( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです
- 41: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:06:22.44 ID:bFPGFHyC0
- おさらい
・チーム
・若奥様
・発進だ!
あれから弟者は一週間帰ってこなかった。
もう二度とこの家の玄関を踏む事は無いと言うのか……
( ´_ゝ`)「おいクー、醤油とソース取って」
川 ゚ -゚)「目玉焼きにどちらもかけるのか?朝っぱらからカロリー高いな」
( ´_ゝ`)「このクソ生意気な白身と黄身を黒く塗り潰さねぇと気が済まないのさ」
皿の上が黒く染まる。もはや何の料理だかが分からない程に。
('A`)「馬鹿野郎!目玉焼きにはケチャップとレモン、メロン、ブルーハワイ、オレンジ
グレープ、ピーチのカキ氷シロップだろーが!!」
どう見ても病気です、本当にありがとうございました。
( ´_ゝ`)「そういや弟者は何かけてたっけな……目玉焼きに……」
('A`)「その名前を出すな兄者、奴は前回でもう消えたキャラだ」
川 ゚ -゚)「そうだ、デリートされたキャラだ」
( ´_ゝ`)「なんかやられたみたいなキャラだな」
- 42: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:07:25.94 ID:bFPGFHyC0
- ( ´_ゝ`)「さて散歩でも……」
ライフワークの為玄関のドアを開けようとしたとき、ふと声が聞こえた。
アハハハ……キャッキャッ……
( ´_ゝ`)「小学生の声……通学の時間か……」
「小学生」このワードで頭に浮かぶのはやはり、つと……もといしぃちゃん。
(*゚ー゚)「あはは、それでねー……」
( ´_ゝ`)(うっ!この声は……)
自分家のドアを内側から聞き耳を立てる奇妙な光景がそこにあった。
「アハハハwwwwwしぃ面白―い」
「あるあr……ねー……あるあるwwwwwwwww」
( ´_ゝ`)「……」
どうやらこの様子じゃ友達も出来たみたいだ。
( ´_ゝ`)(俺はもういらないな……あの時の誤解を解く必要も無くなった……)
そんな事を考え、ドアを開けるのを止めた。
- 44: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:10:21.81 ID:bFPGFHyC0
- ('A`)「それではチーム若奥様、記念すべき一回目の活動内容とは!」
川 ゚ -゚)「wktk」
('A`)「不審なストリートミュージシャン作戦!!」
( ^ω^)『おいすー、不審な解説人ブーンですお!不審なストリートミュージシャン
作戦とは明らかに場違いな所で気味悪く音楽活動を行う作戦だお!!』
( ´_ゝ`)「おい、人に迷惑だけはかけるなよ、一応ここが拠点なんだから」
('A`)「わーってるよ、不審者たるものあくまで不審者、犯罪に手を染めちゃいけねぇ」
川 ゚ -゚)「犯罪を犯した瞬間、不審者は犯罪者になるからな」
( ´_ゝ`)「別に誰でも犯罪犯せば犯罪者だろ」
('A`)「じゃあ行くぞ!!俺達三人の新たな旅が始まるんだぜ!!」
(;´_ゝ`)「おい!俺は行かないぞ!てか場違いな場所って何処だ!?」
- 45: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:11:26.06 ID:bFPGFHyC0
- ('A`)「汗を拭って歩いた道♪
野原で見つけた小さな花♪
幼い日の手のぬくもりが帰ってくる♪」
ガシャン!
ドクオの手に冷たい鉄の輪がはめられた。
( ><)「オラ、さっさと歩くんです!」
('A`)「場違い過ぎたな……」
川 ゚ -゚)「流石に警視庁前はな」
( ´_ゝ`)(なんで俺も来てるんだろう……)
↓その屋上にて
( ,_ノ` )y━・~~~「な、なんだあの野郎共……不審者過ぎるぜ……どれ」
男はスカウターのような物ですぐさま数値を叩き出した。
( ,_ノ` )y━・~~~「紫の女は7880……
マントの変態は2億か……さて黒ずくめはっと……
不審オーラ……50000、600000……馬鹿な!まだ上がっていく!」
( ,_ノ` )y━・~~~「こいつらは早めに潰しておくか」
ぶっきらぼうにそう言い放つと、ずいぶんとゴツい銃を取り出した。
- 46: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:13:07.40 ID:bFPGFHyC0
- 川 ゚ -゚)「ん?会長、パンツの尻部分に赤いポチッとしたものが出来てるぞ」
('A`)「え?まさか血便!?やべえwwwwwwwwww」
( ><)「どうでもいいんです!」
( ´_ゝ`)(いや違う……アレは狙われている!)
( ,_ノ` )y━・~~~「死にな……最後にアナルを拡張してやるよ……」
銃弾が放たれた。
(;´_ゝ`)「ドクオ姉ちゃんパンツ丸見え!」
('A`;)「え!?ウソ!?マジで???」
川 ゚ -゚)「元からだろ」
- 47: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:16:29.27 ID:bFPGFHyC0
- 間一髪。
銃弾はドクオの数ミリ横を過ぎ去って地面にめり込んだ。
('A`;)「WOW!」
(;´_ゝ`)「WOWOW!」
川 ゚ -゚)「受信してないだろ」
(;><)「これは……渋沢の奴早すぎるんです!!」
川 ゚ -゚)「……!また来るぞ!」
( ,_ノ` )y━・~~~「必殺……マシンガンズレインキャノン」
※マシンガンズレインキャノン――――撃ちまくる事である。
( ^ω^)『廚くせぇwwwwwwwwwwww』
ズダダダダダダダッダダッダダッダダダダダ
(;><)「こっちまで殺す気ですか!!」
('A`)「それより僕と踊りませんか〜♪」
雨のように降りかかる銃弾、まさに踊るように逃げるしかなかった。
- 48: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:19:08.08 ID:bFPGFHyC0
- ( ,_ノ` )y━・~~~「逃がさんよ」
サーフボードがハングライダーに変形し(うろ覚え)渋沢という男が飛んできた。
川 ゚ -゚)「飛んできながら撃ってきたぞ」
(;´_ゝ`)「アルUzeeeeeeeeeeeeee!!」
('A`)('A`)('A`)('A`)「どうも古田兄弟です」
( ><)「それは鏡なんです!」
( ,_ノ` )y━・~~~(こいつらなんでこんなに余裕なん?)
('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)「坊やだからさ」
( ,_ノ` )y━・~~~「グライダースカイジェットマシンガン!!」
ズダ
( ,_ノ` )y━・~~~「おっと弾切れか」
川 ゚ -゚)「チャンスだ、あいつが降りて来たら全員でリンチだな」
( ,_ノ` )y━・~~~「そんなのアリですか」
( ´_ゝ`)「てかコイツなんで俺らを狙ってきたんだ?虹色マントが不快だったか?」
('A`)「そんなん言われたら生きていけませぬ」
- 49: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:22:21.90 ID:bFPGFHyC0
- ( ,_ノ` )y━・~~~「着地!」
( ´_ゝ`)「よし、やっちまえ!」
川 ゚ -゚) ('A`)( ><)「「「 オ ウ ! 」」」
( ,_ノ` )y━・~~~「うわあああああああああああああ!!111」
腹を、顔を、股間を殴られる蹴られる……その度に痛みが痛みを呼ぶ。
ゲボッと渋沢は血反吐を吐いた。
ヌチャリという音を立て、それはコンクリートにへばり付く。
拳を受けては胃液と嘔吐物と血が喉を通過した。
もう出すものなど何もない……しかし目の前のそいつらは攻撃を止めない、
脳が揺さぶられる渋沢。血が足りなくなるんじゃないかと思う程だ。
そして窮地という場所に立ち、ドクンドクンという音が次第に大きくなっていった。
彼らが拳を止めた頃には、渋沢はすでに口の中は血で渇ききって虫の息すら無い状態だった。
暴力を振るっていた男女四人は徐々に慌て始める。
「なぁこれヤバイんじゃないの?」
「俺警察に捕まりたくないよ!」
「なんとか死体を隠そう」
「そうだ、誰にも見つからない場所に……」
合意した四人はもはや人と呼べない渋沢を車に乗せ、山奥へと走っていった。
途中進入禁止の看板があったが無視をした。
「この辺でいいだろう」
主犯格の男がそう言うと残りの三人は渋沢をトランクから出し、崖からつき落とした。
笑う四人、完全犯罪だ。誰にも見つかるワケない。
そんな事を言い合っていると、急に足元がグラッと揺れる感覚がした。
「やばい!崩れる!」
一人がそう言ったがもう手遅れ、四人とも奈落の底へ落ちていった。
四人の死体は今も見つかっていない。
- 51: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/09(月) 00:25:21.68 ID:bFPGFHyC0
- ( ,_ノ` )y━・~~~「てな事になるからやめろ!」
( ´_ゝ`)「ねーよwwwwwwwwwwwww」
( ,_ノ` )y━・~~~「フン!本格的に不審者狩りが始まればお前らケチョンケチョンだぜ?」
川 ゚ -゚)「不審者狩り?」
( ,_ノ` )y━・~~~「あ」
(;><)「渋沢さん……その情報は漏らしたらいけないとボスが……」
( ,_ノ` )y━・~~~「今のナシ!」
( ´_ゝ`)「おせーよwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwwww」
('A`)「あれだろ?紅葉狩りみたいなー、家族連れで不審者を見ながら山歩いたり……」
( ,_ノ` )y━・~~~「そんな事するわけねーだろwwwwwwwww」
(;><)「せっかく勘違いしてくれてんのにそりゃないんです!!」
( ´_ゝ`)「なにやら仲間割れのようですね」
( ,_ノ` )y━・~~~「今日のところは退散だぜ!」
(;><)「あんたが悪役みたいなんです!」
チ ー ム 若 奥 様 勝 利 ! !
戻る/次のページ