('、`*川新聞部が嘘吐きを探すようです
- 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:42:44.67 ID:1GTOidPDO
- ('、`*川「と、いうわけだから」
(#゚;;-゚) 「……そうですか」
ハインから嘘吐き―――ミセリの事を聞いた後、ペニサスは一度部室に戻っていた。
彼女を待っていたでぃに、『私が一人で調べる』という項を伝える為に。
(#゚;;-゚) 「……分かりました。
でも何か私に手伝える事があれば、いつでも言ってくださいね?」
('、`*川「うん、ありがと」
デレはあの後すぐ帰り、妹者も既に自宅に居るだろう。
部室にはペニサスとでぃだけで、その2人ももう帰り掛けている。
(#゚;;-゚) 「それで、どうするつもりなんですか?」
('、`*川「んー。今日は月曜だし、明日は調べと準備して……
水曜日に直接会おうかなー、って感じ」
たった二日でケリを付けるつもりらしい。
自信があるのか、ただ面倒くさがってるのか。
多分前者だろうと、でぃは思う。
今回ばかりはペニサスだって危険を承知してる筈だ。
だから一人で行くと言った。それに自分達が行っても囮にすらならないだろう。
ならば、部長に任せるべきだと判断する。
デレの事は聞いてないのだが、計らずとも答えは同じになった。
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:44:54.09 ID:1GTOidPDO
15話「――――――事件(中編)」
- 7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:47:34.93 ID:1GTOidPDO
矢張りどうしても、ミセリの事は知っておきたい。
だが向こうだって馬鹿じゃあないだろう。
自分の事を聞かれた、なんて噂を知れば、行動だって取る。
だからこそ短期間で調べ、すぐに呼び出せば、こちらのリスクも減らせるのだ。
「あー……あの猫被り?」
「確か美術部じゃなかった?」
「しらなーい」
「友達が例のアイツに襲われて怒ってた、みたいな事聞いた」
「なんか影薄い感じ」
「俺がガンダムだ」
学生、中でも女子高生からは、この手の質問にいい印象を返してこない。
本質そうなのだ。他人、しかもどうでもいい相手なら尚更に興味がないのだろう。
('、`*川「ま、明日あったら笑顔でおはよーだけど……」
嫌だねぇ、と呟きながら背を倒す。
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:49:12.16 ID:1GTOidPDO
部室の椅子の内、部長の椅子だけは教務室からパクってきたやつだ。
普通の垂直で堅い木の椅子など、部長が座るべきでない、という先代からの教えである。
('、`*川「……さて」
良い情報は掴んだ。あとは呼び出し、話をするだけだ。
('、`*川「でもあと一つ、やる事あるんだよねー」
部室に居る理由はそれ。
あと一つ、部員―――できればデレに、一つ投石をしておかねばならないのだ。
('、`*川「……」
でぃと妹者は一度来たが、すぐに帰ったのだろう。
一応放課後すぐに来て、鍵だけは開けておいた。
デレの方はまだ学校にいるらしい。
指定の濃青のカバンが一つ、彼女の机に乗っている。
('、`*川「……噂でもすれば来るかな」
諺の力は本物かどうか、ペニサスは一人部室にて、デレの噂をしてみた。
('、`*川「……巨乳」
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:52:28.76 ID:1GTOidPDO
ζ(>д<;ζ「ぶへっくしょーいッ!!」
同時刻、デレの唾液が理科室を舞った。
从 ゚∀从「……手で口塞げよ。小学生じゃねぇんだから」
ζ(゚ ゚;ζ「……」
从 ゚∀从「今やっても遅ぇんだよッ」
ごめん……と小さく謝ると、得意の舌打ちを返された。
優しすぎるからか、放っておけば良いのにデレは、ハインの元を訪れていた。
昼前の調理実習で作ったサンドイッチと、余った耳の砂糖揚げ。
前者はペロリと平らげたが、砂糖揚げの方は袋に入れて差し入れにした。
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:56:16.74 ID:1GTOidPDO
从 ゚∀从「……」
今ハインがボリボリ貪ってるのはそれだ。
ただ感謝の意などはなく、視線も窓の方を見つめている。
ζ(゚ー゚*ζ「ハインちゃん……」
从 ゚∀从「……あんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「美味しい?」
意図していた質問とは違ったらしく、ハインの眉がピクッと動く。
暫くしてから何処か悔しそうに、うめぇよ、と呟いた。
ζ( ー *ζ「……えへへ、よかった」
揚げて砂糖を塗すだけの調理工程だが、それでも作った側からすれば嬉しいらしい。
从 ゚∀从「……で? なにしに来たんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「ん……何ってわけじゃないんだけど……。
なんかハインちゃん、元気なかったからさ」
从 ゚∀从「……別に。超元気だよ。
だから帰れ。お前見てるとイライラすんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「……ごめん」
- 14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/18(火) 23:58:40.19 ID:1GTOidPDO
悲しいのかそんな顔をすると、デレは肩を落として顔を伏せた。
その“わざとらしい”仕草がハインの鼻を突くのだが、恐らく気付きはしないだろう。
ζ(゚ー゚*ζ「でも……私はハインちゃんの事、好きだよ。
なんか孤独って感じで格好いいし……」
从 ゚∀从「嫌味か? 私は友達いるよー?ってか?」
ζ(゚ー゚;ζ「ち、違ッ! そんな意味じゃッ!」
从 ゚∀从「いいから帰れよ。孤独にさせろ」
大袈裟に両手を胸前で振るデレを、そんな冷たい言葉が突き刺した。
ζ(゚ー゚*ζ「……うん。ごめんね? 突然来たりして……」
返される言葉はなく、ただ背を向けた白衣からボリボリとした音が聞こえるだけ。
そのままデレは、眉尻を垂らしながら振り返り、部屋の扉へと行こうとした。
从 ゚∀从「……なぁ」
が、数歩進んだところで呼び止められ、もう一度振り向く。
相変わらずこちらに顔は見せないが、話をする気はあるらしい。
- 15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:01:08.06 ID:9fEGC5EbO
从 ゚∀从「アイツは今……何してんだ?」
ζ(゚ー゚*ζ「部長のこと? それなら今……わかんない」
从 ゚∀从「なんで分かんねぇんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「今回の事は全部、部長に任せたから……。
私がする事は今なにも無いんだ」
从 ゚∀从「……ふーん」
ここで初めてハインが振り向いた。
まるで睨むようにデレの顔を数秒見つめると、また口を開く。
从 ゚∀从「お前さ。
アイツに何かあったら、どうする気なんだ?」
ζ(゚ー゚*ζ「……部長の仇を取る」
微笑のままに言う。そのトーンはだが低い。
从 ゚∀从「仇って……」
ζ(゚ー゚*ζ「嘘吐きを調べ上げて、吊して、炙るよ」
从 ゚∀从「……俺、真面目に聞いてんだけど」
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:04:47.31 ID:9fEGC5EbO
ζ(゚ー゚*ζ「真面目だよ、私」
从;゚∀从「……わかんねぇわ、お前が」
言われると、デレは顔を伏せ俯いてしまう。
暫らくハインの怪訝な視線を受けていると、だって……と一つ呟いた。
ζ( ー *ζ「だって……わかんないんだもん。
部長に任せるって事は……その結果に異論を持てないって事なんだから」
从 ゚∀从「……お前、案外難しい単語使うんだな」
ζ(゚ー゚*ζ「……真面目に聞いてよ」
从 ゚∀从「スマン」
唇を軽く尖らせデレが言う。
返されたのは、軽い謝罪と小さなため息。
結局の所はデレもハインも心配なのだ。だが、当人の意志による行動が、
彼女らが持ちうる力よりも強い。それを今までペニサスは知らしめていた。
从 ゚∀从「……お前も同じだったんだな。知らんかったよ」
てっきり心配などなく、信じ切ってるものだと思っていた。
見栄か勢いかは知らないが、昨日のデレの言葉から確かにそう感じた。
- 19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:07:36.36 ID:9fEGC5EbO
从 ゚∀从「……なぁんかアホくさくなった。
なんで一々俺は、アイツに振り回されてんだろうなぁ……」
ζ(゚ー゚*ζ「……でも私は羨ましいな、ハインちゃんが」
不意のデレの言葉は、ハインの頭に「?」を浮かばせる。
ζ(゚ー゚*ζ「今回はハインちゃんがいなきゃ、こうはならなかったでしょ?
部長だってハインちゃんを信頼してるもん。
……でも私は、何も出来ないからさ」
从 ゚∀从「んな事ねぇだろ。第一お前は、今やる事無いって言ってたが……
ちゃんとやらなきゃいけない事。あるじゃねぇか」
ζ(゚ー゚*ζ「え? ……なに?」
分からず、今度はデレに「?」が移る。
从 ゚∀从「ペニの野郎は今忙しいんだろ?
だったら部の指揮執るのは次の部長のお前じゃねぇか。
お前が居るからこそ、今アイツは部に居ないんだろうよ」
ζ(゚ー゚;ζ「……え? そういう事に……なっちゃうの?」
- 22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:11:03.97 ID:9fEGC5EbO
デレだって刊行の事を忘れてたわけじゃないが、どっちみち今日は火曜だし、と思っていた。
だからこそ部室に一応は寄り、直ぐに理科室に来ているのだ。
从 ゚∀从「いつまでも部長に頼ってんなよ。
アイツだってもう、卒業なんだぞ?」
ζ(゚ー゚;ζ「……」
デレのお腹が痛みを訴え始める。
事緊張、中でもプレッシャーというのには弱かった。
全校生徒に見せる新聞を、自分が監修する。
デレには不釣り合いな立場であるが、「やる」と言った以上もう引けない。
ζ( ー ;ζ「ぐッ……お腹が……」
从 ゚∀从「何を今更。お前、その時その時にならないと
事の大小が分からないタイプかよ」
ζ( ー ;ζ「そうみたい……知らなかった……」
それすらも気付かない、デレの性格だった。
从 ゚∀从「まぁ頑張れよ。最初は誰だって失敗するんだしよ」
何故だが偉そうなハインではあるが、他人事だし、自分は部長だし、と躱す言葉はいくらでもあった。
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:14:54.55 ID:9fEGC5EbO
ζ( ー ;ζ「……ハインちゃん、手伝ってよ」
軽く膝を曲げ、腹を押さえながらデレが言う。
しかもよたよたハインを目指し歩きながら、プルプルと震える右手を伸ばした。
从;゚∀从「大袈裟な……確かに手伝う約束はしたが、
別に新聞部に入るわけじゃねぇんだぞッ?」
ζ( ー ;ζ「それでもいいよ……? でも隅っこにハインちゃんの名前は書いて、
ミスにはハインちゃんの責任もある風にするだけだから……」
从;゚∀从「姑息すぎるッ!」
とりあえず責任逃れができればいいらしい。
絶対に上司にはしたくない性格だ。
ζ( ー ;ζ「大丈夫……私自信あるから……」
从;゚∀从「嘘吐けよッ!」
震える右手に掴まれたハインの左腕は、異常とも言える力に引っ張られていく。
鬱血した事で血管が浮き出、青黒く変色していた。
ζ( ー *ζ「約束は守らなきゃ……手伝って貰うよ……」
- 27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:19:09.50 ID:9fEGC5EbO
強く握り締められ、ついに筋肉は破裂、赤い花火が上がった。
「ぐッ……だが、まだッ!」
壊死した右腕を、咄嗟にハインは切り離す
「何ッ!」
プシュという音と共にハインの左目から銃口が伸び
「馬鹿なッ!?」
「死ねぇッ!!」
火を吹くハインの“刻まれた左の眼(モンブガン(モンブランと掛けている(うまい!(ケーキだけに))))”
ガ行が連続した音が響いた。
「……色々と……調子に乗ったな、貴様ッ」
「正直迷走している」
そんなこんなで2人は新聞部部室に着いたのだった。
- 29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:22:07.77 ID:9fEGC5EbO
('、`*川「お、やっと来たか」
ζ(゚ー゚*ζ「あれ、部長……」
从 ゚∀从「……」
噂も言い切ってしまい、結局ただボーッと待っていたペニサス。
待望の人間を見て一息吐いたが、そのおまけを見てクエスチョンマークを浮かべた。
('、`*川「……なにしてんのアンタ」
从 ゚∀从「うるせ。お前に会いに来たんじゃねぇよ」
ζ(゚ー゚*ζ「ハインちゃん、快く手伝ってくれるそうです!」
从;゚∀从「お前、天然じゃないだろ……?」
中良さげになった2人を見ても、ペニサスは興味なさそうにふぅんと呟く程度。
- 31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:25:07.74 ID:9fEGC5EbO
妹分のようなハイン。そんな彼女に友人が出来た事は素直に嬉しい筈なのだが、どこかで寂しくもある。
変な感情を一人、ペニサスは抱いていた。
('、`*川「んまぁ、そんな事より。
ついでだからハインも聞いてきな」
右隣にあったデレの椅子を引き、座るよう促す。
直ぐにハインが貰いッ、とそれに腰を落とし、デレは当たり前のようにその上に座った。
从;゚∀从「重ぇよ!」
ζ(゚ー゚;ζ「重ッ!? そ、そんな事ないよ!」
('、`*川「……まぁ、いいや。
んで、話ってのは明日の事なんだけど……」
食い付くべき話題だったのか、ギャーギャー騒ぐ2人はピタッとそれを止め、ペニサスを見つめた。
从 ゚∀从「明日って……」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、なにか協力的な事で……!」
('、`*川「いや、逆。協力はいらないよー、って話」
ζ( ー *ζ「なんだ……そうですか……」
- 32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:27:36.24 ID:9fEGC5EbO
从 ゚∀从「そんな落ち込むなよ。俺に体重掛かるんだから」
ζ( ー *ζ「はァ……」
从;゚∀从「聞けよお前ッ……!」
('、`*川「……勝手に続けるよ。
とりあえず、今日やる事はあと一つ。
嘘吐きが帰ったあとに、彼女の下駄箱にラブレターを入れる」
ζ(゚ー゚*ζ「ラブレター? 告白するんですか?」
从 ゚∀从「呼び出すんだろ? ホント馬鹿だなお前は」
ζ(゚ー゚♯ζ「……」
从;゚∀从「ぐェッ!」
('、`*川「……そう、呼び出すのさ。明日の放課後、屋上にってね。
んでそれを、裏山からつーに望遠で見張ってもらう」
ζ(゚ー゚*ζ「望遠?」
从 ゚∀从「つー……まさか写真撮る気か?」
- 34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:30:03.73 ID:9fEGC5EbO
VIP市は、海に面してない代わりとして山の自然が多い。
田舎の弊害ではあるのだが、ペニサスはそれを利用する。
現在居る、部室がある校舎はB棟。
出入りできる屋上は教室のあるA棟で、角度的にB棟から撮るのは厳しい。
('、`*川「だからってB棟の屋上から写真撮るのも危険。つーがね」
ζ(゚ー゚*ζ「え? なんで?」
从 ゚∀从「向こうがどれだけの距離を効果範囲にできるか分からんからなぁ」
('、`*川「平気でつーの記憶を消されると、2人とも終わりだからね。
なるべくなら、私の敵意と準備は相手に見せたくない」
という事で、目視できない所からの撮影を選んだ。
最終的に切り札として出せば、つーのリスクは減らせるからだ。
('、`*川「自滅覚悟だとヤバいけど……まぁ大丈夫でしょ」
その“山”は、B棟の裏に広がっていて、まさしく裏山だ。
どれだけの望遠レンズが必要かは分からないが、現代なら可能かもしれない。
その“しれない”が大事なのだ。
あまりに突飛な事でなく、ギリギリ手の届きそうな事。
相手に2択を押しつける、大事な要素となる……らしい。
- 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:32:45.63 ID:9fEGC5EbO
('、`*川「と、いうわけで……まぁ準備は出来たからさ。
心配はいらないから、部活の方よろしく頼むよ」
ζ(゚ー゚*ζ「はいッ!」
('、`*川「……もうちょっと間があると嬉しかったな。
いやその返事は嬉しいんだけどさ……」
从 ゚∀从「贅沢言ってんじゃねーよ」
('、`*川(……なんか随分と……扱い悪くない?)
そんな2人の絡みを暫らく見届けた後、頃合いを見てペニサスは玄関を目指し部室を後にした。
ついでにそのまま帰るらしい。
2人になったオレンジ色の部室で、デレはハインの上にて気合いを籠める。
ζ(゚ー゚*ζ「……よしッ! 頑張らなきゃ!」
从 ゚∀从「つーかあのチビ共は帰ったんだな。
1人じゃ無理だろ? 今日はもう、とりあえず帰れよ」
ζ(゚ー゚´ζ「いやッ! 私はやるよ!!」
从 ゚∀从「あーそう……頑張れよー……」
- 37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/19(水) 00:35:21.05 ID:9fEGC5EbO
ζ(゚ー゚*ζ「ハインちゃんも残るんだよ?」
从 ゚∀从「マジか……」
デレ は にんげんテープレコーダー を てにいれた!
ζ(゚ー゚*ζ「んじゃまずは、ネタを見つけないとね!」
从 ゚∀从「うん、その前に降りろ」
2人はその後、暗くなるまで学校中を歩き回っていた。
そこで手に入れたネタは全て不採用にはなったのだが、
活動に励んでいるデレの顔はどんな時よりも輝いていたとか、いなかったとか。
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