( ^ω^)達はみっちり詰まっているようです
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/05(金) 01:22:21.24 ID:wDrg0NM00
- 13:41『僕の場合』
(´つω;`)「……」
九月初頭の、秋とは思えない強い日差しの中、僕は一人で道を歩いていた。
(´つω∩`)「僕……悪くないもん」
僕は、シャキンお兄ちゃんと初めて喧嘩した。
悪いのは全部お兄ちゃんだ。
僕が頑張ってフルスクラッチした1/100 ガッシャを勝手に触るからいけないんだ。
折角エアブラシを使ってMAX塗りで仕上げたのにハンマーガンを壊すのがいけないんだ。
僕は、何も悪くないもん。
(´つω・`)(お兄ちゃんなんて、お母さんから怒られちゃえばいいんだ)
僕が帰ってこなかったら、お母さんはお兄ちゃんと喧嘩したせいだって思うはずだ。
そしたらお兄ちゃんはこっぴどく怒られるだろう。いい気味だ。
(´・ω・`)「けど……今からどうしよう」
行く当てなんてどこにも無い。
友達の家に行こうかとも思ったけど、探された時にすぐ見つかるだろう。
それに、今の気分じゃ友達に嫌な思いをさせそうだから……
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/05(金) 01:23:58.44 ID:wDrg0NM00
- ξ゚ー゚)ξ「あら、ショボン君」
(´・ω・`)「あっ、ツンさんこんにちは」
ξ゚ー゚)ξ「こんにちは」
話しかけてきた人はツンさん。
ツンさんは隣の家に住んでいて、頭の両脇にドリルを生やしたとても綺麗な人。
初めて会った時に、おばさんと言ったらとても怖い顔をして、僕に空気を読む事を教えてくれた人だ。
ξ゚ー゚)ξ「ねぇ、ショボン君。ウチの旦那知らない?」
(´・ω・`)「旦那さんって……いつもツンさんと一緒にいる人?」
僕の頭に浮かんだのは、いつもツンさんと一緒にいる優しそうな人。
いつもニコニコしてて、人生楽しくてたまらないんだろうなぁ。と少し羨ましくなる。
ξ ー )ξ「そうそう。あの人見つけたら……教えてね?」
(;´・ω・`)「……はい」
ξ ー )ξ「じゃあ、お願いね」
ツンさんは怖い眼のままそう言い残し、どこかへ行ってしまった。
旦那さんも可哀想に。
多分、見つかった日にはツンさんに死ぬまで詫び続けさせられるんだろうなぁ。
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/05(金) 01:25:09.96 ID:wDrg0NM00
- (´・ω・`)「オルステ……じゃなくて、探さなきゃ」
そう、ボクは探さなきゃならない。
お父さんやお母さん、それにお兄ちゃんが探しても見つからない場所を。
公園やコンビニじゃダメだ。
もっと、ばれない様な場所を……
(´∵`)(……ぴこーん!)
僕の頭の中に浮かんだのは通学路の途中にあるロッカー。
誰が置いたのか知らないけど、いつの間にか置いてあったロッカー。
あの中なら、多分見つからない。
(´・ω・`)「思い立ったら吉日って言うしね」
気付けば僕の足は小学校の方へと駆け出していた。
14:12『副題:そして、ショボンをねじ込みます』
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