレさせてたお」

グミ 「だから僕男の子だよー?」

( ´∀`) モシャモシャ



44: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:53:07.18 ID:Rjt3FkUV0

(・∀・ ) 「そーいやお前ツンさんとはどーなんだ?」

(;^ω^) 「な、なんのことだお」

グミ 「ツンちゃんブーン君のこと好きそうだよねー」

(*^ω^) 「ぶ、ぶひひ! なにを言い出すお!」

(・∀・ ) 「きめぇwwwww」

グミ 「顔赤いよー?」

(*^ω^) 「よーしツンのこと狙っちゃうぞー!なんておwwww」

( ´∀`) モシャモシャ (くだらねぇ……)



47: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 15:58:50.96 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「ま、まあ詳しいことはいえないおwwww」

(・∀・ ) 「お! なんかあったのか!?」

グミ 「教えてよー」

( ´∀`) 「そんなことより聞いてくださいよ。今、マックにいるんですよマック」

( ^ω^) 「お!?」

(・∀・ ) 「どーした?」



50: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:02:22.11 ID:Rjt3FkUV0

( ´∀`) 「そしたらお前ら恋バナ(笑)始めちゃったんです。もうね、アホかと馬鹿かと」

(・∀・ ) 「……」

( ´∀`) 「お前らな、ここになにしにきたのかわかってんのか、ボケが。勉強だよ、勉強」

グミ 「……」

( ´∀`) 「よーし僕ツンのこと狙っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない」

(・∀・;) 「勉強しようか……」

(;^ω^) 「おk」



53: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:07:50.16 ID:Rjt3FkUV0

カリカリカリカリ……

(・∀・ ) 「えーと、これを代入して……」

グミ 「有理化めんどくさーい」

( ^ω^) 「y×高さ÷2=三角形の面積……。わかったお! y=>>1のことだお!」

( ´∀`) 「もしゃ、最初から、もしゃもしゃ、そうしてれば良かったんだモナ」

(・∀・#) 「てめーもやれ……」

(;´∀`) 「正直すまんかった」



54: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:12:02.00 ID:Rjt3FkUV0

ウィーン

('A`) 「ありがとうございましたー(もう来ないでねー)」


( ^ω^) 「結局あんま勉強できなかったお」

(・∀・ ) 「ま、そんなもんだろ」

グミ 「じゃあ帰ろー」

( ´∀`) 「おk−」



56: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:14:23.63 ID:Rjt3FkUV0

―― 1の家

ガチャ

( ^ω^) 「ただいまおー」

1 「おう、お帰り」

( ^ω^) 「マックいってたお」

1 「じゃあ飯はいらないか?」

( ^ω^) 「だが食べる」

1 「おkwww さ、飯にするぞ。今夜はカレーだ」

( ^ω^) 「ktkr!!」



58: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:16:46.64 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「はむ、はふはふ、はむっ!」

1 「お約束だがきめぇwwwwww」

1 「そーいやそろそろ夏休みだな」

( ^ω^) 「だお!楽しみだお!」

1 「てことは、テストも近いのか?」

( ^ω^) 「カレー食ってるときにテストの話をしないでほしいお」

1 「そこはウンコだろ……常考」

(;^ω^) 「うえっ、ちょっとトイレ」



61: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:23:57.59 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「まあテストくらい軽く乗り越えてみせるおwwww」

1 「だといいがな……」

( ^ω^) 「だいじょーぶだおw」

1 「そうか……」

( ^ω^) (正直オワテルー連合だお……。どうするお)

1 「じゃ、今日は勉強でもしとけよ」

( ^ω^) 「わかったお。ごちそうさまだお」



62: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:26:07.48 ID:Rjt3FkUV0

――ブーンの部屋

(:^ω^) 「なんだお、これ。まったくわからんお」

( ^ω^) 「一体どうすれば……」

♪ヤンバラヤンヤンヤン ヤンバラヤンヤンヤン

( ^ω^) 「メール……」

(*^ω^) 「ツ、ツンからだお!!」

(*^ω^) 「今すぐ見るおー!!」



65: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:29:37.30 ID:Rjt3FkUV0

From:ツン
件名:
本文:ちゃんと勉強やってる?
    あんたのことだからわからないとこばっかなんじゃない?

(;^ω^) 「図星だお」

( ^ω^) 「図星だお、送信!」

♪ヤンバラヤンヤンヤン ヤンバラヤンヤンヤン

( ^ω^) 「はやすwwww」

( ^ω^) 「どれどれ……」



66: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:33:20.00 ID:Rjt3FkUV0

From:ツン
件名:RE:図星だお
本文:やっぱねー。なんなら私が教えてあげようか?
    べ、別に一緒に勉強したいわけじゃないんだからね!

( ^ω^) 「よくわからんけど、教えてもらえるならラッキーだお」

( ^ω^) 「把握、と送信」

( ^ω^) 「さ、テストのめどはたったし寝るかお!」



71: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:38:26.32 ID:Rjt3FkUV0

――翌日、VIP高校

( ^ω^) 「おいすー!!」

ボコッ!

(#)^ω^) 「ゲンキデスカー! って、ツン! なんでエルボーするんだお!」

ξ#゚听)ξ 「あんた昨日人のメール無視したでしょ」

( ^ω^) 「お?用事が終わったから寝ただけだお」

ξ゚听)ξ 「で、結果的に無視してしまったと。なるほどね!」

( ^ω^) 「だおだおー」

ξ゚听)ξ 「あははー」

ボコッ!


(#)^ω^) (なんでまた……?)



75: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:42:19.17 ID:Rjt3FkUV0

ξ゚听)ξ 「ま、いいわ。今日からテストまで、放課後は一緒に勉強ね」

( ^ω^) 「自分の時間は?」

ξ゚听)ξ 「落第したいの?」

( ^ω^) 「一生懸命頑張りますお」

ξ゚听)ξ 「それでよろしい」

( ^ω^) 「……」

ξ゚听)ξ (ブーンと二人っきりになると、必ず前立腺が現れるのよね)

ξ゚听)ξ (でももう対策はバッチリだわ)



78: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:46:45.49 ID:Rjt3FkUV0

――放課後・図書室

ξ゚听)ξ 「さ、やるわよ」

( ^ω^) 「イエッサー」

ξ゚听)ξ 「でも……」

( ´∀`) 「どうしたモナ?」

魔裂奇 「ねみぃ……」

ξ゚听)ξ 「なんであんたたちもいるのかしら?」



80: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:50:19.62 ID:Rjt3FkUV0

( ´∀`) 「勉強を教えてもらえると聞いてやってきますた」

魔裂奇 「俺もバカだからさー」

ξ゚听)ξ 「あっそ……」

( ^ω^) 「まぁまぁ! 仲間は多いほうがいいお!」

魔裂奇 「だよなー」

( ´∀`) 「ブーンはいいこと言うモナ」

ξ゚听)ξ (せっかく前立腺対策にウナコーワクール持ってきたのに……)

|壁|´_ゝ`) ニヤッ

ξ#゚听)ξ ギロッ!

|壁|≡サッ



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/07(日) 16:45:40.60 ID:S7XN9J2R0
前立腺って何だ?

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/07(日) 16:48:48.26 ID:0O9JztZx0
前立線ってあの精子の?

82: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:53:00.00 ID:Rjt3FkUV0
投下中に失礼。

>>77>>79
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U

このAAの名が「前立腺の中の人」で、前立腺とはこいつのことをさしています。


さ、投下に戻ります。



86: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 16:56:52.50 ID:Rjt3FkUV0

ξ゚听)ξ 「で、あんたらどんくらい出来るの?」

( ´∀`) 「二次方程式の足し算までなら」

( ^ω^) 「二次元世界までなら」

魔裂奇 「分数の足し算くらいまでなら」

\ξ゚听)ξ/ オマエラオワテル

(;^ω^) 「ど、どうしたお? ツン?」

ξ;゚听)ξ 「ちょっと取り乱しちゃったわ。気にしないで」



90: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:03:43.23 ID:Rjt3FkUV0

ξ゚听)ξ 「しょうがない。このツン先生が全部教えてあげるわ」

( ´∀`) 「さすが!」

魔裂奇 「なんでもできるねっ! 格好いいぜ!」

ξ*゚听)ξ 「やーねぇ。いい過ぎよw」

( ^ω^) 「よっ! 太っ腹!! いい太もも!」

ξ#゚听)ξ 「どこ見てるのよ」

( ^ω^) 「薄めで見るとツンの白い両足が重なって見えるお〜♪」

バキッ



92: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:07:51.17 ID:Rjt3FkUV0

( ´∀`) 「ここはどうなるモナ?」

ξ゚听)ξ 「だからこれは補助線を引いてね……」

( ´∀`) 「あ、なーるほど! サンクスだモナ」

魔裂奇 「これはなんなんだ?」

ξ゚听)ξ 「教科書見なさい」

魔裂奇 「なるほどwwwwwwwwwww」

(#)^ω^) 「……」



93: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:12:04.07 ID:Rjt3FkUV0

ξ゚听)ξ 「ブーン」

( ^ω^) 「なんだお?」

ξ゚听)ξ 「あんたは大丈夫なの?」

( ^ω^) 「……全部わからんお」

ξ゚听)ξ 「しょーがない。一から教えてあげるわ」

グッξ゚听)ξ(^ω^ )

ξ゚听)ξ 「じゃあここからやろっか」

( ^ω^) (ちwwwかwっうぃwおwwwww)



95: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:15:19.89 ID:Rjt3FkUV0

( ^ω^) 「だから有理化がわかんないんだお」

ξ゚听)ξ 「分母がルートの場合、同じ数をかけて分母を整数にするの」

( ^ω^) 「分母?ルート?それはおしいんですか?」

ξ゚听)ξ 「ふざけてると見捨てるわよ」

(;^ω^) 「ちょwww 真面目にわからないんだお」

ξ;゚听)ξ 「……」

(;^ω^) 「……」

ξ゚听)ξ 「徹底的にやるわ」

(;^ω^) 「まじかお」



97: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:19:05.67 ID:Rjt3FkUV0

( ´∀`) 「段々とわかるようになってきたモナ」

魔裂奇 グガーグガー


ξ#゚听)ξ 「なんでそれが10になるのよ!!」

(;^ω^) 「え? だって9P8だから……」

ξ゚听)ξ 「だから?」

( ^ω^) 「8,9,10って順番かと思ったお」

ξ#゚听)ξ 「やりなおし!!」

(;^ω^) 「は、はひっ!」



101: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:23:44.84 ID:Rjt3FkUV0

――四時間後

ξ゚听)ξ 「じゃ、今日はここまでにしましょ」

( ´∀`) 「モナ!」

魔裂奇 「ん? 今何時?」

( ゜ω゜) 「サインコサインタンジェントサインコサインタンジェント……」

ξ;゚听)ξ (ちょっとやりすぎたかしら)

( ´∀`) 「じゃ、明日もこの時間にここで」

魔裂奇 「わかった。じゃあバイトあっから」

ξ゚听)ξ 「そうね。じゃあまた明日」

(;^ω^) 「ば、ばいぶー……」



103: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:26:22.10 ID:Rjt3FkUV0

――1の家

ガチャ

1 「ただいまー」

1 「……ブーン?」

キィ……

(;^ω^) 「ここにXを代入すれば……」

ブツブツブツ……

……バタン

1 「まじかよ……」



106: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/07(日) 17:29:06.57 ID:Rjt3FkUV0

それから毎晩、ブーンはひたすら勉強をし続けた。
俺にできることと言ったら、なにか差し入れすることぐらいで……。

ブーン頑張れよ。
どうやらテストも近いようだ――



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