( ^ω^)達はみっちり詰まっているようです

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/05(金) 01:14:51.21 ID:wDrg0NM00
ぷろろーぐ『箱がひとつあったとさ』

それは、ずっと前からそこにあった。
誰が置いたのか、いつから置かれているのか誰も知らない、長方形の箱。
ずっと野晒しなのに、朽ちる事無く立ち続けている鉄製の箱。

それは、ロッカー。
道端に放置されたロッカー。
何故こんな所にロッカーがあるのかなんて誰も気にしない。
それくらい、ずっと昔からあるロッカー。

いつもは空っぽのそのロッカーも、今日だけは少し違っていた。
いつもと違うのはその中身。
今日のロッカーは、



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/05(金) 01:15:26.44 ID:wDrg0NM00
(;^ω^)「……暑いお」

二十代半ばのサラリーマン。

(;´・ω・`)「……暑いね」

ちょっと内気な小学生。

川;゚ -゚)「……シャワー浴びて床に全裸で寝転がりたい……」

部活帰りの中学生。

その三人で、みっちりと詰まっていた。

そのロッカーが何でそんな道端にあるのかなんて誰も知らない。
言える事は、三人とも自らロッカーを開け、ここに入った。
ただ、それだけ。

( ∵)「……」

ぷろろーぐ『副題:その姿、棺にも似て』



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