( ^ω^)は18歳になったようです

44: 第十四話 :2007/09/11(火) 01:12:01.88 ID:gAEoZg+V0
第十四話『杞憂』

('A`)「それじゃ、そろそろ行くか」

( ^ω^)「行くって……何処にですかお?」

('A`)「本屋だよ本屋。そろそろ実戦形式でやらないとな」

( ゚∀゚)「ついに、あそこへ……」

弟子入りしてから一度も行っていないあの場所。
あそこへと再び向かう日が遂に来たのか。
栄光を夢見、挫折を体験した場所。
そんな場所に再び行くのだ。何らかの感情が沸かない訳が無い。



46: 第十四話 :2007/09/11(火) 01:14:47.49 ID:gAEoZg+V0
( ^ω^)「たった一日行ってないだけで長い間行ってない気がするお」

( ゚∀゚)「そこは気にしちゃ駄目な部分だろ。常識的に考えて」

なるほど、ひとつ勉強になったぜブラザー。

('A`)「……知っときゃ何とかなる事は全部教えた。後は実際にやらんとどうしようもない」

( ^ω^)「実際に……」

( ゚∀゚)「犯らんと……」

エロ本を買う。
言葉にするだけなら何と容易い事か。
だが、実際買うとなると、幾つもの試練を越えなければならない。
ボクらは、乗り越える事が出来るのだろうか。
というかジョルジョ自重しろ。



47: 第十四話 :2007/09/11(火) 01:16:58.05 ID:gAEoZg+V0
(((;^ω^)))「やべっ、ちょっと震えてきたお」

(((;゚∀゚)))「俺も」

('A`)「……恐いか?」

……その言葉は否定できない。
この胸の内に、確かに恐怖は存在する。
だが、この震えは恐怖によるものと何かが違う。
ボクの魂が、否と叫ぶ。
心が。精神が。身体が……全身全霊が燃える様に熱い。
過去に感じた事のある衝動。あの、18歳になった瞬間と同等の衝動。
ボクという存在全てが求めている。
エロ本という存在を心の底から渇望している。
もう、自分という存在を制御出来そうになかった。

(((^ω^=^ω^)))「めっちゃテンション上がってきたおwwwwwww」

(((゚∀゚=゚∀゚)))「おwwwwwwれwwwwwwwもwwwwwww」

(((^ω^=^ω^)))「じゃあいつものやるおwwwwwwww」

(((゚∀゚=゚∀゚)))「おkwwwwwww」



48: 第十四話 :2007/09/11(火) 01:19:04.92 ID:gAEoZg+V0


(((^ω^=^ω^)))「STAND UP!」

 
(((゚∀゚=゚∀゚)))「STAND UP!」


((((^ω^=^ω^))))「STAND UP!」

 
((((゚∀゚=゚∀゚))))「STAND UP!」


(((((^ω^=^ω^)))))「STAND UP!」

 
(((((゚∀゚=゚∀゚)))))「STAND UP!」


((((((^ω^=^ω^))))))「STAND UP!」

 
((((((゚∀゚=゚∀゚))))))「STAND UP!」



49: 第十四話 :2007/09/11(火) 01:21:05.24 ID:gAEoZg+V0




(((゚ω゚=゚ω゚)))「「STAND UP TO THE!」」(((゚∀゚=゚∀゚)))







(#゚ω゚)「「VICTORY!!!!!!!!!!!」」(゚∀゚#)







51: 第十四話 :2007/09/11(火) 01:23:03.42 ID:gAEoZg+V0
そう、ボクらは挫折を味わいながらも立ち上がった。ならば求めるは勝利のみ。
この手でエロ本という勝利のトロフィーを掴むのだ。


('A`)「思い過ごしだったみてえだけどよ…………返事くらいちゃんとしようぜ」


師匠はちょっと寂しそうだった。

第十四話『副題:Vガンって漫画版しか見た事ないんだよね。でも大好き』糸冬



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