( ^ω^)は18歳になったようです
- 2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/06(木) 00:30:43.25 ID:dQUjj5lz0
- 第七話『師弟』
強い陽射しの降り注ぐ公園のベンチ。
俺はその前に立つ二人を見つめながら、半ば呆然としていた。
冷静に考えると、こいつらは俺をからかっているんじゃないかと思えてきたのだ。
(;'A`)「なぁ……お前ら何なんだ」
(*゚∀゚)「俺らはしがない18歳なりたてです!」
(*^ω^)「弟子にしてほしいお!」
なんて眩しい眼をしてやがるんだこいつら。
そんな眼で見られたら何でもお願い聞いて……って、何の弟子だよ。
(;'A`)「ちょっと待て。俺アレだぞ、しがない大学生だぞ。そんな俺の弟子になって……」
(*゚∀゚)「その本を買う時の神業、しかと拝見させていただきました!」
(*^ω^)「ぜひともボクらにその技を!」
('A`)「……なるほど」
……きっと、これは運命なのだろう。
神は、俺にヒヨッ子のこいつらを導けといっているのだろう。
ならば、その天啓に従おう。
この天啓は幻かもしれない。
7カウントで撤退してしまうかもしれない。
- 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/06(木) 00:32:01.76 ID:dQUjj5lz0
- ……それでも構わない。
こいつらが自らの手でエロ本を手に出来るのなら、どんな結果でも受け入れようじゃないか。
だが、その前に……
(’A`)「弟子にする前に一つ聞く」
( ^ω^)「はいっ!」
( ゚∀゚)「何でしょうかっ!」
(’A`)「お前ら、彼女とか……いないよな?」
これだけは聞いておかなければならなかった。
彼女持ちは敵だ。それだけは譲れない。
( ω )「……」
( ∀ )「……」
(;’A`)「あー、スマンかった」
やはりと言うか何というか。
俺もいないから人の事など言えはしないが。
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/06(木) 00:33:33.45 ID:dQUjj5lz0
- ('A`)「じゃあ、明日の九時、ここに集合な」
( ^ω^)「ハイッ、師匠!」
( ゚∀゚)「では、また明日!」
(*^ω^)O彡゚「「見送りの!DVD!DVD!」」゚ミO(゚∀゚*)
(;'A`)「ちょ……お前ら落ち着け」
(*^ω^)O彡゚「「見送りの!」」゚ミO(゚∀゚*)
(#゚ω゚)「「STAND UP TO THE VICTORY!」」(゚∀゚#)
(;'A`)「あぁ……」
神様、クーリングオフは可能ですか?
第七話『副題:無理(笑)』糸冬
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