( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです

27: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:37:49.97 ID:qNxGQd3G0
サダコの暴走により、夜でも明るいエロゲ町がすっかり黒に包み込まれている。
ある意味兄者は目立たないのでアリっちゃあアリだが。

(ツトム)「逃げるなら何処がいいかしら……やっぱセントクリストファーネイビス?」

( ´_ゝ`)「逃げるんじゃない、戦うんだよ!
      一応俺アクションには定評あるしな」

川 ゚ -゚)「だが遊びすぎたせいか、まだ寝足りないな」

( ´_ゝ`)「じゃあ家に帰って夜明けを待つか」

そう言って寝るために我が家へと帰っていくのであった。
バケモノと戦う弟者や、警察と一騎打ちしているドクオを見捨てて。

( ´_ゝ`)「大丈夫大丈夫、明日活躍すればおk」

「明日宿題やればいいやwwwwwどうせまだ七月だしwwwwwww」とか考える
夏休み中の中学生と思考が一緒である。

余談ではあるが作者の中学時代は悲惨な物であった。
登校するときは山道を自転車で下りていかなくてはならないため、
チキンな作者は毎日ブレーキかけまくりながら下っていった。
前置きに三行も持ってかれるとは思わなかった。
まぁウンコ轢いたタイヤで婆さんも轢いてしまったとかそんなんです。



28: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:39:31.65 ID:qNxGQd3G0
――――弟者VSサダコ――――

いつになく弟者は冷静だった。

(´<_` )「攻撃が単調だな、そんなリズムじゃぁ俺の心のメトロノームは
      狂わせられないぜ?」

オサレな台詞を吐く余裕すらある。

川д川「フゥー……フゥー……」

事実、サダコは相手が一般人ということもあり、やる気が出ないということもある。
だがそいつは敵、不審者を庇う奴こそ不審者のはずだ。



29: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:40:15.78 ID:qNxGQd3G0
川д川「ウニョラ――――――――ッ!!」

(´<_` )「トッピロキ〜」

上着を闘牛士が使うマントの代わりにして、鮮やかにサダコの突進をかわしてみせる。

(´<_` )「ストレートな愛は悪くない……ただ俺を落とすには内角低めじゃないとな」

それにしてもこの弟者ノリノリである。

川д川「た〜らこ〜た〜ら〜こ〜た〜っぷ〜り〜た〜らこ〜」

(´<_`;)「ぐっ!何だコレは!?呪文か?」

おや?サダコのようすが……?



30: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:41:20.79 ID:qNxGQd3G0
テッテーテッテーテッテーテーテーレー

川д川「ぐぅ……ぐぐぐっ……」

当初は人間と大して変わらなかった身体が大きくなっていくサダコ。
進化は止まらない、止めてはならない。

(´<_`;)「Bボタン!Bボタン!」

テーテーテーテレレレッテレー

川川д川川
おめでとう!サダコはサダコ第二形態に進化した!

サダコ第二形態にニックネームをつけますか?
はい
→いいえ
 耳をすませば

おとじゃはいっしゅんでふきとばされた!
そういうわけで弟者は壁に大の字でめりこんでいた。まさにマンガ。

(´<_`;)「あいつ……全く攻撃が見えねぇ……」

志村ースレタイスレタイ、もはや兄者も不審者も二の次三の次で
日常からバトルへの路線変更、ジャンプではよくあること。



31: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:42:27.58 ID:qNxGQd3G0
――――ドクオVSワカンナイデス――――

舞台は店の外へ(サダコが危ないから互いに意見一致で出た)

('A`)「暗いな、そういや深夜だった」

( ><)「不審者に注意しなきゃならない時間帯なんです!」

('A`)(暴力を振るうのは簡単だ……だがそれでは公務執行妨害で犯罪者になる……
   不審者たる者、犯罪を犯してなどの勝利はありえん!」

('A`)(こうなったら感動のエピソード作戦だ!)

( ^ω^)『説明しよう!感動のエピソード作戦とは感動的なエピソードで
      敵の戦意喪失を謀る作戦なのだ!」



32: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:43:25.35 ID:qNxGQd3G0
『肩たたき券』
「ママお誕生日おめでとう!これ僕からのプレゼントだよ!」
当時6歳の僕は意識していなかったが、うちの母の誕生日と母の日が被っていたのだ。
今から考えると折り紙で何でもいいからカーネーションをあげたかった。
だが6歳の僕が母にプレゼントしたもの……それは画用紙を切ってクレヨンで
『かたたたたきけん』と書いた一枚の券。
『た』が一つ多いことなんて気にもせず、母は笑って
「ありがとう、大事にとっておくね」
と僕の頭を撫でながら言った。
そんな優しい母は病弱だった。
キッチンではなく病室にしかいない母。
料理ではなくゴホゴホと咳ばかりしてる母。
そして――――――心は温かいのに、手は冷たい母。
僕がしてあげられること、今日一日のことを全部母に話してあげる。それだけ。
そんな母は今全国ツアーの真っ最中だ。

母「チャッス、ストロンガーマザーズです、今日は来てくれてアリガトッ!」

ワァァァァァァ……キャアアアア……

僕はベース、父はギター、祖母はドラムでリーダーの母は三味線(エレキ)。

僕たちストロンガーマザーズの魅力は何と言っても母のハスキーボイス、コレが売り。
だけどいざ演奏になると母は三味線しか見えなくなる、コレも売り。

母「それじゃ聴いてください、谷川俊太郎で『春に』」



33: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:44:10.16 ID:qNxGQd3G0
( ><)「全俺が泣いたんです!」

('A`)(さて連続攻撃だ)

('A`)「あなたはたしかおじいちゃんと二人暮しよね、ご両親はどうしているの?
   あなたのお母さんのことだから今頃どこかで
   ろくでもない男とイチャイチャしてるんじゃない?
   小さい頃からあなたを保育園に預けっぱなしで
   若い男と遊びまわり、結局あなたを捨てて出て行ったくらいだから、
   お父さんはそれ以来酒びたりで、挙句の果てに暴力沙汰を起こして
   今は刑務所にいるんでしたっけ?
   きっとお父さんあなたにも暴力を振るったりしたんじゃない?
   お前は俺の子供なんかじゃない
   男好きの母親がその辺のヤツと作ったに決まってる、とか言って
   お母さんこう言わなかった?『あんたのせいで私の人生メチャクチャに
   なったのよ、あんたなんか本当は産みたくなかったの』
   なんであなたがいつもふざけているのか教えてあげましょうか?
   本当は一人ぼっちで寂しくてたまらないのを誰にも知られたくないからよ、
   あなたは将来の事を考えると不安で不安で泣き出したいの
   誰かに甘えたくてたまらないの、大声で助けてって叫びたいの
   だけどそんなことも出来ないから弱虫の癖に強がっているだけ、
   要するに現実から逃げ出しているだけなのよ、あなたは、
   本当は怖くてたまらないんでしょう?
   親が言ってたみたいに自分は誰にも好きになって貰えないんじゃないかって、
   将来誰にも愛されないんじゃないかって、多分そうね
   事実この警視庁の中であなたのことを好きな人が一人でもいるかしら」



34: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:47:21.58 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「もうやめて!
         確かにこいつは馬鹿でお調子者でどうしようもないヤツだけど
         でもこの前私が遅刻しそうになったとき、
         わざとボスの気を引いて助けてくれました
         私が代表委員でトイレ掃除やってて塾に遅れそうになったとき
         あとは一人でやっておくから先に帰れって言ってくれました
         よく考えたら一年生のとき友達がいなくて
         いつもひとりで遊んでた私に最初に声をかけてくれたのがこいつでした
         3年のときに私がいじめられて
         靴が片方無くなったときも夜遅くまで一緒に探してくれました
         公務員試験のとき、リレーで転んで落ち込んでいたら
         いつものように馬鹿なこと言って笑わせてくれました
         そんなことしらないでしょ変態は
         こいつは変態がしらないようないいところがいっぱいあるんです
         優しいところもいっぱいあるんです
         お母さんとお父さんがどんな人かなんて私には関係ない
         私はこいつの事好きです、大好きです」

( ><)「ギャボォッ!」

精神的に耐えられなくなったワカンナイデスが倒れた。
これをいいことにワカンナイデスの懐から手錠の鍵を奪うドクオ、
いつの間にかいる渋沢。

( ,_ノ` )y━・~~~「熱くて悪いか?」



35: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:48:41.48 ID:qNxGQd3G0
( ^ω^)『おちんちんびろーん』

( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです〜戦争編V〜

川川д川川「グヒャヒャヒャ!!」

サダコ第二形態の前に遂に弟者が倒れる。

(´<_`;)「クソ……情けない……」

その圧倒的な力の前ではガトリングガンキックスも通用しなかった。
(変な輪の中で全部さばかれた)



36: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:50:34.01 ID:qNxGQd3G0
サダコは倒れている弟者を通り過ぎ、ドクオの元へ進む。

幸い弟者の不審オーラはショボいもので、サダコの狙う2億の首の前では興味すら
湧かせて貰えなかった。
前菜で最初に食われてた一般人のことを考えてやると超ラッキー。

ところでラッキーと言えばポケモンである。
誰かポケモン(初代)の攻略本で白黒ページにあった
主人公がマスターボールでカスミをゲットしたとかいう奴しらね?
主人公の証言が「女の子の友達が欲しかった」みたいな奴で当時大爆笑だったんだが。

('A`)「そんなことはどうだっていい」

( ,_ノ` )y━・~~~「そうそう、大事なのは僕らのバトr

川川д川川「みぃつけた〜」

( ,_ノ` )y━・~~~('A`)「ちょwwwww僕らのバトルがwwwwwwwww」



37: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:52:48.88 ID:qNxGQd3G0
ここでドクオの右腕が思い出したように痛み出す、そう、思い出したように。

('A`)「なんとかブリーフを包帯代わりに巻いてるが……血が止まらない……」

( ,_ノ` )y━・~~~「ちょwwwそれお前スッポンポンwwwwwwwww」

('A`)「何がスッポンポンだよ、俺なんて野球拳の時全部脱がされても
   まだチン毛があるって言って続行したんだぜ?負ける度に一本抜いたんだぜ?」

川川д川川「いただだだだきままままっまwwwwwwwwwwっうぇwwwww」

ドクオの拳がサダコの腹にクリィ――――ンヒット。

('A`)「拳があちーぜ!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「シローうぜぇwwwwwwwwwwwwww」



38: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:53:48.09 ID:qNxGQd3G0
ここで渋沢は悩んでいた、偵察のため来て見たはいいがこの状況だと俺がサダコを
止めたと世間に知れ渡ればヒーローになれるんじゃね?とか
いや、サダコはドクオさえ食わせれば大人しくなる(ハズ)、だから
自分は危険を冒さずあくまで傍観者でいいや、などなど……

( ,_ノ` )y━・~~~「まぁ成り行きにまかせればいいか」

と、口走った瞬間。

('A`)「うおっ!まぶしっ!」

いつも通り糞真面目に太陽の奴が昇り始めた、夜明けだ。

川 ゚ -゚)「……朝っぱらから何をやっているんだ兄者?」

( ´_ゝ`)「ボクらの太陽」



39: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:55:02.97 ID:qNxGQd3G0
川 ゚ -゚)「戦いに行くんじゃなかったのか?」

( ´_ゝ`)「……弟者も……変態も帰ってきてねぇじゃん……
      つまり二人ともやられたんだよ、なんで今更俺が……無理だって」

(ツトム)「そんなことないわよ、力を合わせれば……」

( ´_ゝ`)「力ってなんだよ?あんなバケモノ見といてよくそんな言葉出てくるな、
      敵うワケねぇだろ!そもそもこんなムチャクチャな展開に
      ついて行けるかってんだ!俺が主役張る事自体そうそうないのに……」

川 ゚ -゚)「……」

( ´_ゝ`)「てか俺は不審者なんかじゃねぇって今の今まで主張してきたじゃん!
      なのになんでいつの間にかターゲットにされてるんだよ……
      やってられるかってんだ……クソ……」

(ツトム)「甘えんじゃねぇよ豚野郎!!!」

ツトムのビンタが兄者の頬をメコメコいわせる。

(ツトム)「兄者のバカ!意気地なし!もう知らない!」

(´・ω・`)「全くだよ兄者」



42: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:57:18.65 ID:qNxGQd3G0
( ´_ゝ`)「……ポリスいつの間に……」

(´・ω・`)「ついさっきさ、用事があってね」

川 ゚ -゚)「チーム若奥様に協力してくれるという用事か?」

期待をこめて聞いてみる、しかししょぼくれ顔はしょぼくれたまま、静かに口を開く。

(´・ω・`)「逆だよ、僕の仕事知ってるよね?
     元々君達とは敵だったハズだよ……」

( ´_ゝ`)「!!!」

(´・ω・`)「仲間はいないから安心してくれ、僕一人で来たんだ、ケジメをつけにね」



43: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:57:56.45 ID:qNxGQd3G0
そう、これまでショボンはなんだかんだで兄者やドクオを逃がしてきた。
それも勝手な独断で。
サダコが暴れ、不審者狩りが本格化しようとしている今日この頃、
自分自身の手で愛すべき不審者を潰す。
これがショボンのケジメ。

川 ゚ -゚)「兄者、必要な物を持ってさっさと外に出ろ、
     こいつはツトムがやる」

(ツトム)「そういう指名はねーよwwwwwwwwwww」

(´・ω・`)「僕が相手をしたいのは兄者だ、カマキャラに用はない
     そもそも男が女っぽくして男に近寄ろうとするやり方が気に食わない、
     男なら男のままで男を愛せ!!」



44: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:58:47.63 ID:qNxGQd3G0
(ツトム)「んだと……言ってくれるじゃないおまわり……」

(´・ω・`)「子宮内膜から出直しな」

バァン!

二つの拳が交差して、互いの顔を殴りつけている。クロスカウンターみたいな。

(´・ω・`)「この僕に血を……」

(ツトム)「私の顔に傷を……」

「「表に出ろ」」ハモる、二つの声が同時に響く。
庭に出た二人はそりゃもう殴る蹴る殴る殴る。
血ヘドを吐きながら、胃液を出しながら、コラーゲンを出しながら。
その二人がオラオラ無駄無駄してる間に兄者とクーは身支度を済ませ出て行った。

川 ゚ -゚)「分かったろ兄者、みんな戦っているんだ」

( ´_ゝ`)「……とりあえずエロゲ町にまた行ってみる、
      べっ別に弟者と変態が心配なわけじゃないんだからねっ!
      被災状況が見たいだけなんだからね!」

川 ゚ -゚)「はいはいツンデレツンデレ」



46: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:01:54.69 ID:qNxGQd3G0
川川д川川「WRYYYYYYYYYYYY!!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「まずい!こいつは太陽の光を浴びると……」

('A`)「どうなるんだ!?お肌が弱いのか?ボクタイがやりたいのか?」

サダコの全身から荷電粒子砲が放たれた。

( ,_ノ` )y━・~~~「やべぇっ!」

元々崩れかけていた建物が音を立て崩れていく。
渋沢は携帯電話を取り出し、何者かと連絡をとろうとする。

( ,_ノ` )y━・~~~「俺だ!まずいぞ!サダコは今日が生理だったようだ!」

(   )『え……マジで……?ヤヴァイじゃんそれ』

( ,_ノ` )y━・~~~「このままじゃ日本が滅ぶかもしれんぞ!!」

(   )『…………わかった……私も出動する』

川川д川川「ちょwwwちょわwwwwちょっwちょっwちょwwwwww」

再び光線が火を吹く、前方位からの無差別攻撃。
そのままサダコは走った。当てもなく走った。光線を出しながら。



47: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:03:37.92 ID:qNxGQd3G0
(;´_ゝ`)「なんだあの光は!?フレッツか……?」

川 ゚ -゚)「いや……光る海光る大空、光るマンションだろ」

やっとこさでエロゲ町に着いた兄者とクー、正しくはエロゲ町だった場所だが。

(;´_ゝ`)「しかしひでぇな……ほとんどの建物が倒壊している……」

('A`)「ボクの肛門も倒壊しそうです!!」

川;゚ -゚)「会長!なぜ生きている……」

('A`)「お前ら……なんで来たんだ……早くにげr

銃声が鳴り響く、それに合わせドクオが倒れた。

('A`)「あべしっ……」←最期の言葉

( ,_ノ` )y━・~~~「めしとったり!」

川 ゚ -゚)b「やった!会長しっかりしろ!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「よし、こいつをエサにサダコを止め……」

(;´_ゝ`)「そうはさせるか!!」



48: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:04:36.28 ID:qNxGQd3G0
(;´_ゝ`)「うおおおおおっ!!」

ドクオの服を剥ぐ兄者、そういう趣味だったのか兄者!
レインボーマントと黄色ブリーフを奪う兄者、ホントは欲しかったのか兄者!
マントを装着しブリーフを被る兄者、狂い始めた兄者!
ズボンとパンツを脱ぎ出す兄者、人間をやめた兄者!

たった今、一人の人間が死んだ、しかしその瞬間、一人の究極完全不審者が誕生したのだ!

く……ふふ……ふははははははは は は は は は は

( ´_ゝ`)「そうだ僕が不審者だ」

川 ゚ -゚)「夜神ktkr」

( ´_ゝ`)「ならば」
( ´_ゝ`)「どうする」
( ´_ゝ`)「ここで殺すか?」
( ´_ゝ`)「いいか」
( ´_ゝ`)「僕は不審者」
( ´_ゝ`)「そして」
( ´_ゝ`)「このお話の主人公だ」

頑なに自分は不審者じゃないと主張してきた兄者がついに自分の不審っぷりを
認めた奇跡の瞬間だった。



49: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:06:08.59 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「こいつっ……なんだこの不審オーラ……」

黒帽子の上から黄色ブリーフを被り、黒パーカーに虹色マント、
下半身だけは生まれたままの姿になっている。
でも安そうな黒い靴は履いている
スカウターがビキビキと悲鳴をあげる、その数値はざっと……

( ,_ノ` )y━・~~~「三億四千万……こいつだ……こいつこそサダコの生贄に相応しい」

対照的に身包み全部剥がされたドクオはただの露出狂みたいになっており
不審オーラはガタ落ちしていた。(でも二十万弱)

( ´_ゝ`)「俺が不審者……自分では否定していたさ、心の中でも……
      だが本当は気づいていたんだ!自分が不審臭いってことに!!
      もう本当のこと言うと物語始まって5レス目くらいで感じていたよ!!
      でも認めたくなかった……認めたら自分が自分で無くなるような気が
      していたんだ!!」

ガレキの中心で全てを暴露する兄者。ごーまんかましてよかですか?

川川д川川「んぎゃおおおおおおおおおお!!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「チッ……ボスが来る前にサダコが来やがった……
          いや、せっかく凄い不審者が現れたんだ……コイツを餌食にするか」

( ´_ゝ`)「やってみろ、俺は負けねーよ」



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