( ^ω^)俺がブーンを育てるようです

300: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/08(月) 18:27:25.95 ID:tk2zMsYn0

――そしてブーン達は二年生になった

( ^ω^) 「クラス替えはないらしいお」

(・∀・ ) 「なんで?」

( ´∀`) 「きっと面倒なんだモナ」

ξ゚听)ξ 「まあ、いいじゃない。また同じクラスなんだから」



302: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/08(月) 18:27:52.13 ID:tk2zMsYn0

魔裂奇 「おい、みんな! 新しい先生が来るらしいぞ!」

('A`) 「あそー、へぇー」

グミ 「なんかうちのクラス転入生が来るって〜」

( ^ω^) 「まじかお!?」

(・∀・ ) 「男? 女?」

( ´∀`) 「おいしいといいモナ」

ξ゚听)ξ 「ま、すぐわかることでしょ」

ワイワイガヤガヤ


魔裂奇 「……」



303: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/08(月) 18:28:33.97 ID:tk2zMsYn0

ガラッ

( ^ω^) 「あっ、来たお」

ξ゚听)ξ 「どれどれ……」

(゚∈゚*) 「みんなおはよう! エリア51高校から来たクックルだ!」

ΩΩΩΩ<やんややんや

(・∀・ ) 「なんか暑苦しそうだな」

( ´∀`) 「でもいいガタイしてるモナ」



304: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/08(月) 18:29:07.98 ID:tk2zMsYn0

(゚∈゚*) 「私は体育の教師で、昔陸上をやっていた! この学校には陸上部がないようなので残念だが……」

( ^ω^) 「!!」

( ´∀`) 「!!」

( ^ω^) 「モナー……」

( ´∀`) 「ブーン……」

( ^ω^) 「ktkr?」

( ´∀`) 「ktkr!」



306: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/08(月) 18:29:39.48 ID:tk2zMsYn0

(゚∈゚*) 「それから私と一緒に、転入生もいるんだ!」

ΩΩΩΩ<ひゅーひゅー!

魔裂奇 「どうでもいいがな……」

(゚∈゚*) 「それでは、入ってきたまえ!」


川 ゚ -゚) 「はい」


魔裂奇 「……」

魔裂奇 「……おれぁ惚れちまったよ」



グミ (あの子……)



311: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/08(月) 18:31:46.84 ID:tk2zMsYn0

( ^ω^) 「これから始まる二年生……」

( ´∀`) 「モナ」

魔裂奇 「ああ」


な に か 起 こ る 予 感! !(AA略

/ ´_ゝ`) 「AA略してる時点で期待しないほうがいいですよ……



4: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 16:39:57.11 ID:N5RrDxfF0

――放課後

( ^ω^) 「モナー」

( ´∀`) 「うし、いくモナ」

( ^ω^) 「いざクックル先生のもとへ!」 (´∀` )

タッタッタッタッタ……




('A`) (結局陸上できるんかな……)



5: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 16:43:59.28 ID:N5RrDxfF0

――職員室

ガラッ 

( ^ω^) 「たのもー! って、おわっぷwwww」

川 ゚ -゚) 「おっと。すまない、ぶつかりそうなったな」

( ´∀`) 「こっちもすまんモナ。急いでたもので」

川 ゚ -゚) 「クックル先生ならまだいるぞ。モナー君とブーン君」

( ^ω^) 「親切にありがとうだお!」

川 ゚ ー゚) 「気にするな。それじゃあ私はこれで」

スタスタスタ……

( ^ω^) 「さ、行くおー!」

( ´∀`) (なんであの転校生、モナたちのこと知ってるモナ……?)



8: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 16:50:41.76 ID:N5RrDxfF0

( ^ω^) 「失礼しますおー! クックク先生はいらっしゃいますかお?」

(゚∈゚*) 「クッククじゃない。クックルだ」

( ´∀`) 「さーせんwww クックリ先生。実は頼みがあるんですモナ」

(゚∈゚*) 「クックルだが、何用かな?」

( ^ω^) 「実は僕たち陸上部を作りたいんですお! そこでトットリ先生に顧問をしてほしんですお!」

(゚∈゚*) 「クックリでもトットリでもないし、つなげたらなおさらアウトだ。で、その私に陸上部の顧問をやれと?」



12: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 16:54:05.60 ID:N5RrDxfF0

( ´∀`) 「さっき陸上経験者だった言ってたから……。よろしくお願いだモナ! ムックリ先生!」

(゚∈゚*) 「……そうか。このクックル、君たちのやる気は充分に感じてる。だが一つだけ問題があるんだ」

(;^ω^) 「モッコリ先生! 僕たちはどんな問題でも解決しますお! だからお願いしますお!」

(゚∈゚*) 「引き受けたいのはやまやまなんだが、実は部員が三人以上いないと部として認められないんだよ」

( ^ω^) (スルーされたお……)

( ´∀`) 「三人……」

(゚∈゚*) 「ああ、あと一人だ。三人集まったらまた私に声をかけてくれ」



('A`)ジーッ

('A`) (部活入ったら、欝キャラ抜けられるかなぁ。明るくなれるかなぁ)

('A`) (今の自分を変えたい。……よし!)



16: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:02:53.11 ID:N5RrDxfF0

('A`) 「あ、ちょ――」

川 ゚ -゚) 「三人いればいいのか?」

( ^ω^) 「お?」

( ´∀`) 「君は……クーさんだモナ?」

川 ゚ -゚) 「ああ、覚えていてくれてありがとう」

( ^ω^) 「それで三人っていうのは……」



20: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:05:52.57 ID:N5RrDxfF0

川 ゚ -゚) 「私が入れば万事解決だろ?」

( ´∀`) 「!」

川 ゚ -゚) 「まあマネージャーとして、だが。だめかな?」

(*^ω^) 「もちろんおkだお!むしろ大歓迎だお!」

( ´∀`) 「これで三人だモナ!クックル先生!」

(゚∈゚*) 「よし、わかった。校長に直談判してくるよ」

( ^ω^) 「ktkr!!」



('A`) 「……」

('A`) (帰ろう……)



26: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:11:26.47 ID:N5RrDxfF0

川 ゚ -゚) 「というわけで二人ともよろしくな」

( ^ω^) 「よろしくだお!」

( ´∀`) 「そういえば、さっきクーさんはモナたちの名前を知ってたモナ。なんでだモナ?」

川 ゚ -゚) 「ああ、そのことか。なにせ君たちはVIP県の中学陸上大会では有名だったからな」

( ^ω^) 「お!? クーも選手だったのかお?」

川 ゚ -゚) 「いや、長岡ジョルジュのいる中学でマネージャーをやってた」

( ´∀`) 「へー、奇遇だモナ」

( ^ω^) (長岡ジョルジュ……)



32: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:15:07.33 ID:N5RrDxfF0

―― 1の家

ガチャ

1 「ただいまー」

( ^ω^) 「お帰りお!」

1 「元気いいな。いいことでもあったか?」

( ^ω^) 「また陸上ができるようになったんだお!」

1 「おお! そりゃやったな!」

( ^ω^) 「ドキがムネムネwwww」

1 「ムキがドムドムwwww」

( ^ω^) 「下らないこと言ってる暇があったら、さっさと飯作れお」

1 「はい……」



37: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:18:58.23 ID:N5RrDxfF0

――ドクオの家

('A`) 「今日も自室でモナチャ……」

('A`) 「あ、アク禁になってる……」

('A`) 「……」

('A`) (やることといえばバイトとパソコンばっかり。本当につまんねー人生だよな)

('A`) 「こんなことならいっそ……」



46: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:23:34.16 ID:N5RrDxfF0

コンコン
ガチャ

J( 'ー`)し 「ドクオ、ご飯よ」

('A`) 「あ、うん」

J( 'ー`)し 「今日はドクオの好きな鰹節だからね」

('A`) 「……」

J( 'ー`)し 「……」

(;A;) ブワッ

J( 'ー`)し 「ちょwww 嘘よ、泣くことないじゃない」

(;A;) 「ごめん……」



53: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:28:45.34 ID:N5RrDxfF0

J( 'ー`)し 「……」

('A`) 「いただきます」

J( 'ー`)し 「いただきます」

('A`) ムシャムシャ

J( 'ー`)し 「はむ、はむはむ、はふっ!」

('A`) 「……」

J(; 'ー`)し 「はむはっ……げはっ、ごはっ、おうぇええ!!」

('A`;) 「カーチャン向こうへ逝かんといてぇ!」



59: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:32:16.60 ID:N5RrDxfF0

('A`) 「なにやってんのさ。はい。水」

J( 'ー`)し 「ごめんね。カーチャン、天然でごめんね」

('A`) 「別にいいよ。もう……」

J( 'ー`)し 「ねえ、ドクオ」

('A`) 「ん?」

J( 'ー`)し 「バイト楽しい?」

('A`) 「……」



63: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:37:10.64 ID:N5RrDxfF0

('A`) 「楽しいよ。先輩とかも優しいし」

J( 'ー`)し 「そう。……学校は?」

('A`) 「学校は……」

J( 'ー`)し 「……」

('A`) 「……」

J( 'ー`)し 「ねえ、ドクオ」

('A`) 「ん?」

J( 'ー`)し 「別に無理してバイトしなくてもいいのよ」



66: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:40:44.11 ID:N5RrDxfF0

('A`) 「別に無理なんかしてないさ」

J( 'ー`)し 「そうかしら? ドクオは家計のためにやらなくちゃって……無理してるように見えるわ」

('A`) 「そんなんじゃねーよ」

J( 'ー`)し 「私立の滑り止めも受けさせてあげられなかった。受験ではドクオに色々大変な思いをさせたわ」

J( 'ー`)し 「だから高校では、自分のやりたいことをやってほしいの」

('A`) 「だから気にしないでよ。俺が好きでバイトやってんだから」

J( 'ー`)し 「そう……。それが本当の気持ちならしたかないわね」

('A`) 「……」



74: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:45:36.94 ID:N5RrDxfF0

J( 'ー`)し 「でもドクオ。これだけは覚えておきなさい」

('A`) 「なんだよ」

m9J( 'ー`)し 「親にとって一番の幸せは、子供が幸せであることなの!」

('A`) 「子供が……」

m9J( 'ー`)し9m 「そう! 子供の『辛』が、親の『幸』になるのよ!」

('A`) 「もしもーし。一本横棒が抜けてますよー」

J( 'ー`)し 「お金もあなたが思ってるよりはたまってるわ。だから思う存分好きなことをやりなさい」

('A`) 「ごちそーさまでした……」



81: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/17(水) 17:49:02.42 ID:N5RrDxfF0

――自室

('A`) (カーチャンそんなこと考えてたのか)

('A`) (今思うと、最初の騒ぎも俺を元気付けるためだったのかな)

('A`) 「……」

('A`) 「できるもんなら俺もやりてーよ」

('A`) 「みんなと一緒に陸上をさぁ」

('A`) 「……寝るっ!」



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