ξ゚听)ξはいたずらっ子のようです

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:09:13.16 ID:agJKuQGK0

今日も目覚ましより早く起きられた。これで何日連続なんだろう?
なんだか朝日が眩しい……あれ?

ξ゚听)ξ「おはようブーン」

( ^ω^)「おはようツン」

ξ゚听)ξ「…」

( ^ω^)「…」

ξ゚听)ξ「おはようブーン」

(;^ω^)「その電気スタンドはなんだお」

朝日かと思っていたそれは、ツンが持っていた電気スタンドだったお。
ブーンの机から延長コードで繋がれた電気スタンド。電球はブーンの顔を照らしていてすっごい眩しry

(;^ω^)「あつつっ!!顔に引っ付けないでくれおっ!」

ξ゚听)ξ「すぐに起きないブーンが悪いのよ」

(;^ω^)「ボクの部屋に勝手に入ってきてどんな言い草だお……」

ξ゚听)ξ「…」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:10:25.30 ID:agJKuQGK0
時計を見ると示す時刻はまだ午前5時。
外は真っ暗で、ニワトリの声すらも聞こえない。……どうやら夜中に雪が降ったみたいだお。

( ^ω^)「この雪だるまはなんだお?」

ξ゚听)ξ「名作。もしくは力作よ」

(;^ω^)「それはいいけどボクの机に置かないでくれお」

雪解け水でびしょびしょになった机を拭いて
カーテンを開ける。玄関にツンの自転車が止まっていた。ついでにブーンの自転車のサドルは逆を向いているみたいだお。

( ^ω^)「こんな時間にどうしたんだお?」

ξ゚听)ξ「学校に行くわよ」

( ^ω^)「まだ五時だお」

ξ゚听)ξ「目が覚めたから仕方ないじゃない。ほら、下で待ってるから早く着替えて」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:11:18.60 ID:agJKuQGK0

いつも通りブーンの意見は無視されたお。
段々と眠気を取り戻してきたブーンの意識は、何者かに音量をMAXにされたスピーカーのおかげでまた目を覚ました。
一つずつずらされたYシャツのボタンを外して袖を通し、膝上15センチぐらいにまで捲し上げられたズボンに足を通す。

今日は何回驚かさせられるんだろうか?
靴紐を一つに結ばれた靴を履いて、なぜか黒板消しが挟まれた玄関のドアを開けると
腕を組んで片頬を膨らませたツンが立っていた。ブーンの自転車のサドルを探すところから今日が始まった……

ξ゚听)ξ「さ、早く行くわよ。サドルを探すのは帰ってきてから」

と思ったら、どうやら二人乗りをさせられるみたい。
いちいち脇をくすぐられながら、滑りやすい雪道を気をつけて漕いだ。
まだまだ空は暗いけど。なんだか楽しい日になりそうだお。





ξ゚听)ξはいたずらっ子のようです



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