( ^ω^)ブーンは小説を書くようです

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/14(土) 08:37:48.54 ID:in1+hfUK0
  
1、主題とプロット


(´・ω・`)「君は何のジャンルが書きたいの?」

( ^ω^)「ジャンルってなんですかお」

(´・ω・`)「…………」

(;^ω^)「いやその」

(´・ω・`)「ジャンルは小説の部類、区分だ。
      ファンタジーやサイエンスフィクション(SF)、恋愛などね」

( ^ω^)「おっお! それなら僕はファンタジーがいいお!」

(´・ω・`)「うん、ファンタジーね。厨房が選びそうな部類だ」

(;^ω^)「ちょww」

(´・ω・`)「それでいて稚拙な文章ですぐにだめになっていく」

( ^ω^)「ファンタジーはだめですかお?」

(´・ω・`)「別にいいんじゃないの。君の好きにすれば」

(;^ω^)「そうですかお」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/14(土) 08:42:54.74 ID:in1+hfUK0
  
(´・ω・`)「ところでブーン、これを見てくれ」

ブーン(37)
ただの平凡なニート。

( ^ω^)「なんですかお、これは」

(´・ω・`)「細かい事を気にしないでくれ。
      この説明文を見たとき、ブーンはその小説がどんなジャンルか判断できるかい?

( ^ω^)「う〜ん……日常系? それとも恋愛……わかんないです。

(´・ω・`)「では、こうしてみたらどうかな」

バーロー(8)
ふとした切欠で、奇妙な事件に巻き込まれ、次第にその事件を解明していく。

( ^ω^)「ミステリー? 推理物? ファンタジー? さっきよりは絞れるけど………」

(´・ω・`)「まだ曖昧だよね。では、これはどうかな」

ブーン(21)
戦闘組織、ショボーンに所属する男性。
主に、フライパンでの戦闘を得意とする。

( ^ω^)「これはファンタジーですお!」

(´・ω・`)「そうだね。登場人物がいなければ物語は始まらない。
      テーマと登場人物は深く結びつき、それを明確に示す必要がある」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/14(土) 08:49:46.57 ID:in1+hfUK0
  
(´・ω・`)「例えばテーマをファンタジーと決めたとき、その背景にある世界観も限定される。
      ファンタジーには戦闘が………まあ不可欠だろ? それにファンタジーは冒険性を持たせなくてはならない」

( ^ω^)「おっおっお」

(´・ω・`)「だから登場キャラも、先ほどのようにギルドに属しているとかお城の衛兵とかね。
      そんな感じになるんだ。ちなみにこのキャラ設定や世界観だが、プロットと一緒に決めるのがよろしい」

( ^ω^)「プロットって何ですかお?」

(´・ω・`)「辞書引け」

(;^ω^)「(小説・物語などの)筋。構想」

(´・ω・`)「そう、プロットとは物語の筋書きだ。
      これを立てずに勢いだけで物語を書いていると、絶対に展開に詰まるぞ!」

( ^ω^)「勢いで書くほうが楽しくないかお?」

(´・ω・`)「例えばだがな、ある人がブーンがショボーンの町で死ぬ展開を考えていたとする」

( ^ω^)「ちょwwww」

(´・ω・`)「プロット…筋を考えている人は、それについて @誰が A何故 Bどのようにして を明確にした上で進められる」

( ^ω^)「しかしプロットを立てていない人は、無理やりこじつけると」

(´・ω・`)「その通り。そうしているうちに、物語に矛盾が出て来たりする。兵士や機会と戦うは良い例だ」

( ^ω^)「おっお。プロットは大事だお」



15名前: あるブーン小説の作者投稿日: 2006/10/14(土) 08:55:44.92 ID:in1+hfUK0
  
(´・ω・`)「ちなみにプロットを立てない場合、多くは詰まる上で逃亡、もしくは打ち切りをしてしまう人が多い」

( ^ω^)「続いたとしても、矛盾の発生やこじつけのような展開になると、お」

(´・ω・`)「よくわかったね。では、プロットを立ててみようか」


ショボーン 著  「安眠の旅」 
  
○一話(ショボーン登場、安眠マクラを探す旅に出るまで)
  ↓
○二話(ブーンが仲間になる、ビップの町まで行く)
  ↓
○三話(強敵ドクオ出現 ショボーン殺される)
  ↓
○四話(ブーン、ショボーンを蘇生する為のアイテムを探す)
  ↓
○五話(ショボーン復活、ドクオの根城へ)
  ↓
○最終話(ドクオ撃破、安眠マクラを入手)


(;^ω^)「なんというかこれは……」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞ。それはともかく、どうだい、このプロット
      一話ごとの詳細までは書いていないが、何も考えずに書くよりはましだと思うだろう?」

( ^ω^)「確かにそうだお。こうやって道順があったほうが進みやすいのは、当たり前だお」

(´・ω・`)「プロットは本当に大事なんだよ」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/14(土) 09:02:45.07 ID:in1+hfUK0
  
(´・ω・`)「安眠の旅の一話で、さらに深くプロットを立ててみよう」

( ^ω^)「おっお」

(´・ω・`)「さて、この一話ではショボーンが安眠マクラを探す決意をするわけだが。
      その目的、動機などを考えなくては行けないよ。理由なしに起こる物事はないからね」

( ^ω^)「把握ですお」

(´・ω・`)「例えば、こんなのはどうだろう」


ここの所、毎晩なぜか眠ることのできないショボーン。
医者には不眠症と診断され、睡眠薬ももらったのですが一向に眠れません。

そんなショボーンは、ある日町のはずれで安眠マクラの噂を聞きます。
ショボーンはそのことを図書館で調べました。すると、かの大魔王ドクオが持っていたことが判明しました。
どうしても眠りたいショボーンは、その安眠枕を探すたびに出るのでした。


(´・ω・`)「これを詳細に文章にすれば、まあ大体良い感じでお話になるだろう」

( ^ω^)「展開に詰まることもない、お」

(´・ω・`)「そうそう。それで、各話ごとに登場人物の詳細も考えていけば良いのさ。
      物語は登場人物をどう動かすか、起承転結をどう使うかによって決まるからね」

( ^ω^)「把握したお! テーマとプロットは大事ですお!」

(´・ω・`)「よくわかったようだね。よろしい」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/14(土) 09:08:05.79 ID:in1+hfUK0
  
(´・ω・`)おさらい(^ω^ )


(´・ω・`)「主題は、あらかじめ決めること!」

(´・ω・`)「主人公は、主題にそって決める。
      ちゃんとそのキャラの個性、役割も考えよう。
      プロット作成と同時に決めることをお勧めするよ」

(´・ω・`)「書く前には、プロットを作成すること!
      各話の詳細とは行かずも、全体の流れくらいは書いておこう」

(´・ω・`)「勢いで書くな! つまるぞ!
      お前はよくても読者はよくない!」


(´・ω・`)「分かったかな、ブーン」

( ^ω^)「わかりましたお、ショボーン先生!」

(´・ω・`)「ふふ。では今日はこのくらいにしよう」

( ^ω^)「把握ですお。では僕はこれで」

(´・ω・`)「明日の朝、またここにおいでね」

( ^ω^)「おkですお〜」


主題とプロット 終



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